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第16章五つの玉繰り返す日々

繰り返す日々#20

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城の外は森で生い茂っており宇宙船へ戻るのに、一苦労しそうだ。

「さ!帰るわよ!本当、大変な目にあったわ、この私があんな変貌するなんて、思いもしなかったわよ、こんなとこ1秒も居たくないわ急ぎましょ!」

と意気込んだが、どちらに進めば宇宙船に辿り着くか見当もつかず、2人は森を彷徨うのであった。

「あーもーなんなのよこの森は、進んでも進んでも、同じような木々しか無くて、迷う一方だわ!なんとかしてよ!優君」

ふと優を見ると、何処から持って来たか知らないが手に糸のような物を持っている。

「あら!何よそれ!いつからそんな物、持ってたの?」

優は調子に乗った顔で、此方を振り向き、花子にこう言った。

「あ!これかい?これは、執事のおじちゃんがくれたんだけど、何の為だろう」って

2人は見つめ合い、変な空気が流れ始めた頃、来た道の方から何やら迫ってくる感じがし、2人は勢い良く振り向いたそうな…続く
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