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最終章帰還

帰還#16

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ブォンと何処かにワープした先には、眩い光を放つ惑星がすぐそばにあった。

「うおっし、着いたぞ!見てみろ、綺麗な惑星さんやでなぁ優よ!」

優は惑星を見ても関心を示さず、変哲も無い石ころでも見るかのようだ。

「やる気ねぇな、それでも主人公かよ!ったく、つべこべ言わずあの惑星に降りるぞ!」

影はやる気十分に操縦席に座ると、優はスッと立ち上がり冷たい言葉を罵倒する。

「僕は行かないよ、もう旅は懲り懲りなんだ、行くならお前1人で行ってこいよ!」

その言葉を耳にした影は、何とも言えない顔をし、優を見つめている。

「そんな…はぁそうだよな、あんな苦労したのに、あの結末だもんな、そりゃ嫌なるわ、良し!今回はわしに任せろ、お前はゆっくり休んでいろ!」

そう言うと影は、小型宇宙船に乗り込み光り輝く惑星に向かっていったそうな…続く
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