田舎者弓使い、聖弓を狙う

ふぁいぶ

文字の大きさ
29 / 63
第二章 冒険者活動編

第29話 レイド前の打ち合わせ

しおりを挟む

 多人数協力依頼レイドが開始される前夜、参加する四パーティが冒険者ギルド運営の酒場に集まっていた。
 人数はリュートを含めて十四名。
 リュートと同じ銅等級のパーティは《ジャパニーズ》という聞き慣れない単語の四人パーティと、《鮮血の牙》という五人パーティ。
 そして指揮役を務める銀等級パーティは四人構成の《竜槍穿りゅうそうせん》だ。
 各々が自己紹介をする。
 先に自己紹介をしたのが、《竜槍穿りゅうそうせん

「俺は《竜槍穿りゅうそうせん》のリーダーを務めている《ハリー》だ。役割ロールは見てもらえればわかるが、大剣を使った攻撃役アタッカーだ。よろしく頼む」

 顔中傷だらけの大男という印象のハリー。
 背中には両刃の大剣を背負っており、太い木すら両断出来そうな膂力がありそうだという印象だ。

「《竜槍穿りゅうそうせん》の副リーダーをさせていただいております、《ニーナ=バレンシュタイン》と申します。苗字持ちなので貴族出身では御座いますが、私に遜る必要は御座いませんので普段通りに接してくださいませ。役割ロール補助役サポーターで、回復魔法も使えますわ」

 金髪の縦ロールヘアーで、見るからに雰囲気が貴族というのがわかるニーナ。
 彼女は神聖魔法の使い手で、それを駆使して補助をしてくれるのだという。

「アタシは《竜槍穿りゅうそうせん》の斥候の《エリー》だよ。役割ロール攻撃役アタッカーでもアイテムでのサポートも出来る万能型オールラウンダーだね!」
 
 万能型オールラウンダーは時に攻撃に参加もすれば、アイテムで補助をやる言わば何でも屋だ。
 茶髪のセミロングに細い体躯は身軽そうだという印象を与える。
 きっとエリーは《竜槍穿りゅうそうせん》の中で一番運動量が多く、パーティの縁の下を支える大事なメンバーなのだろう。

「僕は《竜槍穿りゅうそうせん》の魔法攻撃役アタッカーの《ヨシュア》だよ。黒魔法メインだから、後方からの大砲みたいな感じになるね。よろしくね!」

 一撃必殺、広範囲攻撃を得意とするヨシュアは、沢山の装飾品を身に付けている。
 リュートが気になって尋ねてみると、全て魔法の効果を高める魔道具と呼ばれるものらしい。
 正直、ジャラジャラと余計な音を立てそうだから、生粋の狩人であるリュートからしたら外してほしいという感想以外浮かばなかった。

竜槍穿りゅうそうせん》の紹介が終わった後、ハリーが語る。

「今回の多人数協力依頼レイドでは、等級が一番上である俺達が指揮をする事になった。総指揮官は俺だが、万が一俺が指示不能となった場合は、副リーダーであるニーナに全権があるものだと思ってほしい」

 ハリーがそのように宣言すると、リュートを含めた他パーティの面々は頷いた。
 銀等級と銅等級では実力や経験の差は非常に大きい。
 異論が出る訳がなかった。
 
「では次に、ソロ活動している君、自己紹介をしてくれ。まぁ、君は有名人だから自己紹介は必要ないだろうが」

「んだ。オラはリュートっちゅうもんだ。ろ~るっちゅうやつは特に気にした事ねぇ。獲物も仕留めるし食料も調達出来るだよ、よろすく」

 綺麗な顔立ちからの非常に強い訛りが発せられるリュートに、全員がずっこけそうになる。
 未だにリュートの田舎訛りに全く慣れない。
 リュートはそういう意味でも有名人だし、ソロでたった一ヶ月で銅等級まで上がった、超有望の新人だ。
 しかし、一緒に仕事をしたパーティの評判が「あいつは凄い。とにかく凄い」と語彙力が皆無な感想しか来ない為、正確な実力は未知数だった。
 どのように凄いのか知りたいハリーは、リュートに尋ねる。

「君の実力を知りたいんだが、どうやって証明できる?」

「……ん~。なら、この矢を適当に振り回してくんろ。オラ、その矢だけ射貫く」

「……そんな事出来るのか?」

「出来なきゃこんな提案してねぇだよ」

「わかった。マスター、ちょっと壁際借りるぞ」

 酒場のマスターから了承を貰い、ハリーは矢を持って壁際に背を預け、矢を適当に振り回し始める。
 対してリュートは先端を丸くしたお手製の木の矢を弦に当て、特に狙いを定める様子はなくただハリーを見据えていた。
 酒場に集まっていた客達は、飲食を一旦止めて二人の動向に注目する。
 直後、リュートは素早い動作で矢を放つ。
 一切狙いを定めない速射だ。
 放たれた矢は、ハリーがちょうど自身の肩辺りまで振り上げた矢に当たり、バキリと乾いた音を立ててハリーが持っていた矢をへし折った。
 あまりの早業にざわつく酒場。
 そして、持っていた矢を射貫かれた事に驚愕するハリー。

「……凄いな。こんな細い矢に正確に、しかも速射で当てるとは」

「これ位なら朝飯前だよ。オラの実力、わかってもらえただか?」

「朝飯前……。十分にわかったよ、ありがとう」

 リュートが弓を収めると、酒場の客からは拍手が起きた。
 リュートは拍手に応える事無く、何事もなかったかのように自分の席に戻った。
 イケメンで弓を放つ姿は凛々しい、そんな彼に酒場にいた女性客達は早くも首ったけだったりする。

「では次に《鮮血の牙》の面々、自己紹介をしてもらおう」

「待ってました! 俺はいずれ勇者になる男、そして《鮮血の牙》の隊長である《ウォーバキン》様だ。攻撃役アタッカーで、剣と精霊魔法を使って戦うぜ、よろしくな!」

 勇者になると大きく出た男、ウォーバキン。
 主に戦闘補助や生活面で大活躍する精霊魔法に剣を組み合わせて戦う、魔法剣士という立ち位置らしい。
 金髪で細身、性格も軽そうな印象であり、自己紹介から見ても承認欲求の塊かもしれないというイメージしかなかった。

「……ウォーのあほんだら。えっと、この馬鹿を補佐する《カルラ》です。うちの隊長は見ての通り馬鹿なので、私は後方で指示をします。敢えて役割ロールを言うなら補助役サポーターでしょうか。魔法は使えませんが、一応クロスボウで援護したりアイテムで補助します」

「馬鹿馬鹿言うんじゃねぇ!」

 ウォーバキンを馬鹿にしつつ自己紹介をするカルラ。
 眼鏡をかけて赤髪を三つ編にしている所から、とても理知的な印象を与えてくる。
 戦闘能力はそこまで期待しないでほしいとの事で、その代わりアイテムや魔物の知識は相当なものだと言う。

「俺は盾役タンクを担っている《ガイ》だ。……以上」

 白銀の鎧と盾を装備している、ハリー以上の大きな体躯をしているガイは見た目通りの盾役タンク
 そして寡黙な所があり、非常に手短な自己紹介であった。

「俺っちは回復役ヒーラーの《リゥム》って言うんだ! 神聖魔法で主に回復特化だから戦闘力は皆無なんだ。でも範囲回復もお手の物だから、回復は期待しててよ!」

 男だが随分と小柄なリゥムは回復役。
 しかも回復に超特化しているらしく、戦闘力を犠牲にした代わりに欠損した身体も再生させる程だという。

「最後に。私は《レイリ》と申す。私は刀を使った抜刀術を用いて戦う攻撃役アタッカーだ。首を跳ねるのが得意なので、短期決戦は期待して欲しい」

 長い金髪を後頭部で纏め、ひらひらとした見慣れない色鮮やかな服を着ているレイリは抜刀術をメインにした一撃必殺を得意とした女性だ。
 この服装は和服というらしく、師事した男性から贈られた服なのだという。
 どうやらレイリは師匠に恋慕を抱いているようで、師匠の事を話すと凛々しい表情が崩れ、愛おしそうな表情をする。

「頼もしいな。《鮮血の牙》の面々にも期待する。さて、最後に――」

 ハリーが《鮮血の牙》の自己紹介を締めると、《ジャパニーズ》の面々に視線を向ける。
 だが、その視線は期待ではなく、何となく面倒そうな感情が宿っていた。
 リュートと《ジャパニーズ》のメンバー以外も、ハリーと同様だ。
 リュートはその視線の理由が全く分からず首を傾げるが、《ジャパニーズ》の面々は鬱陶しそうな表情を隠さなかった。

「はいはい。どうも、流れ者集団の《ジャパニーズ》代表、《猪狩いかり 翔真しょうま》だ。レベルは十一、スキルは《剣豪》《縮地》、そしてユニークスキルの《魔法剣》を持っているよ。よろしく」

 黒髪短髪で若い印象のショウマは面倒臭そうに自己紹介をする。
 得物はどうやら片手剣を使うようだ。
 レベルやらスキルと聞き慣れない単語が出てきて首を傾げるリュートだが、質問をしようとした矢先に次のメンバーが自己紹介に入る。

「私は副代表の《綾瀬あやせ 涼子りょうこ》。レベルは十でスキルは《念動力》《広範囲気配察知》《念動力超強化》よ」

 これまた珍しい黒髪のロングヘア―のリョウコ。
 念動力とは聞き慣れないもので、どうやら獲物を持っていない様子。
 どうやって戦うのか気になるリュートが質問しようとしたが、これまた遮るように次のメンバーが自己紹介をする。

「《川中かわなか 千絵ちえ》十七歳。レベル十、スキル《魔力超強化》《魔力回復速度上昇》《魔法射程超強化》」

 手短に自己紹介を終わらせるチエも黒髪のセミロング。
 最初から最後まで気怠そうにしていて、リュートの印象は「大丈夫かこいつ」であった。
 まぁ魔法が得意なんだろうと、ざっくばらんに把握した。

「僕は《道明寺どうみょうじ 達臣たつおみ。レベルは十三でスキルは《通信会話》と《思考速度上昇》、最後にユニークスキルの《勝鬨の歌ウォークライ》が切り札だよ。僕は戦闘能力はないけど《通信会話》で即座に指示を出したり《勝鬨の歌ウォークライ》で攻撃力を上げたりする司令塔役だね。よろしく」

 黒髪で高貴なオーラを出しているタツオミ。
 常に微笑みを絶やさないが、どうも胡散臭い笑顔だ。
 腹に何か大きな一物を抱えているような、そんな不安がリュートによぎった。
 
「ちっ、流れ者様はいいですよねぇ、そんなにホイホイスキルを貰えてさ!」

 そんな事を突如言い出したのはウォーバキン。
 明らかに喧嘩腰だ。

「俺達は《ステータス》を得る事自体大変なのに、流れ者様は気軽にポンポン貰えていらっしゃる。しかもユニークスキルだぁ? やってらんねぇよ!」

「なら、さっさと金を貯めて《ステータス》を受けるといい。俺達だって、さっさとこんな糞みたいな世界から自分達の世界に戻りたいんだよ」

 ウォーバキンに対抗したのはショウマだ。
 ショウマの目には殺気が宿っており、証拠として彼の右手は鞘に収まった片手剣の柄に添えられている。
 いつでも抜いて斬るつもりだ。

「はっ、てめぇ。俺様とやろうってのか?」

「ああ、俺は生憎売られた喧嘩は買う主義でね。お前が涙と鼻水にまみれた顔面を地面に擦り付けて謝罪するまで痛めつけてやるよ」

「言うじゃねぇか、餓鬼が!」

「その餓鬼にこてんぱんにされるお前は、ただの雑魚だな。夢想勇者様」

「……殺す!」

 一触即発。
 正直、《ステータス》無しが《ステータス》有りに勝つのは非常に難しい。
 だが、ウォーバキンとしては自身のプライドがその事実を許さなかった。
 お互いが剣を抜こうとした瞬間、ハリーが間に入る。

「止めろ! 俺も流れ者には正直良い印象を抱いていない。だが、まずは多人数協力依頼レイドを優先しよう。多人数協力依頼レイドが失敗すれば、周囲の村に甚大な被害が出る、一旦醜い嫉妬心は収めてくれ。俺も収めるから!」

 ハリーも流れ者に対して相当な嫉妬心を抱いている様子。
 だが、流石は銀等級、依頼を成功させる事を優先したのだった。
 そんなハリーの様子を見て、ウォーバキンは大きな舌打ちをした後に荒々しく腰掛けた。
 ショウマも渋々といった様子で席に着く。

「……とりあえず、全員自己紹介は終わったな。色々思う事はあると思うが、多人数協力依頼レイド成功を優先してくれ。さて、ここまでで質問ある奴はいるか?」

 ハリーが何とか場を収め、最後に面々に質問があるかと尋ねる。
 すると、リュートが挙手する。

「リュートか。何だ?」

「ありがと。すんげぇ気になった事が一つあるだよ」

「なんだね?」

「流れ者ってなんだ? すてーたす? すきる? れべる? そんなの冒険者の講習で詳しく教わってないだ」

『そこからかよ!?』

 全員が声を揃えてリュートに突っ込んだ。







----------------------------------------------------------
〇スキルについて
 スキルは《ステータス》を得てから、その行動によって得られる。
 どのタイミングで得られるかはわからず、感覚的に新たなスキルを得たのがわかる。
「ステータスオープン」と叫べば、自身のレベルや筋力などの身体能力が数字化されて表示され、同時に自身が所持しているスキルを確認できる。
 この世界の人間はスキルを三つ得るのも一苦労なのだが、流れ者は最初から《ステータス》と共にスキルも三つ与えられている。
 しかも三つ目のスキルは大抵ユニークスキルで、この世界の人間がどう頑張っても得る事が出来ない効果ばかり。
 そういった点が、流れ者が嫌われている理由の一つとして挙げられている。

〇流れ者について
 どういう訳か、日本だけだという。
 流れ者自体そこまでの数はいないのだが、共通して言えるのがやけにはっちゃける事。
 当然偉大なる流れ者もいるのだが、そのはっちゃけ具合は酷い時は町を様々な理由で滅ぼしてしまう程。
 これはラーガスタ王国だけでなく、全世界が抱えている問題で、とある国では流れ者は全て国で管理している所もある。
 流れ者が嫌われている大きな理由は、まさにこれである。

※はっちゃけ具合の一例
 日本という異世界の記憶を持った赤ん坊が生まれた。
 彼はそこでの知識を使い、村を大きく発展させた。
 だが、とある貴族が目を付けて軍事力で脅しをかけてきたのだが、頭に来た彼は見た事もない兵器を開発し、貴族が管理していた町を村人全員で攻撃。
 結局無関係の町の住人も蹂躙し、町を滅ぼした結果、その流れ者と村人は全員国王命令で処刑される。
しおりを挟む
感想 6

あなたにおすすめの小説

タイム連打ってなんだよ(困惑)

こすもすさんど(元:ムメイザクラ)
ファンタジー
「リオ、お前をパーティから追放する。お前のようなハズレスキルのザコは足手まといなんだよ」  王都の冒険者ギルドにて、若手冒険者のリオは、リーダーの身勝手な都合によってパーティから追い出されてしまい、同時に後宮では、聖女の降臨や第一王子の婚約破棄などが話題になっていた。  パーティを追放されたリオは、ある日商隊の護衛依頼を受けた際、野盗に襲われる可憐な少女を助けることになるのだが、彼女は第一王子から婚約破棄された上に濡れ衣を着せられて迫害された元公爵令嬢こと、アイリスだった。  アイリスとの出会いから始まる冒険の旅、行く先々で様々な思惑によって爪弾きにされてしまった者達を受け入れていく内に、彼はある決意をする。 「作ろう。誰もが幸せに過ごせる、そんな居場所を」  目指すべき理想、突き動かされる世界、そしてハズレスキル【タイム連打】に隠されたリオの本当の力とは?    ※安心安全安定安泰の四安揃った、ハピエン確定のハズレスキル無双です。 『エ○ーマンが倒せない』は関係ありません。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜

KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞 ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。 諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。 そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。 捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。 腕には、守るべきメイドの少女。 眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。 ―――それは、ただの不運な落下のはずだった。 崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。 その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。 死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。 だが、その力の代償は、あまりにも大きい。 彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”―― つまり平和で自堕落な生活そのものだった。 これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、 守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、 いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。 ―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました

SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。 不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。 14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

MP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

霊力ゼロの陰陽師見習い

三科異邦
ファンタジー
「霊力も使えない。術式も出せない。 ……西園寺玄弥、お前は本当に陰陽師か?」 その言葉は、もう何度聞いたか分からない。 霊術学院の訓練場で、俺はただ立ち尽くしていた。 周囲では炎が舞い、水がうねり、風が刃のように走る。 同年代の陰陽師たちが、当たり前のように霊を操っている。 ――俺だけが、何もできない。 反論したい気持ちはある。 でも、できない事実は変わらない。 そんな俺が、 世界最強クラスの妖怪と契約することになるなんて―― この時は、まだ知る由もなかった。 これは―― 妖怪の王を倒すべく、九尾の葛葉や他の仲間達と力を合わせて成長していく陰陽師見習いの物語。

ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?

音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。 役に立たないから出ていけ? わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます! さようなら! 5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!

処理中です...