20 / 28
20話 決戦
しおりを挟む
超級魔法、超越の効果によりフレイ・ミルフィーユの運命を変えることのできるところまで時間が遡(さかのぼ)る。
魔物の伝令鳩
「氷のフレイ・ミルフィーユ帰還せよとの魔王様からのご命令だ」
「わかったわ。今日のところはここまでね。どうこうするつもりもない、つまり何もしないというのであれば帰らせてもらうわよ」
「ああ」
「魔王軍に入るもしくは魔王様のことを知りたいならメシアライブ国より西にある氷の城に来るといいわ、一週間後の午後三時頃そこで待ってる」
(一週間前のフレイ・ミルフィーユとわかれる場面か)
ケルベロス「・・・マスター、クエストは終了した。帰還しよう」
「ご苦労だった。ケルベロスゆっくり休んでくれ」
ケルベロスは消滅する。
「アンノウン」(これで誰にも気づかれないはず。フレイ・ミルフィーユのあとをつけよう)
魔物の伝令鳩
「誰もいないな」
「ゲート」まがまがしい門が現れ、フレイ・ミルフィーユ、バイコーン、伝令鳩は門をくぐる。エンネア・ゼロも門をくぐる。まがまがしい門をくぐり抜けると門は消え去った。
(ここはどこだ?魔王城か。フレイ・ミルフィーユのあとに続く)
魔王城王の間
「フレイ・ミルフィーユただいま帰還いたしました」
「ご苦労、報告を」
「西マイクロメシアでの戦いは冒険者一人を除き全滅させました。しかし亜人軍も私を除き全滅いたしました」
「お前の力をもってしてもその冒険者を殺すことはできなかったのか?そいつは人間か?」
「はい。圧倒的な強さでした」
「圧倒的な強さ?それでなぜ重症も負わず生きて戻ってこれた。何か隠してることがあるのではないか?」
「・・・」
「・・・」
「実は交渉の上その冒険者をこちら側に引き入れたいと思い、1週間後の午後3時頃氷の城に招待いたしました」
(人間を我が軍に引き入れる?普段の氷のフレイ・ミルフィーユの発言とは思えんな、何かある。フレイ・ミルフィーユ個人の思惑かその冒険者によるものかまではわからぬが、手をうつ必要がある)
「フレイ・ミルフィーユ、こちらへ。我がスキルを譲渡する」
「ハッ!」魔王の元へと近づこうとする
(魔王が元凶なのは確かだ。何のスキルを譲渡する気か知らないが阻止してここで魔王を仕留める!)
「来いリリス」
エンネア・ゼロはリリス(属性ニュートラル魔族)を召喚
「バインド」
エンネア・ゼロはフレイ・ミルフィーユを拘束する。
「!」
「魔王に近づいてはいけない。離れていてくれ」
「リリス。今私が拘束したフレイ・ミルフィーユを離れた場所で拘束しつつ守っておいてくれ。絶対に死なせるな」
「わかったわマスター」
リリスはニュートラル最強クラスの強さを誇る。魔族でありテンプテーションや子守歌等も効かない。凍結、死の宣告効果などにも強い。
フレイ・ミルフィーユはリリスに任せ、魔王に立ち向かう。
「何者だ?」
「エンネア・ゼロ マジックキャスターだ」
「人間風情が、勝てるとでも思ってるのか?」
「ああ、一瞬で終わらせてやる、限定解除」
エンネア・ゼロの三連魔
「アナザーディメンション、メテオ、スーパーノヴァ!!!」
魔王は誰もいない異次元の恒星へ飛ばされ、巨大な隕石が降り注ぎ、恒星が大爆発を起こしその後ブラックホールに飲み込まれた。
魔力×残りMPのダメージを与え、魔王を倒した。
戦闘終了
リリスに向かって命令する。
「拘束はもういいぞ、ご苦労だった」「はっ」召喚されていたリリスは消える。
エンネア・ゼロのもとにフレイ・ミルフィーユが駆け寄ってくる。
「強いとは思っていたけど本当に魔王様を倒したのね。魔王軍の魔物であれば魔王様との繋がりみたいなものが常に感じられるのだけど、それが完全に切れたわ。魔王様が亡くなったことは魔王軍の全ての魔物に伝わったわ」
「そうか」
「魔王様がいなくなった今、今後私はどう生きていけばいいのか」
「魔王は倒した。はっきり言おう。フレイ・ミルフィーユ。これからの人生、私と共に歩んでほしい」
「え!?」
フレイ・ミルフィーユは上目使いで見つめる。
「要約するとつまり、魔王は倒した。次は俺が魔王になるから俺のものになれ、ベッドの上でめちゃくちゃにしてやる・・・ということですか?」
「・・・」
「・・・」
「大切にする!という意味だ」
「ふふ、あなたの本音が聞けたわ。そうね、あなたほどの強さを持つ人が傍にいてくれれば何があっても護(まも)ってもらえるに違いない。わかったわ。ずっとあなたの傍にいる」(あなたが異世界に帰るその日まで・・・)
魔物の伝令鳩
「氷のフレイ・ミルフィーユ帰還せよとの魔王様からのご命令だ」
「わかったわ。今日のところはここまでね。どうこうするつもりもない、つまり何もしないというのであれば帰らせてもらうわよ」
「ああ」
「魔王軍に入るもしくは魔王様のことを知りたいならメシアライブ国より西にある氷の城に来るといいわ、一週間後の午後三時頃そこで待ってる」
(一週間前のフレイ・ミルフィーユとわかれる場面か)
ケルベロス「・・・マスター、クエストは終了した。帰還しよう」
「ご苦労だった。ケルベロスゆっくり休んでくれ」
ケルベロスは消滅する。
「アンノウン」(これで誰にも気づかれないはず。フレイ・ミルフィーユのあとをつけよう)
魔物の伝令鳩
「誰もいないな」
