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21 女騎士の計画 *
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ドピュ。ごくり。
「んっ。ザック様、おはようございます」
「ああ、おはようゾーイ。今朝も、ありがとう」
「こちらこそ、ご馳走様です」
毎朝の恒例行事と化している。ゾーイは、朝立ちした俺の息子から、精子を絞り出すのである。
俺は、自分の家にゾーイを連れ帰った。彼女が置き去りにされるのを、嫌がったからである。
俺自身については、師匠や姉弟子と住む生活が、嫌だった訳ではない。
実験に付き合わされるのは面倒だが、こちらも暇を持て余す身だ。
ただ、俺は彼らに育てられたようなものである。いつまでも親の世話になるみたいで、プライドが許さなかったのだ。
彼らよりも遥かに小さいものの、俺にだって家はある。
本当に、ゾーイと一緒に住むには小さ過ぎて、帰宅後に増築した。
朝食を片付けていると、馬の足音がした。聞き覚えがある足の運びだ。
「見てきます」
止める間もなく、ゾーイが皿洗いを放り出して外へ行った。彼女は、家事を好まない。セックスしか役に立たないのなら、師匠の元へ置いてくれば良かった。
「おい、ザック。こいつを何とかしろ」
外からアデラの声が聞こえてきた。予想通りだった。俺は、片付けを終えて表へ出た。
ゾーイとアデラが向かい合っていた。
猫人姿のゾーイは、髪の毛と尻尾の毛を逆立てて、小屋の前に踏ん張っている。
アデラは、その前で困惑していた。一応剣に手をかけてはいるものの、抜く気はなさそうだ。馬は既に、厩へ繋いだらしい。
「お前、愛人を囲うなら、仕事の話を邪魔しないよう、ちゃんと躾けておけ」
俺に気付いた辺境騎士団長が苦情を言う。なるほど隊服を着込んでいる。ただし、前回会った際は、隊服を来たまま一発ヤったものだが。
「みゃ。ザック様、申し訳ありません。てっきり、ザック様の体を奪いに来たのかと思って」
それがセックスの意味なら、ゾーイの勘は当たりだ。アデラは俺の性欲処理という口実で、自分の性欲も満たしているのだから。
「彼女もこの間引き合わせたエルフと同じ、昔の仲間だ。アデラ、彼女はゾーイ。一緒に住んで、俺の世話をしてもらっている。話は、中で聞こう」
主従契約を持ち出すと、彼女が魔族であることがバレる。猫人に擬態する魔族など、俺でも思いつかない。元魔王とバレるのも、時間の問題だ。
師匠やヒサエルディスと違い、アデラには、王から任命された辺境騎士団長としての責務がある。
俺が魔族、それも元魔王を従えていると知って、放置する訳にいかないだろう。
大体、魔王を倒した触れ込みで王都へ凱旋したのに、こうして生き残っているだけでも大問題なのだ。
まどろっこしい事情を説明するより先に、詐欺とか、魔王と結託とか、噂が広まる可能性は高い。
そうなれば、アデラや姫、勇者の立場だけでなく、国の存続も危うくなるほどの混乱を招く。
「何だ。茶も淹れないとは。役立たずの居候じゃないか」
「まだ来たばかりで、不慣れなんだ」
アデラは、俺がうっかりいつものように自分で茶の用意をするのを見て、聞こえよがしな声を出した。
そこはかとなく、ゾーイに対して当たりが強い。これが女の勘というやつだろうか。
ゾーイもまた、アデラへの敵意を隠さない。元魔王としての記憶がないから、自分の立場を全く理解していないのだ。俺は一人ではらはらする。
「で、用件は?」
本題を促すと、アデラも切り替えた。結構深刻な話のようだ。
「ハルピュイアが増えて、困っている」
ハルピュイアとは、人頭鳥身の魔族である。人と意思疎通ができないから、魔獣とも呼ぶ。
胸の辺りまでは人間の形で、メスしか存在しない。そう。おっぱい丸出しの女が翼を広げて飛んでいるイメージだ。
繁殖のため、他種族のオスを襲って交尾する。人間のオスも対象に含まれる。
見た目は美人が多く、口中に歯がない。口にアレを突っ込むと、もの凄くイイらしい。
もちろん、繁殖する穴は鳥身の方だ。そちらの脚には、鋭い鉤爪がずらりと並ぶ。人間が襲われると、下手したら死ぬ。
「捕まえて、貴族に売れば」
「そんなに需要はない。とてもじゃないが、あれは飼い置きできない」
ハルピュイアは言葉が喋れない。鳴き声も数種類しか存在しない。そしてその声は、濁って耳障りである。無理に捕まえると、ギャアギャアと間断なく騒ぎ立てる。アデラの言うのは、もっともである。
たまに物好きな金持ちの求めがあると、捕獲して即座に引き渡す。大抵は、鳴き声に辟易して、一回こっきりの使用となる。
「コロニーを探して潰すしかないだろう。俺の出る幕じゃない」
ハルピュイアは産卵時に集まる習性がある。そうやって、孵化を助け合うと言われている。
騎士団が人海戦術で巣を探し出し、剣を振り回せば済む話だ。
ゾーイが脇で目を輝かせているのは、食欲からだろうか。人間はハルピュイアを食べない。人の顔を持つ生き物は、食用に適さない。
魔族的に美味いとしても、彼女に食わせる訳にはいかない。魔力が戻ってしまうかもしれないのだ。
「それが、国境の向こう側にあるらしい。領内にないことは確実だ」
「それだって、隣国の騎士団と協力すれば‥‥」
隣国にも騎士団はある。当然ながら、お互い勝手に国境を越えて活動はできない。国境を跨いで協力する必要がある場合、正式には国の外交ルートを通して要請する。
しかし、辺境は王都から遠い。深刻な事態が起きた時、いちいち許可を取っていたら間に合わない場合もある。
そこで、事前に協定を結び、ある程度は中央の許可なしに騎士を動かしても良いことにするのが、国境警備の通例だ。そこには、一定範囲の越境も含まれる。
「それがな、代替わり後の協定を結んでいないのだ」
アデラが大きくため息をついた。俺は黙って茶を淹れ直す。
「どうやら、ゴールト前団長が、隣国の騎士団と結託して、密輸をしていたらしい」
「うわ。ハーレムだけじゃなかったのか、あの絶倫」
「あっ」
ゾーイがお漏らししていた。愛液の方である。ハーレムとか絶倫という単語に反応したのか。うっかり話もできないではないか。
「裏の井戸で洗っておいで。着替えは部屋にある物を使え」
「はい」
猫人は顔を真っ赤にして部屋を出ていった。アデラが背中を見送る。
「溜まる暇もなさそうだな。お前に惚れているみたいだが、姫とのことは、承知しているのか?」
「えーと。そう言えば、話していない。理解してもらえるかな?」
「ダメなら馘首だろう」
主従契約と知らないアデラは、簡単に言ってのける。俺は反論できない。
「密輸の問題は、どうなったんだ?」
話を戻した。
「あたしが就任した時点で、荷運びできなくなっただろ? 免職した連中が軒並み強行突破しようとしてきて、大騒ぎになったよ。まだ新しく編成したばかりで大変だった。お前が留守にしていなければ、簡単に済んだのに」
「俺、騎士団じゃないから」
危うく面倒なことに巻き込まれるところだった。旅に出ていて良かった。
「わかっている。こっちの方の連中はほぼ捕まえた。今、王都の方とも協力して調べている。隣国の方でも調べている筈なんだが」
密輸は、国の収入を減らす行為である。上層部が知ったら見逃す訳はない。
「まだ捕まっていない奴らがいるんだろう。恐らくはそいつらが逆恨みで、ハルピュイアを国境まで追いやっている。それらしい人影を見た者がいるんだ」
ふううっ、とアデラは息をついた。それから、頭を思い切り下げた。
「頼む。力を貸してくれ。国境を越えて隣国人を捕縛できないし、隣国の騎士団も建て直し中で協力できる状態じゃない。飛来するハルピュイアをひたすら叩き落とすためだけに、人員を割いていられないんだ」
「とりあえず、頭を上げろよ。考えはあるんだろうな?」
俺は言った。アデラは剣も強いが、頭も悪くはない。王都で副団長を務め、辺境で騎士団長になった女なのだ。家柄ではなく、実力である。
「胸が痛むんだが‥‥コロニーを叩くしかない。飛来組が去ったのを見すまして、卵を全部割り、居残り組を潰す。その日に飛来した分は、何とかして全部落とす。両方を叩けば、仮にそれ以外の個体が残ったとしても、次にコロニーを作るまで時間を稼げる。その間に、外交ルートを使って正式に、隣国の密輸グループ捕縛と、協定書の締結を要請する」
「で、俺にコロニーの方をやれ、と?」
大変な方の作業である。しかもこの流れ、俺に一人でやらせるつもりだ。
「だって、うちの者が無許可で国境を越えて活動したら、国際問題になるだろ? いっぺんに叩けなければ、イタチごっこになる。能力的にも、お前にしか頼めないんだよ」
俺の心を読み取ったみたいに、アデラが哀れっぽく言い募る。
「概数は? コロニーの位置は、把握しているんだろうな?」
「引き受けてくれるのか?」
パッと顔を輝かせるアデラ。このまま押し切られては、堪らない。俺は急いで口を開く。
「違う。お前の計画を、そのまま実行する気はない。それに、タダ働きはごめん被る」
結局、引き受けさせられた。断るなら、報酬の話はすべきじゃなかった、と後悔しても遅いのだった。
「んっ。ザック様、おはようございます」
「ああ、おはようゾーイ。今朝も、ありがとう」
「こちらこそ、ご馳走様です」
毎朝の恒例行事と化している。ゾーイは、朝立ちした俺の息子から、精子を絞り出すのである。
俺は、自分の家にゾーイを連れ帰った。彼女が置き去りにされるのを、嫌がったからである。
俺自身については、師匠や姉弟子と住む生活が、嫌だった訳ではない。
実験に付き合わされるのは面倒だが、こちらも暇を持て余す身だ。
ただ、俺は彼らに育てられたようなものである。いつまでも親の世話になるみたいで、プライドが許さなかったのだ。
彼らよりも遥かに小さいものの、俺にだって家はある。
本当に、ゾーイと一緒に住むには小さ過ぎて、帰宅後に増築した。
朝食を片付けていると、馬の足音がした。聞き覚えがある足の運びだ。
「見てきます」
止める間もなく、ゾーイが皿洗いを放り出して外へ行った。彼女は、家事を好まない。セックスしか役に立たないのなら、師匠の元へ置いてくれば良かった。
「おい、ザック。こいつを何とかしろ」
外からアデラの声が聞こえてきた。予想通りだった。俺は、片付けを終えて表へ出た。
ゾーイとアデラが向かい合っていた。
猫人姿のゾーイは、髪の毛と尻尾の毛を逆立てて、小屋の前に踏ん張っている。
アデラは、その前で困惑していた。一応剣に手をかけてはいるものの、抜く気はなさそうだ。馬は既に、厩へ繋いだらしい。
「お前、愛人を囲うなら、仕事の話を邪魔しないよう、ちゃんと躾けておけ」
俺に気付いた辺境騎士団長が苦情を言う。なるほど隊服を着込んでいる。ただし、前回会った際は、隊服を来たまま一発ヤったものだが。
「みゃ。ザック様、申し訳ありません。てっきり、ザック様の体を奪いに来たのかと思って」
それがセックスの意味なら、ゾーイの勘は当たりだ。アデラは俺の性欲処理という口実で、自分の性欲も満たしているのだから。
「彼女もこの間引き合わせたエルフと同じ、昔の仲間だ。アデラ、彼女はゾーイ。一緒に住んで、俺の世話をしてもらっている。話は、中で聞こう」
主従契約を持ち出すと、彼女が魔族であることがバレる。猫人に擬態する魔族など、俺でも思いつかない。元魔王とバレるのも、時間の問題だ。
師匠やヒサエルディスと違い、アデラには、王から任命された辺境騎士団長としての責務がある。
俺が魔族、それも元魔王を従えていると知って、放置する訳にいかないだろう。
大体、魔王を倒した触れ込みで王都へ凱旋したのに、こうして生き残っているだけでも大問題なのだ。
まどろっこしい事情を説明するより先に、詐欺とか、魔王と結託とか、噂が広まる可能性は高い。
そうなれば、アデラや姫、勇者の立場だけでなく、国の存続も危うくなるほどの混乱を招く。
「何だ。茶も淹れないとは。役立たずの居候じゃないか」
「まだ来たばかりで、不慣れなんだ」
アデラは、俺がうっかりいつものように自分で茶の用意をするのを見て、聞こえよがしな声を出した。
そこはかとなく、ゾーイに対して当たりが強い。これが女の勘というやつだろうか。
ゾーイもまた、アデラへの敵意を隠さない。元魔王としての記憶がないから、自分の立場を全く理解していないのだ。俺は一人ではらはらする。
「で、用件は?」
本題を促すと、アデラも切り替えた。結構深刻な話のようだ。
「ハルピュイアが増えて、困っている」
ハルピュイアとは、人頭鳥身の魔族である。人と意思疎通ができないから、魔獣とも呼ぶ。
胸の辺りまでは人間の形で、メスしか存在しない。そう。おっぱい丸出しの女が翼を広げて飛んでいるイメージだ。
繁殖のため、他種族のオスを襲って交尾する。人間のオスも対象に含まれる。
見た目は美人が多く、口中に歯がない。口にアレを突っ込むと、もの凄くイイらしい。
もちろん、繁殖する穴は鳥身の方だ。そちらの脚には、鋭い鉤爪がずらりと並ぶ。人間が襲われると、下手したら死ぬ。
「捕まえて、貴族に売れば」
「そんなに需要はない。とてもじゃないが、あれは飼い置きできない」
ハルピュイアは言葉が喋れない。鳴き声も数種類しか存在しない。そしてその声は、濁って耳障りである。無理に捕まえると、ギャアギャアと間断なく騒ぎ立てる。アデラの言うのは、もっともである。
たまに物好きな金持ちの求めがあると、捕獲して即座に引き渡す。大抵は、鳴き声に辟易して、一回こっきりの使用となる。
「コロニーを探して潰すしかないだろう。俺の出る幕じゃない」
ハルピュイアは産卵時に集まる習性がある。そうやって、孵化を助け合うと言われている。
騎士団が人海戦術で巣を探し出し、剣を振り回せば済む話だ。
ゾーイが脇で目を輝かせているのは、食欲からだろうか。人間はハルピュイアを食べない。人の顔を持つ生き物は、食用に適さない。
魔族的に美味いとしても、彼女に食わせる訳にはいかない。魔力が戻ってしまうかもしれないのだ。
「それが、国境の向こう側にあるらしい。領内にないことは確実だ」
「それだって、隣国の騎士団と協力すれば‥‥」
隣国にも騎士団はある。当然ながら、お互い勝手に国境を越えて活動はできない。国境を跨いで協力する必要がある場合、正式には国の外交ルートを通して要請する。
しかし、辺境は王都から遠い。深刻な事態が起きた時、いちいち許可を取っていたら間に合わない場合もある。
そこで、事前に協定を結び、ある程度は中央の許可なしに騎士を動かしても良いことにするのが、国境警備の通例だ。そこには、一定範囲の越境も含まれる。
「それがな、代替わり後の協定を結んでいないのだ」
アデラが大きくため息をついた。俺は黙って茶を淹れ直す。
「どうやら、ゴールト前団長が、隣国の騎士団と結託して、密輸をしていたらしい」
「うわ。ハーレムだけじゃなかったのか、あの絶倫」
「あっ」
ゾーイがお漏らししていた。愛液の方である。ハーレムとか絶倫という単語に反応したのか。うっかり話もできないではないか。
「裏の井戸で洗っておいで。着替えは部屋にある物を使え」
「はい」
猫人は顔を真っ赤にして部屋を出ていった。アデラが背中を見送る。
「溜まる暇もなさそうだな。お前に惚れているみたいだが、姫とのことは、承知しているのか?」
「えーと。そう言えば、話していない。理解してもらえるかな?」
「ダメなら馘首だろう」
主従契約と知らないアデラは、簡単に言ってのける。俺は反論できない。
「密輸の問題は、どうなったんだ?」
話を戻した。
「あたしが就任した時点で、荷運びできなくなっただろ? 免職した連中が軒並み強行突破しようとしてきて、大騒ぎになったよ。まだ新しく編成したばかりで大変だった。お前が留守にしていなければ、簡単に済んだのに」
「俺、騎士団じゃないから」
危うく面倒なことに巻き込まれるところだった。旅に出ていて良かった。
「わかっている。こっちの方の連中はほぼ捕まえた。今、王都の方とも協力して調べている。隣国の方でも調べている筈なんだが」
密輸は、国の収入を減らす行為である。上層部が知ったら見逃す訳はない。
「まだ捕まっていない奴らがいるんだろう。恐らくはそいつらが逆恨みで、ハルピュイアを国境まで追いやっている。それらしい人影を見た者がいるんだ」
ふううっ、とアデラは息をついた。それから、頭を思い切り下げた。
「頼む。力を貸してくれ。国境を越えて隣国人を捕縛できないし、隣国の騎士団も建て直し中で協力できる状態じゃない。飛来するハルピュイアをひたすら叩き落とすためだけに、人員を割いていられないんだ」
「とりあえず、頭を上げろよ。考えはあるんだろうな?」
俺は言った。アデラは剣も強いが、頭も悪くはない。王都で副団長を務め、辺境で騎士団長になった女なのだ。家柄ではなく、実力である。
「胸が痛むんだが‥‥コロニーを叩くしかない。飛来組が去ったのを見すまして、卵を全部割り、居残り組を潰す。その日に飛来した分は、何とかして全部落とす。両方を叩けば、仮にそれ以外の個体が残ったとしても、次にコロニーを作るまで時間を稼げる。その間に、外交ルートを使って正式に、隣国の密輸グループ捕縛と、協定書の締結を要請する」
「で、俺にコロニーの方をやれ、と?」
大変な方の作業である。しかもこの流れ、俺に一人でやらせるつもりだ。
「だって、うちの者が無許可で国境を越えて活動したら、国際問題になるだろ? いっぺんに叩けなければ、イタチごっこになる。能力的にも、お前にしか頼めないんだよ」
俺の心を読み取ったみたいに、アデラが哀れっぽく言い募る。
「概数は? コロニーの位置は、把握しているんだろうな?」
「引き受けてくれるのか?」
パッと顔を輝かせるアデラ。このまま押し切られては、堪らない。俺は急いで口を開く。
「違う。お前の計画を、そのまま実行する気はない。それに、タダ働きはごめん被る」
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