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5歳
18、もう一人の転生者
しおりを挟む祈りも終わり、精霊様についての説法も終わって母様と手を繋ぎ神殿の椅子から立ち上がると、他にもたくさん親子がいて結構騒がしかったし、2列目の端の方にいたのに、神殿長の視線が母様の方を見ていた。サーモンピンクは人目を引きすぎたか?エロ神殿長め!
アリア、あの一番偉い人はね、多分、生臭坊主だよ!
と言うと目をキョトンとさせて
『ナマグサボウズって、なあに?』
と聞き返す。するとアリアの言葉を聞いた他の精霊がキョロキョロソワソワしている。
『『『ナマグサボウズ?
なまぐさって何?
ボウズ?って何?
知らない?
ナマグサ!
ボウズ?・・・』』』
坊主は分からないだろうけど不要な情報を与えてしまった。声は聞こえないけど精霊達がフワフワと落ち着きがない。それを契約者の子供が聞きかじり、
「おかあさん、なまぐさぼうずって何ですか?」
「お母様、プルナがなまぐさぼうずと口にしたのですが何でしょうか?」
と、回りで口にし始める。久しぶりにキョドってしまって、心の中であわあわする。笑顔が引き吊った。
アリア、精霊のいない神官の事だよ。
『ふうん、精霊がいない神官なの』
と返事をするとまた
『『『え?いないの?
精霊?あ?いない。
ほんとだ。
いないね。
いないんだ。
精霊いないや、何で?
出て来ないの?
神官さんなのにいないよ。
僕らの仲間、いないの?・・・』』』
とまた落ち着きのない精霊が、雀のように囁きあっているようだ。
ああああぁ・・・・(汗)
「ママ、しんかんさまのセイレイいないって」
「母上、精霊がいない神官様は病気なんですか?」
ああっ!収拾が着かーん!
そして祭壇側にいた神殿長が、何?何だ?的な感じで目が泳ぎ始める。
部下の神官やシスターも、何かしら?何だこれは?的な感じになってしまった。
「ミラ?どうかしたの?」
母様に聞かれて答えられる訳もなく、目が泳いでしまった、まずい。
「何でもありません、出ましょう」
母様の手を引いて、さっさと神殿を出る。
後ろの方に座っていたイレッサに、少し早いですが広場の方でお昼にしましょう。と言われて目の前の広場に進んで少し歩くと、端の方でシンプルなブラウスにくすんだ桃色のジャンバースカートを着て、生成りの前掛けをした緑の髪の毛の少女が手を出して地面を睨んでた。3キュピトくらい離れていたが、とんでもない呪文が聞こえた。
「〇ルス!」
一瞬ビクッと足が止まるとこだった。思わず足元の石畳をチラッと確認してしまったが、特に石が崩壊する事はなかった。
あービビった。女の子を気にしながらも広場の逆端の憩いの場、テーブルと椅子がある方へ歩いていると声がかかる。
「ミレット様?エクセグラン伯爵家のミレット様ではないですか?」
母様が視線を向けると、赤毛を綺麗に結い上げ頭前方に白い小花を散らした青緑色の皇室型の帽子をつけ、ドレスの身頃は光沢のあるサテンのような青緑色でラウンドネックの縁取りに小さいリボンがついてる。コルセットで絞められたウェストは信じられない程細くて思わず眉間に皺がよる。
「(細っ!鬱血してないの?)」
袖はモスリン地の青緑色で凄く膨らんだバルーンが三段になって絞られてて袖口は繊細な刺繍のレースがついている。ウェストは幅広のサッシュでリボン結び。腰からのギャザーはタップリあり、流れるようなラインで裾は四段ものレースになっている。
顔立ちはふっくらとしたハート形で小顔、クルリンとした青緑の小さな下がり目を黒い縁取りで大きく見せているようだ。
・・・凄い厚化粧。アイライナーとか、眉墨とかあるんだね、この世界。母様がつけないから知らなかったよ。
唇には鮮やかでマッドな感じの赤い紅をさし、顔も白いので何かしら塗っている。
紅があるのか。蜜蝋とかがあれば保湿性の高い艶ぷるの口紅やリップが出来そう。美しさへの執着が半端ないけど、あの目元は炭か煤だよね?ウォータープルーフとかあるわけないから、水魔法使ったらとんでもない事になりそう。何にもしない方がまだ可愛いと思うけど。
「え?(えーと確か)・・・・ベ、ベロテック伯爵家の・・ミロル様?・・でしたかしら?」
・・・母様の中の記憶は薄いらしいのであまり親しくはなさそう(笑)。
「ええ、お久し振りね。今はルエストロ侯爵家の第三夫人よ。よろしければ一緒に此方でいかがかしら?」
うわー、さりげなく、上の爵位を手に入れたわよって鼻の下の自慢毛が見えましたけど。
「まあ、わたくしがお邪魔をしてもよろしいんですの?・・・では、馬車の時間がありますので少しだけですけれど・・・」
仕方ないので座る事にしたようだ。
「あら、こちらはお嬢様ね。よろしく」
あんまりよろしくされたくないが、上下があるからキッチリしておいた方がいいんでしょうね。ニッコリと微笑んで、片足を引いて挨拶する。
「ミラドール・シングレアです」
「ああ!そうそう、ミレット様はシングレア男爵家の方と一緒になられたんでしたわね。しっかりしたお嬢様ね、羨ましいわ。わたくしも早く欲しいのだけれど、まだ出来ないのよ」
羨ましくもなさそうな偉そうな物言いである。母様を見ると困ったように私を見たので、私はそのまま細い腰に目を向けた。母様も私の視線の先をチラリと辿った。儚さを醸し出しているが、そんな細い腰じゃ骨盤がしっかりしてなさそうだから、すぐに流産か早産確実だと思う。
そうだ!この人が第三ならちょっと聞いてみよう。
「・・・あの、ルエストロこうしゃく様にはまだお子様がいないんですか?」
私がちょっと鋭いツッコミをしたので母様も彼女も目を丸くした。
「あら!・・・いいえ、第一夫人にお嬢様が一人いらっしゃるけれど第二夫人にはいないのよ。だからわたくしが後継ぎを産んで差し上げなければいけないの」
一人は女の子で、もう一人はいないから自分が優位になる!と優越感と使命感に燃えているようだ。
「・・・あとつぎはだいじですね」
「ええ!でしょう?・・・賢いお嬢様ね」
彼女はホホホ・・と微笑んだ。
やはり2番目にはいないらしい。でも貴女も3番目じゃ、どう頑張っても子供は出来ないんじゃない?。
「まあ!大変ですわねぇ。こればかりは授かり物ですものねぇ・・・」
おや・・・いいますね母様。あら御愁傷様、って聞こえるんですけど。
でも私、顔が白塗りピエロなのが気になるよ。こんな白塗りが美人の条件なのかな?
「あの・・お顔が白くてとても綺麗ですが何を付けているのですか?」
と聞くと、ちょっと目を丸くして私を見たあと、ニッコリと笑った。
・・・歌舞伎役者ほどではないけど、結構白い。そして怖い。
「まあ!こんなに小さいお嬢ちゃんなのに、もう美しさがわかるのねぇ。さすがミレット様のお子様ね」
誉められても全然嬉しくはないけどね。内心白けていると、彼女が控えていた侍女に目配せをして、抱えた鞄から綺麗な磁器製の白粉ケースを出し、蓋をあけて白いドーランを見せてくれた。
「これを使っていますのよ。使う程に肌が白くなってとてもいいんですの」
顔を近づけると香料の香りと一緒に金属くさい匂いがした。やっぱりこれ鉛が入ってるよねぇ?
白くはなるけど、段々カサカサにならないのかな?吸収したら溶けずに蓄積するんだっけ?貧血、吐き気、確か関節とか骨にも影響あったはず。どのくらい吸収したらヤバイんだっけ?・・・でもこの人、まだ元気そう。ここまで散歩?に来れるなら骨はまだ大丈夫なのかな?
私がちょっと悲しそうな顔をしたので、母様は何かあるとわかったのだろう。少しだけ眉が寄る。
「ほぉ、これはお高そうですねぇ」
と諦めたように言うと
「まあ、わかっているわね。お金持ちの殿方を捕まえる事よ、ホホホホ」
それから母様を見上げる。
「お母様、私、あそこにいる子とお話しがしたいです」
と数キュピト先の緑の髪の毛の女の子を指差す。イレッサのバスケットからサンドイッチを貰って母様から離れる。
「気を付けてね」
「はい」
するとまた会話が始まる。
「所でミレット様のそのドレス、今まで見た事のないデザインのようですけれど、何処で作られましたの?」
「サリベート街のお店ですわ」
「〇ルス!」
地面を睨んで、何度か叫んでる。
「その呪文、この世界じゃ発動しないでしょ」
と言ってニヤリと笑うと、目が真ん丸でびっくりしたあと、泣きそうな顔になる。
「でも・・・精霊がイメージが大切だって言うから、アニメの映像を・・」
アレか。んー・・・
「・・・アレは、土魔法と風魔法とかが必要なんじゃない?」
「えぇ?私まだそんなに魔法知らないし使えないし・・・」
私がニッコリしたら彼女もニッコリした。一人じゃなかった。もしかしたら他にもいるかもしれない。
「座らない?」
ひとまず、近くのベンチに座り、サンドイッチを半分渡して話をする。もちろん言葉は久々の日本語だ。
「私エステル、四歳」
「私ミラドール・シングレア、五歳」
「まあ、貴族なの?私平民よ!」
「でも男爵家。しかも父様は跡継ぎじゃないから家を出ていて、サリベート街の町医者なの。辛うじて貧乏じゃないけどお金持ちでもないね」
「私の家はね、サンコバ街の大衆食堂よ。父の名前がアロフトだから、アロフト食堂って言うの。でも生活はギリギリよ。営業は朝十時から夜十二時・・・えーと昼の五鐘?から・・夜の六鐘、だっけかな?日が落ちるとお酒を出してるわ」
彼女は鐘の音で時間を計るのは難しい、と文句を言った。・・確かに。
そして時間がなくなる前に情報交換をする。エステルの最初の精霊は水の子で、新人らしいので古い情報はあまり知らないようだ。
「稀人って言い方されるんだ、私達」
エステルはまだ親にも稀人だと言ってないらしい。
なので私が知っている情報を教えた。
地球に似せて作られた星、たまに転移者がくる、そして地球の文明は進んでるからその知識があるだけで金の卵で、誘拐の危険性もある、と。
強くなるまでは不便でもアイデアは小出しに。まずは魔力を増やして秘かに強くなる事と、出来れば精霊も全属性手に入れて、アニメ、漫画、小説とか、地球のメディアの魔法を実践する。あったらいいな、出来たらいいな、を作るのだ。
「私達まだ子供だから一人は危ないし、今はあんまり会えないけど、もし飛ぶ魔法とか、透明になる魔法とか、瞬間移動や【〇こでもドア】とか出来る様になったら会いに来れるかもしれないわ」
「そうね・・・分かったわ。属性全部手に入れてチートになれればいいって事ね。出来れば通信とか出来るといいんだけど」
「それは私もまだ解らないから、魔術具とか魔石とか色々探してみる」
「ねえ、異世界人がたまに通って来る空間を私達は魂だけで来たって事?」
「たぶんね。他に説明が出来ないし。精霊さえ私達みたいなのは初めてらしいから、問い詰められてもしらを切ればいいと思うよ」
それから、最初は地味な魔力訓練を教えた。豆電、電球、白熱、を見せるとエステルは目を丸くした。精霊がいなくても増やした体内魔力で少しでも最初の魔法とかを使えたらきっと精霊が向こうから来るよ、と言っておく。
「あと白の魔法?がたぶん無属性だと思うんだけど、小説で出てくる空間収納とかがあるんじゃないかと思うの。だから時間と空間で試せる簡単な魔法がないか考えてるところなんだ」
「そう・・・私も考えてみるわ」
二人でガッチリ握手する。
あと、闇魔法だけは、呪い殺すイメージがあって、魔法が思い付かなかった。
そんな感じで話をしながら、七歳までに強くなったら、冒険者?とかの登録を予定している、と言うとチートになれたらするわ、とエステルも言った。
「ミラドールお嬢様」
と、イレッサに呼ばれて振り向くと、母様もいた。心なしかちょっと疲れてるみたい。
「お友だちが出来たのねミラ」
「はい。彼女はエステルです」
紹介すると、ペコリとお辞儀をした。
「まあ、ミラをよろしくね」
「はい、宜しくお願いします」
ああ、そろそろ北門に向かわないといけないのか。
「七歳になったらまたここへ来るけど、それまでに何処かで会えなかったら頑張ろう」
「わかったわ、頑張ってみる」
別れ際、お互いに笑顔でサムズアップして離れる。
「随分と仲良しになったのね?」
母様が目を瞬いている。
「はい!びっくりする事が一杯です。お家に帰ったらお話します」
ニッコリと微笑んで答えた。
北門に着くと、市内壁は流石にお城と同じ5キュピト・・ではなく、10キュピトくらいある。奥行きの厚みも8キュピトあり外門と内門がある。大きさは貴族の四頭立て馬車が通れる、横幅10キュピト高さ5キュピトくらいだ。外門は20ピトの厚みの木の門、内門は20ピト間隔で組まれた鉄門。二重の防壁でかなり堅固な造りになっている。
門の右側には小屋が二つ立っている。出入りや検閲とかする所かな?左側は広場になっていて、馬車や荷車、辻馬車の停留所だった。その一番端で、馬にブラッシングしながら、おじさんが待っていた。
「お待たせしました」
イレッサが声をかけると、おじさんは準備を始めた。
「おう、今動かすから広い方で待っててくれ」
待ちながら、ふと次の精霊は火か風か・・・風は色々使い勝手がよさそうなんだけどまだイメージが固まらないから火、かな?と思って、顔を洗う時のように手を広げ、イレッサが初めて見せてくれた炎を思い出す。魔力を集めて空気の中心でマッチ棒を・・・擦る!・・と気合いを入れすぎて、ボフン!と10ピト以上の炎が上がり、フードと前髪を焦がすとこだった。
「ああ!」
急いで両手をバサバサ振って炎を消す。
「ミラ!危ないじゃない、大丈夫?」
「だ、大丈夫です。次は火の子が来るといいな、と思って・・・」
母様は目を丸くして、しょうがないわねって顔してたけど、来るといいわね、って言ってくれた。
馬車に乗り込んで、動き出してから話をする。
「あの方は学校で一緒だったのですか?」
と聞くと私を見て、肩を竦める。
「まあね。学院にいた時はあんなに白くはなかったのよ?私より一つ上なのだけど同じ伯爵家だったせいか、お家から何か言われていたのか、あんまり親しくはなれなかったから。殿方からお手紙を頂いて、外出やお茶に誘われるでしょう?でも暫くすると彼女がその方と歩いていたりするの」
横取りして自分の方が上だという優越感に浸る女ですか。ん?何人も横取り?しまった!精霊が付いてるかアリアに確認させるんだった!と舌打ちすると、チョコンとアリアが現れた。
『なあに?』
あー、ちょっと待ってて。
「あの、学院時代からなら、お母様の精霊はさっきの女性に精霊が付いてるかわかりますか?」
母様が目を瞬いていると、ポンポンと現れる。
「ねえ、さっきのミロル様を覚えてる?・・・ええ、そう。もう!貴方達が邪魔をした分はいいのよ」
お、なんか君達が頑張った歴史があるんだね。赤の子と緑の子がなにやら囀ずっている。
『いない、って言ってるわ。他の、精霊のいない奴もいなくなって良かった、って』
「いないの?・・・そう」
ニヤリと笑いながら、私きっといま悪人顔になってる、と思った。
「?・・・ええ。彼女が卒業するときにはもう精霊はいなかったって。それが何かあるの?」
大有りだよ。未成年で精霊がいないなんて、淑女じゃあないよねぇ。私はにっこり笑った。
「あります。つまり彼らが精霊のいない男の人をお母様に近付けなかったのと同じ理由です」
と、母様の精霊を指差して話すと、彼らは目を丸くして私を見た。
『ミラが真実を見つけたのよ!精霊は二心ある者には従わない!・・・ね?言えたわよ?私』
アリアが言い切ると、母の精霊がみな固まった。
「私が見つけた答えだから、全ての精霊達が言えなくても、私が他の人間に言うのはいいんでしょう?」
と確認を取ると、赤の子は戸惑ったようにゆっくり頷く。そして何か言った。
『たぶん、千年ぶりだって』
アリアが微笑む。
「そう、そんなに。きっと、天変地異か大きな戦争とかがあって、知識が途切れたんだね」
「ミラ、千年ぶりって、何かしら?」
「お母様の精霊達が邪魔をした本当の理由に気づいた者ですよ。帰ったら全部話しますね」
お城の北門の城壁が見えてきた。来たときと同じ道を逆に戻っている。門の近くまできて、そろそろ迂回かな?と思ったら北の城門から10人くらい、騎乗した騎士?がマントを翻して北門の方に去っていった。おお、カッコイイ。
私も久しぶりに乗馬したいなぁ・・・あぁ、ダメか。私いまオチビだよ。小さいうちは出来ない事が多すぎてため息が出る。
「あの方が使われている白粉ですが、たぶん有害です」
「・・そう、やはりね。ミラが困ったような顔しているから、駄目なのかしら?と思ったけれど」
「たぶん鉛で、分りやすく言うと前に言った石綿のように、吸い込んだり肌から吸収すると体の中に蓄積してあちこち悪くなります。骨にも入りこむのでこのままだと、音が聴こえないとか歩く事が困難とかで、車椅子か寝たきりになってたぶん・・・早く亡くなるかもしれないです」
母様は口に手を当てて眉を寄せた。
「そうなの・・・。ねぇ、クルマイスとはなにかしら?」
「この世界にはないんですか?・・・椅子に車輪が付いていて、座ったまま移動出来る椅子の事です」
「そう、面白そうな椅子ね」
・・・・?面白いかなぁ?なんか母様の頭では面白いデザインになってるようだ。
そんなお話しをしながら、馬車に揺られて昼の二鐘に家に帰り着いたのであった。
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