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第3章記憶

記憶#2

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次の日、優は早く目が覚めた何やら隣の寝室から話し声が聞こえるではありませんか。

「今日、本当にあの子連れて行くの?」

「しょうがないだろここに置いておく訳にはいかないんだから」

「でもあそこは危険よ一度ハマったら抜け出せなくなってしまうわ…」

そんな話を聞いた優は少し怖くなったが気にしない事にした。

「ゆう~朝ご飯出来たわよ」

「おはよう優くん今日はいい所に連れてってあげるからね」

「何処に行くの?」

「それは着いてからのお楽しみだよ…」

ふと母の顔を見ると少し青ざめ涙目になっていた。

「お母さんどうしたの?」

「ううん大丈夫よ、早く朝ご飯食べちゃいなさい今日は豪華にしといたからお腹いっぱい食べておきなさい」

「最後になるかもしれないから…」

ボソっと何か意味深な事を言った気がしたが優は食べるのに夢中で聴こえていなかったそうな…続く


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