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最終章帰還

帰還#24

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巻物を力士が持つタオルの様に持ち、長々と書かれた文章を読んでいく。

「この巻物は、決して他人に手渡してはいけない、もし渡った日には世界は破滅へと向かうだろう、心して読むが良い、この巻物は人を守る為に使うがいいだろう、ただし使う事が出来るのは一度きりだ、何故かは言わずとも分かると思うが、術を唱えた瞬間、身体はゴムボールの様に膨らみ、時期に破裂するだろう、その威力は絶大で半径10メートル以内の物は溶け肥料に変わると言われている、この術の最も恐ろしいのは爆風が収まった後にある、術を発動した瞬間、血液は猛毒へと変化し、その血は一度こびりつくと約10年そこを蝕むだろう、長々と話してすまそ、ここからは修行の仕方を教える、まず全身を鋼鉄にする為に毎朝100回グーで身体を叩くんだ、そうする事により、次第に身体はカチカチになり、爆破時に弾け飛び易くなるだろう、次に朝昼晩に酢を飲むんだ、そうする事により身体が柔らかくなり弾け飛び易くなるんだ、要は如何に飛ばすかにかかってるって訳だ、後は自分で考え行動したまえ…シュー」

またしても巻物は溶け、手に纏わり付いた、賺さず身体に塗りたくり気分を落ち着かせる…続く
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