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序章◆物置小屋のタビト
物置小屋のタビトー2
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ソマリ人は黒い髪と褐色の肌が特徴の、旅と歌をこよなく愛する流浪の民だ。
彼らは特定の家を持たず、一族でキャラバンで組み、主に南の平原と砂漠地域の中で点々と住まいを移しながら暮らしている。彼らの歌や音楽、劇や奇術などの出し物は、すべて彼らが自分達で楽しむためのものだったが、時折物資の補給や越冬のためにアビニア人の村に立ち寄っては興行を打ち、その見事な芸と技を披露する。取り立てて見るもののない鄙の町でもソマリ人の一行が訪れると、人々は我先にと市を立て、買い物や飲み食いを楽しみ、夢のような数日間を過ごす。だからソマリ人とアビニア人は決して憎み合ったりはしていないし、むしろ友好的な関係を築いている。
ただソマリ人が単独でキャラバンを離れるときは、大きな怪我や病で旅ができなくなった時か――一座の中で、罪を犯した時と決まっていた。
タビトが両親と共にアビニア人の村に移ったのは九歳の頃。父親はその後すぐ病で亡くなり、母親もその年の流行病で呆気なく天に昇った。そうして一人生き残ったタビトは、傍目には「幼くして罪を犯し群れから追放された悪童」のように、見えてしまうのだった。
どこに行っても警戒され、いつになっても周囲に馴染めないことが苦痛で、数年おきに村から村へ移り住み、いつの間にか東の端まで来てしまった。ここから東は更に険しい山と深い森が続き、その果てには切り立った崖、そして荒れ狂う海が広がっているという。
タビトは崖の上から呆然と海を見下ろす自分の姿を想像し、暗澹たる気持ちになった。そんな漠然とした不安を抱え黙々と歩いていたせいで、自宅の庭――というよりただの原っぱに、人がいることに気付かなかった。
「おい悪食。無視してんじゃねー」
そばかすが目立つ色白の少年が、背の低いイチイの木に凭れるようにして立っている。
「……ジンナ? 珍しいな、こんなところで会うなんて」
「おまえに会いにきたんだろうが。まったく、ふつうなら茶でもだしてもらうところだが……」
口調と態度こそ尊大だが、ジンナはまだ十三歳。村長家の次男坊として、精一杯自分を大きく見せようとしているのだろう。ジンナは苦々しい表情で玄関先に放置された荷物を指さす。
「あれ、おまえが採ってきたのか? まさか売るつもりじゃないだろうな」
「いや。自分で食べるよ」
「はあ? おまえ分かって言ってんのか? 蛇リンゴにフタクチダケ、どっちも猛毒じゃないか! しかも何なんだあの紫の泡吹いたリスは! 明らかに食べちゃ駄目なやつだろ!」
「うーん、まあでも、ちゃんと処理すれば食べられるよ。オレお腹強いから」
「お腹強いですむ話かよ……」
呆れられていることは明らかだったが、他に食べるものがないのだから仕方がない。なんせこのあたりの動植物はほとんどが毒を持っている。けれどソマリ人は生まれつき体が丈夫な者が多いためか、タビトも多少の毒では腹も下さない。九歳で天涯孤独になったタビトが今まで生き延びてこられたのも、その体質ゆえなところが大きかった。親がいなくても食べるものと寝るところと健康な体があれば、早々人は死なないものだ。
「これだからソマリ人は気味が悪い……いや、今日はその話じゃなくて」
ジンナは気を取り直すようにように頭を振ると、決められた台本を諳んじるように言う。
「今朝、王都から聖検隊のご一行がおこしになった。聖検隊による星渡しの儀は、村の七歳から十七歳以下の子ども全員が受ける義務がある。よってタビトもあすは朝のお祈りのあと、丘の上の聖堂まで来るように」
「……せいけんたい? ほし……って何?」
「なんだ、知らないのか。これだからソマリ人は」
口ではそう言いながらも、ジンナはどこか得意げに鼻を膨らませる。
「知らないならこのぼくが教えてやろう。おいタビト、おまえはそこに座れ」
「はいはい」
タビトが原っぱに腰を下ろすと、ジンナは茶色い地面が剥き出しになったところに蹲り、木の棒で何かの図を描き始める。
「えー、まず聖検隊ですが。アビニア聖教の総司祭様が受けた『しんたく』により、各村々にふていきに派遣される司祭様達のことを指します。彼らが村の子どもたちに『聖なる星屑のかけら』を与えると、子どもたちのひめられた能力が開花することがあります。これを『星渡しの儀』といいます。開花した能力を一生懸命みがけば、必ず大きな成功をつかむことができるでしょう。……だ。分かったか」
「はぁ。そうなんだ」
「なんだその気の抜けた返事は。自分にひめられた能力がないか、気にならないのか?」
「うーん。気にならないことはないけど、磨き方がよく分からないし。例えば絵を描く能力があるって言われたとしても、絵の練習なんてやってる余裕オレにはないよ」
「あのなぁ」
とジンナは、今日何度目かの呆れ顔を浮かべる。
「そういうんじゃないんだよ。いいか、星渡しの儀でいい感じの能力が開花すれば、聖検隊が王都に帰る時、一緒に連れて行ってもらえるんだ。もちろんお金なんかかからない。王都に着いた後も、聖検隊の人達が教会で面倒を見てくれる。この村から出て行けるんだぞ」
――ああ、そういうことか。
なぜジンナがこんなに熱心に説明をするのか、その言葉でようやく理解した。
ジンナもまた、タビトに出て行ってほしいと思っているのだ。たしかにこれは怪しいソマリ人を追い出すには絶好の機会だ。ジンナは十三歳にして既に村長の息子としての責務を自覚し、果たそうとしている。
またタビトの胸に、冷たい風が吹き込んだ。
「そうなんだ。明日が楽しみだな」
「ほんとにそう思ってる? ……まあ、わかればいいけど……」
ジンナはいまいち納得いかない表情で地面をほじくり返していたが、やがて木の棒を放り出して立ち上がった。
「話はすんだからおれは帰る。これから聖検隊のおもてなしで忙しいんだ」
「そうなんだ。頑張ってね」
タビトも立ち上がって軽く汚れを払う。それが別れの挨拶のつもりだったが、ジンナはまだ立ち去らない。何故か落ち着かない様子で、爪先で土を蹴っている。
「今夜うちの庭でさ、『びっへけいしき』でパーティーやるんだ。ごちそうがいっぱい出るんだぜ、おまえんちみたいな毒じゃなくて、ちゃんとした料理な!」
「へぇ、いいなあ。羨ましいよ」
「だろ? でも村の大人達もおおぜい来るからたいへんなんだよなぁ。だ、だからおまえが一人紛れ込んだって、誰も気付かないんじゃない? ソマリ人は全身黒と茶色だからー!」
わはははは、と突如引き攣ったような笑い声をあげ、ジンナは逃げるように駆けだした。
世間話かと思いきや、去り際にいきなり暴言のようなものを浴びせられて面食らう。今のは何だったんだろう、とタビトが首を捻りながら家に入ろうとすると、さっきジンナが土に描いていた図が視界に入った。
豚らしき丸い頭の動物が、ナイフとフォークを添えた皿に乗っている絵だった。
彼らは特定の家を持たず、一族でキャラバンで組み、主に南の平原と砂漠地域の中で点々と住まいを移しながら暮らしている。彼らの歌や音楽、劇や奇術などの出し物は、すべて彼らが自分達で楽しむためのものだったが、時折物資の補給や越冬のためにアビニア人の村に立ち寄っては興行を打ち、その見事な芸と技を披露する。取り立てて見るもののない鄙の町でもソマリ人の一行が訪れると、人々は我先にと市を立て、買い物や飲み食いを楽しみ、夢のような数日間を過ごす。だからソマリ人とアビニア人は決して憎み合ったりはしていないし、むしろ友好的な関係を築いている。
ただソマリ人が単独でキャラバンを離れるときは、大きな怪我や病で旅ができなくなった時か――一座の中で、罪を犯した時と決まっていた。
タビトが両親と共にアビニア人の村に移ったのは九歳の頃。父親はその後すぐ病で亡くなり、母親もその年の流行病で呆気なく天に昇った。そうして一人生き残ったタビトは、傍目には「幼くして罪を犯し群れから追放された悪童」のように、見えてしまうのだった。
どこに行っても警戒され、いつになっても周囲に馴染めないことが苦痛で、数年おきに村から村へ移り住み、いつの間にか東の端まで来てしまった。ここから東は更に険しい山と深い森が続き、その果てには切り立った崖、そして荒れ狂う海が広がっているという。
タビトは崖の上から呆然と海を見下ろす自分の姿を想像し、暗澹たる気持ちになった。そんな漠然とした不安を抱え黙々と歩いていたせいで、自宅の庭――というよりただの原っぱに、人がいることに気付かなかった。
「おい悪食。無視してんじゃねー」
そばかすが目立つ色白の少年が、背の低いイチイの木に凭れるようにして立っている。
「……ジンナ? 珍しいな、こんなところで会うなんて」
「おまえに会いにきたんだろうが。まったく、ふつうなら茶でもだしてもらうところだが……」
口調と態度こそ尊大だが、ジンナはまだ十三歳。村長家の次男坊として、精一杯自分を大きく見せようとしているのだろう。ジンナは苦々しい表情で玄関先に放置された荷物を指さす。
「あれ、おまえが採ってきたのか? まさか売るつもりじゃないだろうな」
「いや。自分で食べるよ」
「はあ? おまえ分かって言ってんのか? 蛇リンゴにフタクチダケ、どっちも猛毒じゃないか! しかも何なんだあの紫の泡吹いたリスは! 明らかに食べちゃ駄目なやつだろ!」
「うーん、まあでも、ちゃんと処理すれば食べられるよ。オレお腹強いから」
「お腹強いですむ話かよ……」
呆れられていることは明らかだったが、他に食べるものがないのだから仕方がない。なんせこのあたりの動植物はほとんどが毒を持っている。けれどソマリ人は生まれつき体が丈夫な者が多いためか、タビトも多少の毒では腹も下さない。九歳で天涯孤独になったタビトが今まで生き延びてこられたのも、その体質ゆえなところが大きかった。親がいなくても食べるものと寝るところと健康な体があれば、早々人は死なないものだ。
「これだからソマリ人は気味が悪い……いや、今日はその話じゃなくて」
ジンナは気を取り直すようにように頭を振ると、決められた台本を諳んじるように言う。
「今朝、王都から聖検隊のご一行がおこしになった。聖検隊による星渡しの儀は、村の七歳から十七歳以下の子ども全員が受ける義務がある。よってタビトもあすは朝のお祈りのあと、丘の上の聖堂まで来るように」
「……せいけんたい? ほし……って何?」
「なんだ、知らないのか。これだからソマリ人は」
口ではそう言いながらも、ジンナはどこか得意げに鼻を膨らませる。
「知らないならこのぼくが教えてやろう。おいタビト、おまえはそこに座れ」
「はいはい」
タビトが原っぱに腰を下ろすと、ジンナは茶色い地面が剥き出しになったところに蹲り、木の棒で何かの図を描き始める。
「えー、まず聖検隊ですが。アビニア聖教の総司祭様が受けた『しんたく』により、各村々にふていきに派遣される司祭様達のことを指します。彼らが村の子どもたちに『聖なる星屑のかけら』を与えると、子どもたちのひめられた能力が開花することがあります。これを『星渡しの儀』といいます。開花した能力を一生懸命みがけば、必ず大きな成功をつかむことができるでしょう。……だ。分かったか」
「はぁ。そうなんだ」
「なんだその気の抜けた返事は。自分にひめられた能力がないか、気にならないのか?」
「うーん。気にならないことはないけど、磨き方がよく分からないし。例えば絵を描く能力があるって言われたとしても、絵の練習なんてやってる余裕オレにはないよ」
「あのなぁ」
とジンナは、今日何度目かの呆れ顔を浮かべる。
「そういうんじゃないんだよ。いいか、星渡しの儀でいい感じの能力が開花すれば、聖検隊が王都に帰る時、一緒に連れて行ってもらえるんだ。もちろんお金なんかかからない。王都に着いた後も、聖検隊の人達が教会で面倒を見てくれる。この村から出て行けるんだぞ」
――ああ、そういうことか。
なぜジンナがこんなに熱心に説明をするのか、その言葉でようやく理解した。
ジンナもまた、タビトに出て行ってほしいと思っているのだ。たしかにこれは怪しいソマリ人を追い出すには絶好の機会だ。ジンナは十三歳にして既に村長の息子としての責務を自覚し、果たそうとしている。
またタビトの胸に、冷たい風が吹き込んだ。
「そうなんだ。明日が楽しみだな」
「ほんとにそう思ってる? ……まあ、わかればいいけど……」
ジンナはいまいち納得いかない表情で地面をほじくり返していたが、やがて木の棒を放り出して立ち上がった。
「話はすんだからおれは帰る。これから聖検隊のおもてなしで忙しいんだ」
「そうなんだ。頑張ってね」
タビトも立ち上がって軽く汚れを払う。それが別れの挨拶のつもりだったが、ジンナはまだ立ち去らない。何故か落ち着かない様子で、爪先で土を蹴っている。
「今夜うちの庭でさ、『びっへけいしき』でパーティーやるんだ。ごちそうがいっぱい出るんだぜ、おまえんちみたいな毒じゃなくて、ちゃんとした料理な!」
「へぇ、いいなあ。羨ましいよ」
「だろ? でも村の大人達もおおぜい来るからたいへんなんだよなぁ。だ、だからおまえが一人紛れ込んだって、誰も気付かないんじゃない? ソマリ人は全身黒と茶色だからー!」
わはははは、と突如引き攣ったような笑い声をあげ、ジンナは逃げるように駆けだした。
世間話かと思いきや、去り際にいきなり暴言のようなものを浴びせられて面食らう。今のは何だったんだろう、とタビトが首を捻りながら家に入ろうとすると、さっきジンナが土に描いていた図が視界に入った。
豚らしき丸い頭の動物が、ナイフとフォークを添えた皿に乗っている絵だった。
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