光と陰がまじわる日（未完成）

最終章帰還

帰還#25

前回と比べて慣れたのか、より濃く塗る事に成功した優は、高揚感に浸っている。

「ふほほ…僕は1人じゃないんだ、さてと術を覚えるか、まず身体を叩いてっと…」

時間が無いと察し、100回の所を1000回も叩いた、次第に身体は痛みを覚え、拒否反応を見せるが、優は辞めなかった、何故なら自制心が崩壊しているからだ。

「あはは…感覚が無くなってきたや、この痛みが僕を落ち着かせてくれる、もっと叩こうもっと…」

この日、一日中叩き続けた優の身体は数倍近く腫れ上がり、原型を留めていなかった。

「くぅ…ハァハァ…もう限界だ、馬鹿だな俺は、毎日やらな意味ない事、知っているのに何をこんな焦ってんだ、あは…バタンッ」

前のめりに倒れ込み、ぐうすかと鼾をかきながら眠りに就いた、地球到着まで残り2日順調に宇宙船は進行している…続く