最初から最強ぼっちの俺は英雄になります

総長ヒューガ

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雷帝・第2王国

百八十六話 一度経験したから、分かること

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~王国~

目を覚ます、レン

「あ、レン君が目を覚ましたよぉ~」

「やっと起きたわね、全く、心配させるんだから」

「ここ……は………王国……?」

「レンは倒れてたんだよ?王国からかなり離れてた所で」

王国からかなり離れていた場所で倒れた、倒れた所を莉乃香に拾われてここに居る。でもあまり記憶がない、無我夢中にモンスターを切り裂いていたため、記憶が無いのだ
    残っている記憶はレッドゾーンドラゴンにお願い事を断られたことだけ、そこからあまり覚えていない。レンは自分が弱いことに許せず、あんなことをしていたのだろう。強くなりたい、強くならなきゃ、ブラックナイトなんかに勝てない

そう自分を責めていた、責めていながら雑魚モンスターと戦っていた、苦しんでいた

「どうしたの?レンさん、大丈夫?」

「悪い………今は………一人にしてくれ」

「今は一人の方がよさそうでございます」

「分かりました、皆さん、行きましょう」

みんなは部屋から出て行った

今は一人にして欲しかった、一人になりたかった。こんな恥ずかしい所をみんなに見られて欲しくなかった。たかがミノタウロス如きに手こずって負けて、みんなに助けられて、強くなるためにレッドゾーンドラゴンに頼んで、断られ、一人で修行して、ボロボロになるまでやって、莉乃香に助けられ

とんでもなく、面倒臭い英雄

面倒臭い性格が出てしまった

するとリンジェが戻ってきた

「リンジェ………一人にしてくれって言ったろ」

「私はレンさんの気持ちが分かるから、戻ってきた」

「そう……だったな………」

「私もあの時負けて、悔しくて、でもレンさんに助けられて何も出来なかった。私は弱いってその時思った、多分レンさんも一緒の事考えたと思う」

「ぁ………考えたな………弱いって」

「だよね、負けて、レンさんに故郷まで連れられたの、未だに覚えてる。あの時、弱い自分が悔しかった。悔しくて一人にして欲しかった、でもそんな時、手を差し伸べてくれたのはクレアさんだった。クレアさんが居なきゃ、私は立ち直れなかった」

レンとほぼ同じ状況だったリンジェはレンに語った、負けたのが悔しくて悔しくて、助けられて、故郷に帰らされて。故郷で殻に籠ってしまったリンジェを助けてくれたのはクレア。
   クレアがもし、故郷である、カインド村に居なかったら、立ち直れていなかった。立ち直れず、ずっと故郷で殻に籠り、無駄な時間を使っていたのかもしれない。クレア、そして稽古をつけてくれた、ルリシアには感謝でしかない

レンの今の状況はあの時のリンジェと一緒、負けて絶望して、悔しくて一人になりたかった

差し伸べられるのは

「私だけ、レンさんの手を握ることが出来るのは、同じことを一度経験した、私だけ。まだ時間は沢山あるよ、レンさん、一からまた一緒に頑張らない?」

「リンジェ………」

「急がなくていい、急がなくていいんだよ。私達にはまだ時間がある、ブラックナイト戦までに沢山強くなれる。私もみんなも、レンさんも、一分一秒を落ち込んでいる感情に使うんじゃなくて、強くなりたいという気持ちに使お、レンさん。一緒に頑張ろう、ね?」

手を差し伸す

ここで拒否をしたら、未来が変わる。ずっと殻に閉じこもったままになる、ずっと強くなれない、焦り続ける日々を送る。また無理してしまうかもしれない
   だがこの手を取れば、前へ進める。時間なんていっぱいある、焦る必要なんて何処にある。ブラックナイト戦はまだまだ遠い、強くなれる時間なんていくらでもある。壁が乗越えられなくても、仲間が居る、一緒に居てくれる仲間が居る

一分一秒を大切に、それは大事にしなきゃならない

(心の炎を消せば終わる、心の炎を消さなければ戦い続けられる。そんなの簡単じゃねぇか、諦めなければ終わらない、これだけだ)

差し伸べた手を掴んだ

「頑張ろう、一から」

「うん!レンさん、頑張ろ!」

「ありがとうな、リンジェ。手を差し伸ばしてくれて、リンジェのお陰で殻に籠らずに済んだ」

「ううん、同じことを体験したから、私には差し伸べられた」

「そっか、そうだもんな。偉いな、リンジェ」

「えへへ、レンさんの為に頑張った!」

「………俺はみんなの為に頑張ろっかな」

「うん!」

レンとリンジェは仲間の元へ向かった、謝りに行った。ちゃんとやらかしたことはごめんなさいと謝るべきだ、だが謝る前に止められてしまった。みんなに止められた
   みんなはこうなることを予測済みであった、謝ってくることも全て分かっていた。みんなはちゃんと復活してくることを信じてレンを待っていた、ずっと待っていてくれた。仲間が居ることがどれだけ大事か、今分かる。大切にしなきゃ、いけないもの。

時間、仲間、そして友情

これはずっと大切

そして再び、自分の部屋へ戻った

「こりゃ、参ったな」

『なあ、レン』

「ん?」

『さっきはすまんな………我のせいでレンにとんでもない負担を負わせた。だが、その罰として、我はレンをビシバシと修行させる』

「マジか!ほ、本当にいいのか?嘘じゃないよな………?夢でもないよな、本当なんだよな!」

『ああ、本当だ』

「うっし!ヤッタヤッタ!!」

さっき、レンはレッドゾーンデドラゴンに一度断られて、一人で負担を負わせたことを反省し、レッドゾーンドラゴンはレンをビシバシと修行させることとなった。
   昨日断られたからか、二度目に修行のチャンスが嬉しかった。嬉しかったたため、子供のように喜んでしまった。だがこれで強くなれるかはまだ分からない、強くなるには時間が必要、かなりの時間を使って修行しないと強くなれない

それを分かった上で修行を受ける

「なあなあ、最初は何したら良いんだ?」

『まぁ、焦んな。着いてこい、修行をしてやる』

「マジ!着いていく!」

レンはレッドゾーンドラゴンに着いて行った、また門の外だ。門の外に何があるのだろうか、とてもなにかあるようには見えなかった。ただただ平地なだけ、それとモンスターが少し
   レッドゾーンドラゴンはとんでもないことをし始めた、平地な所から木を生やしてきた、なんだか見たことがある、でっかい木、あまりこういうのは

すんごい、見たことがある。この木、めちゃくちゃ見たことがある、これ、中々切れない木だろ

10-4「デカくて硬い木を伐採せよ」

「丸々パクリじゃねぇか…………」

『ん?パクリ?パクリというのはなんだ?』

「んーや、なんでもない。これを切れれば、合格って訳だろ?」

『ああ、まずはこれを切れないと、相手は切れない。とてつもなく頑丈だ、やってみろ』

「ああ」

とんでもなくデカくて頑丈な木らしい、これを切れれば、合格となる。これを切れないと、今後の相手は切れない。勝てなくなる、勝てない可能性が高い
   だがこれは本当にパクリだが、良いのだろうか。まぁ、あまり気にしないでおこう、こういうのは触れたら、爆炎上だ。現実世界ではきっと、炎上するだろう。それくらい、この木、あのアニメにある、木に似ている

これ以上は触れないでおこう

レンは試しに木を攻撃してみた

弾き飛ばされた、めちゃくちゃ硬い

「かってぇ、やっぱり一発じゃ、切れないか」

『お前の最初の試練はこれだ、この木を一週間以内に斬れ。斬らなければ、我はお前に修行させない』

(うっと、マジで難易度高いやつだ………)

「だがやらなきゃ、始まらないよな。分かった、一週間以内に斬ってやるよ」

『ああ、やってみるがいい』

デカくて頑丈な木を斬らなければ、修行はもう出来ない

一週間以内に必ず斬らなければならない

残り7日
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