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第16章五つの玉オブジェクト
オブジェクト#4
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一瞬固まった優は、ゆっくりと後ろに後退りし、花子の方へ駆け寄る。
「花子ん大変だ!人だよ、人がオブジェに紛れ込んでいるんだ」
慌てた優は、2人だけの時に呼ぶ呼び方で花子を呼び、気まずい雰囲気になるが、それどころではなかった。
「え?どれよ、皆んなりっ…あ!一つショボいのがあるわねって何言わせるのよ!」
騒ぎに気づいたそのオブジェは、恥ずかしくなったのだろう、大事な部分を隠すポーズに変える。
「ほら!動いた、アハ!恥じらってら!」
一同はオブジェを囲み、逃げれないようにし、問い掛けた。
「貴方は其処で何をしているんだい?」
すると、そのオブジェは静かに体育座りし
て、語り始めたそうな。
「これはまだ私が子供の頃の話です、私は毎朝この草原でランニングするのが好きで、いつものように走っていたら突如、空から見た事がない物体が降ってきたのです、その物体は私にこう言いました…。」
「御主は背が高いの、どうじゃオブジェにならないか?」って
「私は、小さい頃から皆んなに見られるのが好きで、こんなチャンスもう無いと思い、生涯オブジェとして生きて行く事に決めましたとさ」
話が終わると、また同じポーズに戻りピタッと固まったそうな…続く
「花子ん大変だ!人だよ、人がオブジェに紛れ込んでいるんだ」
慌てた優は、2人だけの時に呼ぶ呼び方で花子を呼び、気まずい雰囲気になるが、それどころではなかった。
「え?どれよ、皆んなりっ…あ!一つショボいのがあるわねって何言わせるのよ!」
騒ぎに気づいたそのオブジェは、恥ずかしくなったのだろう、大事な部分を隠すポーズに変える。
「ほら!動いた、アハ!恥じらってら!」
一同はオブジェを囲み、逃げれないようにし、問い掛けた。
「貴方は其処で何をしているんだい?」
すると、そのオブジェは静かに体育座りし
て、語り始めたそうな。
「これはまだ私が子供の頃の話です、私は毎朝この草原でランニングするのが好きで、いつものように走っていたら突如、空から見た事がない物体が降ってきたのです、その物体は私にこう言いました…。」
「御主は背が高いの、どうじゃオブジェにならないか?」って
「私は、小さい頃から皆んなに見られるのが好きで、こんなチャンスもう無いと思い、生涯オブジェとして生きて行く事に決めましたとさ」
話が終わると、また同じポーズに戻りピタッと固まったそうな…続く
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