水道 実 異世界で悩み行動する

斉藤 太郎

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優しい巨人

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あるところに優しい巨人がいました

彼は巨人の国からやって来ました

何処にあるかは秘密です

巨人は人間たちの家に訪問しようと思いました

大きな町の役場のような所に行きました、「こんにちは此方でこの文明を
訪問したいので手続きお願いします」

と言いました

そうすると役所中に響く大きな声になってしまいました

みんなビックリしています

緊急事態 マニュアル無しが連絡されました

役場の偉い人が飛んで来ました

急いで県知事という人が全てのスケジュールをキャンセルして
ヘリコプターに乗って来たようです


県知事

「私が県知事の○○県知事です、ようこそいらっしゃいました
此方へはどのような用件でこられましたか」

「お名前も教えてくださると嬉しいのですが」



巨人
「申し訳ありません、安全のため名前は秘密にしておきたいのですが」
「用件としては、異文化訪問と旅行です」

県知事

「わかりました、では仮の名前を此方で用意します」

「それとこの議員チケットを自由にお使いください
全くお金を使わずに買い物が出来るように手配してあります
乗り物も無料です、金額以上にもしなった場合は私が支払いますか
ら、お気になさらず、自由にお使いください」

譲り合いの問答中

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

巨人

「わかりました、ではありがたく使わせていただきます」

巨人は、観光に出ました

役場は大きかったので、問題はありませんでしたが
家庭を訪問したときちょっとした力加減を間違ったのでしょう

メリメリっと音がしました

ああやっぱり壊してしまいました

賠償をしようと思いました

巨人

「申し訳ありません、私のせいでこの家がひびが入ってしまいました
なおさせてください」

そういいましたが

「大丈夫です、もう少しで壊れるところだったんでしょう」

と取り合ってくれません

それでも気の済まない巨人は県知事にもらったカードを使い
直してあげました






誰かが私に刃物で切りかかってきたようですが
腕を振ると飛んでいきました

騒いでいるので訳を聞きました

自分の乗っていた大事にしていた自転車とかいう乗り物を
壊されたそうです、それは自分の父親が高校の入学記念に
作ってくれた思い出の自転車だそうです

その思い出が壊されたと思って
切りかかったそうです

かわいそうに思った巨人は、自分の手で直せないか
頑張ってみましたが、手が大きすぎて直せないことがわかりました

しかたなく、もらったカードを使い自転車屋で直してもらいました

そうしたら謝ってくれました

「御免なさい、何も言わずにさっさっと歩いていくので
とんでもない奴だと思って切りかかってしまいました
優しい人だったんですね」

そういって謝ってくれました

「でも僕にとっては何より大事な思い出なので大切にしたかったんです」


巨人はもう一度謝りました

今度は二人仲良く語り合いました

そして町を案内してくれることになりました

「此処は中央通りで普段の買い物ならここで間に合うんですよ」

「ここは農業センター街でここで農家の皆さんが必要なものを
買って食糧を作ってくれるんですよ、ありがたいんですよ」


「お寺はここで、お祭りや催事の会合もここでやるんですよ」

「役場はもう知っていますね」などと色んなところを紹介して
くれました

一日掛けて主なところを紹介終わったので、今度は何処に行きたいか
聞かれました

今度は全国を歩いて見たいというと
自分はあまり時間に余裕がないので
役場に掛け合ってくれるそうです

役場に行きました

しかしもう既に案内役がついて全国行脚をさせてくれるそうです


巨人は考えました、自分はこの国では力が強すぎるのでよくよく
力加減に気をつけようと思いました

巨人は気になって、ある建物に入りました

それにはこんなことが書いてありました

「合法攻撃から国を守る支部」というものでした

そうすると案内人が「この建物には許可を受けた人しか
入れることは出来ないのです」といいました


それはそうだと思いました、必要な訓練と知識を持った人が
このような施設には必用なので困らせてはいけないと
すぐに出てあげました

そして、色んなところで歓迎を受け、楽しい旅が終わりました



別の人間国を旅行中です、そんなある日
ある人間が色々と話しかけてきてくれました

そうしたら前の国である「合法攻撃から国を守る支部」
の事を聞こうとしていることがわかりました

かわいそうに思った巨人は、一切その秘密について話しませんでした
諦めたその人間は疲れたような顔をして別れていきました

人間の国でもこんなことをまだやっているのかと遠い目をしました
小さな女がやって来ました

巨人にとってはどれもみな小さい人にしか見えません
自分は不倫体験しようと、有る会合に出たそうですが
本当は夫を愛していてしたくなかったことがわかったそうです



しかしその場の雰囲気に飲まれ、不倫をしてしまったそうです
後悔しているがどう気持ちを持っていけばいいのか、相談したいそうです




可愛そうに思った巨人は優しく相談に乗ってあげました

奥さんだったその小さな女の人は感謝の言葉を述べて

「また何時か会いましょう」といってくれました

その出来事を最後に人間国の旅行を楽しく終えました
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