不本意な転生 ~自由で快適な生活を目指します~

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5歳

 24、被験者

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 「好きな物を頼め、俺が持つからな」

あれから、後から来た職員のひとが、エステルが治したオッサンをギルド内の休める所に連れていった。
食堂が高いのかを聞くと、おじさんが払うと言うので、エルと一緒におじさんの後についていく。

「話せる事と話せない事は慎重にね」
「ん、そうだね」
「ん、少し報告もあるから」

こっそりと打ち合わせをしながら、食堂までやって来た。ギルドの建物と隣接している食堂は建物側の扉は西部劇映画の酒場のような扉だった。胴体の辺りだけに扉が付いてて、蝶番が両方どちらでも開くスイングドアと言うやつだ。
もう1つの出入口は普通の店と同じような扉があって、外の馬車置き場に出るらしい。中は居酒屋風で結構広くて60~70人くらいは入れそうだが、薄暗い。
テーブルは2人用4人用6人用と大小さまざまな大きさがある。高めの天井には、車輪のような大きな丸い木を鎖で吊ったシャンデリアの原型のような蝋燭立てがホールの左右に二つ吊り下がってて、其々に蝋燭が6つずつ灯っている。
他にも何ヵ所か灯っているけど、あくまで蝋燭なのでやはりちょっと薄暗くて、油煙のせいか天井の木は真っ黒でよく見えない。回りをみると壁も蝋燭が灯る所はちょっと煤けていて、夜になったらたくさん蝋燭をつけるようだ。
椅子の造りは長椅子。1番奥の壁はカウンターで座高の高い椅子が数脚ある。壁にはお決まりの酒瓶がたくさんおいてある。この世界にしては良い食堂?なのだろうか。

昼は過ぎているが、中の半分くらいの席は埋まっていて、ガヤガヤと食事をしているが、殆ど男の人だ。
カウンターで2人で見合って、ピギーの焼き肉とラビのスープを頼んで分ける事にした。セットで固パンが付いているらしい。おじさんはピギーのステーキとサラダを頼んだ。

木のコップに水を貰い、食事が出来るまで空いている4人用のテーブルに、エステルと並んで座った。おじさんは向かい側だ。回りの視線が痛いのは子供だからか、おじさんのせいなのか。

「なんだ、あれだけでいいのか?1人分じゃないか」
2人でジロリとおじさんを見る。
「私達に大人の1人分が入ると思ってんの?」
と、エステルが言うと
「・・・そうだな・・」
と、おじさんが肩を竦めた。
「・・・おじさんがギルマス?」
と私が聞くと眉を寄せて首を傾げた。
「ぎ?・・・ぎるます?ってなんだ?」
あ・・・略しすぎの日本人になってる。
「・・・・ギルドマスターを短く言ってみました・・・・」
「ほう、子供ってやつはとんでもない事思い付くな。そうだ、俺がギルマス?のエクラーだよ」 
呆れ顔で笑いながら答えてくれる。周りからチラチラ見られているが仕方ない。

「私達、練習場所が無いんですけど、訓練場の端を使ってもいいですか?」
「私達が弱くないのはさっき判ったでしょ?」
「あの穴はどうやって開けたんだ?」
眉を寄せておじさんが聞いたので、右拳を上げて答える。
「お腹を殴っただけで飛んでいったけど」
と仕方なく答えると、目が点になった。
「冗談だろ・・・・それだけであれだけの大男は倒せない」
信じていない。カラクリがあると思ってるのだろうか?まあ、あるには有るけど魔力量だけだし。
「ほんとに壁にめり込んで外へ飛んでいったわよ?」
エステルがおじさんを上目遣いにみる。
ザワザワと囁かれているが、周りも言葉半分で信じてはいない。
「じゃ、そのうちエクラーさんも殴ってみていいですか?」
「そうね、飛んで行かなくても、どのくらい衝撃を受けたか確かめてよ」
と私達が言うと、険しい顔で眉を寄せてたけど、どのくらいの力かは確かめよう、と言ってくれた。それからもしケンカになったときは勝っても負けても自分の責任で、いっさい文句はなし、という約束をギルドマスターからもらった。

一応、出入りは許可されたので、私はため息をついて質問してみる。
「エクラーさんは精霊がついてる?」
「いや、子供の時はいたが、十八?くらいから見えなくなってしまったよ」
「じゃあ、体術と剣術だけでBランクになったんだね。でも魔法は少ししか使えないだろうから、もっと努力しないと、たぶんAやSにはなれないと思う」
「どういう事だ?」
「ミラ、この国にSランクがいないのって精霊が見えない人が多いからなの?」
「たぶんね。それをエルに教えておきたかったかったんだ。精霊はね、恋人を何人も変えている者はもう、魔力が増えないから従わない・・つまり離れていいっていう、精霊王との決まりがあるんだって。だから今後、相手を好きになるときはよく考えて精霊が付いてる男の人の中から、一生愛せる人を探さないと駄目みたいよ?。そうしないともう、大きい最上級魔法は覚えられないし使えなくなる。もし2人目の男に乗り換えたり、精霊がいない男を選んでも同じ。魔力はもう増えないよ。男の人も同じ」
と食堂内でハッキリ言うと、聞き耳を立てていた人達が、何人も目を丸くして、こっちをチラチラ見ていた。
「・・・そうなの、わかった。男はよく吟味するわ!」
食堂内が、誰もいないようにシーンと静まりかえる。厨房の音がかろうじて聞こえるくらいだ。

目の前のエクラーさんは顔面蒼白で口をパクパクして言葉を探している。
「・・・い、今のは、本当なのか?」
「本当。精霊は嘘をつけないんだって。この中に精霊がついてる人がいるなら、自分の精霊に聞くといいよ」
と大きめに言ってあげる。と、数人、ポンポンポンと精霊が現れたらしい。段々ザワザワが大きくなる。
「いや、そんな真実ないだろ?学院でそんな事教わらなかったぞ?」
「・・・母の精霊がちょっと長生きでね、千年ぐらい前に竜族と人族の大きな戦争があって、そのとき竜も人も精霊もたくさん死んだから、真実を知る人が殆どいなくなった、と教えてくれたよ。だから千年前にこの国があって文献でも残ってない限り知ってる人間がいないんじゃない?それかその戦争のあとこの国が建国されたんじゃないかな?歴史の勉強はまだしてないからわからないけど」
「へぇ、そんな隠された歴史があったんだねぇ」
エルが感心している。
「・・・せ、千年前に竜と戦争・・・だと?」
エクラーさんはまた言葉に詰まった。

食堂内が微妙な空気に包まれてると、食事がやって来た。持ってきてくれたおばちゃんも今のを聞いてたから困り顔だ。私はおばちゃんにニッコリと、ありがと、と言った。器は2人分、肉を切り分けて、スープも半分こ。それからエルと一緒に手をパン!と合わせる。

「「いただきます!」」

味はまあまあ、男の人向けで、ちょっと濃い目かなぁ?そうだ、調味料!
食べながらエルに聞いてみる。
「エル、ここ(この世界)って塩だけ?他の・・・さしすせそ、は全くないの?」
と言うと、ふっ、とこっちを見てニヤリ、と笑った。お?そ・・その顔はもしや・・・期待していいの?
「茶豆でしょ?・・・」
「うん、市場でみた・・でもうちでは(貴族だから)・・・作るって言えないし」
「ああ・・・そうねぇ。んー、せそ、は今お試しの小さい樽で、や・・っと寝てるわ。3回失敗して親にブツクサ言われたけどね・・・」
とエルが遠い目をした。
「あと酢はあるよ、食用じゃないんだよ。だからうちはマヨがあるよ。お腹はヤバいけど、あれから上々よ!」
といって親指と人差し指で、硬貨の丸を作ってドヤ顔で言った。おお!なんとマヨですか!それは泡立て器を作ったって事なの?
「サンコバって、鍛冶屋街なの?その・・・それ(泡立て器)欲しいんだけど」
と、くるくる泡立ての真似をする。
「ん、鍛冶屋が多いから。今度頼んでおくよ」
「こっちは木工街でねぇ」
「そう。じゃ結構色々・・・」
「今、白黒(リバーシ)頼んでるの・・」
「それは楽しみだねぇ」
「近いうち絶対エルの所で食べるよ。どのくらい・・?」
「20(分)・・・くらいかな?」
2人してニッコリした。主語を隠しても何となく解る共通知識がいいね(笑)。

「「ごちそうさま」」

私達が半量を食べきっても、エクラーさんは衝撃が強すぎたのか半分くらいしかフォークが進んでいない。
「エクラーさん、早く食事しないと午後のお仕事は大丈夫?」
「あ?・・ああ、今日はそんなに急いではいないからな」
あと1つ、これからの為におじさんに教えておこう。テーブルから乗り出してエステルもちょっと呼び、頭を寄せてないしょ話をする。
「おじさんは、奥さんと子供はいる?」
「妻はいるが子供はまだいない」
「そう。残念だけど、たぶん子供は出来ないと思うよ」
と指摘すると、険しい顔になった。
「どうしてだ?」
「精霊がいなくなった後も、何人も恋人を変えてるなら、エクラーさんの中には何人もの恋人の魔力が混じってるから、きっと今の奥さんと魔力が混じりにくいと思う。だから子供は出来ない・・・とは言えないけど出来にくいと思う」
おじさんの顔は土色になった。
「・・・嘘だろう?・・・」
「嘘じゃないよ。魔力は、誰とも混じってない最初の一人しか合わせられないらしいよ。精霊が教えてくれたから嘘じゃないと思う」
「そんな事・・有るわけ・・ない」
ああ・・・ショックすぎて泣きそうだ。でも可能性がない訳じゃない。エルもため息をついた。
「・・・混じりすぎると魔力が汚れるって事かしら?・・・それが魔力を有効に使う為の、この世界の真実なの?」
私は頷いてエクラーさんを見た。すでに精霊はいないけどどうしても子供が欲しいと言うなら試したい事がある。
「エクラーさん?奥さんには精霊が付いている?」
「・・・・ああ、多分いるよ、俺には見えないけど。でも俺のせいで、もう魔力は増えないんだろう?」
「増やす訓練を全くしていないなら、体内の魔力にまだ少し空きがありますよ。私の家族で精霊がいないのがいますけど、魔力を使う地味訓練で倍にはなりましたから」
「まだ増えるのか?」
「ある程度は増えます。それで押し切って魔力が混じるか、奥様に頑張ってもらうしかないんですけど。嫌だと言われたら、あとはエクラーさんが頑張って奇跡を起こすしかないですね。どうしますか?」
「・・・それは・・妻に理由を話して・・・相談しないと駄目って事だな」
苦しそうに顔を歪める。
「子供が欲しくて頑張ってくれるようなら私の仮説を教えるよ」

まず、奥さんに初歩の地味訓練をして、毎日体内魔力をなるべく空にして増やしてもらう、もう魔法が大きくならず増えなくなったら、その体内魔力をエクラーさんの中に毎日毎日、押し込んで、混じった魔力を排除してもらう。エクラーさんも仕事ない日とか夜とかに、涸渇するぎりぎりまで使いきれば混じった魔力がへって他の女性の魔力が消えるかもしれない。ただし、エクラーさんは精霊がいないから奥さんのいない所で涸渇したら誰も魔力をくれないから死ぬかもしれないので注意する事。そして奥さんの魔力だけでエクラーさんを染めてもらう。

「最初、精霊に魔力が混じらない、と言われたからてっきり駄目なんだと思ってたんだけど、もし試してみるならこのやり方で拒否された魔力がある程度混じって、似た魔力になれば子供が出来ないかな?と考えてみたんだけど」
とエルに確認すると
「筋は通ってるし、検証出来るならやってみるしかないね。それで2~3ヶ月後、混じってないように感じたらまた別の方法を考えれば?」
と言ってくれた。
得体の知れない物のように怖々と私達をみたエクラーさんは
「・・お前らは・・・本当に子供なのか?」
とツッコミを入れられた。2人でお互いを眺めて肩を竦める。

「私達、神様に魔法をかけられて子供になっちゃったのよ・・・」
遠い目をしてエルが言う。ん、それは確かにいえる。ある意味で真実だ。
「戻す魔法はこの世界にないから、人生もやり直しなの・・・」
私もニッコリと笑顔で言った。

エクラーさんは黙って私達を凝視したあと、ため息をついた。・・・信じてなさそう。
「・・・もしうちのが、いいって言ったら・・・やってみよう」
おじさんは力なく肩を落とした。
「たぶんまだ誰もやった事がないし、私が考えついただけだから、もし駄目だったらごめんね。色んな魔力が混じったらやっぱり子供が出来ない、って証明しちゃう事になるけど。もし奥さんの年が若ければ四十歳くらいまでは出来る可能性あるからエクラーさんには頑張って欲しいけどね」
と言うと目を丸くした。
「四十まで、子供が出来るのか?」
「女のひとは五十くらいまで月のモノがあるって母がいってたから、体力は落ちるけど三十五から四十くらいまでは頑張れるよ?月のモノがあるうちは子供が出来る可能性はあるよ」
「そうそう。ま、出来なくても、おじさんの責任だから、奥さんは大事にしてね。女は死ぬまで年寄り扱いしちゃ駄目だからね?」
子供に諭されて言葉に詰まったおじさんは目を白黒させて無言で頷いた。

「じゃ私達、今日はもう行くよ。これからみんな大変だと思うけど頑張って!」
とエステルが声をかけた。
「みんな?俺は大変だが・・・」
「エクラーさんだけじゃないよ、この国の大人全部だよ。エクラーさんと同じように何人も恋人がいた人は、男の人も女の人も子供出来にくいよ?今この国は子供少ないんじゃないの?」
と私が指摘すると、驚いた顔になる。
「これから大人になる子供や成人になる子に精霊や魔法が無くなってもいいのか教えなきゃ駄目だよ。精霊がいない人を選んだら子供を持てる可能性も低くなるって事も。結婚する年齢なんて少し遅くてもほんとに好きな人を選ばないと」
「だね。精霊が目安を教えてくれてるのに、それでも何人も恋人が欲しいなら、それはその人の責任だし。でも子供ふえないと知恵や技術を継いでくれる者がいなくなって、この国はいずれなくなっちゃうと思うよ?・・ほら・・けっこう責任重大でしょ?おじさん」
エステルが、真剣な顔で黙ったままのエクラーさんに言った。
「・・・・ああ、自分の事しか考えていなかった。・・・国か」

「「がんばって!」」


二人して食堂から外に出る。
「だいぶ前に鐘2つ鳴ったよね?」
「て事は2鐘半(3時)くらいかな?んー、折角ここまで来たから、エルんちを確認しておくよ」

フードとマスクをつけ直し、大通りを渡り、歩きながら話をする。
「鍛冶屋街は咳とか増えてない?次に会うまでに1つ持って来ようか?」
「そうね、まだ咳する人はあまりいないけど1つお願いするわ」
話しながら大通りからすぐに小通りに入っていく。しばらく通りを歩くと、キン、コン、カン、と鍛冶の鎚の音が聞こえてくる。鍛冶といえば気になるのは
「あのさ、この鍛冶屋の中にドワーフっているの?」
私の期待に満ちた目を見たエステルがニコっと笑って
「20件くらい鍛冶屋がいて3~4人のドワーフの店があるよ」
「・・少なくない?」
「ここは人間の国だからね。ちょっと住みにくいみたいよ?表向きは普通に見えるけど・・・確実に差別はあるよ。サンコバ街は平民の下に低層がある。2、3人奴隷も見た事あるし、孤児院があるよ。外の市外には娼館もスラムもあるらしいんだけど、外に出入りするには生まれた時に神殿でもらう市民証(親が持ってる)か、七歳以上で冒険者になると発行される登録証がないと行けないみたいなの。うちも七歳になるまでは親が握ってるからまだ外はあまり知らないんだ」
と最下層の存在を教えてくれた。じゃ私も父様が持ってるのか。七歳になったらくれるのかな?うるうると泣き落としされそうだなぁ(溜め息)
「そう、やっぱり貧民街あるんだね。・・・・ゲームじゃないんだもんね、ここ・・」
「・・・そう、ゲームじゃないんだよ。魔法があったのは嬉しかったんだけどさ、ここ・・・」
歩きながら、2人してため息をつく。

中通りに突き当たってから左に曲がると飲み屋のような店がチラホラとある。古着屋もあった。そこを右に曲がる。鍋や釜や樽、鉄や鉱物を使った家庭用品の店がいくつもあった。そこからまた右に曲がって小通りに入って8分くらい歩いてやっと小通りブロックの端に食堂があった・・・が、店の扉は開けたままになっていて、中の二人席が10、四人席が10、の20席は満員、そしてなんと10人くらい行列が出来ている。
「ええっ!何よこれ?」
「ありゃ・・・ここなの?」
「そうよ。・・・マヨのせいだわ。タルタルにして、魚は手に入らないから、ピギーカツとチキン南蛮みたいなメニューを考えてみたの」
「カツ?本当?でも懐かしい匂いがする。・・固パンを崩したんだ。でも卵も油も使うし、コスト的には安くないんじゃない?」
「ん、コストギリギリにしてるけど、今までのより倍はするから銀貨1枚くらいするんだけど・・・」
それでも、人間の美味しい物食べたい本能を刺激しているらしい。まあ、わかる。うちも、イレッサは料理上手だけど調味料が塩だけって、どんなに楽しみが半減するのか知っている。
「・・ああもう・・手伝わされる。ミラ、ちょっと待ってて」
混んでる店の中に入っていき厨房に消える。列の邪魔にならないように、少し離れて、眺める。8対2くらいだけど女の人も少しいる。
タルタルカツ、そんなに食べたいですかね、皆さん。でも毎日はカロリー的に危ないので、肥満と成人病には気をつけて欲しいです。
私としては行列と言えばラーメンだと思う。
ああ・・考えたら食べたくなってしまった、在るわけないのに、しくしく。カンスイ?とかがないと駄目なんだっけか?たまご麺とか見たことあるけど駄目なのかな?
でも手間と材料を考えると、うどん粉とかそば粉の方が実現が早そうだから、煮干、鰹、昆布とか海のダシが必要になるかなぁ?。
つらつらと思考してると、エステルが不機嫌な顔で出てくる。

「肉を買いに行かないといけなくなったわ。兄さんが門を抜けて市外の農家に卵を買いにいったらしいの。で、私は鳥と豚を買いに行けって」
持てるだけ持って帰ってきて手伝いをするらしい。夜の分は追加注文して、夕方までにお届けしてもらうという。
「お兄さんがいるんだ」
「煩いのが2人いるよ」
へえ、前世の私と同じ、兄が2人か。
「子沢山だね、5人家族か」
「そうだね、ミラから聞いてなかったら多いって知らなかったけど」
「じゃ行こう。家も分かったし、私は帰るね。次にギルドで会ったときは、私の家も教えるよ」

そうして、また会う約束をして、途中で別れて帰路についた。


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