上 下
189 / 341
第16章五つの玉流星群が降り注ぐ星

流星群が降り注ぐ星#39

しおりを挟む
修行を始めて半日が過ぎよとしていた頃、塔の頭上から何やら降って来るではありませんか。

「わぁ!何か降ってくるわ!」

得体の知れない物体「ヒューー!ドスンッ!」

その得体の知れない物体は、いくつも降って来て一同は必死に避け唖然とする。

「なんだよこの物体は、物凄い色のやつが次々に降って来て危ないぞ!」

「ふぉふぉ始めよったかい、これはこの塔の最上階に居るガンガンの糞じゃ、御主らが来たから興奮して排泄したんじゃな、可愛い奴よ」

物凄い大きさの糞は、地面にめり込む程重く、当たれば重傷は避けられないだろう。

「御主ら何ボーっとしとる、降ってる内に登らないと修行にならないぞ、さぁわしに続くのじゃ!」

言われるがままに長老の跡を付いて行く一同は、不思議と壁登りが出来る様になっていた。

「御主ら安心せい!わしの力で御主らのパワーを援助しておるのじゃ、じゃが力は抜くなよ気を緩めたら忽ち地面に落下するからのぅ」

こちらを振り向きながら話す長老の真上に、糞が近づいているのを一同は、何食わぬ顔で見ていたそうな…続く

しおりを挟む

処理中です...