追跡者の見せる夢

AAKI

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投稿3・催眠術師の告白[鍛冶 英本(仮名)、31歳、男、心理カウンセラー]

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「長ったらしい説明は少しずつやるとして、まず検査をしないとね」

「検しゃ……? へ……?」

 話はしつつ、彼は少女の服に隠された発展途上の乳房を手でいやらしく撫で回す。

「そう、必要な女としての素養をね」

「そんなとこ、やめ……」

 それがどういう意味か、まだ若い彼女にもわかったようだ。さらに谷間になっていない谷間へと、くびれの分かりづらい腹部に顔を這わし、徐々に下へと向かっていく。彼女は嫌悪と抗議を訴えて首を横に振ろうとするが、ほとんど動くことはない。

 腹部までくるとソッと耳を当てて、まるで顔で触診するかのようにジッと動くのを止めた。それから十秒かそれ以上か、経過したところでまた動きを見せる英本。

「うん、大丈夫。この体温、この音色ならかの御神おんかみを生むことができる」

「かみぃ……?」

「次はこっちだ」

「やぁらぁ~!」

 少女が意味のわからない言葉に戸惑っていると、英本は立ち上がり彼女の小さな体を机の上に引きずり倒した。痛みを感じている暇もなく、膝から太もも、臀部にかけてを撫でていくではないか。

「……」

 彼女はただ目を閉じて、ひたすらに淫猥な触診を耐えねばならなかった。その間、彼はひたすらに手前勝手な言葉を続ける。

「御神は人のことなど労らない。だから、こうして丈夫かどうか確かめておかないと駄目なんだ。君だって、壊されたくはないだろ?」

 彼女にとって、彼の言う神様とやらが何を指すのかわからなかった。しかし、言葉の上から決して彼女を助けてくれる存在ではないことは察した。もしかしたら、今よりも酷い辱めを与えてくる者であるかもしれない。

 目まぐるしく思案して黙りこくっていると、触診が終わって英本は離れた。お香が置かれた戸棚の中から、大きめの瓶を取り出してきて蓋を開けている。

「なぁ、に……?」

 今度は何をしようとしているのか、恐怖に打ち震えながら少女は訊ねた。中に入っているのは青白い発光を見せる透明な液体だが、英本が素手で扱っていることから危険なものでは無いとはわかった。

 しかし、やや粘性を持ったそれは今の彼女に十分な嫌悪を与えうるものだ。

「ぅん~! そんなに怖がらなくても大丈夫!」

 答えるだけにしては不要なほど、グイッと顔を近づけてきて英本は言った。血走った目を見開いて、鼻息が少女の髪を揺らす程度には近づけて。

「別に毒とかじゃなくて、御神から頂いた聖水さ」

「ぃ、やぁ~ッ……」

 台詞を聞いてもその物体の正体まではわからないが、体液か何かに分類されるものだということぐらいは彼女にもわかった。

 英本はねっとりとしたそれを瓶から指で掬い上げると、彼女の顔に塗りつけようとする。そうはさせまいと、彼女は僅かに動く首を動かして彼の手に噛み付いた

「ギャァッ! こ、のッ!」

 思わず怒りのままに、彼は彼女を机へと引きずり倒した。それでも殴り傷つけるわけにもいかず、深呼吸して冷静さを取り戻すのだ。

「痛い! ん……」

 少女は男を怒らせたかと思って、次に来る暴力に備え目を閉じた。

「いけない子だ。みそぎだ! これは、男巫おとこみこによる禊!」

 彼はそう声を張り上げると、瓶から掬い取った液を振り撒くようする。中腰になって、腕の動きと同時に腰を震えさせる姿はなんともおかしな舞のよう。

 背中に吹きか掛けられるのが止まったため、少女は事が終わったことを理解する。吐き気を催すものの、それに耐えて上体を起こそうとする。

「動く……」

 麻痺が解けていることに気付いて、彼女は必死にその場を離れようと足を前に進ませた。

 扉はさっきまで陵辱されていたソファーの後だ。数歩で扉にたどり着くが、男が一度の行為で疲れ果てることなどなく、少女の方が初めてにして力任せの挿入で疲れ果てていた。

「逃げヒッ!?」

 案の定、英本に背後から抱きすくめられた。後一歩というところで悲鳴は扉の向こうへと出ず、ズルリと絨毯の上に倒れ込んだ。足を持たれ引っ張られ、そのままソファーの影へと2人は消えた。

「嫌だ! いや!! 離してぇッ!!」

「駄目だよ」

「もう、やぁぁぁぁぁぁぁぁ~!! ん!? ぐぐっ! ぅ~ぅ~!」

 振り向かされて英本の瞳を見たのなら、再び体は硬直して動かなくなった。

 その後は、どんなに抵抗しようとも逃れることはできず、口をガムテープで塞がれキャリーバックに押し込められて少女の世界は閉じた。彼女がこれからどこへ運ばれ、どうなるかは次の告白をまたなければならない。
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