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第16章五つの玉繰り返す日々

繰り返す日々#27

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場面は宇宙船に戻り、一人ひとりに翻訳猫ちゃんが配られていた。

「わぁ!思ったより軽いわね、それになんて可愛いのかしら、惚れ惚れするわ!」

その重量感の見た目とは裏腹に、とても軽く、丈夫に出来ている。

「これでも少し重いくらいやで、余計な物付けすぎたかな?あはは!それと、其奴を持ってるだけで、自分の居場所を皆んなに知らせる事が出来て、はぐれた時に便利やで、まぁ後は実際に使ってみて実感してくれ、何か不便があったら、このフルミに言ってくれ!こう見えても宇宙一の発明王の息子でな、子供の頃から色々と作らされていたんだ、えっへん!」

フルミの父親は誰もが知る発明王で、その事を知った一同は、口を開けてびっくりした。

「さて、もう夜だ晩御飯にしよう!今日はわしが作ってあげるぞ、わしは何でも出来るから頼りになるじゃろ?」

その誇らしげな表情に、少し苛立ちを覚えながら、少し遅い晩御飯は嗜めるのであった…続く

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