最初から最強ぼっちの俺は英雄になります

総長ヒューガ

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メモワール

四百三十八話 トラウマ

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30年振りの再会

レンはクレアとアンリデットの前に現れた

「ふぅ、ようやく来れたぜ」

「レン…………ど、どうやって………?」

「あの方っていう人に助けてもらったんだよ、救える人は一人だったがな」

「あの方ってまさかぁ、ギレット王が言ってたやつかなぁ?」

頷いた

つい昨日のことだった

~回想~

なんも出来ないまま、閉じ込められている

「もうかなり、経ちましたね。うんざりですよ」

「私もうんざりだ、クレアとアンリデットは無事なんだろうか」

「なぁ、なんかさっきからループしてね?」

「ループ?タイムリープ的なことですか?」

レンはそう感じていた

ループがずっと起きていることに気付いている

時間がずっと戻っている感覚があったからだ

ずっと退屈だった

「マジで退屈すぎるわ、出れないからこそだよな」

「ああ、マジでそう。出れないからこそイライラする」

「仕方ありません、記憶が閉じ込めましたからね」

記憶に閉じ込められたことはみんな知っている

  だからずっと退屈でずっと暇をしているから誰かに助けてもらいたかった、でも周りには一人も見当たらないから無理だった。どうやって記憶から出るのかを考えてみたんだがやっぱり思い付きはしなかった、なぜならこの記憶の塊みたいなヤツは何をしても壊れないからだ。魔法を使おうとも壊れないしでどうすればいいのかも分からない、出れないんだったら無闇に攻撃するのもリスクはあるだろうからやめておいた。それからかなり経っていたがそれでもまだ助けすら来ないようだ
  みんな退屈すぎてずっと寝っ転がってはいるがクリアするまで終わらないと考えるとかなりイライラするだろう、ここにずっと居たら頭おかしくなるくらいにずっと居るくらいだ。それくらいにこの塊の中に居るんだから外に出てくれたっていいと思っているんだが出してくる無いんだろうか、このままでは退屈すぎてぶっ壊したくなる。でもぶっ壊せないから余計にイライラするくらいだ、早く出して欲しいものだ

「ぬぁーーーー!マジでイライラする、なんなんだこのメモワールってとこは」

「分かりませんわ、ただ普通じゃありませんわね。このメモワールは」

「ああ、やっべぇよ、意味分からねぇ」

「誰もいないな、どうするか…………」

レンが考えているとある人物が近寄ってきた

それはギレット王が言っていたある方だった

その人が記憶の塊の前まで来ていた、助けに来たのだろうか

記憶の塊の前に止まった

「大丈夫かよ、あんたら」

「あの貴方はどちら様ですか?」

「もしかして……………」

「ああ、オレが多分ギレットのヤツが言ってた″あの方″だ。よろしくな」

ようやく助けが来たらしい

  ここまでめちゃくちゃ退屈だったがようやく助けが来たお陰でようやくここから助かるのだがあの方という人にもちゃんと限界があるから助かる人数は少ないだろう、だから全員は助けられないから英雄ギルドの誰かが行かないといけない。ということは一人しか記憶の塊から出ることしか出来ない感じだ、この記憶の塊は魔力量を多く使って作り上げたものだから流石にあの方でも壊せない塊のようだ。なら英雄ギルドから出るのは一人しか居ないだろう、クレアが一番に愛してる人はレンしか居ない
  だからレンはクレアとアンリデットが居る場所に向かうしかない、クレアとアンリデット以外にも強敵は潜んでいるらしくてそれは記憶ではなくて人間だからこそレンに警告をしておいた。このメモワールという場所はやけに魔力を感じているから気をつけた方がいいだろう、メモワールというとこはとんでもない場所ではあるが人間も紛れているという情報をあの方から貰った、これはとんでもない波乱万丈な生活になる

「あんたはとりあえず、古代の武器2の場所へ向かいな、そっから嫌な予感がしてるからな」

「分かった、ありがとう」

「礼なんていいさ、朝飯前だっちゅうんよ」

「ああ、じゃあ、行ってくる」

最後まであの方の名前は分からなかった

英雄ギルドも見送ってくれた、記憶の塊の中だが信頼している

レンなら全てをやってくれると、クレアとアンリデットを助けてくれると

やってくれなきゃ送った意味が無いわけだ

「さて、メモワールの中に着いたわけだが……………この先に居るって話だよな?」

ーー君をステージへご案内~

「は?」

そしてこうなったわけだ

~回想終了~

  色々ありすぎてなにから話せばいいのかが分からないからとりあえずは全部話してみたんだがクレアとアンリデットは完全にポカーンとしていて理解していないようだ、クオーナ・ジェルチは何言ってんだこいつという顔をしてこちらを見ていた。どうやら3人にはちゃんと説明は出来なかったようだ、レンは首を傾げながら何が起こっているかを理解していないようだ。相変わらずのレンだったからクレアとアンリデットは顔を合わせて笑ってしまった、なんで今更ビビっていたんだろうか
  ビビる必要なんて無いのに馬鹿らしくなってきていたから笑ってしまったようだ、レンは本当に戦い以外は天然なとこ多いから可愛いなと思ってしまう。でも戦いになったらいつも真剣で必死に守ってくれようとしてくれるレンをクレアは好きだった、だが今考えている暇は無いだろう、クオーナ・ジェルチを倒さないと行けない。悪の組織を放ってはおけないからだ、でもここで勝てるかなんて思ってないし、自信は無い

「あっは、英雄ギルドの隊長さんだね~」

「やっぱりヤツから情報は渡っているんだな、ゼルベラウスからは」

「あ、やっぱりゼルベラウス閣下のこと知ってるんだね、あっは」

「妙にクレアとレンが狙われてるからねェ~、嫌にはなるけどねェ~」

狙われているのは2人を連れ戻そうとしているからだ

2人を連れ戻して悪の組織に引き入れるつもりだ

だからしつこく狙ってきている

じゃなきゃ悪の組織がわざわざ来ないだろう

「どうやって記憶の中に来たの?そういえば」

「そうだね~、ゼルベラウス閣下に送ってもらったよ。ゼルベラウス閣下に~」

「やっぱりゼルベラウスだったのかよ」

ゼルベラウス閣下がクオーナ・ジェルチを送り込んだ

  ゼルベラウス閣下は記憶を無視して送り込む魔法を持っているらしいが壊滅魔法と月空間魔法にそんなのがあるんだろうか、もし無かったら普通に作ったというのがあるんだが作れるヤツはそう居ないから奴らは天才とかだ。悪の組織がなんの魔法を作りあげているなんてただの天才にすぎないのかもしれないが明らかに作られたら不利になってしまうから止めたい、でも位置すら分からないし止めることは出来ない。悪の組織の位置が分かっていたら直ぐに止めることは出来たのだろう
  だが位置が完全に分かっていない以上は攻撃することなんて無理だ、だからまずはこいつから情報を貰った方がいいだろう。無闇に動き出すより悪の組織のトップ5から情報を貰った方がいい、だからまず聞き出すには倒すしか無いんだろうが見ての通りにトップ5でもめちゃくちゃの魔力量を持っているから勝てるかどうかは分からない。天秤がどちらに向くのかすらも分からないから勝負はどうなるんだろうか

