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第16章五つの玉ゴールド惑星

ゴールド惑星#10

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翌日の朝、ラッパの音で目を覚ます。

「パーパパーパーパーパパパー!」

「うーん良く寝た!皆はもう起きたかな」

1人1人部屋が用意されていて、部屋の中まで金でコーティングされている。

「何なのかしらねこの金は、少し触っただけで取れちゃうし、嫌がらせみたいだわ」

身近な所は全て金でコーティングされている為、常に金が身体の何処かに付いている状態だ。

「おう!起きたか、少しの間だったが楽しかったのぅ、また困った事あったら立ち寄っておくれ、気をつけて行ってくるのじゃぞ!」

「王様、一つだけ質問良いですか?」

「うん?なんじゃ、何でも言ってみい」

「この星は、彼方此方金で出来ているみたいだけど、全てコーティングされてるみたいなの、本当の金が一つも無いのは、何故かしら?」

触れてはいけなかったのだろう、あんなに穏やかだった王様は真顔になり、それ以上話す事は無く目も合わせてくれなくなったそうな…続く
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