若葉さん♂と自分♂(仮)

kuria

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入学編

食堂

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食堂に着くと生徒達がわいわいと騒ぎながらご飯を食べていた
錬「結構広くて人が多いいんだな」
周りを見ながらそう言うと
夏鈴「まあここの寮は部屋が多い方だしね」
首根っこを持って引きずられている夏鈴が呟くと
若葉が食堂に入った瞬間に静まりかえった
気まずい空気が流れる
錬「こう人が多いと座れる所なさそうだな」
周りを見渡すと空いている席は無さそうだ
夏鈴「まあこの時間だしね
また後でくる?」
夏鈴が食堂を出ようとすると
若葉「錬大丈夫」
そう言って食堂の奥を指さした
他のテーブルとは違う少し豪華な机と椅子が並んでいた
何席かあるテーブルはほとんど埋まっていたが手前の席は空いていた
若葉「あそこに座ろう」
手を握られて連れて行かれる
若葉「錬はここで待ってて」
速足で若葉は食べ物を取りに行ったらしい
ふと周りを見ると自分を見てヒソヒソと何かを言っている
近くまで夏鈴が来るが止まり
夏鈴「ここはヤバいって早くこっちにこい」
そう言って早く来いと急かした
??「おい
お前どこに座ってるか分かってるのか」
自分の後ろを見ると怖い顔をした人が3人立っていた
先輩A「ここの席は上級者しか座ることを許されてないんだよ」
先輩B「俺たちみたいな気品あるものだけがな」
先輩C「分かったらさっさと退け」
3人の先輩達は口々にそう言うがよく分からない
先輩A「早く退かないと力ずくで・・・」
若葉「力ずくで何?」
お盆いっぱいに料理を持ってきた若葉がそう聞いた
先輩A「わ、若葉」
先輩B「な、なんだよお前もこの席狙ってたのか?」
先輩C「ここは俺達が先にコイツから奪おうと」
若葉はお盆を机に置くと先輩達を思いっきり睨みつけて
若葉「錬になにかしようとしたわけか
許さん」
そう言うと先輩Cが飛んで行った
残る先輩達に迫る
先輩2人は焦って逃げていった
若葉って体格もいいけど強いんだな
若葉「れんくん早く食べよ」
さしてきにせずに若葉にそういうと
こっちを振り向いた若葉はいつもの笑顔だった
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