「それより隊長さんはさ…………よくもあたしに攻撃してくれたね~?あっは」

「油断したからだろ?他に理由いるか?」

「へ、へぇ~、なかなかいい煽り口調じゃん?あっは」

油断したのは事実だが癇に障ったようだ

でも怒ろうがなんだろうがレンには関係無かった

今は悪の組織トップ5を倒すことだけに集中すればいい

それがレン達の任務だ、それに古代の武器すらまだ手に入れてない

「俺とクレアを取り返すのと、後何が必要なんだ?まだ必要なものあるよな?」

「へぇ~、古代の武器が欲しいの。くれない?」

「無理だよぉ、君にはあげないよぉ。あげるわけには行かないからねェ~」

レンとクレアを取り返すのと古代の武器を入手する

  それが悪の組織の目的であってトップ5に任せておいたらしいがこのトップ5がもし死んだら悪の組織は悲しむんだろうか、長年一緒に居るという噂話があるが多分長年一緒に居ても絆は生まれていないだろう。そう思ってはいるがキズナは少しだけでも生まれていると思っている、だから悲しむと思っているんだがそうじゃない日が来るんだろう。なんで悪の組織はここまでする必要があったんだろうかと思っている、幸せがない日常なんて悪の組織は求めているんだろうか、求めてないのか
  なんでそこまで地獄を求めているのかはこちらには分からない、悪の組織が本当にやりたいことはなんなのかを知った方がいい。悪の組織が今考えていることはただの自己満足でしかないから本音で動いた方がいい、それなら気持ちは変わってくれるんだろうが変わる様子なんてない。むしろ悪化しているからこそ英雄ギルドが止めなきゃならない、このトップ5も英雄ギルドが止めなきゃならない。クリア出来ない

「はっ、倒してやるよ。悪の組織」

「あっは、英雄ギルドの子猫ちゃんたちは私が切り裂いてあげる」

「私と狂人さは同じだねェ~」

狂人が増え始めた

アンリデットの上位互換か下位互換かがこの戦いで決まる

クオーナ・ジェルチは氷結魔法の持ち主だ

氷結魔法を放ってくる

「氷結魔法・ゼロ」

「ゼロ?なんだ氷結魔法のゼロって……………」

周りが冷え始めた

「アブソリュート・ゼロと同じかな?レンには勝てないとは思うよ」

「フラグやめようね」

フラグを建てられると回収されるからだ

  フラグ回収というのは一番嫌いな部類だからあまり建てない方がいいだろう、もし回収されてしまったらレン達が凍らされてしまうだろうからでもクレアとアンリデットからの恐怖オーラは既に消えていた。レンが来てからはアンリデットは手の震えが止まっていた、英雄ギルドの隊長という名をみんなはもう忘れているだろうからレンだけでいいだろう。レンが来たことによってクレアとアンリデットは少しだけ安心を貰ったようだ、だからこそ今は今を全力で向かおうと考えているわけだ
  多分悪の組織のヤツは死なせてはくれないだろう、悪の組織のヤツはボコボコにしてレンとクレアと古代の武器を奪って帰るはずだ。でも渡す訳には行かない、大事な仲間を失う訳には行かないからだ。仲間を取られるわけには行かないからアンリデットはただ冷静に仲間を守ることにした、アンリデットがこんなことを考えてくれるのは成長に違いない。レンもクレアもアンリデットも悪の組織に負けるつもりは無い

スキル アブソリュート・ゼロ

「無詠唱!?そ、そんな。しかも押されて…………無いんだよね~!あっは!」

「フラグ回収しちゃったねェ」

「トホホ………………」

がっくりと肩を落とした

フラグ回収を見事にしてしまったがヤツは一瞬だけ驚いていた

無詠唱ではなくてスキルを放っただけだ

だから無詠唱ですらない

でもそれに反応するということは多分食らったことがない

「さ、でも本番はここからだよ」

「ああ、負ける訳には行かないもんでね。あんたを倒させてもらうぞ」

「出来るかな?分からないよね、私が殺しちゃうよー!」

こんな覇気を感じるのは初めてだ

  悪魔や堕天使以上の魔力量を持っているから余計に魔力量に押されるが押されている場合ではないからちゃんと集中はした方がいい、クオーナ・ジェルチは悪の組織トップ5で懸賞金も高くあるが唯一英雄ギルドに興味が無くてあまり情報を聞いていなかったらしい、悪の組織のトップからは本当に適当に聞くくらいだから英雄ギルドについてはあまり知らない。今知っている情報は多分レンとクレアが元悪の組織ということと英雄ギルドがメモワールに居るということだけだろう、それだけだ
  レンとクレアとアンリデットがどんな魔法を出すのかクオーナ・ジェルチは知らないようだ、ちゃんと話を聞かなかったせいなのかは知らないがクオーナ・ジェルチは混乱している。でも三人はそれに気付いていなかった、クオーナ・ジェルチが三人の魔法を知らないということは三人気付いていなかった、ただただ面白い光景になっているだけの戦いになっている。そんな早くに気付かなくても後からは気付くだろう

「氷結魔法 ゼロ・ストリーム!」

剣を凍らせて斬りかかった

「俺か!」

「首頂いちゃうよ~、隊長さん、あっは」

「それはできるかな!」

両者斬りかかった

クレアとアンリデットにはタイミングを見計らってもらう

まだ、まだ出ては行けないというのも2人は分かっている

どのタイミングで合わせればいいとかは自分の判断でお願いしよう

「後ろの2人は来ないんだね、あっは」

「ああ」

「タイミングで来るのかな~、来るよね!?」

バレているがこれは流石にバレる気がしている

  だからバレるプランはちゃんと捨て駒にしているからバレても別に問題は無いだろう、捨て駒プランはちゃんとバレるようにして捨て駒じゃないプランはちゃんと隠せばバレないことだろう。レンもクレアもアンリデットもあまり顔に出ないタイプだからそれは問題は無いだろう、顔に出たら一発で分かりそうだからだからせめて隠すだけにしよう。捨て駒プランを犠牲にして捨て駒プランじゃない作戦を隠しておこう、クレアとアンリデットはちゃんとタイミングを狙っている、まだ狙わない
  ちゃんとタイミングを見てクオーナ・ジェルチを狙おうとしている、まだまだタイミングが合わないと行けないわけだ。クレアとアンリデットの今の連携力なら必ず行けるとレンは信じているからこそ、後ろを任せている。クレアとアンリデットなら必ずやってくれるって信じてはいるのだが一撃では倒せないだろう。流石に悪の組織だからちゃんと強いしでちゃんと戦わないと行けない、長引く戦いにはなりそうだ

「雷切」

スピードで斬りかかるがクオーナ・ジェルチに軽々しく受け止められた

「くっ!」

「私ってさ、筋力あるよね~?あるんだよね、それがあはっ!」

キンッ!

ザーーーーーーーーッ

ーーレンさんに聞こえるよに言うよ、クオーナ・ジェルチは氷結魔法で一番筋力がある子という

「マジかよ」

「あっは、狂人と戦ってみたかったけど、まいいや~」

「はっ、オレが相手だっつの」

レンを殺さない限りはここから先へは通れない

  アンリデットと戦いとか何とか言っているがそうさせるわけには行かない、これ以上行かせても確かにクレアとアンリデットなら期待出来るかもしれないが慎重に行かないと行けない。慎重に行かないと命なんて簡単に無くなる可能性だってある、レンはそれを経験してきたからこそそれを理解しているから危険だって分かっている。信用していない訳では無いがあのトラウマを思い出すとそう思ってしまうからだ、心配しすぎなのはレンが一番に分かっているからこそ、2人を心配してしまう
  ここまで心配するのは流石に迷惑なのは分かっているんだがやっぱり仲間を心配してしまうくらいに英雄ギルドに依存しているということだ、依存していなきゃ多分ここまで心配をしていないだろう。英雄ギルドが本当に心配で仕方ないならどうしたら治るんだろうか、本当にずっと心配だから英雄ギルドとずっと一緒に居たい願いは叶わないんだろうか。暗い考えはやっぱり考えてしまうものだから仕方ない

「不安になってるのかな~、あの隊長さんが!あっは!」

「…………」

ーートラウマがまだ外れてないようだよ

「それはそうだよぉ、彼女と妹が目の前で死んだんだからねェ」

レンは仲間の心配と共に

トラウマが蘇った
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