1 / 8
主人公、作者と出会う
しおりを挟む
ある雪の降る夜。
バス停でバスを待っていた俺は、特にすることもなかったので何となくスマホに目をやった。
すると暇つぶしによく読んでいる小説投稿サイト『アルファポリス』のアイコンにNのマークが付いていた。
俺は特に考える事もなくそのアイコンをタップする。
しょうがないさ、暇だったんだ。
1番右下の『その他』をタップし『お知らせ』を確認する。
すると、しばらく前に完結したはずの作品が更新されていた。
はぐれメタボと言う作者の『神々の間では異世界転移がブームらしいです。《サイドストーリー》』と言う作品だ。
どうやら後日談が追加されたらしい。
バスが来るまでにはまだまだじかんがある。
俺はその作品を読み始めた。
「ふぅ」
そう長くはない作品だ。
物の数分で読み終わる。
「異世界……行きたいな……」
つまらない学校やバイトを放り捨てて冒険の旅に…………なんてな、高校生にもなってかなり恥ずかしい事を呟いてしまった。
今のを誰かに聞かれていたら憤死物だ。
「ほう、君は異世界に行きたいのか?」
「ぶほっ!」
いつのまにか俺が座っていたベンチに小太りの男が座っていた。
この流れなら普通は美少女だろ!
なんで、小太りのおっさんなんだよ!
「おっさんでは無い、俺はまだ29だ!」
「29はおっさんだよ!
ってなんで……今声に出して無かったのに……」
「そんな事はどうでも良い。
君は異世界に行きたいのか?」
「え、そ、そりゃ行きたい……けど……」
「そうか、そうか。
いや実はさ、俺、アルファポリスって言う小説投稿サイトではぐれメタボって名前で小説を書いているんだよね」
「え、あ、俺読んでますよ。
神々の間では異世界転移がブームらしいです。と元英雄エルクの罪状」
「おお、ホント?
いやーありがとね。
それでさ、物は相談なんだけど」
小太りのおっさん……はぐれメタボは、ぐふふ……と笑う。
「俺は思ったんだよね。
新しい異世界転移物を書けるいい方法は無いものかなって」
「いや、そんなに簡単な方法があれば誰も苦労はしないでしょう?」
「いやいや、それがいい方法があるんだよ」
はぐれメタボはグググっと寄ってくる。
近いぞ!寄るな!
「実際に人間を異世界に転移させてその行動を小説にすれば良いんだよ!」
「………………は?」
うっわーマジでやばい奴だ!
電波ビンビンじゃん。
やっべ~、帰りて~。
「ははは、そうっすね~。
いい考えだと思います。
じゃあ、俺はコレで~」
俺はベンチから腰を上げて戦線離脱を試みた。
「まぁ、待ちたまえよ」
おっさんは俺の袖を摘んで止めた。
Shit!
離せ、俺の袖を摘んで止めて良いのは血の繋がらない義妹か幼馴染の美少女だけなんだよ!
一人っ子だし、幼馴染は男しかいないけど……
「…………何ですか?」
「君、異世界に行ってくれる?」
「は?」
「そうか!行ってくれるのか!」
「何にも言ってねぇだろ!」
俺は振り切って駆け出そうとした。
「ありがとう!感謝するよ!」
しかし回り込まれてしまった!
パス
「じゃ、宜しく」
はぐれメタボが指を鳴らした。
しかし、響いた音は『パチッ!』ではなく『パス』だった。
出来ねぇなら指パッチンすんじゃねえよ!
バス停でバスを待っていた俺は、特にすることもなかったので何となくスマホに目をやった。
すると暇つぶしによく読んでいる小説投稿サイト『アルファポリス』のアイコンにNのマークが付いていた。
俺は特に考える事もなくそのアイコンをタップする。
しょうがないさ、暇だったんだ。
1番右下の『その他』をタップし『お知らせ』を確認する。
すると、しばらく前に完結したはずの作品が更新されていた。
はぐれメタボと言う作者の『神々の間では異世界転移がブームらしいです。《サイドストーリー》』と言う作品だ。
どうやら後日談が追加されたらしい。
バスが来るまでにはまだまだじかんがある。
俺はその作品を読み始めた。
「ふぅ」
そう長くはない作品だ。
物の数分で読み終わる。
「異世界……行きたいな……」
つまらない学校やバイトを放り捨てて冒険の旅に…………なんてな、高校生にもなってかなり恥ずかしい事を呟いてしまった。
今のを誰かに聞かれていたら憤死物だ。
「ほう、君は異世界に行きたいのか?」
「ぶほっ!」
いつのまにか俺が座っていたベンチに小太りの男が座っていた。
この流れなら普通は美少女だろ!
なんで、小太りのおっさんなんだよ!
「おっさんでは無い、俺はまだ29だ!」
「29はおっさんだよ!
ってなんで……今声に出して無かったのに……」
「そんな事はどうでも良い。
君は異世界に行きたいのか?」
「え、そ、そりゃ行きたい……けど……」
「そうか、そうか。
いや実はさ、俺、アルファポリスって言う小説投稿サイトではぐれメタボって名前で小説を書いているんだよね」
「え、あ、俺読んでますよ。
神々の間では異世界転移がブームらしいです。と元英雄エルクの罪状」
「おお、ホント?
いやーありがとね。
それでさ、物は相談なんだけど」
小太りのおっさん……はぐれメタボは、ぐふふ……と笑う。
「俺は思ったんだよね。
新しい異世界転移物を書けるいい方法は無いものかなって」
「いや、そんなに簡単な方法があれば誰も苦労はしないでしょう?」
「いやいや、それがいい方法があるんだよ」
はぐれメタボはグググっと寄ってくる。
近いぞ!寄るな!
「実際に人間を異世界に転移させてその行動を小説にすれば良いんだよ!」
「………………は?」
うっわーマジでやばい奴だ!
電波ビンビンじゃん。
やっべ~、帰りて~。
「ははは、そうっすね~。
いい考えだと思います。
じゃあ、俺はコレで~」
俺はベンチから腰を上げて戦線離脱を試みた。
「まぁ、待ちたまえよ」
おっさんは俺の袖を摘んで止めた。
Shit!
離せ、俺の袖を摘んで止めて良いのは血の繋がらない義妹か幼馴染の美少女だけなんだよ!
一人っ子だし、幼馴染は男しかいないけど……
「…………何ですか?」
「君、異世界に行ってくれる?」
「は?」
「そうか!行ってくれるのか!」
「何にも言ってねぇだろ!」
俺は振り切って駆け出そうとした。
「ありがとう!感謝するよ!」
しかし回り込まれてしまった!
パス
「じゃ、宜しく」
はぐれメタボが指を鳴らした。
しかし、響いた音は『パチッ!』ではなく『パス』だった。
出来ねぇなら指パッチンすんじゃねえよ!
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
勇者召喚の余り物ですが、メイド型アンドロイド軍団で冒険者始めます
水江タカシ
ファンタジー
28歳独身、一般事務の会社員である俺は、勇者召喚に巻き込まれて異世界へと転移した。
勇者、聖女、剣聖――
華やかな肩書きを持つ者たちがもてはやされる中、俺に与えられたのは聞いたこともないスキルだった。
【戦術構築サポートAI】
【アンドロイド工廠】
【兵器保管庫】
【兵站生成モジュール】
【拠点構築システム】
【個体強化カスタマイズ】
王は落胆し、貴族は嘲笑い、俺は“役立たず”として王都から追放される。
だが――
この世界には存在しないはずの“機械兵器”を、俺は召喚できた。
最初に召喚したのは、クールな軍人タイプのメイド型戦闘アンドロイド。
識別番号で呼ばれる彼女に、俺は名前を与えた。
「今日からお前はレイナだ」
これは、勇者ではない男が、
メイド型アンドロイド軍団と共に冒険者として成り上がっていく物語。
屋敷を手に入れ、土地を拠点化し、戦力を増強しながら、
趣味全開で異世界を生きていく。
魔王とはいずれ戦うことになるだろう。
だが今は――
まずは冒険者登録からだ。
至れり尽くせり!僕専用メイドの全員が溺愛してくる件
こうたろ
青春
普通の大学生・佐藤健太は目覚めると、自宅が豪華な洋館に変わり10人の美人メイドたちに「お目覚めですか、ご主人様?」と一斉に迎えられる。いつの間にか彼らの“専属主人”になっていた健太は戸惑う間もなく、朝から晩までメイドたちの超至れり尽くせりな奉仕を受け始める。
最強すぎて無職になりましたが、隣国の姫が勝手に嫁入りしてきました
eringi
ファンタジー
平凡なサラリーマン・佐藤亮は、満員電車で謎の光に包まれ異世界へ転移する。神様から「世界最強の力」を授かったはずが、本人はただの無職ニートとしか思っていない。冒険者ギルドで雑用を請け負う日々。そんな亮の周囲に、冷徹な騎士姫、天才魔導士、元盗賊の少女、竜人族の戦士など個性豊かな美少女たちが自然と集まってくる。一方、彼を「ただの運のいい凡人」と侮る貴族や悪徳商人たちは次々と痛快なざまぁ展開に。亮は「俺なんて大したことないのに」と呟きながら、気づけば国を揺るがす陰謀を解決し、世界を救うことに――。無自覚最強主人公による、爽快ハーレムファンタジー開幕!
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
『専属メイド全員が重すぎる愛で迫ってくる!~大学生の僕、11人?の美女に24時間甘やかされ尽くす生活~』
まさき
青春
僕は、ちょっと普通じゃない日常を送ることになった――それは、専属メイドが全員僕のことを溺愛してくれる暮らしだ。
朝は髪を整えてくれるリナ、朝食で笑顔を見せてくれるミユ、どの瞬間も全力で僕を甘やかす。掃除、料理、悩み相談まで、僕のためだけに動くメイドたち。
「ご主人様の笑顔が見たいんです」
その一言で、僕の毎日はちょっとドキドキ、ちょっと幸せ。
全員が僕を独占したいと競い合う日常の中、僕はどうやってこの溺愛地獄(?)を生き抜けばいいのか――!?
甘々、至れり尽くせりの日常ラブコメ、開幕。
「作品への感想代わりの『いいね❤️』や『エール📣』、心よりお待ちしております。」
「【応援のお願い】『いいね❤️』や『エール📣』をいただけると、作者のモチベーションが爆上がりします!」
「最後までお読みいただきありがとうございます。温かい『いいね❤️』が更新の支えです。」
「地味ブス」と捨てられた私、文化祭の大型スクリーンで王子様の裏の顔を全校生に配信します
スカッと文庫
恋愛
「お前みたいな地味女、引き立て役にもならないんだよ」
眼鏡にボサボサ頭の特待生・澪(みお)は、全校生徒が見守る中、恋人だった学園の王子・ハルトから冷酷に捨てられた。
隣には、可憐な微笑みを浮かべる転校生・エマ。
エマの自作自演により「いじめの犯人」という濡れ衣まで着せられ、学園中から蔑まれる澪。
しかし、彼女を嘲笑う者たちはまだ知らない。
彼女が眼鏡の奥に、誰もが平伏す「真実の美貌」と、学園さえも支配できる「最強の背景」を隠していることを――。
「……ねぇ、文化祭、最高のステージにしてあげる」
裏切りへのカウントダウンが今、始まる。
スクリーンの裏側を暴き、傲慢な王子と偽りのヒロインを奈落へ突き落とす、痛快・学園下剋上ファンタジー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる