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神々の間では異世界転移がブームらしいです。 第2部 《精霊の紋章》
67話 キメラの討伐依頼
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「レジスタンスのリーダー?
貴方は王族では無いのですか?」
「確かに俺はこの国の第3王子だ。
だが、俺は今のこの国の在り方は間違っていると思っている。
だからこそ、レジスタンスを組織して現政権を打倒する為、力を蓄えているんだ」
「何故そんなまどろっこしい事を?
噂を聞いた程度ですが、あれ程の悪政を敷いていれば不満を持つ者など掃いて捨てる程いるでしょう。
数を揃えれば多少の犠牲は出ても政権を奪う事は可能ではないですか?」
「確かに戦力はある。
数も十分に集まっている。
しかし、1つだけ問題が有るんだ。
現国王のリアは数年前から錬金術にのめり込み、邪悪な術によって強力なキメラを生み出し、城や要人を警護させている。
この警護をしているキメラまでならレジスタンスの幹部や協力してくれている冒険者達で倒す事はできると考えている。
だが、リア王の錬金工房がある中庭にいる巨大キメラは格が違う。
リア王が金に糸目をつけずに集めた強力な魔物の素材と多くの民の命を使って造られた巨大キメラは、おそらくAランク級の化け物だ。
アレが暴れたらレジスタンスの全滅も有り得る。
だから俺は放蕩者のフリをして、このキメラを倒す為の力を集めていたんだ」
「ほぅ」
正直あまり興味はありませんね。
さっさと後ろの2人を回収して帰りますか。
「そこで君に依頼したい。
どうか我らレジスタンスに力を貸して欲しい。
俺はこれでも鍛えている。
そこいらのバカ兵士などには負けないくらいの力が有ると自負している。
だが、君は俺よりも遥かに強い。
具体的にどれくらい強いのか分からない程にな。
君ならあのキメラを倒せると思うんだ!」
「お断りします」
「な、何故⁉︎」
流石に条件も聞かずに断わられるとは考えていなかったのかマクベスは驚愕しています。
「革命とか面倒です。
自国内での争いなら勝手にやって下さい」
背を向け後ろでずっと戸惑いの表情を浮かべている2人に近づこうとすると、マクベスはわたしを引き止めました。
「待ってくれ、では革命には参加しなくても良い。
巨大キメラの討伐だけでも頼めないだろうか。
頼む、このままでは多くの民が王侯貴族の気まぐれなどと言うバカな理由で命を落として行くんだ!
巨大キメラさえ倒してくれれば君に迷惑は掛けないと約束する」
ふむ、巨大キメラの討伐ですか。
革命だ何だと言うゴタゴタに巻き込まれるのはゴメンですが、巨大キメラの討伐くらいなら受けても良いかも知れませんね。
Aランク級のキメラなら、新しい戦斧の試し斬りにちょうど良いかも知れませんし。
「わかりました。
ただし、1つだけ条件が有ります」
「条件か……わかった俺にできる事なら何でも言ってくれ」
「条件はわたしの事を口外しないと言う事です。
自分で言うのも何ですが、これでもそこそこ知れた名です。
革命に、関わったとなると色々と説明が面倒です」
「わかった。
君の事は絶対に口外しないと約束しよう」
「それで報酬ですが……」
わたしはマクベスとマグタフをジロリと見つめ、マグタフの首飾りを指差します。
「その首飾りはマジックアイテムですね?
それでどうでしょう?」
「こ、これか?
確かにコレは矢や礫などから身を守れるマジックアイテムだが、そこまで高価なものではないぞ?
そこいらの店で買える物だしな」
「構いませんよ。
事が済めば後始末をするのにお金はいくらでも必要でしょう」
「それは……そうだな、ありがたい」
わたしはマグタフから首飾りを受け取り、これからの予定を話し合います。
その結果、決行は3日後となりました。
さて、ところで後ろの2人をどうするのか?
マクベスに聞くと、この王都から少し離れた森の中に隠れ里が有るのでそこに送ると答えました。
何でも王侯貴族に目をつけられた人々の一部、マクベスが助ける事が出来た者を避難させて小さな村を作っているそうです。
「マグタフに護衛させて送らせよう」
「いいえ、わたしが連れて行きましょう。
その方が速いです」
「「 ⁉︎ 」」
マクベス達は、わたしの後ろに舞い降りたオリオンを見つめあんぐりと口を開け驚いています。
「さぁ、行きましょうか」
わたしが2人に声を掛けるとマクベスが待ったをかけました。
「俺達も連れて行ってくれないか?」
「一緒にですか?」
「ああ、隠れ里までは森の中を進む都合で数日はかかる。
だから俺はあまり顔を出せなかったが空を行くなら話は違う。
戦いの前に隠れ里にも話を通して置きたいんだ」
「わかりました、乗って下さい」
オリオンに乗せてもらったわたし達はレジスタンスの隠れ里を目指して飛び立つのでした。
貴方は王族では無いのですか?」
「確かに俺はこの国の第3王子だ。
だが、俺は今のこの国の在り方は間違っていると思っている。
だからこそ、レジスタンスを組織して現政権を打倒する為、力を蓄えているんだ」
「何故そんなまどろっこしい事を?
噂を聞いた程度ですが、あれ程の悪政を敷いていれば不満を持つ者など掃いて捨てる程いるでしょう。
数を揃えれば多少の犠牲は出ても政権を奪う事は可能ではないですか?」
「確かに戦力はある。
数も十分に集まっている。
しかし、1つだけ問題が有るんだ。
現国王のリアは数年前から錬金術にのめり込み、邪悪な術によって強力なキメラを生み出し、城や要人を警護させている。
この警護をしているキメラまでならレジスタンスの幹部や協力してくれている冒険者達で倒す事はできると考えている。
だが、リア王の錬金工房がある中庭にいる巨大キメラは格が違う。
リア王が金に糸目をつけずに集めた強力な魔物の素材と多くの民の命を使って造られた巨大キメラは、おそらくAランク級の化け物だ。
アレが暴れたらレジスタンスの全滅も有り得る。
だから俺は放蕩者のフリをして、このキメラを倒す為の力を集めていたんだ」
「ほぅ」
正直あまり興味はありませんね。
さっさと後ろの2人を回収して帰りますか。
「そこで君に依頼したい。
どうか我らレジスタンスに力を貸して欲しい。
俺はこれでも鍛えている。
そこいらのバカ兵士などには負けないくらいの力が有ると自負している。
だが、君は俺よりも遥かに強い。
具体的にどれくらい強いのか分からない程にな。
君ならあのキメラを倒せると思うんだ!」
「お断りします」
「な、何故⁉︎」
流石に条件も聞かずに断わられるとは考えていなかったのかマクベスは驚愕しています。
「革命とか面倒です。
自国内での争いなら勝手にやって下さい」
背を向け後ろでずっと戸惑いの表情を浮かべている2人に近づこうとすると、マクベスはわたしを引き止めました。
「待ってくれ、では革命には参加しなくても良い。
巨大キメラの討伐だけでも頼めないだろうか。
頼む、このままでは多くの民が王侯貴族の気まぐれなどと言うバカな理由で命を落として行くんだ!
巨大キメラさえ倒してくれれば君に迷惑は掛けないと約束する」
ふむ、巨大キメラの討伐ですか。
革命だ何だと言うゴタゴタに巻き込まれるのはゴメンですが、巨大キメラの討伐くらいなら受けても良いかも知れませんね。
Aランク級のキメラなら、新しい戦斧の試し斬りにちょうど良いかも知れませんし。
「わかりました。
ただし、1つだけ条件が有ります」
「条件か……わかった俺にできる事なら何でも言ってくれ」
「条件はわたしの事を口外しないと言う事です。
自分で言うのも何ですが、これでもそこそこ知れた名です。
革命に、関わったとなると色々と説明が面倒です」
「わかった。
君の事は絶対に口外しないと約束しよう」
「それで報酬ですが……」
わたしはマクベスとマグタフをジロリと見つめ、マグタフの首飾りを指差します。
「その首飾りはマジックアイテムですね?
それでどうでしょう?」
「こ、これか?
確かにコレは矢や礫などから身を守れるマジックアイテムだが、そこまで高価なものではないぞ?
そこいらの店で買える物だしな」
「構いませんよ。
事が済めば後始末をするのにお金はいくらでも必要でしょう」
「それは……そうだな、ありがたい」
わたしはマグタフから首飾りを受け取り、これからの予定を話し合います。
その結果、決行は3日後となりました。
さて、ところで後ろの2人をどうするのか?
マクベスに聞くと、この王都から少し離れた森の中に隠れ里が有るのでそこに送ると答えました。
何でも王侯貴族に目をつけられた人々の一部、マクベスが助ける事が出来た者を避難させて小さな村を作っているそうです。
「マグタフに護衛させて送らせよう」
「いいえ、わたしが連れて行きましょう。
その方が速いです」
「「 ⁉︎ 」」
マクベス達は、わたしの後ろに舞い降りたオリオンを見つめあんぐりと口を開け驚いています。
「さぁ、行きましょうか」
わたしが2人に声を掛けるとマクベスが待ったをかけました。
「俺達も連れて行ってくれないか?」
「一緒にですか?」
「ああ、隠れ里までは森の中を進む都合で数日はかかる。
だから俺はあまり顔を出せなかったが空を行くなら話は違う。
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オリオンに乗せてもらったわたし達はレジスタンスの隠れ里を目指して飛び立つのでした。
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