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第四章
39.ハルの追憶
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俺の目指す背中はいつも遥か先にあった。普段は一緒に練習もしているし、試合もペアとして隣で戦っているのに、気がつくとその姿はいつも遠くの方に見えていた。走っても走っても中々差は縮まらない。
「待ってよ!」
たまらず叫ぶとアキはすぐに立ち止まって振り返ってくる。
「早く来いよ」
その声にやっと追いつくも、アキは唐突に変なことを聞いてきた。
「『ダブルスのその先の景色』って見たことあるか?」
「ダブルスはダブルスでしょ? その先の景色なんかあるの?」
俺は答える。質問の意味など考えずに。
「分からない。でも、俺はあると思ってる」
曇りのない真っすぐなまなざしでアキは言いきる。あるかどうかも分からない、見たこともない景色をアキは本気で信じているように見えた。そしてまた先へと走っていく。追いかけるように俺も走るけど、どんどんその距離を離されていく。俺は取り残されてばかりだった。
あと1ゲーム。あと1ゲームさえ取れば念願の全国だ。絶対に取ってみせる。
興奮なのか緊張なのか、心拍数がどんどん上がっていく。でもそう思えば思うほど体は逆行して固まっていく。
あと1ゲームの状況から中々ポイントが奪えない。次第に焦る。目が泳ぐ。思考が止まる。そして遂には逆転を許し――
「ゲームセット――」
目標はすぐそこまで見えていた。ただ焦って手をかけてしまったために、完全に掴みきれず取り損なってしまった。
悔しくて悔しくて、涙が止まらなかった。力不足だった。俺のせいで負けた。俺はアキのペアにふさわしくなかったんだ。
「泣くなよ」
アキは笑って言う。
「ゴメン。俺のせいで――」
「謝んなよ。いつも言ってるだろ。ダブルスで負けたら二人のせいだって」
「でも……」
アキは笑っている。いつもそうだ。アキは強いな。
「負けたけど、俺は楽しかったよ。ハルは今日の試合、楽しかったか?」
「そんなの分からないよ。勝ちたい、勝ちたい、ってばかり思ってて、目の前の一球一球に必死だったから」
「そっか」
アキは優しく笑うけど、あんなにがんばって目指していた全国の一歩手前で負けて俺は悔しくて涙が止まらなかった。
「俺な、今日の試合で少しだけ『ダブルスのその先の景色』が見えた気がする」
前に言ってたやつだ。
「なんっ、だったの?」
俺はしゃくり上げながら尋ねた。アキは空を見上げ、もったいぶるように微笑んだ。
「ハルにもそのうち見えるよ」
笑いながら俺の頭をくしゃくしゃにしてきた。
「テニスを楽しむ気持ちだけは、絶対に忘れるなよ」
アキはそう言うと背を向けて行ってしまった。
「ただいまー」
重たいラケバを脇に置き、玄関に腰をかけて靴を脱ぐ。包丁の音が止まったと思ったら母ちゃんが台所から出てきた。
「おかえり。試合どうだったの?」
「うん。ダメだったよ」
立ち上がってラケバを再び担ぐ。
「あらそう」
そう言って母ちゃんはそそくさと台所へ戻っていった。でも顔だけひょこっと玄関に覗かせて、「そのわりにアンタ、嬉しそうな顔してるわね」と言い、再び包丁の音を弾ませる。
俺、嬉しそうな顔していたのか? 頬を引っ張るようにして確かめてみる。んー、分かんねぇ。
とりあえず部屋に荷物を置きに行ってからすぐ風呂に入った。
ザバー。
「はぁあ。気持ちいぃ」
試合終わりの風呂は最高だ。バスタブの淵に両腕両足と頭を乗せて、どこぞの時代の王様のようにふんぞり返ってお湯に浸かる。その姿勢のままボーっと天井を眺め、今日のことを振り返る。
ハルの〝約束〟を叶えてあげることなんてできないよ……
まさか瞬が俺とアキの〝約束〟ために全国を目指してくれていたなんて。嬉しかったけど、苦しい思いをさせちまっていたんだな。
湯船から両手でお湯をすくって顔を洗い、また元の体勢に戻る。
確かに最近の瞬は元気がなかった。練習でもいいショットを打ったのにどこか不安げな顔をしていたし、人より何倍も練習に熱が入っているのは見て取れたけどなんか殺気立っていたようにも感じた。少なくとも以前のようにテニスを心から楽しんでいるようには見えなかった。
俺はテニスを楽しんでいる瞬の姿を見るのが本当に好きなんだ。なんだかこっちまで楽しい気持ちにさせてくれるから。
モクモクと立ち込める湯気に瞬の姿を思い浮かべて映し出す。そこでもやっぱり楽しそうにプレーしていた。
だんだんと上手くなってきて、試合のメンバーにも選ばれて、目標が全国ともなれば勝利を優先してしまう気持ちは痛いほど分かる。俺もそうだったから。
アキと別れてからは、アキとまた会うために全国へ行くことだけが俺の目標だった。そこに楽しさはなかったし、楽しむことなんてできなかった。勝つことに必死だったから。
でもそんな時、ミスして頭を抱え込んだり、いいショットが決まって全力でガッツポーズしたり、ただただ純粋にテニスを楽しんでいる瞬の姿を見て俺の心は揺らいだ。俺はなにか大切なことを忘れてしまっているのではないか、って。それを探すために俺はたくさん瞬のことを見た。でもその度に瞬の姿はキラキラととても輝いていて、俺には眩しすぎて直視できなかった。いつしかそれは羨望の感情がゆえだと気づいた。勝利に取り憑かれてしまい、俺がいつの間にか手放してしまっていたものを瞬は持っていた。
湯気に投影されていた瞬の姿は徐々に子供の頃の俺へと変わっていった。テニスを始めた頃の俺に。
なら一体、俺はなんのためにテニスをしているのか考えた。いや、思い出したといった方が正しい。答えは簡単なことだった。
「テニスが楽しいからに決まってんじゃん」
湯気に投影された子供の頃の俺が話しかけてきた。ラケットを肩に担ぎ上げてなんだか偉そうだ。
「そうだよな。上手くいった時も失敗した時も、勝った時も負けた時も、嬉しい時も悔しい時も、全部ひっくるめて楽しいからやってんだよな。続ける理由なんてそれだけで十分だよな」
「当たり前じゃん。悩んでる暇があるなら練習しろよな」
湯気の中の俺はそう言うと振り返って練習へ戻っていった。
テニスを始めた頃はなにもかもが楽しかった。毎日練習に行くのが楽しみで仕方なかった。その気持ちが原点にあるから今もこうしてテニスを続けているんだ。今では心から言える。「テニスが楽しい」ってね。でもその気持ちに気づかせてくれたのは他でもない、瞬だ。こうして俺がまた楽しくプレーできているのは瞬のお陰なんだ。だからこそ、俺は瞬と一緒に戦いたい。他の誰でもない、瞬と楽しくテニスがしたいんだ。これが瞬とダブルスを組みたいと思った理由だ。
それに、今ならアキの言っていた『ダブルスのその先の景色』がなんとなく見えてきた気がするよ。もしアキの見えた景色と俺の見えた景色が同じなら、アキもそう思ってくれていたってことなんだよな? だとしたらすげぇ嬉しいよ。ありがとうな。アキ、俺は残り少ない時間を瞬のために使うよ。瞬とともに楽しくテニスをする。いいよな?
風呂から上がったら香ばしくていい匂いが漂ってきた。それにつられて腹が鳴り、よだれも出てきた。空腹の時にこの匂いはつらいぜ。とりあえずパンツだけ履いて匂いの元をたどるように台所へ向かうと、今夜の夕飯、ハンバーグが見えた。俺の大好物だ。母ちゃんにもう食べていいかと聞いたらあっさりオッケーが出た。さっそく皿によそってもらい、ご飯は自分で特盛によそってがっつくように食べた。
「せめて髪乾かして、服くらい着てから食べなさいよ。風邪引くわよ」
と母ちゃんから言われたけど、あの匂いを嗅ぎつけてしまったら不可能に近い。というか無理だ。
「はー、食った食った。ごちそうさま。母ちゃん、今日もうまかったよ」
「はいはい、お粗末さまでした」
それから母ちゃんに今日のことを話した。つい夢中になってしまって何十分も話しちゃったけど、なにを話しても母ちゃんは「そう」と笑って聞いてくれた。
「待ってよ!」
たまらず叫ぶとアキはすぐに立ち止まって振り返ってくる。
「早く来いよ」
その声にやっと追いつくも、アキは唐突に変なことを聞いてきた。
「『ダブルスのその先の景色』って見たことあるか?」
「ダブルスはダブルスでしょ? その先の景色なんかあるの?」
俺は答える。質問の意味など考えずに。
「分からない。でも、俺はあると思ってる」
曇りのない真っすぐなまなざしでアキは言いきる。あるかどうかも分からない、見たこともない景色をアキは本気で信じているように見えた。そしてまた先へと走っていく。追いかけるように俺も走るけど、どんどんその距離を離されていく。俺は取り残されてばかりだった。
あと1ゲーム。あと1ゲームさえ取れば念願の全国だ。絶対に取ってみせる。
興奮なのか緊張なのか、心拍数がどんどん上がっていく。でもそう思えば思うほど体は逆行して固まっていく。
あと1ゲームの状況から中々ポイントが奪えない。次第に焦る。目が泳ぐ。思考が止まる。そして遂には逆転を許し――
「ゲームセット――」
目標はすぐそこまで見えていた。ただ焦って手をかけてしまったために、完全に掴みきれず取り損なってしまった。
悔しくて悔しくて、涙が止まらなかった。力不足だった。俺のせいで負けた。俺はアキのペアにふさわしくなかったんだ。
「泣くなよ」
アキは笑って言う。
「ゴメン。俺のせいで――」
「謝んなよ。いつも言ってるだろ。ダブルスで負けたら二人のせいだって」
「でも……」
アキは笑っている。いつもそうだ。アキは強いな。
「負けたけど、俺は楽しかったよ。ハルは今日の試合、楽しかったか?」
「そんなの分からないよ。勝ちたい、勝ちたい、ってばかり思ってて、目の前の一球一球に必死だったから」
「そっか」
アキは優しく笑うけど、あんなにがんばって目指していた全国の一歩手前で負けて俺は悔しくて涙が止まらなかった。
「俺な、今日の試合で少しだけ『ダブルスのその先の景色』が見えた気がする」
前に言ってたやつだ。
「なんっ、だったの?」
俺はしゃくり上げながら尋ねた。アキは空を見上げ、もったいぶるように微笑んだ。
「ハルにもそのうち見えるよ」
笑いながら俺の頭をくしゃくしゃにしてきた。
「テニスを楽しむ気持ちだけは、絶対に忘れるなよ」
アキはそう言うと背を向けて行ってしまった。
「ただいまー」
重たいラケバを脇に置き、玄関に腰をかけて靴を脱ぐ。包丁の音が止まったと思ったら母ちゃんが台所から出てきた。
「おかえり。試合どうだったの?」
「うん。ダメだったよ」
立ち上がってラケバを再び担ぐ。
「あらそう」
そう言って母ちゃんはそそくさと台所へ戻っていった。でも顔だけひょこっと玄関に覗かせて、「そのわりにアンタ、嬉しそうな顔してるわね」と言い、再び包丁の音を弾ませる。
俺、嬉しそうな顔していたのか? 頬を引っ張るようにして確かめてみる。んー、分かんねぇ。
とりあえず部屋に荷物を置きに行ってからすぐ風呂に入った。
ザバー。
「はぁあ。気持ちいぃ」
試合終わりの風呂は最高だ。バスタブの淵に両腕両足と頭を乗せて、どこぞの時代の王様のようにふんぞり返ってお湯に浸かる。その姿勢のままボーっと天井を眺め、今日のことを振り返る。
ハルの〝約束〟を叶えてあげることなんてできないよ……
まさか瞬が俺とアキの〝約束〟ために全国を目指してくれていたなんて。嬉しかったけど、苦しい思いをさせちまっていたんだな。
湯船から両手でお湯をすくって顔を洗い、また元の体勢に戻る。
確かに最近の瞬は元気がなかった。練習でもいいショットを打ったのにどこか不安げな顔をしていたし、人より何倍も練習に熱が入っているのは見て取れたけどなんか殺気立っていたようにも感じた。少なくとも以前のようにテニスを心から楽しんでいるようには見えなかった。
俺はテニスを楽しんでいる瞬の姿を見るのが本当に好きなんだ。なんだかこっちまで楽しい気持ちにさせてくれるから。
モクモクと立ち込める湯気に瞬の姿を思い浮かべて映し出す。そこでもやっぱり楽しそうにプレーしていた。
だんだんと上手くなってきて、試合のメンバーにも選ばれて、目標が全国ともなれば勝利を優先してしまう気持ちは痛いほど分かる。俺もそうだったから。
アキと別れてからは、アキとまた会うために全国へ行くことだけが俺の目標だった。そこに楽しさはなかったし、楽しむことなんてできなかった。勝つことに必死だったから。
でもそんな時、ミスして頭を抱え込んだり、いいショットが決まって全力でガッツポーズしたり、ただただ純粋にテニスを楽しんでいる瞬の姿を見て俺の心は揺らいだ。俺はなにか大切なことを忘れてしまっているのではないか、って。それを探すために俺はたくさん瞬のことを見た。でもその度に瞬の姿はキラキラととても輝いていて、俺には眩しすぎて直視できなかった。いつしかそれは羨望の感情がゆえだと気づいた。勝利に取り憑かれてしまい、俺がいつの間にか手放してしまっていたものを瞬は持っていた。
湯気に投影されていた瞬の姿は徐々に子供の頃の俺へと変わっていった。テニスを始めた頃の俺に。
なら一体、俺はなんのためにテニスをしているのか考えた。いや、思い出したといった方が正しい。答えは簡単なことだった。
「テニスが楽しいからに決まってんじゃん」
湯気に投影された子供の頃の俺が話しかけてきた。ラケットを肩に担ぎ上げてなんだか偉そうだ。
「そうだよな。上手くいった時も失敗した時も、勝った時も負けた時も、嬉しい時も悔しい時も、全部ひっくるめて楽しいからやってんだよな。続ける理由なんてそれだけで十分だよな」
「当たり前じゃん。悩んでる暇があるなら練習しろよな」
湯気の中の俺はそう言うと振り返って練習へ戻っていった。
テニスを始めた頃はなにもかもが楽しかった。毎日練習に行くのが楽しみで仕方なかった。その気持ちが原点にあるから今もこうしてテニスを続けているんだ。今では心から言える。「テニスが楽しい」ってね。でもその気持ちに気づかせてくれたのは他でもない、瞬だ。こうして俺がまた楽しくプレーできているのは瞬のお陰なんだ。だからこそ、俺は瞬と一緒に戦いたい。他の誰でもない、瞬と楽しくテニスがしたいんだ。これが瞬とダブルスを組みたいと思った理由だ。
それに、今ならアキの言っていた『ダブルスのその先の景色』がなんとなく見えてきた気がするよ。もしアキの見えた景色と俺の見えた景色が同じなら、アキもそう思ってくれていたってことなんだよな? だとしたらすげぇ嬉しいよ。ありがとうな。アキ、俺は残り少ない時間を瞬のために使うよ。瞬とともに楽しくテニスをする。いいよな?
風呂から上がったら香ばしくていい匂いが漂ってきた。それにつられて腹が鳴り、よだれも出てきた。空腹の時にこの匂いはつらいぜ。とりあえずパンツだけ履いて匂いの元をたどるように台所へ向かうと、今夜の夕飯、ハンバーグが見えた。俺の大好物だ。母ちゃんにもう食べていいかと聞いたらあっさりオッケーが出た。さっそく皿によそってもらい、ご飯は自分で特盛によそってがっつくように食べた。
「せめて髪乾かして、服くらい着てから食べなさいよ。風邪引くわよ」
と母ちゃんから言われたけど、あの匂いを嗅ぎつけてしまったら不可能に近い。というか無理だ。
「はー、食った食った。ごちそうさま。母ちゃん、今日もうまかったよ」
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