最初から最強ぼっちの俺は英雄になります

総長ヒューガ

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メモワール

四百三十九話 一時的全集中

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仲間の心配と共に

レンはあの時のトラウマを思い出してしまった

独り言

(あの時のトラウマを今思い出した、なんで今思い出したんだろうか。本当におかしくなるくらいにトラウマが蘇ってくる)

「レン?レン!しっかり!」

「っ……………」

完全にトラウマが蘇っている

1歩も動けずに居た、結局来ても役立たずで終わる

自分の精神弱さには本当に笑ってしまうようだ

なんでこんなにも弱いのか

「しっかりしてないねェ~、完全にトラウマが蘇ったみたいだねェ」

「そんな……………」

「ん、じゃあ、狂人を倒そっかな!あっは!」

レンは退かしてアンリデットに斬りかかった

  これ以上トラウマを出すようなのであればレンはもうこの戦闘では使い物にならなくなるだろう、そうなりたく無かったらレンはトラウマを無くした方がいいは無理があるかもしれないが超えないと始まらない。こんな精神弱い隊長だと恥ずかしいままで終わることになる、せっかく助けに来たのにも関わらず役たたずでただただ恥ずかしいみたいなヤツになっていた。本当にただ立っているだけでいいんだろうか、本当に後悔はしないんだろうか。いつまでもそうしていてもいいんだろうか
  本当に後悔はしないんだったらいいとは思うが後悔したくないなら諦めない方がいい、ナレーションさんもそう思っているんだろうがレンは実際に精神があまり強くないからトラウマとなると心が折れてしまうからだ。どうやったらここから立ち直るのかは分からないがレンなら立ち直れるだろう、クオーナ・ジェルチもレンのことを無視してヘイトがこちらに向いたからラッキーなことではある。時間稼ぎをしよう

「英雄くんはどうしちゃったのかな、あっは!」

「トラウマ、レンはトラウマを抱えてるからね」

「英雄くんは来た意味がないね~、使えなくなっちゃったね?あはは、あっは!」

確かにクオーナ・ジェルチの言う通りなのかもしれない

でもそれを言うのは無しだろう

そんなの一番レンが分かっているから言わなくてもいいことだ

今はクレアとアンリデットを相手にしてればいい

(結局なんも出来ない、結局期待外れなヤツだった。なんも救えずにまたやらかす気じゃないのか?またやらかして仲間を失ってまたトラウマ作ってループか?バカバカしいな…………)

「はぁっ!」「ふっ!」

クレアとアンリデットは戦っている

  なのにレンは戦えてすらいない、ただただ見ているだけで何もすることは出来ない。ずっとトラウマを抱えたまま2人に任せていいのだろうか、絶対に後悔はしないと言いきれるんだろうか。またやらかしてまた仲間を失ってまたトラウマを作って本当に後悔はしないのか、こんなことがずっとあっていいんだったら後悔する道を歩み続けることになる。誰もがレンを嫌う形になってしまうかもしれない、それでもいいんだろうか。クレアとアンリデットは確かに死なないかもしれないが怖い
  そんな感情が湧き出てきているからこそ不安になっているわけだ、なんでまたトラウマになってしまったのだろうか。もちろんなりたくてなっている訳では無い、トラウマを抱えたままだと絶対にいずれかは思い出すことになるだろう。だからトラウマが無くなるまでトラウマを消すことは不可能だろう、レンは今限界に近い状態になっている。限界に近い状態というのは戦う気が完全に無くなってしまうくらいに落ちた

(俺はどうしたらいいんだ、トラウマから抜け出せばいいのか?トラウマから抜け出せるんだ、莉乃香………紫織………俺はどうしたらいい)

「くっ!」「っ!」

「あっはぁ!」

キンッ!キンッ!キンッ!キンッ!キンッ!キンッ!キンッ!

クレアとアンリデットは押されている

氷結魔法で更に剣を固くしてやがって攻撃力を倍増している

氷結魔法にそんな使い方があるとは

「インフェルノ・呪怨ッ!!」

呪いのオーラを纏って斬りかかった

「呪術・炎炎一閃ッ!!!!」

呪いのオーラに炎を纏って一直線に切り裂いた

  キンッ!と2人の攻撃を止めてしまったクオーナ・ジェルチだ、氷結魔法すらも使わずに2人のスキルと魔法を軽々しく受け止めてしまうなんてこれが格の違いというヤツなんだろうか。格の違いを見せ付けられても別になんとも思わないはずだ、こんくらいで折れたらただの恥ずかしいみたいなヤツとか言っているとレンにダメージが当たるからやめておこう。レンはいつになったら復活して来るんだろうか、こんなことが頻繁に起こっているがトラウマはいつになったら無くなるのかは分からない
  トラウマなんて本当に無くならないことだってあるだろうから目の前莉乃香と紫織が死んだのはかなりのトラウマにはなるだろう、クオーナ・ジェルチが斬りかかって行かない以上ゆっくり考えた方がいい。復活してクレアとアンリデットと共にクオーナ・ジェルチを倒すか、捨てる未来にするかをよく考えた方がいい。じゃないと本当に後悔の道を歩むことになるだろう、嫌だったら立ち上がって戦うしかない

「なんでこんなに効かないのかなぁ、軽々しく止められるなんてェ」

「あっは、止めるのなんて楽勝だよ~。君たちは情報が無くても簡単に止められるって」

「そうなんだねェ、でもそうはさせたくないねェ~」

「アーちゃん?」

アンリデットは一時的に全集中を入れた

レンが復活して来るまでの死か生のギャンブル全集中

これで負けるなら後悔はしない

だって″最高の勝負″なのだから、″楽しまないと″

(な、なに?この魔力、狂人……………頭おかしいのかな~?ギャンブルかけてきたね、この時に…………!しかも魔力は私より一個下…………どんな魔力隠し持ってたわけ!?)

「私にぃ、どうしてこんなに魔力があるかってェ?お姉ちゃんの分」

「お姉ちゃんだって?シャル・エクサルシス…………これが姉妹の魔力………馬鹿よ、こんな私より一個下なんて」

アンリデットとエクサルシスの2人の魔力はとんでもない

  ただえさえ、とんでもない魔力を持っているヤツが居るんだがその一個下にエクサルシスとアンリデットの魔力が混ざった魔力が来ていた。アンリデットは新しい魔力の使い方を知り始めた、エクサルシスの魔力を受け継いだアンリデットは一時的に全集中で魔力を引き出すことができる。ただし、一時的に全集中で魔力を引き出すことが出来るだけで全集中が切れたら体力はガス欠になってしまう、死か生をかけたギャンブル全集中はいつ切れるかも分からないギャンブル賭けをしている
  そんなに今の魔力に驚くんだったらこのギャンブル全集中は面白くなりそうだ、アンリデットはクレアを後ろに下がらせて今は一人で集中をさせた。アンリデットは一時的に全集中をさせることに全てをかけて一気なカタをつけるつもりだ、こんなギャンブルをするのはアンリデットしか居ないだろう。でも死なない自信は何故かあった、後ろにはクレアが居るから死ぬことは無いはずだ。だからこそ後ろを任せた

「さぁ、やろうよぉ。私との勝負をもちろん受けてくれるよねェ?」

「もちろん、クオーナが受けてあげるよ」

「じゃ、始めるよぉっ!」

斬りかかった

獲物を狩りたいスピードは遥かに速い

クオーナ・ジェルチは驚いてすらいない

とんでもない魔力量を見て少し驚いているだけだ

「本物の狂人と戦ってどうかなぁ!あははははは!」

(狂ってる!しかも2本の鎌で攻撃して重たいね~…………!)

「あはははははは!」

本当の狂人はこうでなくちゃならない

  ソロプレイだとやっぱり狂人出しまくれるからアンリデットはソロプレイが向いている、クレアとデュオプレイの時は違う力が発揮するがソロプレイの時は本領発揮ができるからいいとこではある。ソロプレイをしようとしていたレンの気持ちがだんだんと分かってきた気がする、ソロプレイは快感があって心配も無くて心も折れないからソロプレイは最高だ。でもレンは好奇心で仲間を集めて行って仲間が出来て仲間を失ってこうなってしまった、莉乃香も紫織も仲間だったが目の前で亡くなった
  このゲームで死ねばもちろん現実には戻れなくなってゲームの中で死んでしまうそんなゲームだ、だからレンがこのゲームをクソゲーだと言っていた。こんなクソゲーを作りあげたのは黒幕だから黒幕を倒さないと本当に終わらないんだろうか、その黒幕は今逃げているが逃がす訳には行かない。そいつを倒すにはどうすればいいのか

″生き残る″

それしかない

「あっははははは!これが狂人だから気をつけてねェ!」

「くっ!なんなの、この狂人っ」

ーーアンリデットさんのソロプレイはえぐい強いね

狂人は初見プレイでは相手にできない

これを攻略したのは英雄ギルドだ、これを初見では無理だ

でも悪の組織なら慣れてくれるだろうと期待している

超えてやれる、一時的だけ

(また魔力が上がった?おかしいこの狂人、有り得ないね~……………戦う度に強くなるってこのことかなぁ?)

「魔力が上がってる……………」

ーーこれはやばいね、これがエクサルシスとアンリデットのコンボ

もはやエクサルシスが見えてくるくらいに凄い魔力

  エクサルシスとアンリデットと超狂人コンボがクオーナ・ジェルチに炸裂している、このまま全開MAXで戦い続けているといずれかはこの全集中は終わってしまうんだろうが今はアンリデットに任せた方がいい。話しかけたりとかしたら全集中は途切れてしまうだろうからやめておいた、アンリデットの全集中を途切れさせたらどうなるかなんてクレアが一番に分かっているから邪魔しないでいる。レンはずっと立ち止まったまんまだった、この隊長はいつになったら乗り越えてくれるんだろうか
  乗り越えられないならここに来る必要なんて無くなる、いつまで引っ張る気でいるんだろうか。いつまでも引っ張っていたら誰だって飽きて興味が無くなるというのが漫画ではよくあることだ、だから今はアンリデットとクレアだけを見せてあげよう。アンリデットが全集中で奴を倒す場面だけを見せてあげよう、アンリデットの全集中がどれくらい続くのか、全集中がどれくらいクオーナ・ジェルチに通用するのか

「魔法 双呪ッ!!!」

二刀流の鎌に呪いオーラを纏って斬りかかった

「魔法 氷結・ゼロ!」

剣を凍らせて斬りかかった

キンッ!キンッ!キンッ!キンッ!キンッ!キンッ!キンッ!

「中々やるね、狂人さんはッ!!面白いよ~、シャル・アンリデット!」

「私もぉ、今は最高状態だよぉ!」

キンッ!キンッ!キンッ!キンッ!キンッ!キンッ!

「はぁっ!」

「いぇっはぁっ!」

とんでもないぶつかり合いをしている

  まさに狂人みたいな斬りかかり方だからアンリデットには丁度良かったみたいだ、アンリデットもクオーナ・ジェルチもただただお互い斬りかかってお互いを殺すように斬りかかっていた。狂人同士では無いが狂人みたいな戦い方をしているクオーナ・ジェルチ、アンリデットはそれに楽しく感じていているらしいのだが全集中が切れた時点で終わりになることはあるだろう。その時は本当に自身が死ぬ時だと思った時だ、アンリデットはレンが復活して来るまでのただの時間稼ぎにすぎない
  アンリデットは仲間のためならなんでもする気のようだがそんな事をやっていたらいずれかは死ぬことになるだろう、だがそれはアンリデットには関係のないことだ。アンリデットは死のうがなんだろうが今の生き様を生きるだけなのだからアンリデットの好きにさせた方がいい、狂人は狂人なりの戦い方があってだから好きなやり方で大丈夫だ。アンリデットは狂人なりの戦い方をして勝てるのかは分からない

予測不可能な狂人なのだから

「っ!」

キンッ!

ザーーーーーーーーッ!

「予測不可能な狂人だね、面白いよ~、狂人さん」

「ありがとうねェ~!」

強敵相手にまだまだ余裕な感じだ

全集中が切れるのは時間の問題だが大丈夫なんだろうか

切れたら終わりだ、ガス欠で終了する

でもアンリデットはそんなことはあまり気にしていない

「ずっと全集中だけど、切れそうで怖いね?あっは」

「ガス欠のチャンスを狙ってるわけだねェ?」

「ガス欠したらチャンスすぎるからだよ~!」

斬りかかった

  キンッ!キンッ!キンッ!と激しいぶつかり合いが行われている、アンリデットはガス欠しないと思ってただただ斬りかかっているから油断はしない方がいいのかもしれないが誰も邪魔はできない。アンリデットのソロプレイを邪魔してもしかしたらガス欠するかもしれないから話しかけられない、でもアンリデットやめるつもりはない。何を言われようと関係ない。だからアンリデットは戦いを辞めないようだ、このまま戦っていたら全集中は切れてガス欠になるのはもちろんのことだろう
  そんなことでアンリデットが本当に気にするのだろうか、気にするわけが無い。そんなことを気にしていたらただの油断と同じだからこそアンリデットは他のことを考えてはいない、考えていないからクオーナ・ジェルチは読めないでいる。クオーナ・ジェルチはアンリデットの考えが読めないでいる、だからこそ予測不可能なジョーカーの手札だ。アンリデットはソロプレイとなると予測不可能な攻撃を仕掛けている

「予測不可能な超コンボ攻撃………!狂人!」

「褒め言葉ありがとうねェ!」

(私に抑えきれる狂人じゃない!?そ、そんなわけない!)

あまりにも狂人が天敵すぎるクオーナ・ジェルチ

天敵すぎる狂人はだんだんと押して行く

予測不可能な超コンボ攻撃、エクサルシスも居る

見えないが居る気がしている

(でもさ~、私がまだ魔力が上なんだよね、あっは)

「魔力が上でも負けはしないよぉ!」

2本の鎌をしっかりと握って思いっきりかざした

キンッッッッ!!!!

  ザーーーーーーーーッとクオーナ・ジェルチは吹き飛ばされて壁にぶつかった、後ろにある壁は硬いからぶつかった瞬間に激痛が走った。クオーナ・ジェルチは地面に落ちて背中の激痛を痛がっていた、2本の鎌をしっかりと握って攻撃を仕掛けたアンリデットの攻撃はかなり効いたようだがクオーナ・ジェルチはその衝撃でよろよろと立ち上がった。これがエクサルシスとアンリデットの超狂人コンボの力なんだろう、傍でエクサルシスが見てくれているのだから恥ずかしい攻撃は見せられない
  エクサルシスが見ていなくてもいいがエクサルシスには恥ずかしい姿を見せたくは無いらしい、アンリデットはまだお姉ちゃん離れすら出来ないがずっと愛してるからこそ離れられない。初めて大事な人を失って初めて悲しい思いをして英雄ギルドに慰められて英雄ギルドに入ってここまでだから諦める訳には行かない、エクサルシスへの恥だとかなんだとかは気にせずに今を楽しんでクオーナ・ジェルチを倒す

「あはっ♡楽しいぃ♡最高ぉ♡」

「な、なんなのこの狂人…………なんで私に押し付けたの、この狂人を………!」

「あははっ♡可愛い顔してるねェ♡」

あまりの狂人さにクオーナ・ジェルチはビビっている

確かに魔力も実力も上なんだが、狂人差には勝てない

なんでアンリデットを押し付けたんだろうかと言っている

アンリデットを倒すように上から命令されたらしい

「あはっ♡可愛い顔してるよぉ♡」

「最悪だよ、こちとら」

「じゃ、決着つけようかぁ♡」

アンリデットvsクオーナ・ジェルチ

勝者が決まる
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