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嘘、これがわたし……?
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「いつまで間の抜けた顔をしてるんだお前は」
キーンとした耳鳴りと、まるで暗がりから急に明るいところにでたように白んだ視界の中、閻魔ちゃんの声が耳元で聴こえてきた気がした。
だんだんと視界がはっきりとしていく。そして、今自分がどこにいるかがわかった。
「バカみたいに見覚えのある天井だ……」
ぼくがいるのは、実家の自室のベットの上だった。
「まったくたちの悪い夢だったなあ。つーか頭いってえ。病院いこうかなあ」
未だにガンガンと激しく痛む頭をなでながらぼくはベットから起き上がった。
「その必要はない。その頭痛はただの時空間移動の副作用みたいなものだ。じきに治まる」
声がした方には、夢に出てきた閻魔ちゃんが、なぜか手のひらサイズになって布団の上に立っていた。
ぼくは昔話に、小さくなった鬼をもちに挟んで食ってしまうような話があったなーと現実逃避気味に思い出す。
「おい、なにをぼーっとしてるんだ」
太ももに違和感を感じて目を向けると、閻魔ちゃんがぼくの太ももをペシペシと蹴っていた。痛みはないけど、たしかに蹴られている感覚はあることに気づいて、ぼくは大きくため息をついた。
「夢じゃなかったのかあ……」
もしくは頭のいかれてしまった人にのみ見える妖精という線もなくはない。まあどちらにせよろくなもんじゃないのは変わらないか。
「で、なにがどうなってんだこれは。生き返ったってことでいいのか」
「まあ、間違ってはないが……なにか他に気づくこととか、驚くことはないのか」
閻魔ちゃんは怪訝そうな表情でぼくの顔をじろじろと見た。
「気づくって、なにをだよ」
「ほら自分の部屋とか、自分そのものとか、なんかいつもと違うなーっと違和感を感じたりはしないのか?」
そう言われても頭痛で頭が回らないのもあって、なにも分からず、ぽけーっと頭のなかをハテナでいっぱいにした。
「先が思いやられる察しの悪さだな……。ちょっと鏡でも見て確かめてこい」
「はあ?」
「いいから早く行け」
閻魔ちゃんはぼくを見て、バカにするように鼻を鳴らした。
その謎に小さくなった体を握りつぶしてやろうかと思いながらも、ぼくは言われたとおり、頭痛とだるさでフラフラしながら洗面所へと向かった。そして電気をつけて鏡を見る。するとそこに写っていたのは……
「え、嘘。これが……ぼく?」
まるで生まれてはじめて化粧とコーディネートをされたヒロインみたいなセリフが口から漏れた。
そこには、顔を洗うとき毎朝うんざりするほど対面する自分はいなかった。鏡の中に居たのは、まるで高校生のときのように若々しい自分だ。ひげも生えてなければ、腹も出てないし、髪が薄くなってる気配もない。
ついでに、閻魔ちゃんもぼくの右肩の上にしっかり写っていた。吸血鬼は鏡に映らないと聞くけど、同じ鬼とつくこいつは違うようだ。
「なんで若返ってるんだ?」
嬉しくないと言えば嘘になるが、若返った理由がわからない。ぼくは自分のふさふさな頭をなでながら首をかしげた。
「若返ったわけじゃなく、佐藤さんが過去に戻ったんです」
「うわっ」
いつのまにか閻魔ちゃんと同じようにちっちゃくなった青鬼さんがぼくの左肩に乗っているのに驚いて、ぼくは思わず声をあげた。
「青鬼、おまえいままでどこに行ってたんだ」
「申し訳ありません。十分な説明もなしに担当する人間に時空移動をさせたことについて、本物の閻魔大王様に報告していたので遅れました」
閻魔ちゃんがそう尋ねると、青鬼さんは相変わらず冷めた口調で、淡々とそう答えた。それを聴いて、閻魔ちゃんは「うっ」とうめいて、顔を歪めた。
「おま、告げ口するなよなあ。また研修期間が伸びたらどうするんだ!閻魔大王になるのが遅くなるだろうが。あとおじいちゃんのこと本物って呼ぶのやめろ。まるでわたしがニセモノみたいになるだろうが」
「自業自得です」
「っけ、この融通の効かないマニュアル人間め」
「今の不適切な発言も閻魔大王様に訴えさせていただきますね」
「うぐっ」
青鬼さんは閻魔ちゃんに何を言われようと終始涼しい顔を崩さなかった。青鬼さんが閻魔大王だったらなあと思うのはわがままなのだろうか。あのクールな表情のまま無慈悲に裁かれたい……。自分でも引くほど気持ちの悪い欲求が浮かんできた。欲望をかき消すべく、ぼくは顔を冷水でガシガシと乱暴に洗った。
「時空間移動って言ってたけど、本当に過去に戻ってきたのか?」
実際体は若返っているし間違いないのだろうが、非現実な現状をいまいち信じられなくて、ぼくはそう尋ねた。
「そういうことだな。死んだままではどんな条件だろうと達成できないだろう?」
「それはそうだけどさ、なんでこんな昔に戻したんだよ。だって二人をくっつけるって、ぶっちゃけ生き返れさえすれば過去に戻らなくったってできないことはないだろ」
「言われてみれば確かにそうだな……。じゃあ過去に戻るのはなしに」「それだと西宮さんと運命の相手の十数年は返ってきませんからね。終わりよければすべて良しとは行かないんですよ、現実は」
青鬼さんが閻魔ちゃんの言葉を遮るようにして説明してくれた。やっぱり頼りになるのは青鬼さんである。
「あーそれそれ。そういうことだ。今私もそれ言おうと思ってた」
ぼくは明らかになにもわかってなさそうな閻魔ちゃんへ、鏡越しに白い目を向けた。
彼女はひゅーひゅーと風の吹き抜けるような口笛を吹いて目をそらす。研修期間を追加するどころか、こんなのが閻魔大王なんていう大役になる資格を永久に剥奪してほしいと思ったぼくを責める人など何処にもいないだろう。むしろ誰もがその通りだと肩を叩いて賛同してくれるに違いない。
「過去に戻ってきた理由はなんとなくわかったけどさあ、なんで閻魔ちゃんたちもいるんだよ」
「閻魔大王には常に罪人に付き添い更生を促すとともに、条件達成のためのアドバイスをする役目があるのだ。だから仮の姿で現世にもついていくことになっている」
「わたしはその子守ですからね。現世に来る際には色々とルールがありますので、閻魔大王様がそれを破らないように監視しないといけませんし」
青鬼さんはともかく、閻魔ちゃんがアドバイスとはなんとも不穏な響きだった。まともな助言をしてくれるイメージがまるで浮かばなかった。むしろ積極的に邪魔してくる場面なら脳裏に次々と浮かんでくるのだから不安倍増である。
「なんだ人間、そのいかにも嫌だなあって顔は」
そりゃあ嫌な顔もするだろう。
「なんていうか監視されてるみたいじゃないか。ぼくにもプライベートとかさあ」
「基本的に姿は消しているから安心しろ。おまえが呼ぶか。私達がなにか伝えたいときにしか姿は現さない」
「でも姿が見えないってだけで、監視はされてるってことだろ?それ」
そう指摘すると。閻魔ちゃんは「なにを今更」と鼻で笑った。
「わたしはおまえの生前の行いをすべて観ることができるんだぞ。なんならおまえが生前にしてきた自慰のの合計回数でも教えてやろうか」
「それだけは絶対にやめろ。仮に言われてもそれが合ってるかなんてぼくも数えてないんだからわかんねえよ。いたずらにぼくの心が傷つくだけじゃないか」
平然とした顔でなんて恐ろしいことを思いつくんだこのガキは。
「それよりおまえ、時間は大丈夫なのか?」
ふと閻魔ちゃんがそう聴いてきて、心当たりのないぼくは首をかしげた。
「時間って、このあとなにかあるのか?つーか、今がいつなのかもわかってないんだけど」
「わかりやすく言うなら、おまえは今高校2年生で、ついでに言えば今日は平日なわけだな」
閻魔の言葉の意味を理解したぼくは、バタバタと部屋に戻って時計を見た。そこにあるデジタル時計は、朝の9時を示していた。……たしか、ぼくの通ってた高校は9時始業だったなあと思い返す。遅刻が確定したぼくはバタバタとリビングへ向かった。
「かーちゃん、遅刻しそうな時間まで起きてこなかったら起こしてくれっていっつも言ってるじゃん!」
「起こしたけどあんたが起きなかったんでしょうが!」
未来よりシワの少ない母から、未来と変わらぬ罵声とアルミホイルに包まれたおにぎりが飛んできた。
「この男、実家ぐらしで30歳になってもまだ母親に起こしてもらっていたからな」
「恥ずかしくないんでしょうかね」
「親御さんにとってはどこに出しても恥ずかしい息子だったろうなあ」
準備をしている間、鬼二人は宙に浮いて言いたい放題だった。正論なだけに耳が痛い。でもしょうがないだろ!朝に弱いんだから!
そんなこんなで、ぼくは十数年ぶりに、学校へ登校することになった。
キーンとした耳鳴りと、まるで暗がりから急に明るいところにでたように白んだ視界の中、閻魔ちゃんの声が耳元で聴こえてきた気がした。
だんだんと視界がはっきりとしていく。そして、今自分がどこにいるかがわかった。
「バカみたいに見覚えのある天井だ……」
ぼくがいるのは、実家の自室のベットの上だった。
「まったくたちの悪い夢だったなあ。つーか頭いってえ。病院いこうかなあ」
未だにガンガンと激しく痛む頭をなでながらぼくはベットから起き上がった。
「その必要はない。その頭痛はただの時空間移動の副作用みたいなものだ。じきに治まる」
声がした方には、夢に出てきた閻魔ちゃんが、なぜか手のひらサイズになって布団の上に立っていた。
ぼくは昔話に、小さくなった鬼をもちに挟んで食ってしまうような話があったなーと現実逃避気味に思い出す。
「おい、なにをぼーっとしてるんだ」
太ももに違和感を感じて目を向けると、閻魔ちゃんがぼくの太ももをペシペシと蹴っていた。痛みはないけど、たしかに蹴られている感覚はあることに気づいて、ぼくは大きくため息をついた。
「夢じゃなかったのかあ……」
もしくは頭のいかれてしまった人にのみ見える妖精という線もなくはない。まあどちらにせよろくなもんじゃないのは変わらないか。
「で、なにがどうなってんだこれは。生き返ったってことでいいのか」
「まあ、間違ってはないが……なにか他に気づくこととか、驚くことはないのか」
閻魔ちゃんは怪訝そうな表情でぼくの顔をじろじろと見た。
「気づくって、なにをだよ」
「ほら自分の部屋とか、自分そのものとか、なんかいつもと違うなーっと違和感を感じたりはしないのか?」
そう言われても頭痛で頭が回らないのもあって、なにも分からず、ぽけーっと頭のなかをハテナでいっぱいにした。
「先が思いやられる察しの悪さだな……。ちょっと鏡でも見て確かめてこい」
「はあ?」
「いいから早く行け」
閻魔ちゃんはぼくを見て、バカにするように鼻を鳴らした。
その謎に小さくなった体を握りつぶしてやろうかと思いながらも、ぼくは言われたとおり、頭痛とだるさでフラフラしながら洗面所へと向かった。そして電気をつけて鏡を見る。するとそこに写っていたのは……
「え、嘘。これが……ぼく?」
まるで生まれてはじめて化粧とコーディネートをされたヒロインみたいなセリフが口から漏れた。
そこには、顔を洗うとき毎朝うんざりするほど対面する自分はいなかった。鏡の中に居たのは、まるで高校生のときのように若々しい自分だ。ひげも生えてなければ、腹も出てないし、髪が薄くなってる気配もない。
ついでに、閻魔ちゃんもぼくの右肩の上にしっかり写っていた。吸血鬼は鏡に映らないと聞くけど、同じ鬼とつくこいつは違うようだ。
「なんで若返ってるんだ?」
嬉しくないと言えば嘘になるが、若返った理由がわからない。ぼくは自分のふさふさな頭をなでながら首をかしげた。
「若返ったわけじゃなく、佐藤さんが過去に戻ったんです」
「うわっ」
いつのまにか閻魔ちゃんと同じようにちっちゃくなった青鬼さんがぼくの左肩に乗っているのに驚いて、ぼくは思わず声をあげた。
「青鬼、おまえいままでどこに行ってたんだ」
「申し訳ありません。十分な説明もなしに担当する人間に時空移動をさせたことについて、本物の閻魔大王様に報告していたので遅れました」
閻魔ちゃんがそう尋ねると、青鬼さんは相変わらず冷めた口調で、淡々とそう答えた。それを聴いて、閻魔ちゃんは「うっ」とうめいて、顔を歪めた。
「おま、告げ口するなよなあ。また研修期間が伸びたらどうするんだ!閻魔大王になるのが遅くなるだろうが。あとおじいちゃんのこと本物って呼ぶのやめろ。まるでわたしがニセモノみたいになるだろうが」
「自業自得です」
「っけ、この融通の効かないマニュアル人間め」
「今の不適切な発言も閻魔大王様に訴えさせていただきますね」
「うぐっ」
青鬼さんは閻魔ちゃんに何を言われようと終始涼しい顔を崩さなかった。青鬼さんが閻魔大王だったらなあと思うのはわがままなのだろうか。あのクールな表情のまま無慈悲に裁かれたい……。自分でも引くほど気持ちの悪い欲求が浮かんできた。欲望をかき消すべく、ぼくは顔を冷水でガシガシと乱暴に洗った。
「時空間移動って言ってたけど、本当に過去に戻ってきたのか?」
実際体は若返っているし間違いないのだろうが、非現実な現状をいまいち信じられなくて、ぼくはそう尋ねた。
「そういうことだな。死んだままではどんな条件だろうと達成できないだろう?」
「それはそうだけどさ、なんでこんな昔に戻したんだよ。だって二人をくっつけるって、ぶっちゃけ生き返れさえすれば過去に戻らなくったってできないことはないだろ」
「言われてみれば確かにそうだな……。じゃあ過去に戻るのはなしに」「それだと西宮さんと運命の相手の十数年は返ってきませんからね。終わりよければすべて良しとは行かないんですよ、現実は」
青鬼さんが閻魔ちゃんの言葉を遮るようにして説明してくれた。やっぱり頼りになるのは青鬼さんである。
「あーそれそれ。そういうことだ。今私もそれ言おうと思ってた」
ぼくは明らかになにもわかってなさそうな閻魔ちゃんへ、鏡越しに白い目を向けた。
彼女はひゅーひゅーと風の吹き抜けるような口笛を吹いて目をそらす。研修期間を追加するどころか、こんなのが閻魔大王なんていう大役になる資格を永久に剥奪してほしいと思ったぼくを責める人など何処にもいないだろう。むしろ誰もがその通りだと肩を叩いて賛同してくれるに違いない。
「過去に戻ってきた理由はなんとなくわかったけどさあ、なんで閻魔ちゃんたちもいるんだよ」
「閻魔大王には常に罪人に付き添い更生を促すとともに、条件達成のためのアドバイスをする役目があるのだ。だから仮の姿で現世にもついていくことになっている」
「わたしはその子守ですからね。現世に来る際には色々とルールがありますので、閻魔大王様がそれを破らないように監視しないといけませんし」
青鬼さんはともかく、閻魔ちゃんがアドバイスとはなんとも不穏な響きだった。まともな助言をしてくれるイメージがまるで浮かばなかった。むしろ積極的に邪魔してくる場面なら脳裏に次々と浮かんでくるのだから不安倍増である。
「なんだ人間、そのいかにも嫌だなあって顔は」
そりゃあ嫌な顔もするだろう。
「なんていうか監視されてるみたいじゃないか。ぼくにもプライベートとかさあ」
「基本的に姿は消しているから安心しろ。おまえが呼ぶか。私達がなにか伝えたいときにしか姿は現さない」
「でも姿が見えないってだけで、監視はされてるってことだろ?それ」
そう指摘すると。閻魔ちゃんは「なにを今更」と鼻で笑った。
「わたしはおまえの生前の行いをすべて観ることができるんだぞ。なんならおまえが生前にしてきた自慰のの合計回数でも教えてやろうか」
「それだけは絶対にやめろ。仮に言われてもそれが合ってるかなんてぼくも数えてないんだからわかんねえよ。いたずらにぼくの心が傷つくだけじゃないか」
平然とした顔でなんて恐ろしいことを思いつくんだこのガキは。
「それよりおまえ、時間は大丈夫なのか?」
ふと閻魔ちゃんがそう聴いてきて、心当たりのないぼくは首をかしげた。
「時間って、このあとなにかあるのか?つーか、今がいつなのかもわかってないんだけど」
「わかりやすく言うなら、おまえは今高校2年生で、ついでに言えば今日は平日なわけだな」
閻魔の言葉の意味を理解したぼくは、バタバタと部屋に戻って時計を見た。そこにあるデジタル時計は、朝の9時を示していた。……たしか、ぼくの通ってた高校は9時始業だったなあと思い返す。遅刻が確定したぼくはバタバタとリビングへ向かった。
「かーちゃん、遅刻しそうな時間まで起きてこなかったら起こしてくれっていっつも言ってるじゃん!」
「起こしたけどあんたが起きなかったんでしょうが!」
未来よりシワの少ない母から、未来と変わらぬ罵声とアルミホイルに包まれたおにぎりが飛んできた。
「この男、実家ぐらしで30歳になってもまだ母親に起こしてもらっていたからな」
「恥ずかしくないんでしょうかね」
「親御さんにとってはどこに出しても恥ずかしい息子だったろうなあ」
準備をしている間、鬼二人は宙に浮いて言いたい放題だった。正論なだけに耳が痛い。でもしょうがないだろ!朝に弱いんだから!
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