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第五話 女の子みたい
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素っ裸でベッドに寝かされたレオルヴァンと、飾り気のない部屋着を着てその足元に立つマリーナ。
昨夜と同じ構図である。
違う点はレオルヴァンが体毛を失ったこと。マリーナが“おもちゃ箱”を抱えていること。
「NGプレイとかある?」
「エヌジー……?」
「絶対イヤなこと、かな」
「……ありません」
「そう? まあ万が一怪我とかしても治せるから安心してね」
「ひとつ確認なのですが」
「なに?」
「僕が、ミストレスに性奉仕をするのですよね?」
「まあ精神的にはそうかもね。そういう契約だし」
「肉体的には?」
「そちらNGプレイとなっております」
「絶対イヤなこと……」
マリーナが笑みを浮かべて軽く箱を振ると、本当のおもちゃ箱のようにカチャカチャと楽しげな音を立てた。
「えっ、処女なの? 今までのご主人は女性ばっかり?」
レオルヴァンが枕に顔を埋めたまま小さく頷くと「あの奴隷商にも調教されなかったの? 職務怠慢かよぉー」とマリーナは風俗街のテントの方角へ届くはずもない文句を言う。
男向けの男性奴隷はもっと幼い少年か、もっと男臭いガチムチが売れ線らしい。
顔の良さでそういう趣味の男客の目には留まっても性欲不振と聞かされると興味をなくされた。
開通式が本物チンポじゃなくてごめんね~、と言いながらマリーナはハンドブックをざっと読んでレオルヴァンの肛門開通作業にとりかかった。
浄化魔法が使えない場合は浣腸などで洗浄するというが、マリーナは魔法で腸内だけを浄化する。全身の浄化魔法はレオルヴァンが苦手そうなので。
瓶に詰められていた紫色のヌルヌルした液体をマリーナの左の掌に出して少し温める。冷たい除毛クリームを突然ぶっかけたらレオルヴァンが驚いたので。
紫色の液体は食用にもなる海藻から抽出したヌメリ成分に気持ち程度の媚薬が配合された、この世界ではポピュラーな性器用ローションである。
この世界の薬学は魔法と不可分であり、薬事法なども碌に整備されていない。
強い媚薬や勃起薬は効果・安全性ともに信用度が低いため今回は買い控えた。
それにマリーナがやろうと思えば医療魔法の応用で特定の神経の感度を増幅させたり血液を陰茎に集めて勃起させたりくらい出来る。
「力抜いてくださいね~」
マリーナが右手人差し指、中指、薬指にたっぷりとローションをまとわせてレオルヴァンの肛門とその周囲にくるくると円を書くように塗り込める。
そうは言われてもレオルヴァンとて肛門の緩め方など分からない。そのピンク色の門は侵入者を拒み、堅く閉ざされたままである。
レオルヴァンが処女とは思わなかった。
この世界において同性愛者であることは大っぴらに言える趣味ではないが主な宗教ではそれほど禁忌ともされていない。
奴隷になった時点で男であろうとそういう調教は受けていると思ったし、帝国貴族の子息はたいてい通う、魔法学園か軍幼年学校の寄宿舎生活で当時も気が優しくまばゆいほどの美少年であったろうレオルヴァンの貞操が無事だったことも奇跡的に感じられた。
それにレオルヴァンは元伯爵家の当主なのにマリーナの知る限り妻子どころか婚約者も性奴隷もいなかったから、奴隷になる前は童貞だった可能性すらある。
マリーナは「なにか事情がありそうだな」と思ったが続けて「まあ別になんでもいいか」とも思ったので特に追究しなかった。
長期戦の予感にローションたっぷりの暇な左手で睾丸と陰茎もいじり始めた。
「っ……!」
「おっ」
前側の陽動に気を取られ、門番の警備がほんの少し緩まった。
しかしマリーナの細い指すら飲み込めるほどではない。
「よしよし、よしよし」
小動物でも愛でるようにニュルニュルと亀頭を指先で撫でたり、睾丸を掌で包んだりしてみる。
機能不全と聞いているが不感症というわけではないようで、時おり身体がピクッと反応する。
「声出していいからね~」
「っはい……」
「いまだ!」
「ッふぇっ……?!」
隙をついてマリーナの中指が第一関節をやや超えたあたりまで侵入した。
しかし驚いたレオルヴァンは思わず肛門をきつく締め、それ以上は進退窮まってしまった。
「きっつ……。えーっとわかった。ちょっとうんちする時思い出してお腹に力入れてみてよ。腸内綺麗でなんも出ないから安心して。一回抜くからさ」
とマリーナが言う。
レオルヴァンは冷や汗を浮かべながらも言われた通りにやってみると確かに肛門括約筋が広がった。
「ひっかかったな!」
「んァッ!」
嘘つき。ひどい。抜いてくれるって言ったのに。レオルヴァンは言葉こそ出なかったがその表情が物語っている。
「全部入ったねー。中指が。」
マリーナの指は細長く、爪も短くやすりで整えてあり、十分にローションをまぶしていたので痛みも出血もない。
それでも異物感がとてつもない。これで気持ちよくなるなんて無理だ、とレオルヴァンは思った。
またレオルヴァンが反射的に食いしめた入口の力が抜けるまで、マリーナは指先だけを曲げ伸ばしして中を探る。左手の動きも再開する。
「あったかい。キュウキュウだけど柔らかい。名器の予感がする~」
ハンドブックにはこのへんにコリコリした前立腺があるって書いてあったなぁ、とレオルヴァンの腹側の内壁を指先でクイクイと押してみる。
「……ッ??!!」
「あ、これ?」
「……ゃ、やめっ」
コリ、コリ、コリ「んッ、あっ、はぅ……ッ」
クチュクチュクチュ「ゃ、あぁ……ッ、はぁっ……」
指を出し入れ出来るようになってきたのでマリーナはローションと指を一本追加した。
「はじめてだと感じない人が多いらしいけど、女の子みたいな声で喜んで――」
マリーナが「女の子みたい」と言った途端、レオルヴァンの穴がギューッと締まった。肛門括約筋だけではない。直腸そのものがマリーナの指に強く吸いついた。
レオルヴァンは耳まで赤くして眉を寄せて目を瞑り、目じりには涙が溜まっている。
「は……っ、くぅ……」
「……メスの素質あるね~。レオちゃん」
試しに言葉を変えてもう一度言葉を投げかけてみるとまた締まった。マリーナが左手で包んでいる陰茎が芯を持った気もする。
おやおや。昨夜ベビードールを着せた時の反応も鑑みるにどうやら女扱いされると強い羞恥と屈辱を感じ、しかもそれが悦いらしい。
マリーナは魔法で一度手を綺麗にし、クローゼットから薄手のシルク製でデコルテ周りと裾に幅広のレースがあしらわれたデザインの白いネグリジェを取り出した。
レオルヴァンに上半身を起こさせ、上から被せる。もちろん魔法でサイズも合わせた。
下半身はどのみち捲り上げるので裾はお尻に敷かず腰のあたりでくしゃくしゃとさせておく。
「これも似合う!」
レオルヴァンは痩せたとはいえその身体の肉付きも骨格もしっかりと男性のものである。
しかし女装した男特有の珍妙さを超えて不思議とよく似合っている。
ベッドに腰かけてレースの裾から伸びる自らの白い足を見ないように視線を斜めに逸らせるレオルヴァンの髪を指で梳かしながら「かわいい、かわいい」とマリーナが褒める。愛犬に服を着せて喜ぶ飼い主のようである。
再度ベッドに転がされたレオルヴァンはつい両手で顔を覆ったが、「ダメだよ」と言われて魔法で顔の両側に手を固定され、ついでとばかりに脚も大きく広げた形で固定されてしまった。オムツを取り換えられる赤ん坊のような体勢である。
「やっと使えるぞ~」とマリーナが手に取って見せたのはおもちゃ箱の中で一番細い張型だった。ローションをまぶし、てらてらと光る濃いピンク色のそれは先が少し曲がっていて、いかにも前立腺を刺激します、という意匠である。
一番細いといっても相対的にであり、マリーナの指三本分よりも太い。
「そんなの、入らな――ぁぐッ……」
「痛い? ……よかった。血とかは出てないね」
「はっ……、ふぅ……っ」
指とは比べ物にならない質量、長さ、硬さ。それが直腸の奥まで届いているのが分かる。
また待ちの時間だな、とマリーナは陰茎に手を伸ばそうとしたが、ふと思いついてレオルヴァンの左隣に座るようにベッドに乗り上げた。
「女の子ならおっぱいも触ってあげようね~」
白いシルクの生地からほんのり浮き出た乳首をカリカリとひっかいた。
「ひぅッ……!」魔法で固定されていない胴体がビクッと跳ねた。
「おちんちんより反応いいね。やっぱり女の子じゃん」
右手で乳輪や乳首をカリカリ、左手でディルドをグニグニ。
「いゃ……ッ、ぅぁ、は、あぁっ……んっ」
「絶対イヤ、には見えないなぁー」
右手にローションを出し、ネグリジェの上から両方の乳首に塗り広げる。
指の腹でピルピルとはじいたり親指と人差し指でキュッキュッとつまんだり。
「見てレオちゃん。良い眺めだよ」
赤く色付いた乳首がシルクの布地を懸命に押し上げる姿、それがローションによって半透明に浮かび上がっている。
「本物の女の子みたいだね」
「……っ」
ついにレオルヴァンの眦から涙がこぼれた。ひどい、惨め、気持ちいい、気持ち悪い、恥ずかしい、もう嫌だ、もっとして、ゾクゾクする、怖い。頭の中はずっとぐちゃぐちゃである。
「ぐすっ……、うぅ……っ」
「泣いちゃった……。ごめんね、やりすぎた? じゃあ乳首は触りたいとき自分で触ってね」
とマリーナは言い両腕の拘束を解いてやった。言いつけどおり顔は隠さず涙は流れるままだ。
マリーナは綺麗にした指で涙を拭いて、元の位置、レオルヴァンの足元に戻るとある変化に気が付いた。
「え!? レオちゃんのレオちゃんが、勃った!」
「ちがっ……、そ……そんなわけ……っ」
「勃起だよ、どう見てもこれは」
「く、薬のせいです……」
なぜか認めたがらないが涙が引っ込んだようなので良しとしよう。
女の子扱いはやはり間違いではなかったことが証明された。
勃ったことで扱きやすくなったそれを左手で握りながら上下させ、右手でディルドの抜き差しも再開した。
ニチニチ、ズチュズチュ。二種類の水音が混ざりあうが、どうも声を我慢しているらしい。
「きもちい?」
「……ょくっ……なぃ……」
「えー? 拗ねちゃった?」
ディルドの曲がった先端が前立腺にしっかり当たるようにグリグリと押し付ける。
「んぅ~~~~……っ!」
陰茎の先から出た透明な体液の量はローションを上回るほどで、直腸は絶えず張型を締め付け、腰はカクカクと揺れている。どうやらそろそろ絶頂が近いらしい。
前立腺だけでイくと射精は伴わないらしいが、このまま陰茎も責め続ければ射精しそうだ。
どうやってイきたいか選ばせてあげよう、とマリーナは思った。
「レオちゃん、どうしてほしい?」
出させて欲しいと言うか、もっと突いてと言うか、この期に及んでやめてとか言ったら本当にここでイかせないまま終わらせてやろう。
恥ずかしくて答えられない場合は――
「……キ、キスして、くださぃ……」
マリーナは一瞬固まったあと、くつくつ笑ってベッドに乗り上げ、触れるだけのキスをレオルヴァンの顔中に何度も降らせた。
昨夜と同じ構図である。
違う点はレオルヴァンが体毛を失ったこと。マリーナが“おもちゃ箱”を抱えていること。
「NGプレイとかある?」
「エヌジー……?」
「絶対イヤなこと、かな」
「……ありません」
「そう? まあ万が一怪我とかしても治せるから安心してね」
「ひとつ確認なのですが」
「なに?」
「僕が、ミストレスに性奉仕をするのですよね?」
「まあ精神的にはそうかもね。そういう契約だし」
「肉体的には?」
「そちらNGプレイとなっております」
「絶対イヤなこと……」
マリーナが笑みを浮かべて軽く箱を振ると、本当のおもちゃ箱のようにカチャカチャと楽しげな音を立てた。
「えっ、処女なの? 今までのご主人は女性ばっかり?」
レオルヴァンが枕に顔を埋めたまま小さく頷くと「あの奴隷商にも調教されなかったの? 職務怠慢かよぉー」とマリーナは風俗街のテントの方角へ届くはずもない文句を言う。
男向けの男性奴隷はもっと幼い少年か、もっと男臭いガチムチが売れ線らしい。
顔の良さでそういう趣味の男客の目には留まっても性欲不振と聞かされると興味をなくされた。
開通式が本物チンポじゃなくてごめんね~、と言いながらマリーナはハンドブックをざっと読んでレオルヴァンの肛門開通作業にとりかかった。
浄化魔法が使えない場合は浣腸などで洗浄するというが、マリーナは魔法で腸内だけを浄化する。全身の浄化魔法はレオルヴァンが苦手そうなので。
瓶に詰められていた紫色のヌルヌルした液体をマリーナの左の掌に出して少し温める。冷たい除毛クリームを突然ぶっかけたらレオルヴァンが驚いたので。
紫色の液体は食用にもなる海藻から抽出したヌメリ成分に気持ち程度の媚薬が配合された、この世界ではポピュラーな性器用ローションである。
この世界の薬学は魔法と不可分であり、薬事法なども碌に整備されていない。
強い媚薬や勃起薬は効果・安全性ともに信用度が低いため今回は買い控えた。
それにマリーナがやろうと思えば医療魔法の応用で特定の神経の感度を増幅させたり血液を陰茎に集めて勃起させたりくらい出来る。
「力抜いてくださいね~」
マリーナが右手人差し指、中指、薬指にたっぷりとローションをまとわせてレオルヴァンの肛門とその周囲にくるくると円を書くように塗り込める。
そうは言われてもレオルヴァンとて肛門の緩め方など分からない。そのピンク色の門は侵入者を拒み、堅く閉ざされたままである。
レオルヴァンが処女とは思わなかった。
この世界において同性愛者であることは大っぴらに言える趣味ではないが主な宗教ではそれほど禁忌ともされていない。
奴隷になった時点で男であろうとそういう調教は受けていると思ったし、帝国貴族の子息はたいてい通う、魔法学園か軍幼年学校の寄宿舎生活で当時も気が優しくまばゆいほどの美少年であったろうレオルヴァンの貞操が無事だったことも奇跡的に感じられた。
それにレオルヴァンは元伯爵家の当主なのにマリーナの知る限り妻子どころか婚約者も性奴隷もいなかったから、奴隷になる前は童貞だった可能性すらある。
マリーナは「なにか事情がありそうだな」と思ったが続けて「まあ別になんでもいいか」とも思ったので特に追究しなかった。
長期戦の予感にローションたっぷりの暇な左手で睾丸と陰茎もいじり始めた。
「っ……!」
「おっ」
前側の陽動に気を取られ、門番の警備がほんの少し緩まった。
しかしマリーナの細い指すら飲み込めるほどではない。
「よしよし、よしよし」
小動物でも愛でるようにニュルニュルと亀頭を指先で撫でたり、睾丸を掌で包んだりしてみる。
機能不全と聞いているが不感症というわけではないようで、時おり身体がピクッと反応する。
「声出していいからね~」
「っはい……」
「いまだ!」
「ッふぇっ……?!」
隙をついてマリーナの中指が第一関節をやや超えたあたりまで侵入した。
しかし驚いたレオルヴァンは思わず肛門をきつく締め、それ以上は進退窮まってしまった。
「きっつ……。えーっとわかった。ちょっとうんちする時思い出してお腹に力入れてみてよ。腸内綺麗でなんも出ないから安心して。一回抜くからさ」
とマリーナが言う。
レオルヴァンは冷や汗を浮かべながらも言われた通りにやってみると確かに肛門括約筋が広がった。
「ひっかかったな!」
「んァッ!」
嘘つき。ひどい。抜いてくれるって言ったのに。レオルヴァンは言葉こそ出なかったがその表情が物語っている。
「全部入ったねー。中指が。」
マリーナの指は細長く、爪も短くやすりで整えてあり、十分にローションをまぶしていたので痛みも出血もない。
それでも異物感がとてつもない。これで気持ちよくなるなんて無理だ、とレオルヴァンは思った。
またレオルヴァンが反射的に食いしめた入口の力が抜けるまで、マリーナは指先だけを曲げ伸ばしして中を探る。左手の動きも再開する。
「あったかい。キュウキュウだけど柔らかい。名器の予感がする~」
ハンドブックにはこのへんにコリコリした前立腺があるって書いてあったなぁ、とレオルヴァンの腹側の内壁を指先でクイクイと押してみる。
「……ッ??!!」
「あ、これ?」
「……ゃ、やめっ」
コリ、コリ、コリ「んッ、あっ、はぅ……ッ」
クチュクチュクチュ「ゃ、あぁ……ッ、はぁっ……」
指を出し入れ出来るようになってきたのでマリーナはローションと指を一本追加した。
「はじめてだと感じない人が多いらしいけど、女の子みたいな声で喜んで――」
マリーナが「女の子みたい」と言った途端、レオルヴァンの穴がギューッと締まった。肛門括約筋だけではない。直腸そのものがマリーナの指に強く吸いついた。
レオルヴァンは耳まで赤くして眉を寄せて目を瞑り、目じりには涙が溜まっている。
「は……っ、くぅ……」
「……メスの素質あるね~。レオちゃん」
試しに言葉を変えてもう一度言葉を投げかけてみるとまた締まった。マリーナが左手で包んでいる陰茎が芯を持った気もする。
おやおや。昨夜ベビードールを着せた時の反応も鑑みるにどうやら女扱いされると強い羞恥と屈辱を感じ、しかもそれが悦いらしい。
マリーナは魔法で一度手を綺麗にし、クローゼットから薄手のシルク製でデコルテ周りと裾に幅広のレースがあしらわれたデザインの白いネグリジェを取り出した。
レオルヴァンに上半身を起こさせ、上から被せる。もちろん魔法でサイズも合わせた。
下半身はどのみち捲り上げるので裾はお尻に敷かず腰のあたりでくしゃくしゃとさせておく。
「これも似合う!」
レオルヴァンは痩せたとはいえその身体の肉付きも骨格もしっかりと男性のものである。
しかし女装した男特有の珍妙さを超えて不思議とよく似合っている。
ベッドに腰かけてレースの裾から伸びる自らの白い足を見ないように視線を斜めに逸らせるレオルヴァンの髪を指で梳かしながら「かわいい、かわいい」とマリーナが褒める。愛犬に服を着せて喜ぶ飼い主のようである。
再度ベッドに転がされたレオルヴァンはつい両手で顔を覆ったが、「ダメだよ」と言われて魔法で顔の両側に手を固定され、ついでとばかりに脚も大きく広げた形で固定されてしまった。オムツを取り換えられる赤ん坊のような体勢である。
「やっと使えるぞ~」とマリーナが手に取って見せたのはおもちゃ箱の中で一番細い張型だった。ローションをまぶし、てらてらと光る濃いピンク色のそれは先が少し曲がっていて、いかにも前立腺を刺激します、という意匠である。
一番細いといっても相対的にであり、マリーナの指三本分よりも太い。
「そんなの、入らな――ぁぐッ……」
「痛い? ……よかった。血とかは出てないね」
「はっ……、ふぅ……っ」
指とは比べ物にならない質量、長さ、硬さ。それが直腸の奥まで届いているのが分かる。
また待ちの時間だな、とマリーナは陰茎に手を伸ばそうとしたが、ふと思いついてレオルヴァンの左隣に座るようにベッドに乗り上げた。
「女の子ならおっぱいも触ってあげようね~」
白いシルクの生地からほんのり浮き出た乳首をカリカリとひっかいた。
「ひぅッ……!」魔法で固定されていない胴体がビクッと跳ねた。
「おちんちんより反応いいね。やっぱり女の子じゃん」
右手で乳輪や乳首をカリカリ、左手でディルドをグニグニ。
「いゃ……ッ、ぅぁ、は、あぁっ……んっ」
「絶対イヤ、には見えないなぁー」
右手にローションを出し、ネグリジェの上から両方の乳首に塗り広げる。
指の腹でピルピルとはじいたり親指と人差し指でキュッキュッとつまんだり。
「見てレオちゃん。良い眺めだよ」
赤く色付いた乳首がシルクの布地を懸命に押し上げる姿、それがローションによって半透明に浮かび上がっている。
「本物の女の子みたいだね」
「……っ」
ついにレオルヴァンの眦から涙がこぼれた。ひどい、惨め、気持ちいい、気持ち悪い、恥ずかしい、もう嫌だ、もっとして、ゾクゾクする、怖い。頭の中はずっとぐちゃぐちゃである。
「ぐすっ……、うぅ……っ」
「泣いちゃった……。ごめんね、やりすぎた? じゃあ乳首は触りたいとき自分で触ってね」
とマリーナは言い両腕の拘束を解いてやった。言いつけどおり顔は隠さず涙は流れるままだ。
マリーナは綺麗にした指で涙を拭いて、元の位置、レオルヴァンの足元に戻るとある変化に気が付いた。
「え!? レオちゃんのレオちゃんが、勃った!」
「ちがっ……、そ……そんなわけ……っ」
「勃起だよ、どう見てもこれは」
「く、薬のせいです……」
なぜか認めたがらないが涙が引っ込んだようなので良しとしよう。
女の子扱いはやはり間違いではなかったことが証明された。
勃ったことで扱きやすくなったそれを左手で握りながら上下させ、右手でディルドの抜き差しも再開した。
ニチニチ、ズチュズチュ。二種類の水音が混ざりあうが、どうも声を我慢しているらしい。
「きもちい?」
「……ょくっ……なぃ……」
「えー? 拗ねちゃった?」
ディルドの曲がった先端が前立腺にしっかり当たるようにグリグリと押し付ける。
「んぅ~~~~……っ!」
陰茎の先から出た透明な体液の量はローションを上回るほどで、直腸は絶えず張型を締め付け、腰はカクカクと揺れている。どうやらそろそろ絶頂が近いらしい。
前立腺だけでイくと射精は伴わないらしいが、このまま陰茎も責め続ければ射精しそうだ。
どうやってイきたいか選ばせてあげよう、とマリーナは思った。
「レオちゃん、どうしてほしい?」
出させて欲しいと言うか、もっと突いてと言うか、この期に及んでやめてとか言ったら本当にここでイかせないまま終わらせてやろう。
恥ずかしくて答えられない場合は――
「……キ、キスして、くださぃ……」
マリーナは一瞬固まったあと、くつくつ笑ってベッドに乗り上げ、触れるだけのキスをレオルヴァンの顔中に何度も降らせた。
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