光と陰がまじわる日（未完成）

第16章五つの玉オブジェクト

オブジェクト#33

辺りは毒霧に包まれ、頭の上のパラメータが徐々に減るのが、恐怖を高めている。

「う…」

手で口を押さえ、花子の袖を掴む優は、いたく怯えていた。

「大丈夫よ優君、これは作り物の霧よ、パラメータが減ってるからそう感じるだけで、普通に息は出来るわよ！」 

そうここはバーチャル世界、実体の身体は城に残されていて、頭に電気を通す事によりバーチャル世界を作り出している、だが余りにも構成に作られているため、身に起こるダメージは実体に反映されるのだ。

「スーハー…本当だ！全然苦しく無いぞ、だけどパラメータがどんどん減っていくぞ、0になったらどうなるんだろ？」

一同はなんとか、霧の無い所までやって来ると、目の前に大きな橋が見えてきた。

「怪しい橋ね、私なら隠れて検問するわ、気をつけて渡りましょ！」

その予測は的中し、壊れた車の陰に数人の敵が、隠れている。

敵「おい！お前ら、それ以上近くなら撃つぞ！」

数人の敵は、ギャラギャラと手榴弾を腰にぶら下げ、手にはどぎつい銃を持ち、そして顔には、愉快な仮面を着けていたそうな…続く