「ゲート」まがまがしい門が現れ、フレイ・ミルフィーユ、バイコーン、伝令鳩は門をくぐる。エンネア・ゼロも門をくぐる。まがまがしい門をくぐり抜けると門は消え去った。
(ここはどこだ?魔王城か。フレイ・ミルフィーユのあとに続く)
魔王城王の間
「フレイ・ミルフィーユただいま帰還いたしました」
「ご苦労、報告を」
「西マイクロメシアでの戦いは冒険者一人を除き全滅させました。しかし亜人軍も私を除き全滅いたしました」
「お前の力をもってしてもその冒険者を殺すことはできなかったのか?そいつは人間か?」
「はい。圧倒的な強さでした」
「圧倒的な強さ?それでなぜ重症も負わず生きて戻ってこれた。何か隠してることがあるのではないか?」
「・・・」
「・・・」
「実は交渉の上その冒険者をこちら側に引き入れたいと思い、1週間後の午後3時頃氷の城に招待いたしました」
(人間を我が軍に引き入れる?普段の氷のフレイ・ミルフィーユの発言とは思えんな、何かある。フレイ・ミルフィーユ個人の思惑かその冒険者によるものかまではわからぬが、手をうつ必要がある)
「フレイ・ミルフィーユ、こちらへ。我がスキルを譲渡する」
「ハッ!」魔王の元へと近づこうとする
(魔王が元凶なのは確かだ。何のスキルを譲渡する気か知らないが阻止してここで魔王を仕留める!)
「来いリリス」
エンネア・ゼロはリリス(属性ニュートラル魔族)を召喚
「バインド」
エンネア・ゼロはフレイ・ミルフィーユを拘束する。
「!」
「魔王に近づいてはいけない。離れていてくれ」
「リリス。今私が拘束したフレイ・ミルフィーユを離れた場所で拘束しつつ守っておいてくれ。絶対に死なせるな」
「わかったわマスター」
リリスはニュートラル最強クラスの強さを誇る。魔族でありテンプテーションや子守歌等も効かない。凍結、死の宣告効果などにも強い。
フレイ・ミルフィーユはリリスに任せ、魔王に立ち向かう。
「何者だ?」
「エンネア・ゼロ マジックキャスターだ」
「人間風情が、勝てるとでも思ってるのか?」
「ああ、一瞬で終わらせてやる、限定解除」
エンネア・ゼロの三連魔
「アナザーディメンション、メテオ、スーパーノヴァ!!!」
魔王は誰もいない異次元の恒星へ飛ばされ、巨大な隕石が降り注ぎ、恒星が大爆発を起こしその後ブラックホールに飲み込まれた。
魔力×残りMPのダメージを与え、魔王を倒した。
戦闘終了
リリスに向かって命令する。
「拘束はもういいぞ、ご苦労だった」「はっ」召喚されていたリリスは消える。
エンネア・ゼロのもとにフレイ・ミルフィーユが駆け寄ってくる。
「強いとは思っていたけど本当に魔王様を倒したのね。魔王軍の魔物であれば魔王様との繋がりみたいなものが常に感じられるのだけど、それが完全に切れたわ。魔王様が亡くなったことは魔王軍の全ての魔物に伝わったわ」
「そうか」
「魔王様がいなくなった今、今後私はどう生きていけばいいのか」
「魔王は倒した。はっきり言おう。フレイ・ミルフィーユ。これからの人生、私と共に歩んでほしい」
「え!?」
フレイ・ミルフィーユは上目使いで見つめる。
「要約するとつまり、魔王は倒した。次は俺が魔王になるから俺のものになれ、ベッドの上でめちゃくちゃにしてやる・・・ということですか?」
「・・・」
「・・・」
「大切にする!という意味だ」
「ふふ、あなたの本音が聞けたわ。そうね、あなたほどの強さを持つ人が傍にいてくれれば何があっても護(まも)ってもらえるに違いない。わかったわ。ずっとあなたの傍にいる」(あなたが異世界に帰るその日まで・・・)
0
あなたにおすすめの小説
【完結】487222760年間女神様に仕えてきた俺は、そろそろ普通の異世界転生をしてもいいと思う
こすもすさんど(元:ムメイザクラ)
ファンタジー
異世界転生の女神様に四億年近くも仕えてきた、名も無きオリ主。
億千の異世界転生を繰り返してきた彼は、女神様に"休暇"と称して『普通の異世界転生がしたい』とお願いする。
彼の願いを聞き入れた女神様は、彼を無難な異世界へと送り出す。
四億年の経験知識と共に異世界へ降り立ったオリ主――『アヤト』は、自由気ままな転生者生活を満喫しようとするのだが、そんなぶっ壊れチートを持ったなろう系オリ主が平穏無事な"普通の異世界転生"など出来るはずもなく……?
道行く美少女ヒロイン達をスパルタ特訓で徹底的に鍛え上げ、邪魔する奴はただのパンチで滅殺抹殺一撃必殺、それも全ては"普通の異世界転生"をするために!
気が付けばヒロインが増え、気が付けば厄介事に巻き込まれる、テメーの頭はハッピーセットな、なろう系最強チーレム無双オリ主の明日はどっちだ!?
※小説家になろう、エブリスタ、ノベルアップ+にも掲載しております。
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
ファンタジー
毒親の父が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い、残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
連載時、HOT 1位ありがとうございました!
その他、多数投稿しています。
こちらもよろしくお願いします!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる