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7 娼館の泡アワー *
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娼館へ来るのに、時間の決まりはない。金さえ払えば、そして館の決まりを守れば、サービスを受けられる。
俺は今日、娼婦を抱く予定はなかった。それなのに、娼館が目の前に現れた。自分で気づかないうちに欲求不満が溜まっていたのだろうか。
「あら、ザックさん。こんな昼間から、お盛んなこと」
門からマダムが出て来た。大方、様子を窺っていたのだ。俺が立ち去りそうにない、と判断しての挨拶である。
キセルをふかしている。香りの出元は、ここだった。
「呼び込みかけたのは、そっちだろう。開いているんだろうな」
立ち寄る予定は全くなかったのに、入る気満々な言い方をしてしまった。売り言葉に買い言葉みたいな感じである。やっぱり溜まっていたのかも。
「もちろん、営業中よ。ただ、ご指名の子が出勤しているかどうかは、別ね。お目当てがコッコラだったら、残念。今日は、お休み」
コッコラは、俺に技を手取り足取り教えてくれた、師匠のような女である。以来、彼女と致すと、答え合わせのような緊張感があって、娼館からも足が遠のいていた。
「別に誰だって‥‥」
「じゃあ、ベッティナはどう? はーい、お客様一名ご来店! ベッティナ、ご指名だよ」
マダムは俺の背中に手を回し、門のうちへ押し込んだ。体が男だけに、大きな手には意外と力がある。
俺、娼婦買う予定じゃなかったのに。
心の中で、言い訳をする。
「いらっしゃいませ。ご指名ありがとうございます」
指名してない、と言いかけて、言葉が途切れた。
可愛い。
ベッティナは、猫人だった。シスターホリ―と違って、耳も尻尾も服の外に出している。
「お食事にしますか、シャワーにしますか、それとも、ベッドへ行きますか?」
腕を絡めてきた。猫耳が俺に当たってぴくりと動く。ゆらゆら揺れる尻尾は、俺の腰を抱くように伸びた。
「シャワーで」
答えてから、猫が水浴びを嫌うことを思い出した。しかしベッティナは平気な顔だった。
「では、ご案内しますね」
シャワー室付きの部屋へ通された。そのほとんどを、ベッドが占めている。そして、シャワー室が、部屋と同じくらい広い。床面に、海綿マットが敷いてあった。
互いに向き合って服を脱ぐ。これから何をするかはわかっているが、まずは旅の埃を普通に洗い流したい。
「頭も洗いますか?」
「ああ。頼む」
「では、こちらへ仰向けになってください」
シャワーヘッドを持ったベッティナが、膝を叩いた。膝枕だ。ただし頭を洗うから、乗せるのは背中と首である。
目の前に、重量感のあるおっぱいが庇のように突き出ていた。
「始めまーす」
髪の毛にシャワーを浴びせ、指で梳きながら、丁寧に濡らしていく。
人に頭を洗ってもらうのは、気持ちが良い。
それに、目の前で揺れるおっぱいが、俺を誘っている。そのぷっくりとした乳首を、尖らせたい。
しゃかしゃか。
ベッティナが、シャンプーで俺の髪を泡立てる。俺は仰向けに寝ているだけで、両手がガラ空きだ。
「んふっ。おイタはいけませんよ」
下から、そっと持ち上げただけで、尻尾がピシリと俺の手を打った。毛に覆われた鞭は、叩かれても痛くない。
俺は、目だけでおっぱいを堪能した。
髪を洗い終えると、ベッティナは、俺の体を起こした。
「次は、体を洗いますねー」
壁に掛かっていた椅子を持ち出す。中央が凹み、尻を左右に分けて載せることができる、特殊な形をしている。
俺をそこへ座らせると、石鹸と泡立て網を持ち出し、慣れた手つきで大量の泡を生み出した。
「はい、前を向いてください」
両手に泡の塊を持ったベッティナが、にっこり笑う。両乳首の先端と下半身にも泡が付いている。
あざとい。俺の息子が反応した。
ベッティナは、順当に上から俺を泡で包んだ。次から次へと追加される泡。上向きだった俺の息子も、たちまち隠れた。
まるで、泡の服を着せられたみたいだ。
「汚れを落として行きまーす」
背中に、柔らかい肉塊が押し付けられた。先端に、やや硬い物が付いているような感じがする。痛みはない。同時に、両脇から前へ腕が回され、二つの手のひらが胸から腹へと泡を滑らせた。
「う」
「痛いですか?」
おっぱいで背中を洗うベッティナが尋ねる。俺は、首を振った。彼女の手は、俺の乳首を通り過ぎる度に、素早く立ち止まり、ピンポイントで汚れを落としていくのであった。
やがて上半身を洗い終えた手は、臍から下へ向かう。俺の期待を素通りして、いきなり尻の穴に触れた。
「ひゃ」
思わず腰が浮くのを、体全体でがっしり押さえ込まれた。
「ダメですよ。動いたら、危ないです」
指が丁寧に尻の周辺を洗うと、袋へ向かう。穴に指を突っ込まれるかと思い、ドキドキしていた俺は、油断した。
「‥‥!」
にゅるにゅると、俺の息子と袋を同時に責めるベッティナ。いや、洗っているのだ。
だが、これは‥‥気持ち良すぎるだろ。
「中に溜まったモノを、一旦出しましょうね」
硬くなった棒をがっつり握られ、激しく擦られるうちに、周囲の泡が飛んで、そこだけ剥き出しになった。俺の息子とベッティナの手だけが、白い泡の中で律動する。
たちまち俺は、中身を綺麗にした。
俺は今日、娼婦を抱く予定はなかった。それなのに、娼館が目の前に現れた。自分で気づかないうちに欲求不満が溜まっていたのだろうか。
「あら、ザックさん。こんな昼間から、お盛んなこと」
門からマダムが出て来た。大方、様子を窺っていたのだ。俺が立ち去りそうにない、と判断しての挨拶である。
キセルをふかしている。香りの出元は、ここだった。
「呼び込みかけたのは、そっちだろう。開いているんだろうな」
立ち寄る予定は全くなかったのに、入る気満々な言い方をしてしまった。売り言葉に買い言葉みたいな感じである。やっぱり溜まっていたのかも。
「もちろん、営業中よ。ただ、ご指名の子が出勤しているかどうかは、別ね。お目当てがコッコラだったら、残念。今日は、お休み」
コッコラは、俺に技を手取り足取り教えてくれた、師匠のような女である。以来、彼女と致すと、答え合わせのような緊張感があって、娼館からも足が遠のいていた。
「別に誰だって‥‥」
「じゃあ、ベッティナはどう? はーい、お客様一名ご来店! ベッティナ、ご指名だよ」
マダムは俺の背中に手を回し、門のうちへ押し込んだ。体が男だけに、大きな手には意外と力がある。
俺、娼婦買う予定じゃなかったのに。
心の中で、言い訳をする。
「いらっしゃいませ。ご指名ありがとうございます」
指名してない、と言いかけて、言葉が途切れた。
可愛い。
ベッティナは、猫人だった。シスターホリ―と違って、耳も尻尾も服の外に出している。
「お食事にしますか、シャワーにしますか、それとも、ベッドへ行きますか?」
腕を絡めてきた。猫耳が俺に当たってぴくりと動く。ゆらゆら揺れる尻尾は、俺の腰を抱くように伸びた。
「シャワーで」
答えてから、猫が水浴びを嫌うことを思い出した。しかしベッティナは平気な顔だった。
「では、ご案内しますね」
シャワー室付きの部屋へ通された。そのほとんどを、ベッドが占めている。そして、シャワー室が、部屋と同じくらい広い。床面に、海綿マットが敷いてあった。
互いに向き合って服を脱ぐ。これから何をするかはわかっているが、まずは旅の埃を普通に洗い流したい。
「頭も洗いますか?」
「ああ。頼む」
「では、こちらへ仰向けになってください」
シャワーヘッドを持ったベッティナが、膝を叩いた。膝枕だ。ただし頭を洗うから、乗せるのは背中と首である。
目の前に、重量感のあるおっぱいが庇のように突き出ていた。
「始めまーす」
髪の毛にシャワーを浴びせ、指で梳きながら、丁寧に濡らしていく。
人に頭を洗ってもらうのは、気持ちが良い。
それに、目の前で揺れるおっぱいが、俺を誘っている。そのぷっくりとした乳首を、尖らせたい。
しゃかしゃか。
ベッティナが、シャンプーで俺の髪を泡立てる。俺は仰向けに寝ているだけで、両手がガラ空きだ。
「んふっ。おイタはいけませんよ」
下から、そっと持ち上げただけで、尻尾がピシリと俺の手を打った。毛に覆われた鞭は、叩かれても痛くない。
俺は、目だけでおっぱいを堪能した。
髪を洗い終えると、ベッティナは、俺の体を起こした。
「次は、体を洗いますねー」
壁に掛かっていた椅子を持ち出す。中央が凹み、尻を左右に分けて載せることができる、特殊な形をしている。
俺をそこへ座らせると、石鹸と泡立て網を持ち出し、慣れた手つきで大量の泡を生み出した。
「はい、前を向いてください」
両手に泡の塊を持ったベッティナが、にっこり笑う。両乳首の先端と下半身にも泡が付いている。
あざとい。俺の息子が反応した。
ベッティナは、順当に上から俺を泡で包んだ。次から次へと追加される泡。上向きだった俺の息子も、たちまち隠れた。
まるで、泡の服を着せられたみたいだ。
「汚れを落として行きまーす」
背中に、柔らかい肉塊が押し付けられた。先端に、やや硬い物が付いているような感じがする。痛みはない。同時に、両脇から前へ腕が回され、二つの手のひらが胸から腹へと泡を滑らせた。
「う」
「痛いですか?」
おっぱいで背中を洗うベッティナが尋ねる。俺は、首を振った。彼女の手は、俺の乳首を通り過ぎる度に、素早く立ち止まり、ピンポイントで汚れを落としていくのであった。
やがて上半身を洗い終えた手は、臍から下へ向かう。俺の期待を素通りして、いきなり尻の穴に触れた。
「ひゃ」
思わず腰が浮くのを、体全体でがっしり押さえ込まれた。
「ダメですよ。動いたら、危ないです」
指が丁寧に尻の周辺を洗うと、袋へ向かう。穴に指を突っ込まれるかと思い、ドキドキしていた俺は、油断した。
「‥‥!」
にゅるにゅると、俺の息子と袋を同時に責めるベッティナ。いや、洗っているのだ。
だが、これは‥‥気持ち良すぎるだろ。
「中に溜まったモノを、一旦出しましょうね」
硬くなった棒をがっつり握られ、激しく擦られるうちに、周囲の泡が飛んで、そこだけ剥き出しになった。俺の息子とベッティナの手だけが、白い泡の中で律動する。
たちまち俺は、中身を綺麗にした。
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