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最終章帰還

帰還#17

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影が居なくなってから、数日が経とうとしていた。

「ふぅ、この雑誌も飽きてきたな、早く地球に帰りたいけど、どうなる事やら。」

テッシュまみれの部屋で影の帰りを待つ優は、ある事に思いを伏せた。

「もしこのまま地球に帰れなかったら、僕はどうなって仕舞うのだろうか、他の惑星に移り住む、嫌々それはしんどいなぁ、宇宙の果てを見に行く、楽しそうだが後々後悔しそうで怖いな、これは何としても地球を救わなくては…」

半裸の姿で、もの想いに浸っていると、勢い良く影が帰って来たではありませんか!

「おい!帰ってき…あ、すまねぇ」

そのだらしがない姿を見られてしまった優は、何事も無かったかの様にズボンを履き、部屋を片すのであったそうな…続く
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