最初から最強ぼっちの俺は英雄になります

総長ヒューガ

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コールド帝国

四十三話 剣と心

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俺達はアテナを救出して……ブラックナイトを一人倒す事が出来た、だがアテナはまだ目を覚ましていない、まぁ、結構な時間が経てば……いきなり起きるのも無理はないだろう

「どう?アテナの調子は」

「ああ、段々と顔色が良くなってきてる」

「良かった」

「にしても本当に似てるな、クレアと」

「うん……この子が本当に300年前の私だとしたら、ゲームから来た私は何者?」

「分からないな、まぁ……前世と言っていいだろう、そう気にする事はない……アテナはアテナ、クレアはクレアだ」

「うん、レンはさ、どっちが好き?」

「・・・・ん?友達でって事か?」

「………ばかあほ、そっちじゃないもん……」

「ごめん、最後の方聞こえなかった、なんて?」

「ばーーか!って言ったの!」

「えぇ!?急に!?」

「はぁ………昔の俺とやってる事変わんねぇ……」

「今のって俺のせい?」

「100%、レンのせいだな」

「まじかよ………本当に最後の方聞こえなかったんだよ」

「なら聞こえるように努力しないとな」

「え?何を?」

「なんでもないよ」

お喋りをしている中、リンジェ達の方は

エレナside

「貴方中々やるわね」

「えぇ~そうかな?」

「まだまだ余裕って訳ね……馬鹿にされたわ」

「してないよ~?ただ余裕ってだけ」

「ふ~ん、そう?なら本気で行かせてもらうわね」

「え~まだ本気っ」

頬っぺたを掠る

「っ!は、はやい……」

「これでも余裕って言えるの?」

「中々やるね、ちょっとお姉さん……本気出しちゃうね」

今使ってる武器を捨て

2本目の武器に変える、2本目の武器は闇に包まれた剣

「な、なによ……その武器」

「私の専用武器だね~」

斬りかかってくる

キンッとぶつかり合う

「っ!」

「あまり耐えると燃え移っちゃうよ~?」

後ろへ下がった

「危ないわね、火傷したら、この美しい腕が汚れるじゃない」

「なんか言葉遣いがいいな~って思ったら、お嬢様だったんだ~」

「そうよ、悪い?」

「ん~ん、可愛い~」

「褒めても金貨は出さないわよ」

「要らないよ~その代わり~、君の命頂戴よ!」

斬りかかってきた

「っ!貴方、だいぶ戦闘狂ね」

「も~褒めないでよ~」

「褒めてないわよ………」

「でも、本気で貰うから、君の命」

「ええ、私もそのつもりよ」

スキル 黒龍

スキル ラピッドライトニング

速さで差をつける

「…………」

(なにを観察してるのかしら、来ないならこちらから一気に攻撃仕掛けるわね)

私の速さをずっと食らいながら目で追っていた

「クッ………」

「死ぬわよ、貴方」

「クッ、ククッ………」

(なんか不気味ね、雰囲気もさっきと違うわ)

少し油断した、その時だった

腕を掴まれ、吹き飛ばされる

「キャッ!」

立ち上がろうとしたら、目の前に彼女が居た

「っ!」

「ごめんねぇ~、私~君より強いの」

剣を振りかぶる

スキル 黒炎

「ッ!」

ギリギリ避けるが掠ってしまう

傷口から黒い炎が燃え上がる

「あ゛あ゛ぁぁぁッ!!」

「痛いね~痛いよね~もっと痛くしてあげる~」

「やめ………やめ……て……」

(終わった………もう無理よ……彼女に勝てっこないわ……)

すると急に昔のことが頭によぎる

(お父様………私はまだまだ未熟者でしたわ………剣術も技も………私には………)

回想

あれはまだ私が幼い頃だった

「コラ!エレナ!剣の持ち方が違うぞ!エレナよ、剣の心も考えたらどうだ!」

「剣に心なんて無いですわよ」

「あるんだ!剣と心が通じ合う事でより軽く、より早く剣を振ることが出来る、それを忘れるでない、エレナ」

「お父様………全く分かりませんわ………」

「今は分からなくてもいい、だがいつかわかる時が来る………」

頭を撫でながらこう言われた

「まぁ、エレナなら、どんな敵であろうと勝てるだろうな」

「どうしてそう思うのですか?」

「成長速度は早いし、エレナは俺似だしな………それに一番に信頼してるからだ、エレナのこと」

「私を……ですか?」

「ああ、だからこの剣はお前に託す」

渡されたのはお父様の剣だった

「私にこれを?」

「剣と心が通じ合ったら、これを使え………いいな?」

「はい!」

そしてその後も散々教えてもらった

だけど、悲劇は翌日に起きた………お父様が病気で急死……今まで私に隠していた……私はお父様のこと嫌っていたけれど………お父様は私のことをずっと愛してくれたわ、それなのに私は感謝も出来ずに、お父様に………ありがとうと伝えたかった………残ったのは私に託してくれた、お父様の剣………私がいつも使ってる剣とは違う、私はこの剣で勝たないといけない……どんな強敵でも、剣と心が通じ合っていれば、勝てる!

その更に翌日

私は執事から手紙が渡された

「執事、これって誰からの手紙ですの?」

「お父様からのお手紙です」

「お父……様……」

「お辛いと思いますが、読んでいただけたら、幸いです」

「ええ………ありがとう、執事」

「いえ、では」

ガチャン

手紙を開く

そこには一行だけ書いていた

自分を信じて勝ち進め



「………お父様らしいわね……今だから言えるわ………お父様、ありがとうって」

この言葉を頭の中にインプットする

お父様ありがとう、自分を信じて勝ち進みますわ………剣と心も通じ合って………誰よりも最強の剣士になりますわ

回想終了

剣を押し返す

「な、なにッ!」

「だから今度こそ、諦めないわ………貴方に勝ちますわ、絶対に」

(傷口が治った?これはパーフェクトヒール………この子使えたの?隠し持ってたの………へぇ)

「全力で行くね、エレナちゃん」

「ちゃん付けはやめて欲しいわ」

スキル 黒龍・地獄

「終わりだよ~エレナちゃ~ん、ほら~地獄行き~」

「迫力は凄いけれど、武器の持ち方が駄目ね」

簡単に崩せる

受け流した

「は?」

「言ったわよね?持ち方が雑だって」

「馬鹿な馬鹿な馬鹿な馬鹿な!」

「止められたからって急に壊れないでくれるかしら、せっかく貴方、可愛いのに台無しよ」

「止められるはずがない!簡単に受け流せるはずが………」

確かに今のは危なかったわね、食らってたら………重症……いや、死んでいたわね、けれど、持ち方が雑………剣の太刀筋がまだまだね、私より剣を振っていない証拠よ、だから受け流せたのかもしれないわね………これもお父様のお陰よ

「次は私の番よね?」

「クッ…………」

(剣と心を通じ合わせる、それがこの剣の本当の力ね)

攻める

「フッ!」

剣と剣がぶつかり合う

「ッ!さっきより力がッ!」

透かさず、連続攻撃

「クッ!なんなの、この子!さっきよりっ!」

「フッ!」

押す

「ッ!」

(剣と心が通じ合うってこういう事だったのね)

スキル 黒炎

連続攻撃

「無駄よ、今の貴方じゃ無理」

「君~うるさいよ~!」

(焦ってるわね、そのせいか………全部受け流せるわ)

全ての攻撃を受け流した

「な、なんでッ、なんでよ!なんで効かない!!!」

「少しは考えてみたら、どうかしら?」

(もう終わらせるしかないわね、精神が狂う前に彼女を楽にしてあげないといけないわ)

「終わりよ、ヒス・マーガレット」

「嫌………嫌嫌嫌嫌嫌ぁぁぁぁ!」

「楽になりなさい」

鞘に収めて構える

スキル ラピッドウォーター

優しく切り裂いた

「安からに眠って」

「ッ……………」

彼女を支えた

「こんな………優し……く……される………のは初め……て………」

「女性には優しくしないといけないもの」

「ふふ………君っ……て………良い人……なん……だね……」

「お母様の遺伝かしら」

「………それ………でも………ありが………とう………私……に……優しく………し………て………」

最後を言う前に天へと行った

「…………安らかによ、マーガレット」

(後は任せたわ、リンジェ、キャシー、ミラエル)
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