3 / 3
無口な人
しおりを挟む
いつもの如く、私は迷っていた。そう、保健室の場所がわからないのだ。大抵、保健室ていったら一階にあるもんだと思っていた。だけど、一階に行くも見当たらない。
すれ違う男子に保健室の場所を聞いてみるものの私を好奇な目で見るだけで教えてくれない。
「もぅ、一体どこにあるのよー保健室はー」
探しても探しても見つからなく思わず口に出してしまった。とその時だ。
「ほ、ほ、保健室は、上です」
すぐ後ろから男性にしては高めな声が聞こえ振り返ると、白衣を着た長身の男性が立っていた。見るからに保健室の先生だとはおもうけど。なぜだろう、保健室の先生に見えない。
それは、きっと目元まで伸びた前髪のせいと弱々しい感じに見えるせいなのかもしれない。
「あ、あ、あた、新しい生徒さんですよね?暁からは、話は、伺っています」
暁という名前もきになったけど先生の吃り具合がすごく気になって仕方ない。ちょっと特徴的な感じの人て高い確率で生徒から嫌がらせの対象にされることが多い。だからちょっと心配になった。
「あの、あ、あの、保健室に用事あるなら一緒にい、いきます」
吃りながら先生は、うつむき加減でそう言った。また迷子になると厄介だから私は先生と一緒にいくことにした。
一体、誰が思うだろうか。保健室が四階にあるなんて。そりゃみつからないわけだ。
「と、ところで保健室にはなんの用事なんでしょうか?」
保健室に入るなり先生は書類を机の上に置き私に問い掛けてきた。
「あ、ちょっと怪我をしてしまって、それで保健室を探していたんです」
そう言ってなるべく隠していた血が出ている腕を先生に見せた。
「か、か、かなりすごい出血していますね」
先生は立ち上がり棚から消毒液とガーゼを持ってきて私を椅子に座らせるように促した。そして慣れた手付きで処置していった。
「こ、この怪我はどうしたんですか?」っと一通り処置がおわったあとに先生が訊いてきた。
「あ、これは気付いたら血が出ていました」
「あ、そ、そ、そうですか……」
なにか言いたげな雰囲気を出していたけど先生はそれ以上なにも聞いてこなかった。
ふっと机の上にあった時計に視線を移し私は青ざめた。時刻は既に授業が始まってる時間だったのだ。
転校早々にまさか授業にでないとか最悪だ。今から行っても始まってはいるけど行かないよりはましだろう。
「手当てありがとうございます。そろそろ教室に戻りますね」
「あ、あ、あ、そうですね」
私は先生に頭を下げてから保健室から去ろうとしてドアを開けようとした、
瞬間だった誰かが勢い良く開け保健室に入ってきた誰かと思いっきりぶつかった。
「いったぁぁあ!!」
額に鈍い痛みと私の身体はこれまた勢いよく後ろへと尻もちついてしまう。
額の痛みですら痛いのにお尻もさらにいたい。
「だ、だ、大丈夫ですか!!」
先生は慌てて私のそばに駆け寄った。心配そうにしてる先生に「だ、大丈夫です」て言うもかなりお尻を打ったみたいでジンジンいたい。
「……悪い」
ボソッと短く謝りの言葉が聞こえ顔を上げれば片目を前髪で隠し綺麗な銀色の髪色をした男子が私を見下ろしていた。
見下されてるせいかひどく冷たい瞳をしている男子。
あまりの痛さにぶつかってきた人になにか言ってやろうと思ったけどその冷たい瞳になにも言えなく黙ってしまう。
「……どこか怪我したのか?」
冷たい瞳とは裏腹に優しい言葉が聞こえ怖さが段々となくなっていった。
「大丈夫です。軽く打っただけなんで」
軽くではないけどなぜか軽くと言ってしまった。最初は冷たい人だと思っていたけど優しい感じがした。なんとくだけど。
「先生!!クラスのやつが怪我して動けないできてください!!」
慌てた様子で駆け込んできた男子生徒に先生も慌てた様子で消毒液やら包帯やらを棚からだし「す、す、す、すみません、ちょっと離れます」という言葉を残し男子生徒共に保健室を飛び出して行った。
保健室には、私と銀髪の男子生徒だけとなった。私も教室に戻ろうと思い立ち上がった瞬間だった。
「あっ!」
足に激痛が走りバランスを崩してしまう。そしてそのまま床に倒れ背中に激痛が走った。もう、痛いことばかりだな今日は。
そう思いながらつぶっていた目を開いたらとんでもないことが起きていて今度は逆に目を見開いた。
すれ違う男子に保健室の場所を聞いてみるものの私を好奇な目で見るだけで教えてくれない。
