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第1章 貴族編
2.キリ、貴族になる
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魔法学院を卒業して、早いもので、もう、1ケ月が経った。
キリのパーティーとしてマジック・スクールは、まだ、登録しているが、卒業以来、全員が集まることはなかった。エルミアは、魔法学院の教師になるために、魔法学院に残ることにした。そして、私とミユは、今までのサンライズ商店とは別にキリ商店を経営することにした。
私は、ミユに好かれてしまって、別々の進路など、考えられなくなっていた。
私は、ミユには、在庫管理を任せることにした。私は、管理が苦手なので、それが得意なミユにお願いすることにした。
折角マナコン(マナで動くコンピュータ)があるのだから、在庫管理も出来る様にして欲しいと言われて、システムを構築することにした。各支店のマナコンで、データを入力して貰い、それをデータベースで処理して、ミユが扱えるようにした。
ミユに使って貰いながら、システムをアップデートしていった。そして、各支店での意見も集約しながら、そちらの方も、使いやすい物に変えていった。
少し時間が掛かったが、何とか、ミユに合格を貰い、全支店でも、在庫管理に使えるようになった。そして、それを担当の従業員に徹底するために、研修会を実施することになった。
支店の数も、かなりのものになっているので、何回かに分けて行うことにした。各国の代表を本部に集めて、ミユが教えることになった。
「ミユ、手数を掛けるね」
「これぐらい、大丈夫よ」
結局、研修会は、3日にも及んだ。
「ねえ、キリ、この研修会を担当者全員に行うとなると、かなりの日数を私が取られるわ」
「そうね。ミユの負担が大きいね。どうしたらいい?」
「今回の研究会で、優秀な担当者を本部に残して、研修会のリーダーにしてもいい?」
「もちろんよ。ミユの思っているようにしてね」
「ありがとう」
ミユは、研修会のリーダーを決めた。そして、その補助に別の従業員を当てて、そのリーダーに指導させた。
うまく指導できるようだ。ミユは、オリエンテーション用施設を使って残りの担当者の指導を任せることにした。
暫くして、ミユに提案された。
「キリ、今のままでも、かなりの収益を上げているけど、やはり、貴族相手の商売が収益が大きいわ」
「そうだね。貴族相手のオルゴールなどは、まだ、それほど売れていないけど、1個当たりの儲けが大きいね」
「そうでしょ。でも、もっと、大量に売るためには、宣伝が必要よ」
「それは、分っているけど、旨くできないの。私達は、貴族社会にうまく入って行けていないの」
「キリ、それは、私達が貴族じゃないからよ」
「そうなの?」
「そうよ。だから、貴族になりましょう」
「いいわ。ミユに任せるよ」
ミユの考えでは、借金に苦しんでいる貴族の養子になり、その借金を返してあげる。それから、その家を継いで、社交界デビューするというものだ。
ミユの計画は、順調に進んでいるようだ。もう、養子の先になる貴族は、決まったようだ。そして、私とミユが姉妹として、養子になるということで、話が進んでいる。
ウディーア王国の北西の森の近くの領土を持っているデブトヘル伯爵の養子になる。このデブトヘル伯爵には、子供がいないので、都合が良かった。子供がいない貴族は、そのままでは、領土が没収されてしまうから、いずれ、養子をとる必要があった。
そして、養子は、国王に認めて貰わないといけない。それも、既に、済んでいるようだ。だから、書類上は、すでに、私もミユも、伯爵令嬢という訳だ。しかし、正式に貴族として認めて貰うためには、社交界デビューを果たさないといけない。
そのためには、舞踏会を開く必要がある。デブトヘル伯爵の領土は、荒れ果てた土地だけで、農民が皆逃げてしまったようだ。そのため、土地の管理ができなくなり、更に、収入がなくなったようだ。
