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第1章 貴族編
12.クロエとその仲間
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近くのスラムから、若者が働きに来るようになって、もう、1週間が過ぎた。その中でも、特に良く働き、周りに気を使える者が2人いた。それは、クロエとシリーだ。
クロエは、健康的な少年で、何事にも真剣に取り組んだいる。その為、仕事を覚えるのが早い。そして、クロエよりは、少し年上の少女であるシリーは、周りを良く見て、統率力を発揮している。リーダー的な存在だ。でも、その顔は、温和で、誰からも好かれているようだ。
「ねえ、クロエ、少し、話してもいいかしら」
クロエは、日に焼けた顔を私の方に向けた。
「はい、何でしょうか?」
私を確認して、軽くお辞儀をしている。とても、礼儀正しい。これまで、悲惨な生活を送っていたとは思えなかった。
「ここに、働きに来るようになって、もう、1週間になるわ。仕事には、慣れたかしら」
「はい、慣れました。それに、約束を守ってくれるので、安心です」
クロエは、笑顔を見せた。この場所が気に入っているようだ。
「そう。クロエさえ良ければ、ここで、正式に働かない?」
「本当ですか?」
「本当よ。貴方のような働き者には、残って欲しいの」
「喜んで」
私の前で遠慮したのだろう。直ぐにでも、飛び上がって喜びそうな勢いだった。
「もし、他に一緒に残って働きたいものが居れば、教えて。一緒に、正式に雇うわ」
「分かりました。友達がいるので、聞いてみます」
「それじゃ、明日、教えてね」
「はい」
クロエは、返事をするなり、嬉しそうに小走りで、また、仕事場に向かった。
私は、クロエと別れて、薬草の畑と工場の様子を確認することにした。薬草は、順調に育ち、もう、収穫できる状態になっている。そして、工場は、設備が整い、いつでも、稼働できる状態になっていた。
「準備は、順調ね。これなら、多くの人を雇っても大丈夫だわ。明日が楽しみだわ」
翌日に、クロエが友達を連れて、工場に遣って来た。その中には、シリ―もいた。
「キリさん。私の仲間を連れて着ました。少し多いですが、大丈夫ですか?」
クロエは、友達を8人連れて来た。人数的には、問題ないので、全員正式に雇うことにした。
「もちろん、大丈夫よ。皆、正式に雇うわ。それで、一つお願いがあるのだけど、クロエがこの人たちの代表として取りまとめをして貰えるとありがたいのだけど」
「ええ、いいですよ」
「良かった。それじゃ、寮に案内するわ」
私は、クロエたちをまず、寮に案内した。
「今日から、この寮を利用していいわよ。一人、1部屋使ってね。それから、食堂での食事も無料よ」
「「ありがとう」」
「皆も、遠慮しないでいいわよ。いいわね」
「「はい」」
部屋の割り当てなどは、クロエに任せることにした。次に、薬草を栽培している所と、ポーションを作る工場に案内した。工場は、いつも清掃して貰っていた所なので、見慣れた場所だ。
私は、クロエとは、別にシリーを呼んだ。シリーは、直ぐに私の所へやって来た。
「キリさん、何か、用事でしょうか?」
「実は、シリーに、お願いしたいことがあるの」
「えっ、私で、いいのですか? クロエでは、なくて?」
「そうね。クロエには、ここのリーダーを遣って貰うことにしたわ。でも、一人では大変だと思うの。これから、どんどん人が増えてくるわ。それに対応するのは、大変なことなの」
「はい、分ります」
シリーは、私の顔を見ながら、軽く頷いた。
「そこで、シリーには、クロエの補佐を頼みたいの。クロエが、気が付かない所を補って欲しいの。いいかしら?」
「私で、出来るのでしょうか?」
「大丈夫よ。私も、お手伝いしますから、安心してね」
不安そうにしていたシリーが、私の声掛けで、安心したようだ。
「はい、分りました。 頑張ります」
私は、シリーに全体的な監視を頼みたかった。クロエは、真面目だが、それだけに、脆さが気がかり。ここに集まってくるのは、 善人だけではないから。その点、シリーは、色々な経験をしているみたいだから、安心して、任せそうだわ。
クロエに任せた工場も、農園も順調に動き出し、それなりの収益を得ることが出来る様にまで、なっていた。そこで、更に、土地を購入して、工場と農園を拡大することにした。
私は、シリーを呼び出して、少し、意見を聞くことにした。
「シリー、工場や農園を拡大していこうと思っているの」
「それはいい考えですね。現在の工場も農園も問題なく運営できています。拡大しても、大丈夫です」
「そう。シリーが、言うのなら、安心ね。そこで、新たな工場や農園の責任者を選びたいの」
シリーは、少し、不思議そうな顔をした。おそらく、自分とクロエで、運営できると思っていたようだ。
「シリーやクロエには、この場所の工場や農園以外にも、仕事を広げて行って貰いたいの。その為、この場所を離れていても、今と同じように運営して貰いたいの。分かる?」
「はい、分ります」
シリーの不安そうな顔が消えて、笑顔に戻った。
「そこで、貴方やクロエの下で、しっかりと働ける人材を探して欲しいの。そして、私に、推薦して欲しいの」
「分かりました」
シリーは、軽く会釈をして、私と別れた。後は、シリーの報告を待つだけね。
クロエは、健康的な少年で、何事にも真剣に取り組んだいる。その為、仕事を覚えるのが早い。そして、クロエよりは、少し年上の少女であるシリーは、周りを良く見て、統率力を発揮している。リーダー的な存在だ。でも、その顔は、温和で、誰からも好かれているようだ。
「ねえ、クロエ、少し、話してもいいかしら」
クロエは、日に焼けた顔を私の方に向けた。
「はい、何でしょうか?」
私を確認して、軽くお辞儀をしている。とても、礼儀正しい。これまで、悲惨な生活を送っていたとは思えなかった。
「ここに、働きに来るようになって、もう、1週間になるわ。仕事には、慣れたかしら」
「はい、慣れました。それに、約束を守ってくれるので、安心です」
クロエは、笑顔を見せた。この場所が気に入っているようだ。
「そう。クロエさえ良ければ、ここで、正式に働かない?」
「本当ですか?」
「本当よ。貴方のような働き者には、残って欲しいの」
「喜んで」
私の前で遠慮したのだろう。直ぐにでも、飛び上がって喜びそうな勢いだった。
「もし、他に一緒に残って働きたいものが居れば、教えて。一緒に、正式に雇うわ」
「分かりました。友達がいるので、聞いてみます」
「それじゃ、明日、教えてね」
「はい」
クロエは、返事をするなり、嬉しそうに小走りで、また、仕事場に向かった。
私は、クロエと別れて、薬草の畑と工場の様子を確認することにした。薬草は、順調に育ち、もう、収穫できる状態になっている。そして、工場は、設備が整い、いつでも、稼働できる状態になっていた。
「準備は、順調ね。これなら、多くの人を雇っても大丈夫だわ。明日が楽しみだわ」
翌日に、クロエが友達を連れて、工場に遣って来た。その中には、シリ―もいた。
「キリさん。私の仲間を連れて着ました。少し多いですが、大丈夫ですか?」
クロエは、友達を8人連れて来た。人数的には、問題ないので、全員正式に雇うことにした。
「もちろん、大丈夫よ。皆、正式に雇うわ。それで、一つお願いがあるのだけど、クロエがこの人たちの代表として取りまとめをして貰えるとありがたいのだけど」
「ええ、いいですよ」
「良かった。それじゃ、寮に案内するわ」
私は、クロエたちをまず、寮に案内した。
「今日から、この寮を利用していいわよ。一人、1部屋使ってね。それから、食堂での食事も無料よ」
「「ありがとう」」
「皆も、遠慮しないでいいわよ。いいわね」
「「はい」」
部屋の割り当てなどは、クロエに任せることにした。次に、薬草を栽培している所と、ポーションを作る工場に案内した。工場は、いつも清掃して貰っていた所なので、見慣れた場所だ。
私は、クロエとは、別にシリーを呼んだ。シリーは、直ぐに私の所へやって来た。
「キリさん、何か、用事でしょうか?」
「実は、シリーに、お願いしたいことがあるの」
「えっ、私で、いいのですか? クロエでは、なくて?」
「そうね。クロエには、ここのリーダーを遣って貰うことにしたわ。でも、一人では大変だと思うの。これから、どんどん人が増えてくるわ。それに対応するのは、大変なことなの」
「はい、分ります」
シリーは、私の顔を見ながら、軽く頷いた。
「そこで、シリーには、クロエの補佐を頼みたいの。クロエが、気が付かない所を補って欲しいの。いいかしら?」
「私で、出来るのでしょうか?」
「大丈夫よ。私も、お手伝いしますから、安心してね」
不安そうにしていたシリーが、私の声掛けで、安心したようだ。
「はい、分りました。 頑張ります」
私は、シリーに全体的な監視を頼みたかった。クロエは、真面目だが、それだけに、脆さが気がかり。ここに集まってくるのは、 善人だけではないから。その点、シリーは、色々な経験をしているみたいだから、安心して、任せそうだわ。
クロエに任せた工場も、農園も順調に動き出し、それなりの収益を得ることが出来る様にまで、なっていた。そこで、更に、土地を購入して、工場と農園を拡大することにした。
私は、シリーを呼び出して、少し、意見を聞くことにした。
「シリー、工場や農園を拡大していこうと思っているの」
「それはいい考えですね。現在の工場も農園も問題なく運営できています。拡大しても、大丈夫です」
「そう。シリーが、言うのなら、安心ね。そこで、新たな工場や農園の責任者を選びたいの」
シリーは、少し、不思議そうな顔をした。おそらく、自分とクロエで、運営できると思っていたようだ。
「シリーやクロエには、この場所の工場や農園以外にも、仕事を広げて行って貰いたいの。その為、この場所を離れていても、今と同じように運営して貰いたいの。分かる?」
「はい、分ります」
シリーの不安そうな顔が消えて、笑顔に戻った。
「そこで、貴方やクロエの下で、しっかりと働ける人材を探して欲しいの。そして、私に、推薦して欲しいの」
「分かりました」
シリーは、軽く会釈をして、私と別れた。後は、シリーの報告を待つだけね。
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