水道実　異世界で悩み行動する

斉藤　太郎

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平和の章

不良少女

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ある不良の善行

彼女は染み付けるように練習していた

殺人剣を武士の家系の人に出会って特別に教えてもらった

普通の剣術と違い段階を踏んで教えてもらうと言うことはなく
一応全ての型を教えてもらった、その中で最も自分に合う
練習方法を編み出し下手だとか、不得意だとか言われながら
5年でやっと褒めてもらった

この一年急速にうまくなったと言われ楽しくて
毎日毎日特訓していた

弟子たちの中で一番の上手となったらしいが
それらしいみんなの態度で判断するしかなかった

周囲の人たちの動きがわかるようになり
上手下手もわかるようになった

楽しくて、特訓にも力が入り、毎日のように
取り組んでいた

忍者殺し、忍びの剣術(体術)ももう教えることはないと言われた
しかしもっと、求めることは出来ないか、しばらく一人訓練を
やっていった

ここまで10年の月日が経っていた
19になっていた、拭き掃除や、日曜大工は職人波に
出来るようになっていたのは9年目だった

町道場で、町剣術を免許皆伝になったと思えた
もらえたのは18の頃であった

足踏みになり、もう覚えることは出来ないのか、
一年になったとき、仕事が舞い込んだ

しかし師匠は私を追い出した、理由はわからない

でも私に仕事がやってきたので難なくこなした

お世話になっている孤児院にお金を入れた(そこで起居していた)

仕事で得たお金を入れるのは良い事でしょう
それが人殺しでなければ、そう少女の仕事とは殺人依頼を
果たすことであった

いつもは不良っぽく目立つ格好をしていた、しかし
仕事のときは目立たないように、大人しい格好で
依頼を行っていた

どう変装してもばれる人間には仲間なってもらっていた
表の仕事は家具職人
裏の仕事は殺人

それを知った人はやめるように言われたが、多額の
お金を孤児院に入れるためには仕方なく殺しをやっていた

うろこ人間と自分で名づけていた筋肉ぼこぼこの人たちから
依頼がたまにあった、しかしうろこ人間と出会えなくなってから

警察の捜査が厳しくなり、辞めざるを得なくなった
そんな時ある男性と出会う、5本指なのに水かきを手に
ある人とであった、その人は優しかった

「君はこんな仕事をしてはいけないよ、もう辞めないか」

そういってくれた、今までは遠巻きにしたり、震えていたりで
話にならなかったけど、優しさに感動した、私はこの人に着いて行こう
そう思った

それから、連絡方法を決めてとある場所でデートもどきを
することになった、そして付き合おうと決めたら、親代わりの人に
紹介して、結婚することになった

でもその前にその親切な彼の実家に行きたいと言ったら
多分いけないだろう、と言われた

どうしてと聞いたが教えてくれなかった

酸素供給装置を持っていけば何処までも行けると
言いました

しかし彼は暗い顔をして横に振るのです
どんなに好きでも一緒になることは出来ないと

どんなに聞いても教えてくれませんでした

そしてとある河童ぶちに行きそこに飛び込んでもう帰ってきませんでした
失恋した彼女は彼に会いに行くと同じふちに飛び込んで探し回りました
何度も何度も、そして彼女は帰ってきませんでした

周囲の人は言いました、あの男性と一緒に死んだのではないかと
しかし死体も浮かばず、衣服も漂わない不思議なこともあるものだ
と言いました

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