デブトヘル伯爵の借金は、国に納める税金を商人から借りたことによるものだ。決して、デブトヘル伯爵が浪費家であったわけではないようだ。しかし、領土の管理については、まったく、無能であったというわけだ。
私は、ミユと一緒に、領土を見て回った。
「領土と言っても、森と荒れ地だけね」
「本当に、畑や田が、全くないわ。これでは、収益がなかったのも、仕方がないわ」
「ここは、イーゼル王国との国境にもなっているので、まずは、領土をはっきりわかるようにすべきね」
「それは、私に任せて」
「キリ、いいの。凄い範囲よ」
「大丈夫だよ。土魔法で、壁を創ればいいのね」
「そうだけど、一人で、大丈夫?」
「一人じゃないよ。パープルが手伝ってくれるよ。ねえ、パープル、いいよね」
「うん。いいよ」
「それじゃ、行って来るよ」
私は、パープルの背に乗って、領土を一周して貰った。そして、その間に土魔法で、土の壁を作っていった。今回は、領土の境が分かればいいので、2mぐらいの薄い壁を作るだけにした。敵から守るという役目はあまりないが、必要なら、また、構築すればいいだけだ。
領土を一周するのにそれほどの時間は掛からなかった。1時間ほどで、戻ってくることが出来た。
「ミユ、終わったわ」
「えっ、もう、終わったの」
「パープルが、頑張ったからね」
「次は、どうするの?」
「住まいがあの古ぼけた屋敷だけなので、別に城が欲しいわ」
「分かった。すぐ、作るよ。場所は、何処がいい?」
「そうね。屋敷から、離れた所で、森からも、イーゼル王国からも、等距離ぐらいの場所がいいわ」
「ミユ、結構細かいね。まあ、いいよ。一緒に、場所を確認しに行こうか?」
「はい」
私達は、城を立てる場所を確認した。そして、私が、土魔法で、城を建てることにした。それも、ミユの要望を聞きながら、少しずつ作っていった。そのため、1日中掛かってしまった。でも、ミユが納得できる城が完成した。
内容は、ミユに任せることにした。そして、執事や侍女を雇うことになった。これも、ミユに丸投げだ。
キリのパーティーとしてマジック・スクールは、まだ、登録しているが、卒業以来、全員が集まることはなかった。エルミアは、魔法学院の教師になるために、魔法学院に残ることにした。そして、私とミユは、今までのサンライズ商店とは別にキリ商店を経営することにした。
私は、ミユに好かれてしまって、別々の進路など、考えられなくなっていた。
私は、ミユには、在庫管理を任せることにした。私は、管理が苦手なので、それが得意なミユにお願いすることにした。
折角マナコン(マナで動くコンピュータ)があるのだから、在庫管理も出来る様にして欲しいと言われて、システムを構築することにした。各支店のマナコンで、データを入力して貰い、それをデータベースで処理して、ミユが扱えるようにした。
ミユに使って貰いながら、システムをアップデートしていった。そして、各支店での意見も集約しながら、そちらの方も、使いやすい物に変えていった。
少し時間が掛かったが、何とか、ミユに合格を貰い、全支店でも、在庫管理に使えるようになった。そして、それを担当の従業員に徹底するために、研修会を実施することになった。
支店の数も、かなりのものになっているので、何回かに分けて行うことにした。各国の代表を本部に集めて、ミユが教えることになった。
「ミユ、手数を掛けるね」
「これぐらい、大丈夫よ」
結局、研修会は、3日にも及んだ。
「ねえ、キリ、この研修会を担当者全員に行うとなると、かなりの日数を私が取られるわ」
「そうね。ミユの負担が大きいね。どうしたらいい?」
「今回の研究会で、優秀な担当者を本部に残して、研修会のリーダーにしてもいい?」
「もちろんよ。ミユの思っているようにしてね」
「ありがとう」
ミユは、研修会のリーダーを決めた。そして、その補助に別の従業員を当てて、そのリーダーに指導させた。
うまく指導できるようだ。ミユは、オリエンテーション用施設を使って残りの担当者の指導を任せることにした。
暫くして、ミユに提案された。
「キリ、今のままでも、かなりの収益を上げているけど、やはり、貴族相手の商売が収益が大きいわ」
「そうだね。貴族相手のオルゴールなどは、まだ、それほど売れていないけど、1個当たりの儲けが大きいね」
「そうでしょ。でも、もっと、大量に売るためには、宣伝が必要よ」
「それは、分っているけど、旨くできないの。私達は、貴族社会にうまく入って行けていないの」
「キリ、それは、私達が貴族じゃないからよ」
「そうなの?」
「そうよ。だから、貴族になりましょう」
「いいわ。ミユに任せるよ」
ミユの考えでは、借金に苦しんでいる貴族の養子になり、その借金を返してあげる。それから、その家を継いで、社交界デビューするというものだ。
ミユの計画は、順調に進んでいるようだ。もう、養子の先になる貴族は、決まったようだ。そして、私とミユが姉妹として、養子になるということで、話が進んでいる。
ウディーア王国の北西の森の近くの領土を持っているデブトヘル伯爵の養子になる。このデブトヘル伯爵には、子供がいないので、都合が良かった。子供がいない貴族は、そのままでは、領土が没収されてしまうから、いずれ、養子をとる必要があった。
そして、養子は、国王に認めて貰わないといけない。それも、既に、済んでいるようだ。だから、書類上は、すでに、私もミユも、伯爵令嬢という訳だ。しかし、正式に貴族として認めて貰うためには、社交界デビューを果たさないといけない。
そのためには、舞踏会を開く必要がある。デブトヘル伯爵の領土は、荒れ果てた土地だけで、農民が皆逃げてしまったようだ。そのため、土地の管理ができなくなり、更に、収入がなくなったようだ。
デブトヘル伯爵の借金は、国に納める税金を商人から借りたことによるものだ。決して、デブトヘル伯爵が浪費家であったわけではないようだ。しかし、領土の管理については、まったく、無能であったというわけだ。
私は、ミユと一緒に、領土を見て回った。
「領土と言っても、森と荒れ地だけね」
「本当に、畑や田が、全くないわ。これでは、収益がなかったのも、仕方がないわ」
「ここは、イーゼル王国との国境にもなっているので、まずは、領土をはっきりわかるようにすべきね」
「それは、私に任せて」
「キリ、いいの。凄い範囲よ」
「大丈夫だよ。土魔法で、壁を創ればいいのね」
「そうだけど、一人で、大丈夫?」
「一人じゃないよ。パープルが手伝ってくれるよ。ねえ、パープル、いいよね」
「うん。いいよ」
「それじゃ、行って来るよ」
私は、パープルの背に乗って、領土を一周して貰った。そして、その間に土魔法で、土の壁を作っていった。今回は、領土の境が分かればいいので、2mぐらいの薄い壁を作るだけにした。敵から守るという役目はあまりないが、必要なら、また、構築すればいいだけだ。
領土を一周するのにそれほどの時間は掛からなかった。1時間ほどで、戻ってくることが出来た。
「ミユ、終わったわ」
「えっ、もう、終わったの」
「パープルが、頑張ったからね」
「次は、どうするの?」
「住まいがあの古ぼけた屋敷だけなので、別に城が欲しいわ」
「分かった。すぐ、作るよ。場所は、何処がいい?」
「そうね。屋敷から、離れた所で、森からも、イーゼル王国からも、等距離ぐらいの場所がいいわ」
「ミユ、結構細かいね。まあ、いいよ。一緒に、場所を確認しに行こうか?」
「はい」
私達は、城を立てる場所を確認した。そして、私が、土魔法で、城を建てることにした。それも、ミユの要望を聞きながら、少しずつ作っていった。そのため、1日中掛かってしまった。でも、ミユが納得できる城が完成した。
内容は、ミユに任せることにした。そして、執事や侍女を雇うことになった。これも、ミユに丸投げだ。
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