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第36話 巨大なキラージャッカル
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「で、でかいな……こいつもキラージャッカルか?」
突然変異かと思うくらい目の前のキラージャッカルはとてつもなく大きい。
体長五メートルはありそうだ。
「どうやってこの洞窟の中に入ったんだよ、おかしいだろ」
ここに来るまでには細い通路も通ってきた。
そんな狭いところを目の前のキラージャッカルが通過出来るとは思えないのだが。
『グルルルァァァッ!!』
体の大きさに比例して鳴き声もまた大きい。
洞窟内なので余計に響く。
鼓膜が破れるんじゃないかと心配になるほどだった。
俺の推測だがおそらくこいつはキラージャッカルたちのボスなのだろう。
そして部下のキラージャッカルたちに食糧を集めさせて、自分はこの洞窟内で悠々自適に過ごしていたのだろう。
「おい、話は通じるかっ? 人間たちを連れ去っただろ。一応訊くがまだ無事だよな?」
モンスターは人間の言葉がある程度理解できるらしいので問いかけてみたが、
『グルルルルァァァァッ!!』
巨大なキラージャッカルは意に介さず俺に向けて咆哮を浴びせてくる。
とそんな時、俺の体から力が抜けていくのを感じた。
そう、リリースの効果が切れたのだ。
身体能力を倍にするというぶっ飛んだ効果を持つリリースだが、その反面持続時間はたったの三分だけなのだ。
別に副作用があるわけではないが、強くなっていた分どうしても反動として力が抜ける感覚がしてしまう。
いうなれば水中から陸上に上がった時のような感覚だろうか。
とにかく一瞬だけだが俺は動きが止まった。
その瞬間を巨大なキラージャッカルは見逃さなかった。
巨体に似合わず素早い動きで俺に頭突きを繰り出してくる。
「ぐあっ……!」
それをまともに顔に受けて後ろに弾き飛ばされてしまう。
壁に体を強く打ちつけ、洞窟内が大きく揺れた。
『グルルルルァァァァッ!!』
勝利の雄たけびのつもりか、上を向いて大きく吠える巨大なキラージャッカル。
その気持ちもわからなくはない。
今の一撃を俺以外の人間がくらっていたら間違いなくあの世行きだったはずだからな。
「ちょっとだけ痛かったぞ」
俺は崩れた壁面の岩から抜け出ると、後頭部を触り血が出ていることを確かめる。
レベルが上がり強くなった俺は自分の血を見ることはめったにないので、少しだけカチンとくる。
なので、
「リリース! リリース! リリース!」
俺は無意識のうちに身体強化の呪文を重ね掛けしていた。
『グルルルルァァァッ……!?』
「なんだ、自分の置かれた状況はわかるらしいな」
『グルァッ……!? グルァ……! グルァッ……!』
巨大なキラージャッカルは態度を一変させ、俺に命乞いでもするかのように顔を横に振り続ける。
「駄目だ、何言ってるのか全然わからない。あれだな、やっぱりモンスターと会話するってのは土台無理な話だったかな」
『グルァッ……!?』
俺は瞬時に移動し、
「もういい、くたばれ」
『グルルァァァァーーーーッ…………!!!』
巨大なキラージャッカルの後頭部を殴りつけこれを粉砕、この世から消滅させたのだった。
突然変異かと思うくらい目の前のキラージャッカルはとてつもなく大きい。
体長五メートルはありそうだ。
「どうやってこの洞窟の中に入ったんだよ、おかしいだろ」
ここに来るまでには細い通路も通ってきた。
そんな狭いところを目の前のキラージャッカルが通過出来るとは思えないのだが。
『グルルルァァァッ!!』
体の大きさに比例して鳴き声もまた大きい。
洞窟内なので余計に響く。
鼓膜が破れるんじゃないかと心配になるほどだった。
俺の推測だがおそらくこいつはキラージャッカルたちのボスなのだろう。
そして部下のキラージャッカルたちに食糧を集めさせて、自分はこの洞窟内で悠々自適に過ごしていたのだろう。
「おい、話は通じるかっ? 人間たちを連れ去っただろ。一応訊くがまだ無事だよな?」
モンスターは人間の言葉がある程度理解できるらしいので問いかけてみたが、
『グルルルルァァァァッ!!』
巨大なキラージャッカルは意に介さず俺に向けて咆哮を浴びせてくる。
とそんな時、俺の体から力が抜けていくのを感じた。
そう、リリースの効果が切れたのだ。
身体能力を倍にするというぶっ飛んだ効果を持つリリースだが、その反面持続時間はたったの三分だけなのだ。
別に副作用があるわけではないが、強くなっていた分どうしても反動として力が抜ける感覚がしてしまう。
いうなれば水中から陸上に上がった時のような感覚だろうか。
とにかく一瞬だけだが俺は動きが止まった。
その瞬間を巨大なキラージャッカルは見逃さなかった。
巨体に似合わず素早い動きで俺に頭突きを繰り出してくる。
「ぐあっ……!」
それをまともに顔に受けて後ろに弾き飛ばされてしまう。
壁に体を強く打ちつけ、洞窟内が大きく揺れた。
『グルルルルァァァァッ!!』
勝利の雄たけびのつもりか、上を向いて大きく吠える巨大なキラージャッカル。
その気持ちもわからなくはない。
今の一撃を俺以外の人間がくらっていたら間違いなくあの世行きだったはずだからな。
「ちょっとだけ痛かったぞ」
俺は崩れた壁面の岩から抜け出ると、後頭部を触り血が出ていることを確かめる。
レベルが上がり強くなった俺は自分の血を見ることはめったにないので、少しだけカチンとくる。
なので、
「リリース! リリース! リリース!」
俺は無意識のうちに身体強化の呪文を重ね掛けしていた。
『グルルルルァァァッ……!?』
「なんだ、自分の置かれた状況はわかるらしいな」
『グルァッ……!? グルァ……! グルァッ……!』
巨大なキラージャッカルは態度を一変させ、俺に命乞いでもするかのように顔を横に振り続ける。
「駄目だ、何言ってるのか全然わからない。あれだな、やっぱりモンスターと会話するってのは土台無理な話だったかな」
『グルァッ……!?』
俺は瞬時に移動し、
「もういい、くたばれ」
『グルルァァァァーーーーッ…………!!!』
巨大なキラージャッカルの後頭部を殴りつけこれを粉砕、この世から消滅させたのだった。
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