155 / 270
第18章 テラjr誕生編
1809.レイカの城
しおりを挟む
私は、レイカを優しく、抱きしめながら、1晩寝ずにいた。そっと、レイカの横顔を眺めていた。
「あっ、テラ。もう、起きていたの」
「レイカ、気分は、どう?」
「うん、もう、大丈夫よ。気分もいいわ」
「それなら、良かった。少し、相談したいんだ」
「何?」
「僕は、レイカの事が心配なんだ。だから、今日からは、一緒に過ごさないか?」
「今も、一緒に住んでいるよ。それとも、どこかへ行くの?」
「そうだね。それでも、いいかも」
「テラは、どこか、旅行でも行きたいの?」
「ただ、レイカと本当に一緒に居たいと思っただけだよ。余り、旅行って、気分ではないよ」
「そうね。私も、テラと二人だけになりたい」
「そうか。それなら、少し、待っていてね」
私は、リンダに思念伝達で連絡を取った。そして、誰もいないテラ・ワールドの土地を教えて貰った。
「それじゃ、いっしょに行こう」
私は、レイカを抱いて、転送魔法で、リンダに教えて貰った場所に移動した。そして、急いで、2階建ての小さな家を建てた。そして、闇魔法で結界を張って、私が認めたものにしか見えないようにした。もちろん、入ってくることも出来ない。
「さあ、出来たよ。ここが、僕たち2人だけの新しい家だよ」
「本当に、2人だけね。あのミュー先生も来ないよね」
「もちろんだよ。レイカが嫌いな人は、だれも、この家には入れないよ」
「ここで、僕だけ、見ていて欲しい」
「もちろんだよ。テラしか、見ないよ」
私は、レイカをお姫様抱っこをして、新しい2人だけの家に入っていった。
2階に上がり、大きなベッドにレイカを寝かせた。ベッドの周りには、レースのカーテンで、ベッドが隠れるようにしてある。そして、闇魔法で本当に、レイカと私を見えないようにした。
「ここで、寝ていてね。食事の用意をするよ」
「テラ、私がするよ。食事の用意は、私にさせてよ」
「分かったよ。一緒にしよう。それで、いいだろ」
「はい、旦那さま」
「急に、どうしたんだ」
「前から、一度、そう呼んでみたかったの。でも、城では他の人もいるし、特に最近は、ミュー先生が雇った従業員も多いの。その人達ったら、私のことをいちいちミュー先生に言っているのよ」
「そうか。ミューが、新しく従業員を雇っていることは知っていたけど。レイカを見張らせtいたなんて、初めて知ったよ」
「本当に、嫌よね」
私は、アイテムボックスから、朝食用の皿やパンや卵を出していった。レイカは、それを2人分に取り分け、それぞれの皿に盛っていった。
私は、ポットに水を入れ、お湯にした。当然、魔法で行った。
「レイカは、ホットがいい? アイスがいい?」
「そうね。アイスティーにしてくれる」
「いいよ」
私は、ガラスのコップを2つ造り、氷を作った。氷の入ったコップに少し濃い目の紅茶をポットから、流し込んで行く。コップの周りに、水滴が付き始めた。
「レイカ、ミルクと砂糖は、いる?」
「テラは?」
「僕は、ストレートだよ。そのまま飲むよ」
「それなら、私もそのままでいい。テラと同じがいいの」
「分かった。それじゃ、食べようか」
私達は、2人で用意した、食事を楽しく食べていた。私は、食事をしながら、思念伝達で、リンダに連絡を入れた。
「暫くは、リンダが用意してくれた場所で、生活するよ。レイカも一緒だ」
「わかったわ。仕事は、どうするの?」
「レイカの調子が悪いので、レイカが寝ているときだけにしてくれる」
「分かったわ。それじゃ、夜の10時ごろからね。仕事は」
「すまない。そうしてくれ」
「まあ、私の仕事が終わってから、始めるということだから、都合はいいわ」
「ところで、ミューが城に雇った従業員に止めて貰ってくれ。通常よりも高額の退職金を渡して、次の仕事も斡旋してくれるかな。それと、城でのことは他言しないように、誓約書を取っておいて欲しい」
「大変ね。どうして、あんな女を傍に置いていたの?」
「うん。レイカの事で、少し、世話になったので、仕方がなかった。でも、もう、出て行って貰ったよ。だから、ミューが雇った従業員もやめさせようと思ったんだ」
「分かったは、やっておくね。でも、執事長がいるでしょ。彼ではだめなの?」
「ミュー関係は、できるだけ、身内で処理したいんだ」
「そうね。私も、家族だからね」
「そうだよ。リンダは、僕の少ない家族だよ」
「また、会いたいなぁ。時間があったら、来てね」
「分かった。リンダ。ありがとう」
「気味が悪いね。遠慮する必要ないよ。私は、いつでも、テラの味方だよ」
「それじゃ、また。バイバイ」
私は、思念伝達を切った。レイカは、何も知らないで、嬉しそうにしている。これで、いいんだ。レイカには、本当のことを言えない。
私は、用意していた魔法を2つレイカに掛けた。1つは、今のまま、誰が見ても変化が分からないようにする。もう一つは、本人も自分の身体の変化に気が付かないようにする。この特殊な闇魔法を掛けておいた。
「レイカ、これからは、ここで、2人だけで暮らすよ。いいか?」
「いいわ。私は、テラが居ればそれだけで、いいわ」
私は、レイカが寝てから、レイカの荷物をすべてアイテムボックスに入れて、別のアイテムボックスには、ミューの荷物を入れることにした。
「残された時間は、意外に少ないかもしれないな。急がないと」
私は、自分に言い聞かせるように、呟いた。
「あっ、テラ。もう、起きていたの」
「レイカ、気分は、どう?」
「うん、もう、大丈夫よ。気分もいいわ」
「それなら、良かった。少し、相談したいんだ」
「何?」
「僕は、レイカの事が心配なんだ。だから、今日からは、一緒に過ごさないか?」
「今も、一緒に住んでいるよ。それとも、どこかへ行くの?」
「そうだね。それでも、いいかも」
「テラは、どこか、旅行でも行きたいの?」
「ただ、レイカと本当に一緒に居たいと思っただけだよ。余り、旅行って、気分ではないよ」
「そうね。私も、テラと二人だけになりたい」
「そうか。それなら、少し、待っていてね」
私は、リンダに思念伝達で連絡を取った。そして、誰もいないテラ・ワールドの土地を教えて貰った。
「それじゃ、いっしょに行こう」
私は、レイカを抱いて、転送魔法で、リンダに教えて貰った場所に移動した。そして、急いで、2階建ての小さな家を建てた。そして、闇魔法で結界を張って、私が認めたものにしか見えないようにした。もちろん、入ってくることも出来ない。
「さあ、出来たよ。ここが、僕たち2人だけの新しい家だよ」
「本当に、2人だけね。あのミュー先生も来ないよね」
「もちろんだよ。レイカが嫌いな人は、だれも、この家には入れないよ」
「ここで、僕だけ、見ていて欲しい」
「もちろんだよ。テラしか、見ないよ」
私は、レイカをお姫様抱っこをして、新しい2人だけの家に入っていった。
2階に上がり、大きなベッドにレイカを寝かせた。ベッドの周りには、レースのカーテンで、ベッドが隠れるようにしてある。そして、闇魔法で本当に、レイカと私を見えないようにした。
「ここで、寝ていてね。食事の用意をするよ」
「テラ、私がするよ。食事の用意は、私にさせてよ」
「分かったよ。一緒にしよう。それで、いいだろ」
「はい、旦那さま」
「急に、どうしたんだ」
「前から、一度、そう呼んでみたかったの。でも、城では他の人もいるし、特に最近は、ミュー先生が雇った従業員も多いの。その人達ったら、私のことをいちいちミュー先生に言っているのよ」
「そうか。ミューが、新しく従業員を雇っていることは知っていたけど。レイカを見張らせtいたなんて、初めて知ったよ」
「本当に、嫌よね」
私は、アイテムボックスから、朝食用の皿やパンや卵を出していった。レイカは、それを2人分に取り分け、それぞれの皿に盛っていった。
私は、ポットに水を入れ、お湯にした。当然、魔法で行った。
「レイカは、ホットがいい? アイスがいい?」
「そうね。アイスティーにしてくれる」
「いいよ」
私は、ガラスのコップを2つ造り、氷を作った。氷の入ったコップに少し濃い目の紅茶をポットから、流し込んで行く。コップの周りに、水滴が付き始めた。
「レイカ、ミルクと砂糖は、いる?」
「テラは?」
「僕は、ストレートだよ。そのまま飲むよ」
「それなら、私もそのままでいい。テラと同じがいいの」
「分かった。それじゃ、食べようか」
私達は、2人で用意した、食事を楽しく食べていた。私は、食事をしながら、思念伝達で、リンダに連絡を入れた。
「暫くは、リンダが用意してくれた場所で、生活するよ。レイカも一緒だ」
「わかったわ。仕事は、どうするの?」
「レイカの調子が悪いので、レイカが寝ているときだけにしてくれる」
「分かったわ。それじゃ、夜の10時ごろからね。仕事は」
「すまない。そうしてくれ」
「まあ、私の仕事が終わってから、始めるということだから、都合はいいわ」
「ところで、ミューが城に雇った従業員に止めて貰ってくれ。通常よりも高額の退職金を渡して、次の仕事も斡旋してくれるかな。それと、城でのことは他言しないように、誓約書を取っておいて欲しい」
「大変ね。どうして、あんな女を傍に置いていたの?」
「うん。レイカの事で、少し、世話になったので、仕方がなかった。でも、もう、出て行って貰ったよ。だから、ミューが雇った従業員もやめさせようと思ったんだ」
「分かったは、やっておくね。でも、執事長がいるでしょ。彼ではだめなの?」
「ミュー関係は、できるだけ、身内で処理したいんだ」
「そうね。私も、家族だからね」
「そうだよ。リンダは、僕の少ない家族だよ」
「また、会いたいなぁ。時間があったら、来てね」
「分かった。リンダ。ありがとう」
「気味が悪いね。遠慮する必要ないよ。私は、いつでも、テラの味方だよ」
「それじゃ、また。バイバイ」
私は、思念伝達を切った。レイカは、何も知らないで、嬉しそうにしている。これで、いいんだ。レイカには、本当のことを言えない。
私は、用意していた魔法を2つレイカに掛けた。1つは、今のまま、誰が見ても変化が分からないようにする。もう一つは、本人も自分の身体の変化に気が付かないようにする。この特殊な闇魔法を掛けておいた。
「レイカ、これからは、ここで、2人だけで暮らすよ。いいか?」
「いいわ。私は、テラが居ればそれだけで、いいわ」
私は、レイカが寝てから、レイカの荷物をすべてアイテムボックスに入れて、別のアイテムボックスには、ミューの荷物を入れることにした。
「残された時間は、意外に少ないかもしれないな。急がないと」
私は、自分に言い聞かせるように、呟いた。
0
あなたにおすすめの小説
『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる
仙道
ファンタジー
気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
12/23 HOT男性向け1位
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
氷弾の魔術師
カタナヅキ
ファンタジー
――上級魔法なんか必要ない、下級魔法一つだけで魔導士を目指す少年の物語――
平民でありながら魔法が扱う才能がある事が判明した少年「コオリ」は魔法学園に入学する事が決まった。彼の国では魔法の適性がある人間は魔法学園に入学する決まりがあり、急遽コオリは魔法学園が存在する王都へ向かう事になった。しかし、王都に辿り着く前に彼は自分と同世代の魔術師と比べて圧倒的に魔力量が少ない事が発覚した。
しかし、魔力が少ないからこそ利点がある事を知ったコオリは決意した。他の者は一日でも早く上級魔法の習得に励む中、コオリは自分が扱える下級魔法だけを極め、一流の魔術師の証である「魔導士」の称号を得る事を誓う。そして他の魔術師は少年が強くなる事で気づかされていく。魔力が少ないというのは欠点とは限らず、むしろ優れた才能になり得る事を――
※旧作「下級魔導士と呼ばれた少年」のリメイクとなりますが、設定と物語の内容が大きく変わります。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
ウルティメイド〜クビになった『元』究極メイドは、素材があれば何でも作れるクラフト系スキルで魔物の大陸を生き抜いていく〜
西館亮太
ファンタジー
「お前は今日でクビだ。」
主に突然そう宣告された究極と称されるメイドの『アミナ』。
生まれてこの方、主人の世話しかした事の無かった彼女はクビを言い渡された後、自分を陥れたメイドに魔物の巣食う島に転送されてしまう。
その大陸は、街の外に出れば魔物に襲われる危険性を伴う非常に危険な土地だった。
だがそのまま死ぬ訳にもいかず、彼女は己の必要のないスキルだと思い込んでいた、素材と知識とイメージがあればどんな物でも作れる『究極創造』を使い、『物作り屋』として冒険者や街の住人相手に商売することにした。
しかし街に到着するなり、外の世界を知らない彼女のコミュ障が露呈したり、意外と知らない事もあったりと、悩みながら自身は究極なんかでは無かったと自覚する。
そこから始まる、依頼者達とのいざこざや、素材収集の中で起こる騒動に彼女は次々と巻き込まれていく事になる。
これは、彼女が本当の究極になるまでのお話である。
※かなり冗長です。
説明口調も多いのでそれを加味した上でお楽しみ頂けたら幸いです
異世界に迷い込んだ盾職おっさんは『使えない』といわれ町ぐるみで追放されましたが、現在女の子の保護者になってます。
古嶺こいし
ファンタジー
異世界に神隠しに遭い、そのまま10年以上過ごした主人公、北城辰也はある日突然パーティーメンバーから『盾しか能がないおっさんは使えない』という理由で突然解雇されてしまう。勝手に冒険者資格も剥奪され、しかも家まで壊されて居場所を完全に失ってしまった。
頼りもない孤独な主人公はこれからどうしようと海辺で黄昏ていると、海に女の子が浮かんでいるのを発見する。
「うおおおおお!!??」
慌てて救助したことによって、北城辰也の物語が幕を開けたのだった。
基本出来上がり投稿となります!
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
あっとさん
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる