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その後…とは限らない番外編
番外編4 冒険者になろう! その3
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(SIDE:デューク)
魔王軍四天王筆頭・「漆黒のシルバ」がどうして、こんなところに?!
ガン◎ム型のロックゴーレムを蹴散らしたのは「あいつ」以上の強敵のシルバだった。
あいつに敗れて二年後、俺たちが魔王城に乗り込む寸前に立ちはだかったのがあの漆黒のシルバだった。
魔法も格闘も自在にこなす誇り高い実力者で、俺の二度目のパーティをたった一人で散々苦しめてくれたのだ。
みんなの協力で最後は何とか倒したものの、総合的に見れば魔王と引けを取らないくらいの実力者だったと思う。
…で、そのシルバが銀髪の女性を異様に警戒しているのだが、一体どういうことだ?!
(SIDE:健人)
「どうしてって?……冒険者としての依頼を受けて森に来ただけですよ♪」
「ふざけるな!!そんな嘘が通じると思ったか!!」
瀬利亜が涼しい顔で返答したが、相手をかえって怒らせただけだった。
普段なら完璧な対応なのかもしれないけれど、この状況でそんなすました返事をしてもだめだよね?!
「ええと、初対面の方にそんなことを言われても困るんですが…。」
瀬利亜が心底困った顔をしている。
これは間違いなく、相手をぼこった瀬利亜が相手の事を忘れていて、当然相手は規格外すぎる瀬利亜の事を覚えていた…という話だよね?!
「人を馬鹿にするにもほどがある!!貴様一人でわが軍を壊滅させておいて、何をとぼけたことを言っているんだ!!」
上級魔族は瀬利亜を思い切り警戒しながら、目を吊り上げて叫んでいる。
……瀬利亜、一人で魔族の軍隊を壊滅させちゃったんだね…。
そして、それを聞いた瀬利亜の眉が吊り上った。
「…軍を壊滅…ああ、1週間ほど前に平和な村に向かって魔族の人達のらしい重武装の軍隊が進軍していたから、ちょっと皆さんをぼこっといたのよ。
大丈夫、ちゃんと『峰撃ち』にしといたから、全員生きていると思うわ♪」
なんで、ちょっと草刈しておきました…みたいな軽い口調なの?!
それから、『峰撃ち』もなにも、お前さんは剣を使わないよね?!!
しかし、その『大したことはしてません』という瀬利亜の態度に上級魔族は顔が青を通り越して白くなった。
明らかに全力ではない相手に完膚なきまでに叩きのめされたのだろうから…。
さらに瀬利亜がしゃべろうとした時、周囲にその女魔族のもの以上に濃密な闇の気配が濃くなってきた。
『シルバよ!なにやら騒いでおるようじゃが、一体どうしたのじゃ?』
辺りに若い女の声が響き渡った。
だが、声に乗せられた圧力からその存在が圧倒的な『力』を持っていることが俺にも感じ取れた。
こいつは『魔王』だ。それも俺が戦った魔王たちよりさらにワンランク上の怪物だ。
そいつは俺たちの上空に現れて、空中に制止すると辺りを見回した。
見た目は10代前半くらいだろうか。千早ちゃんよりもう少し幼い外見をしている。
ゴスロリっぽい黒いドレスを身にまとい、褐色の肌に漆黒の髪は見た目だけならとてもかわいらしい美少女だ。
しかし、身にまとった濃厚な闇の圧力、そして圧倒的な意志の力を湛えた目力からその女がただの少女などではないことが明らかだ。
そして、その魔王と思しき少女と瀬利亜の視線が双方を見やった時、双方の顔が驚愕にゆがんだ。
(SIDE:デューク)
魔王軍四天王筆頭のシルバが警戒する銀髪の女性と話をしているうちに、さらなる強大な闇のオーラを纏った存在が現れた。
このあまりにも濃厚な存在感から察するにおそらく魔王だ!
だが、現れた魔王と思しき少女は俺たちが出会った魔王とはあまりにも違い過ぎた。
俺たちが倒した魔王は俺たちより少し年上に見える恐ろしく整った顔立ちの冷たい瞳の青年だった。事実、部下の死をなんとも思っていないような冷酷極まりない魔王だった。
今度の魔王と思しき少女は見た目は本当に美少女にしか見えない。それでもその存在感は1周目の魔王を明らかに上回っている。
1周目の魔王ですら、俺たちの一人ひとりよりははるかに強い力を持ち、俺たちを苦戦させたのだ。
そして、何とか勝利しようとしたときに、あの凶悪極まりない魔神が出てきて、俺たちを蹂躙したのだった。
俺たちを殺した魔神とはいかなくても、見ただけで全身に震えが来るような1周目以上に強力な魔王を相手にしなければいけないのか?!
(SIDE:健人)
互いを見て驚愕した瀬利亜と魔王?はそれぞれ叫んだ。
「まおちゃん?!!」
「瀬利亜ちゃん?!!」
二人が叫ぶと、魔王?は嬉しそうに瀬利亜の胸に飛び込んでいった。
「まあ、まおちゃんたらすっかり顔色がよくなって!!
元気そうになって何よりだわ!!」
「おかげさまなのじゃ!!
ちゃんとしたものを食べられるようになって、すっかり元気になれたのじゃ♪」
まおちゃん=魔王?は嬉しそうに瀬利亜の周りをぴょんぴょん跳ねている。
なるほど、魔王と瀬利亜はさきほどの魔王軍の幹部と違い、とてもいい出会いがあったのだね。そのこと自体はいいことなのだけれど、『悪い出会い』をした幹部の方は完全に固まってしまっているね。
「ふっふっふ♪アルテアちゃんが我が家を修理しただけでなく、いろいろと改良を加えてくれたおかげですごく過ごしやすくなったのじゃ!!
おかげで完全に元気になったので、こうして散歩に出かけてみたのじゃ♪」
…うん、瀬利亜だけでなくて、アルテアさんも絡んでいたのだね…。
なんでも、まおちゃんは以前、勇者たちが『何もしていない』まおちゃんの家に『強盗に入り』、たった一人のまおちゃんに『集団で』襲い掛かり、なんとか撃退したものの酷い怪我を負わされたそうだ。
まおちゃんは家(魔王城)の『回復用ベッド(SFドラマのコールドスリープみたいなものらしい)』で長いこと眠って養生していたのだが、ほんの10日くらい前に中途半端な回復状態の時に、ベッドの故障で目を覚ましてしまったのだ。
目を覚ますと、回復用ベッドだけでなく、家(魔王城)の施設自体が機能不全になっており、回復途上で体力がなく、酷い空腹だったまおちゃんがなんとか家からはい出したところを瀬利亜たちに出会ったのだ。
まおちゃんの酷い状況を見かねた瀬利亜がご飯を食べさせてあげただけでなく、女神ちゃんが治療魔法をかけてあげて、アルテアさんがほぼ廃墟と化していたまおちゃんの家(魔王城)を完全に回復させたのだとか。
アルテアさん?!すごすぎない?!!
瀬利亜たちはほかにもまおちゃんが元気になるようにあれこれ世話を焼いたらしい。
そして、瀬利亜たちがぼっちだったまおちゃんの初めての友達になってくれた…まおちゃんは今までの事を『瀬利亜の友達認定』された俺たちにとてもうれしそうに語ってくれたのだった。
それを瀬利亜が完全に『お姉さん目線』で捕捉を入れていた。
「また瀬利亜ちゃんと会えてうれしいのじゃ♪
女神ちゃんとアルテアちゃんともまた会いたいのじゃ♪」
まおちゃんのしっぽ(童話の悪魔のしっぽのように三角の突起が先に付いている)が嬉しそうにぶんぶんと振られているね♪
そして、ふと思い出したように部下らしい高位魔族の方を見て、まおちゃんが眉をしかめる。
「シルバよ、怪我をしているようではないか!お前さんほどの実力者にいったい何があったのじゃ?!」
まおちゃんが心配そうに固まって動けないでいるシルバに近づいていく。
「まおちゃん!それが、人間たちとあなたたち魔族との間にとんでもない不幸なすれ違いがあったようなの!それで、そのシルバさんがいさかいに巻き込まれて、怪我をしてしまったようなのよ!!」
とても心配そうに話す瀬利亜を見て、まおちゃんが愕然としている。
「な、なんじゃって?!」
「幸いなことに人間側が争いを大きくするつもりはなかったようで、シルバさんはちょっと怪我をしただけで済んだみたい。
でも……今のまますれ違いが続いたら、いずれ、シルバさんやまおちゃん、私や女神ちゃんが怪我したり、もっとひどいことになるかもしれないわ!!」
「そんな!?そんなのは嫌なのじゃ!!せっかく友達になった瀬利亜ちゃんたちが怪我したり、死ぬのは絶対嫌なのじゃ!!」
まおちゃんが瀬利亜にすがりつくように訴える。
そもそも、不幸なすれ違いで怪我をさせたのは瀬利亜さん、あなたですよね?!
それから、まおちゃんと仲良しと言うことを差し引いても、実力的に瀬利亜や女神ちゃんが怪我したり、死ぬことなんてありえないよね?!
「だから、まおちゃんには率先して魔族と人間たちが仲良くなれるように動いてほしいの!
私たちの大切な友情の為にも!!」
「わかったのじゃ!わらわと瀬利亜ちゃんたちみたいに魔族と人間は仲良くするのじゃ!!」
瀬利亜がまおちゃんの両手を握りしめてお願いすると、まおちゃんは嬉しそうに頷いている。
ちょろい!ちょろすぎるよ!まおちゃん=魔王!!
間違って戦争するよりは100倍ましだけど…。
「はっはっは!魔王様にも困ったものです。そんな簡単に人間たちに騙されて、講和など結ばれては困りますね♪」
再び濃厚な闇の気配が辺りを包んだ。
そして、頭から二本の角を生やした酷薄そうな美形の青年と、その後ろに従うように高位魔族の兵士たち、そして、黒いローブの連中が空間を裂くように姿を現した。
転移魔法をで大人数をこんなところに運んでくるなど、相当な実力者だ。
こいつらは一体!?
(続く)
魔王軍四天王筆頭・「漆黒のシルバ」がどうして、こんなところに?!
ガン◎ム型のロックゴーレムを蹴散らしたのは「あいつ」以上の強敵のシルバだった。
あいつに敗れて二年後、俺たちが魔王城に乗り込む寸前に立ちはだかったのがあの漆黒のシルバだった。
魔法も格闘も自在にこなす誇り高い実力者で、俺の二度目のパーティをたった一人で散々苦しめてくれたのだ。
みんなの協力で最後は何とか倒したものの、総合的に見れば魔王と引けを取らないくらいの実力者だったと思う。
…で、そのシルバが銀髪の女性を異様に警戒しているのだが、一体どういうことだ?!
(SIDE:健人)
「どうしてって?……冒険者としての依頼を受けて森に来ただけですよ♪」
「ふざけるな!!そんな嘘が通じると思ったか!!」
瀬利亜が涼しい顔で返答したが、相手をかえって怒らせただけだった。
普段なら完璧な対応なのかもしれないけれど、この状況でそんなすました返事をしてもだめだよね?!
「ええと、初対面の方にそんなことを言われても困るんですが…。」
瀬利亜が心底困った顔をしている。
これは間違いなく、相手をぼこった瀬利亜が相手の事を忘れていて、当然相手は規格外すぎる瀬利亜の事を覚えていた…という話だよね?!
「人を馬鹿にするにもほどがある!!貴様一人でわが軍を壊滅させておいて、何をとぼけたことを言っているんだ!!」
上級魔族は瀬利亜を思い切り警戒しながら、目を吊り上げて叫んでいる。
……瀬利亜、一人で魔族の軍隊を壊滅させちゃったんだね…。
そして、それを聞いた瀬利亜の眉が吊り上った。
「…軍を壊滅…ああ、1週間ほど前に平和な村に向かって魔族の人達のらしい重武装の軍隊が進軍していたから、ちょっと皆さんをぼこっといたのよ。
大丈夫、ちゃんと『峰撃ち』にしといたから、全員生きていると思うわ♪」
なんで、ちょっと草刈しておきました…みたいな軽い口調なの?!
それから、『峰撃ち』もなにも、お前さんは剣を使わないよね?!!
しかし、その『大したことはしてません』という瀬利亜の態度に上級魔族は顔が青を通り越して白くなった。
明らかに全力ではない相手に完膚なきまでに叩きのめされたのだろうから…。
さらに瀬利亜がしゃべろうとした時、周囲にその女魔族のもの以上に濃密な闇の気配が濃くなってきた。
『シルバよ!なにやら騒いでおるようじゃが、一体どうしたのじゃ?』
辺りに若い女の声が響き渡った。
だが、声に乗せられた圧力からその存在が圧倒的な『力』を持っていることが俺にも感じ取れた。
こいつは『魔王』だ。それも俺が戦った魔王たちよりさらにワンランク上の怪物だ。
そいつは俺たちの上空に現れて、空中に制止すると辺りを見回した。
見た目は10代前半くらいだろうか。千早ちゃんよりもう少し幼い外見をしている。
ゴスロリっぽい黒いドレスを身にまとい、褐色の肌に漆黒の髪は見た目だけならとてもかわいらしい美少女だ。
しかし、身にまとった濃厚な闇の圧力、そして圧倒的な意志の力を湛えた目力からその女がただの少女などではないことが明らかだ。
そして、その魔王と思しき少女と瀬利亜の視線が双方を見やった時、双方の顔が驚愕にゆがんだ。
(SIDE:デューク)
魔王軍四天王筆頭のシルバが警戒する銀髪の女性と話をしているうちに、さらなる強大な闇のオーラを纏った存在が現れた。
このあまりにも濃厚な存在感から察するにおそらく魔王だ!
だが、現れた魔王と思しき少女は俺たちが出会った魔王とはあまりにも違い過ぎた。
俺たちが倒した魔王は俺たちより少し年上に見える恐ろしく整った顔立ちの冷たい瞳の青年だった。事実、部下の死をなんとも思っていないような冷酷極まりない魔王だった。
今度の魔王と思しき少女は見た目は本当に美少女にしか見えない。それでもその存在感は1周目の魔王を明らかに上回っている。
1周目の魔王ですら、俺たちの一人ひとりよりははるかに強い力を持ち、俺たちを苦戦させたのだ。
そして、何とか勝利しようとしたときに、あの凶悪極まりない魔神が出てきて、俺たちを蹂躙したのだった。
俺たちを殺した魔神とはいかなくても、見ただけで全身に震えが来るような1周目以上に強力な魔王を相手にしなければいけないのか?!
(SIDE:健人)
互いを見て驚愕した瀬利亜と魔王?はそれぞれ叫んだ。
「まおちゃん?!!」
「瀬利亜ちゃん?!!」
二人が叫ぶと、魔王?は嬉しそうに瀬利亜の胸に飛び込んでいった。
「まあ、まおちゃんたらすっかり顔色がよくなって!!
元気そうになって何よりだわ!!」
「おかげさまなのじゃ!!
ちゃんとしたものを食べられるようになって、すっかり元気になれたのじゃ♪」
まおちゃん=魔王?は嬉しそうに瀬利亜の周りをぴょんぴょん跳ねている。
なるほど、魔王と瀬利亜はさきほどの魔王軍の幹部と違い、とてもいい出会いがあったのだね。そのこと自体はいいことなのだけれど、『悪い出会い』をした幹部の方は完全に固まってしまっているね。
「ふっふっふ♪アルテアちゃんが我が家を修理しただけでなく、いろいろと改良を加えてくれたおかげですごく過ごしやすくなったのじゃ!!
おかげで完全に元気になったので、こうして散歩に出かけてみたのじゃ♪」
…うん、瀬利亜だけでなくて、アルテアさんも絡んでいたのだね…。
なんでも、まおちゃんは以前、勇者たちが『何もしていない』まおちゃんの家に『強盗に入り』、たった一人のまおちゃんに『集団で』襲い掛かり、なんとか撃退したものの酷い怪我を負わされたそうだ。
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目を覚ますと、回復用ベッドだけでなく、家(魔王城)の施設自体が機能不全になっており、回復途上で体力がなく、酷い空腹だったまおちゃんがなんとか家からはい出したところを瀬利亜たちに出会ったのだ。
まおちゃんの酷い状況を見かねた瀬利亜がご飯を食べさせてあげただけでなく、女神ちゃんが治療魔法をかけてあげて、アルテアさんがほぼ廃墟と化していたまおちゃんの家(魔王城)を完全に回復させたのだとか。
アルテアさん?!すごすぎない?!!
瀬利亜たちはほかにもまおちゃんが元気になるようにあれこれ世話を焼いたらしい。
そして、瀬利亜たちがぼっちだったまおちゃんの初めての友達になってくれた…まおちゃんは今までの事を『瀬利亜の友達認定』された俺たちにとてもうれしそうに語ってくれたのだった。
それを瀬利亜が完全に『お姉さん目線』で捕捉を入れていた。
「また瀬利亜ちゃんと会えてうれしいのじゃ♪
女神ちゃんとアルテアちゃんともまた会いたいのじゃ♪」
まおちゃんのしっぽ(童話の悪魔のしっぽのように三角の突起が先に付いている)が嬉しそうにぶんぶんと振られているね♪
そして、ふと思い出したように部下らしい高位魔族の方を見て、まおちゃんが眉をしかめる。
「シルバよ、怪我をしているようではないか!お前さんほどの実力者にいったい何があったのじゃ?!」
まおちゃんが心配そうに固まって動けないでいるシルバに近づいていく。
「まおちゃん!それが、人間たちとあなたたち魔族との間にとんでもない不幸なすれ違いがあったようなの!それで、そのシルバさんがいさかいに巻き込まれて、怪我をしてしまったようなのよ!!」
とても心配そうに話す瀬利亜を見て、まおちゃんが愕然としている。
「な、なんじゃって?!」
「幸いなことに人間側が争いを大きくするつもりはなかったようで、シルバさんはちょっと怪我をしただけで済んだみたい。
でも……今のまますれ違いが続いたら、いずれ、シルバさんやまおちゃん、私や女神ちゃんが怪我したり、もっとひどいことになるかもしれないわ!!」
「そんな!?そんなのは嫌なのじゃ!!せっかく友達になった瀬利亜ちゃんたちが怪我したり、死ぬのは絶対嫌なのじゃ!!」
まおちゃんが瀬利亜にすがりつくように訴える。
そもそも、不幸なすれ違いで怪我をさせたのは瀬利亜さん、あなたですよね?!
それから、まおちゃんと仲良しと言うことを差し引いても、実力的に瀬利亜や女神ちゃんが怪我したり、死ぬことなんてありえないよね?!
「だから、まおちゃんには率先して魔族と人間たちが仲良くなれるように動いてほしいの!
私たちの大切な友情の為にも!!」
「わかったのじゃ!わらわと瀬利亜ちゃんたちみたいに魔族と人間は仲良くするのじゃ!!」
瀬利亜がまおちゃんの両手を握りしめてお願いすると、まおちゃんは嬉しそうに頷いている。
ちょろい!ちょろすぎるよ!まおちゃん=魔王!!
間違って戦争するよりは100倍ましだけど…。
「はっはっは!魔王様にも困ったものです。そんな簡単に人間たちに騙されて、講和など結ばれては困りますね♪」
再び濃厚な闇の気配が辺りを包んだ。
そして、頭から二本の角を生やした酷薄そうな美形の青年と、その後ろに従うように高位魔族の兵士たち、そして、黒いローブの連中が空間を裂くように姿を現した。
転移魔法をで大人数をこんなところに運んでくるなど、相当な実力者だ。
こいつらは一体!?
(続く)
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