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第1章 貴族編
13.新たなリーダー
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暫くして、シリーが報告に来た。シリーは、2人を推薦した。一人は、カオンで、明るい性格で、直ぐに誰とでも、話が出来て、仲良くなれる少女だった。もう一人は、コーシュンで、大人しく、真面目な少女だった。
「分かったわ。それでは、カオンとコーシュンを連れて来てくれるかしら?」
「はい、分りました」
シリーは、直ぐに2人を呼びに行き、私の所に連れて来た。
「私は、キリよ。シリーから、話は聞いていると思うけど、引き受けてくれるかしら?」
「はい、分りました。でも、最初は、誰かに見ていて欲しいのですが、いいですか?」
「えっと、コーシュンと言ったかしら、自信がないの?」
コーシュンは、俯きがちで、自信がなさそうに見えた。
「いいえ、そうではありません」
「では、どういうことなの?」
「まだ、仕事内容に慣れていなくて、それで、暫くは、誰かに監督して貰いたいのです」
「そう。それなら、私が面倒を見るわ。それでいい?」
「はい、お願いします」
コーシュンは、軽く頭を下げた。
「それでは、カオンは、どうかしら?」
「私は、大丈夫です。直ぐにでも、始められます」
「そう。では、お願いしますね。具体的な事は、シリーから、聞いてね」
「「はい」」
カオンとコーシュンは、直ぐに、シリーの所へ向かった。
「おはようございます。この度、工場と農園の管理を任されたカオンと言います」
「おはようございます。私は、コーシュンと言います。カオンと同じく、工場と農園の管理を任されました」
「そう。2人とも、しっかりと働いてね!」
「「はい」」
2人は、シリーに仕事の手順を教えて貰い、早速、別院の横に建てられた工場に向かった。本院の所に設定されている魔法陣によって、簡単に移動できることを初めて知った。
「うわぁ、すごい!」
「一瞬で、移動できるのね」
「2人とも、このことは、秘密よ。分かっているわね」
「「はい」」
シリーは、カオンに従業員の名簿を見せながら、1人ずつ、どのような人物かを説明していった。そして、顔と名前が一致するように、工場の中を見て回るように指示をした。
カオンは、言われたように、名簿を片手に工場の中を歩き回った。そして、従業員と出会うたびに、名前を確認して、仕事内容を聞いて、メモを残していった。
コーシュンは、シリーに、帳簿を見せられながら、説明を聞いて行った。それから、工場の倉庫の中の商品や材料の確認を依頼した。コーシュンは、早速、倉庫の中の商品を帳簿と見比べながら、調べて行った。それから、材料の在庫を確認した。それが、終わって、シリーの元へ戻って行った。
「シリー様、倉庫の中の確認を終わりました」
「そう。それで、どうしたらいい?」
「帳簿を確認しましたが、赤のポーションを生産するのに、現在の在庫の薬草では、3日後に足らなくなります」
「そうねぇ、それなら、どうしたらいい?」
「農園に行って、薬草を送って貰います」
「それでは、農園に行って、指示をしてくれるかしら?」
「はい、分りました」
コーシュンは、直ぐに、農園に出向いて、薬草の手配をした。それから、農園での薬草の栽培状況を確認してから、戻って来た。
「シリー様、戻ってきました。明日にも、不足分の薬草は、届くそうです」
「分かりました。この調子で、しっかりと、管理してね。もし、分からないことがあったら、直ぐに、私に連絡してね」
シリーは、そう言うなり、思念伝達用の神具をコーシュンに渡した。それから、カオンにも、渡すように指示をした。
「シリー様、ありがとうございます」
コーシュンは、神具を大事そうに、抱えて、カオンの所に向かっていった。
シリーは、キリに思念伝達で、連絡を取った。
「キリ様、シリーです」
「どうしたの?」
「今、カオンとコーシュンに仕事の指示を終えました。無事、最初の仕事は終えることが出来たようです」
「そう。それは良かった」
「それから、連絡用に思念伝達用の神具を渡しておきました」
「分かったわ。暫くは、しっかりと、監視しておいてね。少しでも、ミスりそうなときは、事前に注意をしてあげてね」
「わかりました」
シリーは、キリとの思念伝達を切った。
以前キリから聞いた話では、治療院の別院は、すでに、4カ所になっており、それぞれ、運営が行われているということだった。そして、各分院の横に順番に孤児院の分院と工場と農園をつくるということだった。
カオンとコーシュンには、最初の別院の横に出来た工場と農園の管理を任せたけど、直ぐに、第2の工場と農園が完成する。更には、第3、第4の工場と農園も完成する。それらを管理するために、更に6人のリーダーが必要になる。
シリーは、キリから、依頼される前に、新たに6人のリーダーを探しておくことにした。
既に知っている者の中から、数名は、リーダーを任せられそうだが、6人には、満たない。しかし、先に、心当たりを確保しておく方が、良さそうだ。シリーは、リューとビキとロウに声を掛けることにした。
シリーは、本院の横の工場に戻って、新たなリーダーに相応しい従業員に会いに行った。それと本院の工場の管理事務所に入って、名簿や帳簿を見ておくことにした。すると、入り口に設置してある入場者ログの異常に気付いた。
自分が知らない時間帯に管理事務所に出入りした者がいる。シリーは、不安になって、直ぐにキリ様に思念伝達で連絡を取った。そして、報告をした。
「分かったわ。それでは、カオンとコーシュンを連れて来てくれるかしら?」
「はい、分りました」
シリーは、直ぐに2人を呼びに行き、私の所に連れて来た。
「私は、キリよ。シリーから、話は聞いていると思うけど、引き受けてくれるかしら?」
「はい、分りました。でも、最初は、誰かに見ていて欲しいのですが、いいですか?」
「えっと、コーシュンと言ったかしら、自信がないの?」
コーシュンは、俯きがちで、自信がなさそうに見えた。
「いいえ、そうではありません」
「では、どういうことなの?」
「まだ、仕事内容に慣れていなくて、それで、暫くは、誰かに監督して貰いたいのです」
「そう。それなら、私が面倒を見るわ。それでいい?」
「はい、お願いします」
コーシュンは、軽く頭を下げた。
「それでは、カオンは、どうかしら?」
「私は、大丈夫です。直ぐにでも、始められます」
「そう。では、お願いしますね。具体的な事は、シリーから、聞いてね」
「「はい」」
カオンとコーシュンは、直ぐに、シリーの所へ向かった。
「おはようございます。この度、工場と農園の管理を任されたカオンと言います」
「おはようございます。私は、コーシュンと言います。カオンと同じく、工場と農園の管理を任されました」
「そう。2人とも、しっかりと働いてね!」
「「はい」」
2人は、シリーに仕事の手順を教えて貰い、早速、別院の横に建てられた工場に向かった。本院の所に設定されている魔法陣によって、簡単に移動できることを初めて知った。
「うわぁ、すごい!」
「一瞬で、移動できるのね」
「2人とも、このことは、秘密よ。分かっているわね」
「「はい」」
シリーは、カオンに従業員の名簿を見せながら、1人ずつ、どのような人物かを説明していった。そして、顔と名前が一致するように、工場の中を見て回るように指示をした。
カオンは、言われたように、名簿を片手に工場の中を歩き回った。そして、従業員と出会うたびに、名前を確認して、仕事内容を聞いて、メモを残していった。
コーシュンは、シリーに、帳簿を見せられながら、説明を聞いて行った。それから、工場の倉庫の中の商品や材料の確認を依頼した。コーシュンは、早速、倉庫の中の商品を帳簿と見比べながら、調べて行った。それから、材料の在庫を確認した。それが、終わって、シリーの元へ戻って行った。
「シリー様、倉庫の中の確認を終わりました」
「そう。それで、どうしたらいい?」
「帳簿を確認しましたが、赤のポーションを生産するのに、現在の在庫の薬草では、3日後に足らなくなります」
「そうねぇ、それなら、どうしたらいい?」
「農園に行って、薬草を送って貰います」
「それでは、農園に行って、指示をしてくれるかしら?」
「はい、分りました」
コーシュンは、直ぐに、農園に出向いて、薬草の手配をした。それから、農園での薬草の栽培状況を確認してから、戻って来た。
「シリー様、戻ってきました。明日にも、不足分の薬草は、届くそうです」
「分かりました。この調子で、しっかりと、管理してね。もし、分からないことがあったら、直ぐに、私に連絡してね」
シリーは、そう言うなり、思念伝達用の神具をコーシュンに渡した。それから、カオンにも、渡すように指示をした。
「シリー様、ありがとうございます」
コーシュンは、神具を大事そうに、抱えて、カオンの所に向かっていった。
シリーは、キリに思念伝達で、連絡を取った。
「キリ様、シリーです」
「どうしたの?」
「今、カオンとコーシュンに仕事の指示を終えました。無事、最初の仕事は終えることが出来たようです」
「そう。それは良かった」
「それから、連絡用に思念伝達用の神具を渡しておきました」
「分かったわ。暫くは、しっかりと、監視しておいてね。少しでも、ミスりそうなときは、事前に注意をしてあげてね」
「わかりました」
シリーは、キリとの思念伝達を切った。
以前キリから聞いた話では、治療院の別院は、すでに、4カ所になっており、それぞれ、運営が行われているということだった。そして、各分院の横に順番に孤児院の分院と工場と農園をつくるということだった。
カオンとコーシュンには、最初の別院の横に出来た工場と農園の管理を任せたけど、直ぐに、第2の工場と農園が完成する。更には、第3、第4の工場と農園も完成する。それらを管理するために、更に6人のリーダーが必要になる。
シリーは、キリから、依頼される前に、新たに6人のリーダーを探しておくことにした。
既に知っている者の中から、数名は、リーダーを任せられそうだが、6人には、満たない。しかし、先に、心当たりを確保しておく方が、良さそうだ。シリーは、リューとビキとロウに声を掛けることにした。
シリーは、本院の横の工場に戻って、新たなリーダーに相応しい従業員に会いに行った。それと本院の工場の管理事務所に入って、名簿や帳簿を見ておくことにした。すると、入り口に設置してある入場者ログの異常に気付いた。
自分が知らない時間帯に管理事務所に出入りした者がいる。シリーは、不安になって、直ぐにキリ様に思念伝達で連絡を取った。そして、報告をした。
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