「もぅ、一体どこにあるのよー保健室はー」
探しても探しても見つからなく思わず口に出してしまった。とその時だ。
「ほ、ほ、保健室は、上です」
すぐ後ろから男性にしては高めな声が聞こえ振り返ると、白衣を着た長身の男性が立っていた。見るからに保健室の先生だとはおもうけど。なぜだろう、保健室の先生に見えない。
それは、きっと目元まで伸びた前髪のせいと弱々しい感じに見えるせいなのかもしれない。
「あ、あ、あた、新しい生徒さんですよね?暁からは、話は、伺っています」
暁という名前もきになったけど先生の吃り具合がすごく気になって仕方ない。ちょっと特徴的な感じの人て高い確率で生徒から嫌がらせの対象にされることが多い。だからちょっと心配になった。
「あの、あ、あの、保健室に用事あるなら一緒にい、いきます」
吃りながら先生は、うつむき加減でそう言った。また迷子になると厄介だから私は先生と一緒にいくことにした。
一体、誰が思うだろうか。保健室が四階にあるなんて。そりゃみつからないわけだ。
「と、ところで保健室にはなんの用事なんでしょうか?」
保健室に入るなり先生は書類を机の上に置き私に問い掛けてきた。
「あ、ちょっと怪我をしてしまって、それで保健室を探していたんです」
そう言ってなるべく隠していた血が出ている腕を先生に見せた。
「か、か、かなりすごい出血していますね」
先生は立ち上がり棚から消毒液とガーゼを持ってきて私を椅子に座らせるように促した。そして慣れた手付きで処置していった。
「こ、この怪我はどうしたんですか?」っと一通り処置がおわったあとに先生が訊いてきた。
「あ、これは気付いたら血が出ていました」
「あ、そ、そ、そうですか……」
なにか言いたげな雰囲気を出していたけど先生はそれ以上なにも聞いてこなかった。
ふっと机の上にあった時計に視線を移し私は青ざめた。時刻は既に授業が始まってる時間だったのだ。
転校早々にまさか授業にでないとか最悪だ。今から行っても始まってはいるけど行かないよりはましだろう。
「手当てありがとうございます。そろそろ教室に戻りますね」
「あ、あ、あ、そうですね」
私は先生に頭を下げてから保健室から去ろうとしてドアを開けようとした、
瞬間だった誰かが勢い良く開け保健室に入ってきた誰かと思いっきりぶつかった。
「いったぁぁあ!!」
額に鈍い痛みと私の身体はこれまた勢いよく後ろへと尻もちついてしまう。
額の痛みですら痛いのにお尻もさらにいたい。
「だ、だ、大丈夫ですか!!」
先生は慌てて私のそばに駆け寄った。心配そうにしてる先生に「だ、大丈夫です」て言うもかなりお尻を打ったみたいでジンジンいたい。
「……悪い」
ボソッと短く謝りの言葉が聞こえ顔を上げれば片目を前髪で隠し綺麗な銀色の髪色をした男子が私を見下ろしていた。
見下されてるせいかひどく冷たい瞳をしている男子。
あまりの痛さにぶつかってきた人になにか言ってやろうと思ったけどその冷たい瞳になにも言えなく黙ってしまう。
「……どこか怪我したのか?」
冷たい瞳とは裏腹に優しい言葉が聞こえ怖さが段々となくなっていった。
「大丈夫です。軽く打っただけなんで」
軽くではないけどなぜか軽くと言ってしまった。最初は冷たい人だと思っていたけど優しい感じがした。なんとくだけど。
「先生!!クラスのやつが怪我して動けないできてください!!」
慌てた様子で駆け込んできた男子生徒に先生も慌てた様子で消毒液やら包帯やらを棚からだし「す、す、す、すみません、ちょっと離れます」という言葉を残し男子生徒共に保健室を飛び出して行った。
保健室には、私と銀髪の男子生徒だけとなった。私も教室に戻ろうと思い立ち上がった瞬間だった。
「あっ!」
足に激痛が走りバランスを崩してしまう。そしてそのまま床に倒れ背中に激痛が走った。もう、痛いことばかりだな今日は。
そう思いながらつぶっていた目を開いたらとんでもないことが起きていて今度は逆に目を見開いた。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。
その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。
全7話
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる