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2.浜辺のお化け
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「ショウゴ君、夕飯の時間だよ~」
「ん、んん……」
女の人の呼びかける声で気がつくと、もうそんな時間になってしまっていた。ベッドに設置できるようなテーブルの上には、初めて食べる病院のご飯が並べられている。
外は、夕日が海に落ちていく途中だった。こんなに穏やかで優しい景色の中、誰かが亡くなるなんていうのが信じられない。
おっと、イヤなことを思い出したくはないね。
「ほーら、起きて冷めないうちに食べちゃおう」
「うん、いただきます」
おネエさんに勧められ、ボクはちゃんと手を合わせてから食べ始めた。正直、少し薄味のようにも感じた。まあ、キライな食べ物とかはないから残さずいただいたよ。
「これならすぐに退院できそうね」
食べた後のトレーを回収したとき、おネエさんはそう言ってくれた。忙しいのか夜からは立ち寄ることもなかった。ゆいいつの話し相手としては、お医者のオジさんが足の様子を「痛みはないかな?」だとか「オシッコはちゃんと出てるかな」とかか確認しにきたぐらい。骨折にオシッコって関係あるのかな?
だから、病室の電気が消えるくらいになっても眠くなったりせず、ずっとヒマになっちゃった。
テレビだって、お金を払ってカードを買わないと見れないんだよ? 早く退院したいって思っちゃうのは当然だ。
「お母さん、明日にはゲームでも持ってきてくれるかなぁ……ん?」
ボヤいたところで、外に街灯とは違う光が見えて目を向けた。ポツポツと、5つくらいの炎だと思える灯りが海岸の方に向かって進んでいくのがわかった。
「なんだろう?」
ボクはそれがなぜかとても気になって。たぶん、おネエさんに聞いた話が頭のスミにこびりついていたせいだと思う。
だからベッドを下りると、ギブスのハマった足を引きずって松葉杖で体を支えながら病室を出た。まず第一関門のナースセンターは、ほとんど人が居なかったおかげでカウンターの下をしゃがんで通り抜けられた。
その途中のことだった。
「確か明後日だったよね。今日が祝詞の日で」
「あ? あぁ、ちんさいのか。そうそう。明日と明後日は外出制限があるから急患は少なくて助かるよ」
のりと? ちんさい?
そんな会話がボクの耳に届くけど、おかしな何かがあるということ以外はわからなかった。とりあえず、あの灯りはお祭りに関係のあるものだってこと。
ボクは音を立てないように気をつけて、エレベーターのところまでやってきた。ここで見つかったら運が悪かったと思おう。
チーン。
「よし……」
上ってきたエレベーターに誰も乗っていないことを安心して、さっさと1階へと急ぐ。さて、さすがに正面玄関は閉じられているだろうから、夜間の出口を探さないと。
「えぇっと、地図、地図」
案内図ってやつをみつけて、夜間の出口へと向かう。しかし、ここからが問題だった。
「誰かは見てるよなぁ……」
守衛さんっていうのかな。入り口を見守っている人がいて、しゃがんで進むだけだとバレてしまいそう。自動ドアが開いたらどちらにせよ見つかるし、こんな格好じゃスグに捕まっちゃうだろうし。
どうしようか考えているときのことだ。
「ねぇ」
「!?」
「しぃー。見つかっちゃう」
急に後ろから話しかけられたから思わず叫びそうになった。
聞き覚えのある声に、ソッと振り返るとそこにはツカサが立っていた。バクバクと跳ねる心臓を落ち着かせて聞く。
「なんでここに……?」
つけられてた?
それより、ここで呼び止めてどうするつもりなんだろう?
「通りたいんでしょ?」
ツカサは質問に答えず、ボクの考えを読んだみたいに聞いてくる。
「う、うん」
「じゃあしゃがんでついてきて」
「え。わかったよ」
なぜ手伝ってくれるのかもわからない。それでも、外に出られるなら願ってもない話だ。
2人で近づいていくと、ツカサが静かに守衛室と書かれた小窓の前に立つ。
「おや? お嬢ちゃん、どうしたんだい? こんな時間に」
守衛さんがツカサに尋ねる。
「道に迷ってしまったの」
「それは困ったね。病院ってホントややこしいから。あ、誰か呼ぶね。何階の子かな?」
かんご師さんに連絡を付けてくれるみたいで、電話をかけ始める守衛さん。ツカサはその間に、ぶらつく振りをして自動扉を空けてくれた。
「今夜は危ないから外に出ないでね。あ、はい、そちらの患者の子が道に迷ったみたいで。はい、あぁ、そうツカサちゃん」
そしてツカサが、目で今のうちだと伝えてくれる。守衛さんが電話に気を取られている間に、ボクはできるだけ急いで外へと出ていった。
「ありがとう」
最後に小さく、ほとんど聞こえなかっただろう声で言った。
そして、そこからは本当に誰も外に出ていないみたいで車の一台も通りすがることなく浜辺へたどり着くことができた。
「……はぁ、はぁ」
正直、冒険している気分とは違う妙なドキドキ感が胸を支配していた。浜辺で円を描くように並んだ人影に近づいていくごとに、長距離走をした後のように心臓がバクバクしている。
そして、ついに人影の様子がわかるところまでやってきて――。
「な!?」
思わず声を出してしまうような光景だった。
なんだよ、これ……!
「――あ! ――タグン!」
だって、体は人みたいなのに、顔はまるで人じゃない。そう、魚と人を混ぜて2で割ったような目鼻がくっついている。全員が全員じゃないけど、いずれも人って感じの顔をしてない。
「いあ! いあ! クトゥルー・グフ・タグン!」
さっきから歌? というか何かのおまじないみたいなものを繰り返しているのが聞こえる。
「いあ! ぬ!? 誰だ」
「見つかった」
「なぜ人が外に」
「今日は祝詞の日だぞ」
「呼ばれたのかもしれん」
僕の声に気づいたのか、それぞれが順番に唱えるのを止めて、死んだ魚みたいな目をギョロギョロとこちらに向けた。
かんご師さんや守衛さんが言ってたようなことを、振り返ったおかしな奴らも喋ったと思う。というのも、びっくりして耳に届いていないようにも感じたし、魚みたいな口と首の筋肉をパクパクと動かすものだから、ヒューヒューって空気の抜ける音に混じって上手く聞こえなかったんだ。
それに、潮風に混ざる生臭さで気持ち悪くなった。
「ぅ……」
怖さと胸の不快感が頭まで上ってきて、ボクはそこで意識を失った。体が海の中でグルグルと回ってるみたいだ。そして、ドンドン沈んでいく。おぼれるって、こういう感じなのかな?
「ん、んん……」
女の人の呼びかける声で気がつくと、もうそんな時間になってしまっていた。ベッドに設置できるようなテーブルの上には、初めて食べる病院のご飯が並べられている。
外は、夕日が海に落ちていく途中だった。こんなに穏やかで優しい景色の中、誰かが亡くなるなんていうのが信じられない。
おっと、イヤなことを思い出したくはないね。
「ほーら、起きて冷めないうちに食べちゃおう」
「うん、いただきます」
おネエさんに勧められ、ボクはちゃんと手を合わせてから食べ始めた。正直、少し薄味のようにも感じた。まあ、キライな食べ物とかはないから残さずいただいたよ。
「これならすぐに退院できそうね」
食べた後のトレーを回収したとき、おネエさんはそう言ってくれた。忙しいのか夜からは立ち寄ることもなかった。ゆいいつの話し相手としては、お医者のオジさんが足の様子を「痛みはないかな?」だとか「オシッコはちゃんと出てるかな」とかか確認しにきたぐらい。骨折にオシッコって関係あるのかな?
だから、病室の電気が消えるくらいになっても眠くなったりせず、ずっとヒマになっちゃった。
テレビだって、お金を払ってカードを買わないと見れないんだよ? 早く退院したいって思っちゃうのは当然だ。
「お母さん、明日にはゲームでも持ってきてくれるかなぁ……ん?」
ボヤいたところで、外に街灯とは違う光が見えて目を向けた。ポツポツと、5つくらいの炎だと思える灯りが海岸の方に向かって進んでいくのがわかった。
「なんだろう?」
ボクはそれがなぜかとても気になって。たぶん、おネエさんに聞いた話が頭のスミにこびりついていたせいだと思う。
だからベッドを下りると、ギブスのハマった足を引きずって松葉杖で体を支えながら病室を出た。まず第一関門のナースセンターは、ほとんど人が居なかったおかげでカウンターの下をしゃがんで通り抜けられた。
その途中のことだった。
「確か明後日だったよね。今日が祝詞の日で」
「あ? あぁ、ちんさいのか。そうそう。明日と明後日は外出制限があるから急患は少なくて助かるよ」
のりと? ちんさい?
そんな会話がボクの耳に届くけど、おかしな何かがあるということ以外はわからなかった。とりあえず、あの灯りはお祭りに関係のあるものだってこと。
ボクは音を立てないように気をつけて、エレベーターのところまでやってきた。ここで見つかったら運が悪かったと思おう。
チーン。
「よし……」
上ってきたエレベーターに誰も乗っていないことを安心して、さっさと1階へと急ぐ。さて、さすがに正面玄関は閉じられているだろうから、夜間の出口を探さないと。
「えぇっと、地図、地図」
案内図ってやつをみつけて、夜間の出口へと向かう。しかし、ここからが問題だった。
「誰かは見てるよなぁ……」
守衛さんっていうのかな。入り口を見守っている人がいて、しゃがんで進むだけだとバレてしまいそう。自動ドアが開いたらどちらにせよ見つかるし、こんな格好じゃスグに捕まっちゃうだろうし。
どうしようか考えているときのことだ。
「ねぇ」
「!?」
「しぃー。見つかっちゃう」
急に後ろから話しかけられたから思わず叫びそうになった。
聞き覚えのある声に、ソッと振り返るとそこにはツカサが立っていた。バクバクと跳ねる心臓を落ち着かせて聞く。
「なんでここに……?」
つけられてた?
それより、ここで呼び止めてどうするつもりなんだろう?
「通りたいんでしょ?」
ツカサは質問に答えず、ボクの考えを読んだみたいに聞いてくる。
「う、うん」
「じゃあしゃがんでついてきて」
「え。わかったよ」
なぜ手伝ってくれるのかもわからない。それでも、外に出られるなら願ってもない話だ。
2人で近づいていくと、ツカサが静かに守衛室と書かれた小窓の前に立つ。
「おや? お嬢ちゃん、どうしたんだい? こんな時間に」
守衛さんがツカサに尋ねる。
「道に迷ってしまったの」
「それは困ったね。病院ってホントややこしいから。あ、誰か呼ぶね。何階の子かな?」
かんご師さんに連絡を付けてくれるみたいで、電話をかけ始める守衛さん。ツカサはその間に、ぶらつく振りをして自動扉を空けてくれた。
「今夜は危ないから外に出ないでね。あ、はい、そちらの患者の子が道に迷ったみたいで。はい、あぁ、そうツカサちゃん」
そしてツカサが、目で今のうちだと伝えてくれる。守衛さんが電話に気を取られている間に、ボクはできるだけ急いで外へと出ていった。
「ありがとう」
最後に小さく、ほとんど聞こえなかっただろう声で言った。
そして、そこからは本当に誰も外に出ていないみたいで車の一台も通りすがることなく浜辺へたどり着くことができた。
「……はぁ、はぁ」
正直、冒険している気分とは違う妙なドキドキ感が胸を支配していた。浜辺で円を描くように並んだ人影に近づいていくごとに、長距離走をした後のように心臓がバクバクしている。
そして、ついに人影の様子がわかるところまでやってきて――。
「な!?」
思わず声を出してしまうような光景だった。
なんだよ、これ……!
「――あ! ――タグン!」
だって、体は人みたいなのに、顔はまるで人じゃない。そう、魚と人を混ぜて2で割ったような目鼻がくっついている。全員が全員じゃないけど、いずれも人って感じの顔をしてない。
「いあ! いあ! クトゥルー・グフ・タグン!」
さっきから歌? というか何かのおまじないみたいなものを繰り返しているのが聞こえる。
「いあ! ぬ!? 誰だ」
「見つかった」
「なぜ人が外に」
「今日は祝詞の日だぞ」
「呼ばれたのかもしれん」
僕の声に気づいたのか、それぞれが順番に唱えるのを止めて、死んだ魚みたいな目をギョロギョロとこちらに向けた。
かんご師さんや守衛さんが言ってたようなことを、振り返ったおかしな奴らも喋ったと思う。というのも、びっくりして耳に届いていないようにも感じたし、魚みたいな口と首の筋肉をパクパクと動かすものだから、ヒューヒューって空気の抜ける音に混じって上手く聞こえなかったんだ。
それに、潮風に混ざる生臭さで気持ち悪くなった。
「ぅ……」
怖さと胸の不快感が頭まで上ってきて、ボクはそこで意識を失った。体が海の中でグルグルと回ってるみたいだ。そして、ドンドン沈んでいく。おぼれるって、こういう感じなのかな?
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