30 / 129
パトリシア 1
しおりを挟む
アンデオンの冒険者ギルドで依頼票を眺めている。
クレラインとオーリアは、金がたっぷりある間は、働きたくないと言って、宿から出てこない。アルミも2人と一緒にお留守番だ。
というわけで、依頼ボードを1人で見ている訳だ。
工芸の街だけあって、工房関係の依頼が多い。
内容を見ると、センネンブナの運搬が群を抜いて多い。
依頼主は、陶芸工房と木工工房だ。
俺はカウンターに行って受付嬢に、センネンブナとは何かということと、その依頼票が多い理由を聞いた。
「センネンブナは、樹のことですよ。珍しい樹で、いつでも品薄なんです。陶芸工房と木工工房が、常に欲しがっていますから」
「なぜ、そんなに欲しがるんだ?」
「陶芸工房は、質の良い焼き物をつくるのにセンネンの火を必要としていますし、木工工房では、家具、調度品から彫刻まで、高級品は全てセンネンブナの木を使いますからね。とはいっても依頼は、陶芸組合は薪の運搬、木工組合は丸太の運搬と、内容が異なります」
「センネンの火って何だ?」
「センネンブナの薪を燃やした火を、陶芸工房ではセンネンの火と呼んでいるのですよ。陶芸の窯では、いい焼き物を仕上げるには絶対必要だと言われています」
「それが、品薄な理由か?」
「もう一つの理由は、センネンブナは高山の険しいところに生えているので運搬が大変なんですよ」
「それで運搬の依頼が多いわけか。どれくらい大変なんだ?」
「それは工房によって違うので、詳しいことは工房に行って直接確かめて下さい」
「評判のいい工房を教えてもらえるか?」
この質問に受付嬢は首を傾げて、
「う~ん、ギルドではお答えできませんね」と回答を拒否された。
仕方ないので、俺は依頼票の所に戻り、陶芸工房からの依頼票の一つを持ってギルドを出た。陶芸工房を選んだのは、運ぶのが薪だからだ。丸太の運搬なんてトラックが必要だろう。
依頼票には、パトリシアという陶芸工房の名前と、工房への道順が書かれていた。
その道順を頼りに通りを行くと、パトリシア工房という看板が目に入った。
ドアを開けるとカランと音が鳴り、受付カウンターから「いらっしゃいませ」と少女の声が聞こえる。
「ギルドの依頼を見たんだが」と言いながら、依頼票を取り出すと、少女は目を輝かせて
「センネンブナを取りに行ってくれるんですか?ちょっと、待ってください」と店の奥に引っ込んだ。
直ぐに、奥から大人の女性が出て来て
「センネンブナを取りに行ってくれるのかい?」と聞いて来た。
「ギルドに依頼があったから、条件が合えば引き受けたいと思ってな」
「それは、助かるよ。なんてったって薪だからね、運ぶのは力仕事だ。だから、ギルドに依頼票を出しておいたんだけど、あんたみたいに体が大きくて力が強そうな人だと、安心して頼めるからね。私は店主のパトリシアだ。よろしくね」
「冒険者のダブリンだ。こちらこそ、よろしく。それで、どこまで行って、どれくらい運ぶんだ?」
「ナンガブール山の上に樵の村があってね」
「ナンガブール山?」
「あんた、この辺の者じゃないんだね。ナンガブール山は、北に見えている高い山だよ。そこまで行くんだけど、かなり登るから、馬車は途中までしか行けないし、ロバも連れていけないような山道を、薪を背負って降りて来なくちゃいけない。馬車まで、何往復もするから、柔な男には頼めないんだ」
「重労働ってわけか。依頼票には、そんなことは書いてなかったぞ」
「当り前のことだからね。わざわざ書くことじゃないよ」
「そうなのか?」
「この国でセンネンブナが生えてるのは、ナンガブール山の頂上辺りだけだってのは、この街に住んでいる者は誰でも知っていることだからね」
「それで、依頼料は?」
「運んだ薪の量によるね」
「目安は?」
「そうだね、ちょっと奥へ入って」と言いながら、女店主は奥に続くドアを開けて、俺を奥の作業場に招き入れた。
作業場に積んである薪の束を差して、
「これと同じ束をこの店まで運んで、銀貨20枚でどうだい?あんたなら、山から降りるときに、1度に5束背負えるだろう。山を5回上り下りしたら25束、2日で50束、金貨10枚の報酬でどうだい。泊りは馬車だが、食べる物はこちらで持つ。いい稼ぎになるんじゃないかい」
「金貨10枚か。行くのは、俺1人か?」
「いや、私が一緒に行くよ。馬車を操らないといけないし、樵と交渉もしないといけないからね」
「2人だけか?」
「そうだよ。何か不満があるのかい?」
「いや、せっかく行くのに、もっと人数がいたらたくさん運べると思ってな」
「私も運ぶから、結構な量になるよ。馬車にも、それ以上積めないしね」
「そうか、そっちがいいなら、俺もいいぞ」
工房の女店主との交渉がまとまり、「明日の夜明けに出発するから、店の前に来てくれ」と言われて宿に戻った。
宿で、クレラインとオーリアに依頼のことを話すと、
「その店主は幾つ位?」
「30前だと思う」
「美人?」
「ああ」
「年増の魅力ね。危険な香りがする」
「だけど、お前たちは、仕事をせずにゆっくりしたいと言っていたじゃないか」
「それはそうだけど・・・」
「よし、今夜は寝かさないからね」
次の日、夜明け前に俺は宿を出た。一睡もしていないぞ。おかげで悪夢を見ずに済んだけどな。
「道中は長いから、話し相手になってもらうよ」
有無を言わさず、御者の横の席に座らされた。
馬は、あのバカでかい、角の無いヘラジカモドキだ。
「冒険者になって長いのかい?」
世間話のつもりだろうが、俺には簡単に答えられない質問から入って来た。
「まあ、そこそこだな」と、誤魔化しておく。
「ところで、あんた御者は出来るかい?」
「いや、やったことはない」
「それなら、ちょうどいい。私が教えてやるよ」
「ああ、それは有難いが」
「あんたが御者が出来れば、あたしが休めるしね」
パトリシアは、一旦馬車を止めると
「席を変わろう。あんたは、こっちに座りな」と、そのまま立ち上がって、俺の座っている席に移ってくる。形の良いお尻が俺のすぐ目の前に迫って来る。仕方なく、俺も立ち上がり、体を交差させながら御者席に移動する。
「さあ、この手綱を持って。これは右手に、これは左手に持つんだよ」と言いながら、前かがみになって俺に手綱を渡してくる。そのまま、右手で俺の右手を、左手で俺の左手を、それぞれ上から掴んで、
「暫くは、一緒にやってやるよ。腕の力を抜いて、私が動かすのに任せなよ」
そう言いながら、俺の右腕を、軽く上下に振る様に動かす。店主の背中が俺に密着し、さらに、俺の右腕は、店主の右腕と大きな胸にサンドイッチされた状態になっている。もろに胸が当たっている。
『いいのか、これ?』
俺の思いを知ってか知らずか、パトリシアは俺の両手を操って馬車を操縦している。あまりの事態に我を忘れていると。
「ちょっと聞いてる?」とパトリシアが振り返る。その位置で振り返られると、顔が近過ぎるんだが。馬車が揺れる度に、女店主の顔が俺の唇に触れそうになる。
「せっかく教えてあげているんだから、ボーとしていないで、ちゃんとして」
叱責されるが、俺は目の前に美女の顔が迫ってきているので焦っている。
パトリシアは、また、前を向いて俺の両手を、それぞれの手で操って、暫く馬車を走らせた。ようやく、
「これで分かったろう?」
と言って、パトリシアは、俺の手を離して隣の席に戻った。
『いや、体が密着したことに気を取られて、何も頭に入らなかったんだが』とも言えず、頷いておく。
昼飯に、パトリシアが用意してくれたパンとスープを食べていると、
「あんた、女はいるのかい」とストレートに聞いてきた。
ここで否定したら、クレラインとオーリアに殺されかねない。
「ああ、2人と半いる」
「何それ?」
「2人は大人だが、もう1人は子どもなので、大きくなるまで待っている」
「ふ~ん、子どもの頃から手なずけているってわけかい」
「そういう訳でもないんだが」
「お盛んだね~。うらやましいよ」
「そういう店主は、旦那はいるのか?」
「いないよ。もしよければ、あんたがなるかい?」と爆弾を投げ込んで来る。
「もてるだろう。美人だし」
「嬉しいことを言ってくれるね~。だけど、普通の男じゃ物足りなくてね。あんたは体が大きいし、夜も強そうだ。どうだい、今夜は私と寝ないかい?」
あっけらかんと、凄いこと言ってくる。だけど、ここまで言われたら断れない。
「いいのか?それなら、今夜、あんたの所に行くぞ」
「待ってるよ」
その夜、馬車の中でパトリシアがくるまっている毛皮の中に滑り込む、
「パティと呼んでおくれ」と、柔らかい腕が俺の背中に回される。
後は、言葉は要らなかった。
眷属や奴隷でもなく、娼婦でもない、普通の男と女として、初めて女を抱いた。そいう意味で、パティは、俺にとって特別な存在になった。蛇足だが、この夜、陶芸1のスキルを得ていた。
クレラインとオーリアは、金がたっぷりある間は、働きたくないと言って、宿から出てこない。アルミも2人と一緒にお留守番だ。
というわけで、依頼ボードを1人で見ている訳だ。
工芸の街だけあって、工房関係の依頼が多い。
内容を見ると、センネンブナの運搬が群を抜いて多い。
依頼主は、陶芸工房と木工工房だ。
俺はカウンターに行って受付嬢に、センネンブナとは何かということと、その依頼票が多い理由を聞いた。
「センネンブナは、樹のことですよ。珍しい樹で、いつでも品薄なんです。陶芸工房と木工工房が、常に欲しがっていますから」
「なぜ、そんなに欲しがるんだ?」
「陶芸工房は、質の良い焼き物をつくるのにセンネンの火を必要としていますし、木工工房では、家具、調度品から彫刻まで、高級品は全てセンネンブナの木を使いますからね。とはいっても依頼は、陶芸組合は薪の運搬、木工組合は丸太の運搬と、内容が異なります」
「センネンの火って何だ?」
「センネンブナの薪を燃やした火を、陶芸工房ではセンネンの火と呼んでいるのですよ。陶芸の窯では、いい焼き物を仕上げるには絶対必要だと言われています」
「それが、品薄な理由か?」
「もう一つの理由は、センネンブナは高山の険しいところに生えているので運搬が大変なんですよ」
「それで運搬の依頼が多いわけか。どれくらい大変なんだ?」
「それは工房によって違うので、詳しいことは工房に行って直接確かめて下さい」
「評判のいい工房を教えてもらえるか?」
この質問に受付嬢は首を傾げて、
「う~ん、ギルドではお答えできませんね」と回答を拒否された。
仕方ないので、俺は依頼票の所に戻り、陶芸工房からの依頼票の一つを持ってギルドを出た。陶芸工房を選んだのは、運ぶのが薪だからだ。丸太の運搬なんてトラックが必要だろう。
依頼票には、パトリシアという陶芸工房の名前と、工房への道順が書かれていた。
その道順を頼りに通りを行くと、パトリシア工房という看板が目に入った。
ドアを開けるとカランと音が鳴り、受付カウンターから「いらっしゃいませ」と少女の声が聞こえる。
「ギルドの依頼を見たんだが」と言いながら、依頼票を取り出すと、少女は目を輝かせて
「センネンブナを取りに行ってくれるんですか?ちょっと、待ってください」と店の奥に引っ込んだ。
直ぐに、奥から大人の女性が出て来て
「センネンブナを取りに行ってくれるのかい?」と聞いて来た。
「ギルドに依頼があったから、条件が合えば引き受けたいと思ってな」
「それは、助かるよ。なんてったって薪だからね、運ぶのは力仕事だ。だから、ギルドに依頼票を出しておいたんだけど、あんたみたいに体が大きくて力が強そうな人だと、安心して頼めるからね。私は店主のパトリシアだ。よろしくね」
「冒険者のダブリンだ。こちらこそ、よろしく。それで、どこまで行って、どれくらい運ぶんだ?」
「ナンガブール山の上に樵の村があってね」
「ナンガブール山?」
「あんた、この辺の者じゃないんだね。ナンガブール山は、北に見えている高い山だよ。そこまで行くんだけど、かなり登るから、馬車は途中までしか行けないし、ロバも連れていけないような山道を、薪を背負って降りて来なくちゃいけない。馬車まで、何往復もするから、柔な男には頼めないんだ」
「重労働ってわけか。依頼票には、そんなことは書いてなかったぞ」
「当り前のことだからね。わざわざ書くことじゃないよ」
「そうなのか?」
「この国でセンネンブナが生えてるのは、ナンガブール山の頂上辺りだけだってのは、この街に住んでいる者は誰でも知っていることだからね」
「それで、依頼料は?」
「運んだ薪の量によるね」
「目安は?」
「そうだね、ちょっと奥へ入って」と言いながら、女店主は奥に続くドアを開けて、俺を奥の作業場に招き入れた。
作業場に積んである薪の束を差して、
「これと同じ束をこの店まで運んで、銀貨20枚でどうだい?あんたなら、山から降りるときに、1度に5束背負えるだろう。山を5回上り下りしたら25束、2日で50束、金貨10枚の報酬でどうだい。泊りは馬車だが、食べる物はこちらで持つ。いい稼ぎになるんじゃないかい」
「金貨10枚か。行くのは、俺1人か?」
「いや、私が一緒に行くよ。馬車を操らないといけないし、樵と交渉もしないといけないからね」
「2人だけか?」
「そうだよ。何か不満があるのかい?」
「いや、せっかく行くのに、もっと人数がいたらたくさん運べると思ってな」
「私も運ぶから、結構な量になるよ。馬車にも、それ以上積めないしね」
「そうか、そっちがいいなら、俺もいいぞ」
工房の女店主との交渉がまとまり、「明日の夜明けに出発するから、店の前に来てくれ」と言われて宿に戻った。
宿で、クレラインとオーリアに依頼のことを話すと、
「その店主は幾つ位?」
「30前だと思う」
「美人?」
「ああ」
「年増の魅力ね。危険な香りがする」
「だけど、お前たちは、仕事をせずにゆっくりしたいと言っていたじゃないか」
「それはそうだけど・・・」
「よし、今夜は寝かさないからね」
次の日、夜明け前に俺は宿を出た。一睡もしていないぞ。おかげで悪夢を見ずに済んだけどな。
「道中は長いから、話し相手になってもらうよ」
有無を言わさず、御者の横の席に座らされた。
馬は、あのバカでかい、角の無いヘラジカモドキだ。
「冒険者になって長いのかい?」
世間話のつもりだろうが、俺には簡単に答えられない質問から入って来た。
「まあ、そこそこだな」と、誤魔化しておく。
「ところで、あんた御者は出来るかい?」
「いや、やったことはない」
「それなら、ちょうどいい。私が教えてやるよ」
「ああ、それは有難いが」
「あんたが御者が出来れば、あたしが休めるしね」
パトリシアは、一旦馬車を止めると
「席を変わろう。あんたは、こっちに座りな」と、そのまま立ち上がって、俺の座っている席に移ってくる。形の良いお尻が俺のすぐ目の前に迫って来る。仕方なく、俺も立ち上がり、体を交差させながら御者席に移動する。
「さあ、この手綱を持って。これは右手に、これは左手に持つんだよ」と言いながら、前かがみになって俺に手綱を渡してくる。そのまま、右手で俺の右手を、左手で俺の左手を、それぞれ上から掴んで、
「暫くは、一緒にやってやるよ。腕の力を抜いて、私が動かすのに任せなよ」
そう言いながら、俺の右腕を、軽く上下に振る様に動かす。店主の背中が俺に密着し、さらに、俺の右腕は、店主の右腕と大きな胸にサンドイッチされた状態になっている。もろに胸が当たっている。
『いいのか、これ?』
俺の思いを知ってか知らずか、パトリシアは俺の両手を操って馬車を操縦している。あまりの事態に我を忘れていると。
「ちょっと聞いてる?」とパトリシアが振り返る。その位置で振り返られると、顔が近過ぎるんだが。馬車が揺れる度に、女店主の顔が俺の唇に触れそうになる。
「せっかく教えてあげているんだから、ボーとしていないで、ちゃんとして」
叱責されるが、俺は目の前に美女の顔が迫ってきているので焦っている。
パトリシアは、また、前を向いて俺の両手を、それぞれの手で操って、暫く馬車を走らせた。ようやく、
「これで分かったろう?」
と言って、パトリシアは、俺の手を離して隣の席に戻った。
『いや、体が密着したことに気を取られて、何も頭に入らなかったんだが』とも言えず、頷いておく。
昼飯に、パトリシアが用意してくれたパンとスープを食べていると、
「あんた、女はいるのかい」とストレートに聞いてきた。
ここで否定したら、クレラインとオーリアに殺されかねない。
「ああ、2人と半いる」
「何それ?」
「2人は大人だが、もう1人は子どもなので、大きくなるまで待っている」
「ふ~ん、子どもの頃から手なずけているってわけかい」
「そういう訳でもないんだが」
「お盛んだね~。うらやましいよ」
「そういう店主は、旦那はいるのか?」
「いないよ。もしよければ、あんたがなるかい?」と爆弾を投げ込んで来る。
「もてるだろう。美人だし」
「嬉しいことを言ってくれるね~。だけど、普通の男じゃ物足りなくてね。あんたは体が大きいし、夜も強そうだ。どうだい、今夜は私と寝ないかい?」
あっけらかんと、凄いこと言ってくる。だけど、ここまで言われたら断れない。
「いいのか?それなら、今夜、あんたの所に行くぞ」
「待ってるよ」
その夜、馬車の中でパトリシアがくるまっている毛皮の中に滑り込む、
「パティと呼んでおくれ」と、柔らかい腕が俺の背中に回される。
後は、言葉は要らなかった。
眷属や奴隷でもなく、娼婦でもない、普通の男と女として、初めて女を抱いた。そいう意味で、パティは、俺にとって特別な存在になった。蛇足だが、この夜、陶芸1のスキルを得ていた。
10
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
盾の間違った使い方
KeyBow
ファンタジー
その日は快晴で、DIY日和だった。
まさかあんな形で日常が終わるだなんて、誰に想像できただろうか。
マンションの屋上から落ちてきた女子高生と、運が悪く――いや、悪すぎることに激突して、俺は死んだはずだった。
しかし、当たった次の瞬間。
気がつけば、今にも動き出しそうなドラゴンの骨の前にいた。
周囲は白骨死体だらけ。
慌てて武器になりそうなものを探すが、剣はすべて折れ曲がり、鎧は胸に大穴が空いたりひしゃげたりしている。
仏様から脱がすのは、物理的にも気持ち的にも無理だった。
ここは――
多分、ボス部屋。
しかもこの部屋には入り口しかなく、本来ドラゴンを倒すために進んできた道を、逆進行するしかなかった。
与えられた能力は、現代日本の商品を異世界に取り寄せる
【異世界ショッピング】。
一見チートだが、完成された日用品も、人が口にできる食べ物も飲料水もない。買えるのは素材と道具、作業関連品、農作業関連の品や種、苗等だ。
魔物を倒して魔石をポイントに換えなければ、
水一滴すら買えない。
ダンジョン最奥スタートの、ハード・・・どころか鬼モードだった。
そんな中、盾だけが違った。
傷はあっても、バンドの残った盾はいくつも使えた。
両手に円盾、背中に大盾、そして両肩に装着したL字型とスパイク付きのそれは、俺をリアルザクに仕立てた。
盾で殴り
盾で守り
腹が減れば・・・盾で焼く。
フライパン代わりにし、竈の一部にし、用途は盛大に間違っているが、生きるためには、それが正解だった。
ボス部屋手前のセーフエリアを拠点に、俺はひとりダンジョンを生き延びていく。
――そんなある日。
聞こえるはずのない女性の悲鳴が、ボス部屋から響いた。
盾のまちがった使い方から始まる異世界サバイバル、ここに開幕。
【AIの使用について】
本作は執筆補助ツールとして生成AIを使用しています。
主な用途は「誤字脱字のチェック」「表現の推敲」「壁打ち(アイデア出しの補助)」です。
ストーリー構成および本文の執筆は作者自身が行っております。
うちの冷蔵庫がダンジョンになった
空志戸レミ
ファンタジー
一二三大賞3:コミカライズ賞受賞
ある日の事、突然世界中にモンスターの跋扈するダンジョンが現れたことで人々は戦慄。
そんななかしがないサラリーマンの住むアパートに置かれた古びた2ドア冷蔵庫もまた、なぜかダンジョンと繋がってしまう。部屋の借主である男は酷く困惑しつつもその魔性に惹かれ、このひとりしか知らないダンジョンの攻略に乗り出すのだった…。
タイム連打ってなんだよ(困惑)
こすもすさんど(元:ムメイザクラ)
ファンタジー
「リオ、お前をパーティから追放する。お前のようなハズレスキルのザコは足手まといなんだよ」
王都の冒険者ギルドにて、若手冒険者のリオは、リーダーの身勝手な都合によってパーティから追い出されてしまい、同時に後宮では、聖女の降臨や第一王子の婚約破棄などが話題になっていた。
パーティを追放されたリオは、ある日商隊の護衛依頼を受けた際、野盗に襲われる可憐な少女を助けることになるのだが、彼女は第一王子から婚約破棄された上に濡れ衣を着せられて迫害された元公爵令嬢こと、アイリスだった。
アイリスとの出会いから始まる冒険の旅、行く先々で様々な思惑によって爪弾きにされてしまった者達を受け入れていく内に、彼はある決意をする。
「作ろう。誰もが幸せに過ごせる、そんな居場所を」
目指すべき理想、突き動かされる世界、そしてハズレスキル【タイム連打】に隠されたリオの本当の力とは?
※安心安全安定安泰の四安揃った、ハピエン確定のハズレスキル無双です。
『エ○ーマンが倒せない』は関係ありません。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!
マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。
今後ともよろしくお願いいたします!
トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕!
タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。
男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】
そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】
アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です!
コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】
マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。
見てください。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
【コミカライズ決定】勇者学園の西園寺オスカー~実力を隠して勇者学園を満喫する俺、美人生徒会長に目をつけられたので最強ムーブをかましたい~
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
【第5回一二三書房Web小説大賞コミカライズ賞】
~ポルカコミックスでの漫画化(コミカライズ)決定!~
ゼルトル勇者学園に通う少年、西園寺オスカーはかなり変わっている。
学園で、教師をも上回るほどの実力を持っておきながらも、その実力を隠し、他の生徒と同様の、平均的な目立たない存在として振る舞うのだ。
何か実力を隠す特別な理由があるのか。
いや、彼はただ、「かっこよさそう」だから実力を隠す。
そんな中、隣の席の美少女セレナや、生徒会長のアリア、剣術教師であるレイヴンなどは、「西園寺オスカーは何かを隠している」というような疑念を抱き始めるのだった。
貴族出身の傲慢なクラスメイトに、彼と対峙することを選ぶ生徒会〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉、さらには魔王まで、西園寺オスカーの前に立ちはだかる。
オスカーはどうやって最強の力を手にしたのか。授業や試験ではどんなムーブをかますのか。彼の実力を知る者は現れるのか。
世界を揺るがす、最強中二病主人公の爆誕を見逃すな!
※小説家になろう、カクヨム、pixivにも投稿中。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる