34 / 55
県大会編4
しおりを挟む
玉兎は会場の地下駐車場に入った。
関係者の車が多くあるが、試合中のため人気は無い。
人払いの結界も念の為に展開しており人が入ってくる心配はない。妖魔に取り付かれていない限りは。
やがて一人の稽古着を着て竹刀を手に持った男子高校生が入って来た。
「ふむ、どうやら其方のようじゃな。一見人間のようじゃが操られているようじゃのう」
普通の男子高校生のようだが、目に生気が無く、闘気しか無い。
妖魔に取り付かれているようだが、高校生の中に住み着いている様子はない。
「となると、身につけている物か」
付喪神の付いた物を持って操られてしまっていると玉兎は判断した。
「ということは、操った高校生を使って自分の強さを証明したいのじゃろう。構わぬが取り憑かれた方の身が持たぬ」
妖魔によって操られても無害なことはある。
だが、今回の場合は対象の力を限界以上に引き出そうとしている。それでは取り憑かれた高校生の身が持たない。
「なので早急に離れよ。さもなくば討滅するぞ」
凛とした玉兎の声が構内に響く。美人であり美声の持ち主である玉兎の言葉には威圧感があり大概の人々なら従うだろう。
しかし高校生は竹刀を玉兎に向けて構えた。
「やはりそうなるか」
破顔して玉兎は精気を右手に集中させ檜扇を作り出す。
闘気を乗せて放ち、反応した時点で相手が好戦的な妖魔である事は推測できた。
説得する必要が無くなり、叩きつぶすだけで済むので玉兎は気が楽だった。
寧ろ身体を存分に動かせる快感に酔いしれることが出来て嬉しい。
「!」
相手は声を出さず玉兎に向かって突進し竹刀を突き出す。寸分違わぬ正確さで玉兎のセーラー服から覗く喉元を狙った突きだ。
「ふむ、悪くはない」
しかし玉兎は檜扇を下から振り上げて、竹刀の軌道を逸らして躱すと、相手に向かって突き出した。
しかし相手も然る者で勢いのまま竹刀の柄の部分を突き出し、玉兎の腕を払い檜扇の攻撃を退ける。
そして後ろに下がり、距離をおこうとする。
「ふん、笑止」
玉兎は檜扇を開いて高校生に向けた。
「むっ」
普段ならそのまま精気で作った光弾を放つ。だが建物の中のため、破壊できない。それに相手は操られているだけであり、怪我させるわけにはいかない。
「ちっ、やっかいな」
玉兎は舌打ちすると、檜扇を水平にして舌に左手を広げて添えると、指先に無数の光弾を作り出し腰を捻ってスカートをはためかせながら光弾を振り投げた。
散弾のように広がった光弾は高校生の前で炸裂し圧倒的な閃光を生み出し、目を眩ませる。
その隙に玉兎は姿勢を低くしポニーテルをひらめかせて接近し、相手の懐に入り、檜扇を顎に向けて打つ。
しかし、相手は竹刀の柄で玉兎の額に向かって打ちつける。
「くっ」
男と女の腕の差、長さの差で玉兎は額に打ちつけられた。
咄嗟に精気を集めて、傷が付かないように修復するが、自分が傷つけられたことに怒りを覚える。
「おのれ、妾を傷つけるとは。塵にしてくれる!」
玉兎は檜扇を広げて光弾を作り相手に向かって投げつけた。
人間など一瞬にして消滅させる威力の光弾だ。
だが、相手は竹刀を振り上げ、タイミングを合わせて振り下ろすと光弾を二つに割って爆発刺せた。
「なっ!」
自分の光弾が止められた事に玉兎は驚く。その隙に相手は駆け出し玉兎に急接近する。
「くっ」
慌てて玉兎は檜扇を閉じて小太刀のように振るって打ち込みを捌く。
「ええい、木偶人形が!」
じれた玉兎が距離を取って再び檜扇を広げ光弾を放とうとした。
「うっ」
しかし、その時玉兎の意識が眩む。僅かな隙だったが、相手が玉兎に打撃を打ち込むのには十分だった。
「あうっ」
竹刀の突きが玉兎の腹部に当たり、玉兎は激痛で身体をくの字に折って地面に倒れた。
相手は警戒しながらも悠然と玉兎に接近して竹刀に精気を注ぎ、打ち下ろそうとする。
「止めろ!」
玉兎に止めを刺そうとした時、一刀が叫んで乱入してきた。
相手に向かって竹刀を伸ばして退かせると正対して対峙する。
一刀も相手も防具を脱いだ状態で正対しており、下手に竹刀を打たれれば怪我をしてしまう。互いに下手な手を打てない状態だった。
「はっ」
向こうが仕掛けてくると一刀は竹刀で受け止める。互いに竹刀をぶつけ合う乱打戦が始まりやがてしないでの押し合いとなる。
「たあっ」
互いに押し合い一度離れて距離を取る。
しかし、相手は再び攻撃を仕掛けるべく竹刀を振り上げる。
その瞬間を一刀は待っていた。
竹刀が振り上がるのに合わせて前に跳躍し、自分の竹刀も振り上げる。
一刀の竹刀が相手の竹刀を押し上げ手から離れて行く。そこへ一刀は相手に当て身を食らわせて気絶させた。
「ふう、間に合った。大丈夫か玉兎」
「心配するな大事ない」
突きを入れられた腹部をさすりながら玉兎は一刀に答えた。
「酷くやられたように見えるぞ、ちょっと見せろ」
そう言って、一刀は突きを受けた部分を布越しに触る。
「うっ」
「少し腫れているな。今精気を送り込む」
一刀は自分の精気を掌に集中させ、玉兎の負傷した部分に送り込んでいく。
養父との剣術練習では真剣を使う事もあり、怪我が多い。竹刀でも当たり所が悪ければ腫れる事が多いため、精気を使った治癒術を一刀は幼い頃から実践していた。そのため治癒は早く進む。
玉兎も協力して精気を循環させた事により腫れは直ぐに治まった。
「もう大丈夫なようじゃ」
治った腹部を宝物のように大事に手でさすりながら、眉の端を下げ、潤んだ瞳を一刀に向けて玉兎は言った。
「其方に感謝を」
「お、おう」
しおらしい玉兎を初めて見た一刀は、軽く驚いた。
「其方、試合ではなかったのか?」
「対戦相手が取り憑かれた相手で、不戦敗。時間が出来たので探したよ」
対戦相手が中々現れない事に一刀は焦ったが、不戦敗を告げられた直後、取り憑かれたのは自分の対戦相手ではないかと思い、会場内を探して玉兎の元に駆けつけた。
「取り憑いて大会優勝を狙っていたのか。それにしては変だな」
玉兎が思いもよらない言葉をかけてきたこともあって、はぐらかそうと一刀は無意識に相手の竹刀を掴んでしまった。
「待つのじゃ!」
玉兎が叫んだが遅かった。
一刀の精気に反応して竹刀の精気が流れこみ、一刀の意識をかき乱す。
「うわっ」
慌てて離そうとしたが遅かった。一刀の意識は乗っ取られ、玉兎を見据える。
「全く、討滅役が妖魔に乗っ取られてどうするのじゃ」
取り憑かれた一刀が玉兎に向かって突進してきた。
「まあ、妾も取り憑いている身ゆえ、人の事は言えぬが」
竹刀を乱れ打つ一刀に合わせて檜扇を振り弾いて行く。
「はっ」
そして突如檜扇を広げて光弾を生成すると目の前で弾けさせ、目くらましにする。
「しかし、迂闊じゃよ、其方」
光が消えて少し離れた位置に下がって現れたのは玉兎、セーター服姿ではなくバニーガール姿の何時もの玉兎。
ショルダーオフの黒いレオタードに同色のロンググローブとヒールの高いロングブーツ。際どいハイレグカットから伸びる脚は黒タイツに包まれている。
肩は左右一体となった金縁の紅い肩当てを装着し背中に表黒裏赤のマントを下げている。
そして艶やかな黒い前髪と後ろ髪の分け目からはウサ耳が飛び出ていた。
「試合もあるのに取り憑かれるとは何事じゃ。妾との約束を果たすために何をしてでも正気を取り戻して貰うぞ」
玉兎は宣言すると檜扇を広げて一刀に向けると光弾を放った。
関係者の車が多くあるが、試合中のため人気は無い。
人払いの結界も念の為に展開しており人が入ってくる心配はない。妖魔に取り付かれていない限りは。
やがて一人の稽古着を着て竹刀を手に持った男子高校生が入って来た。
「ふむ、どうやら其方のようじゃな。一見人間のようじゃが操られているようじゃのう」
普通の男子高校生のようだが、目に生気が無く、闘気しか無い。
妖魔に取り付かれているようだが、高校生の中に住み着いている様子はない。
「となると、身につけている物か」
付喪神の付いた物を持って操られてしまっていると玉兎は判断した。
「ということは、操った高校生を使って自分の強さを証明したいのじゃろう。構わぬが取り憑かれた方の身が持たぬ」
妖魔によって操られても無害なことはある。
だが、今回の場合は対象の力を限界以上に引き出そうとしている。それでは取り憑かれた高校生の身が持たない。
「なので早急に離れよ。さもなくば討滅するぞ」
凛とした玉兎の声が構内に響く。美人であり美声の持ち主である玉兎の言葉には威圧感があり大概の人々なら従うだろう。
しかし高校生は竹刀を玉兎に向けて構えた。
「やはりそうなるか」
破顔して玉兎は精気を右手に集中させ檜扇を作り出す。
闘気を乗せて放ち、反応した時点で相手が好戦的な妖魔である事は推測できた。
説得する必要が無くなり、叩きつぶすだけで済むので玉兎は気が楽だった。
寧ろ身体を存分に動かせる快感に酔いしれることが出来て嬉しい。
「!」
相手は声を出さず玉兎に向かって突進し竹刀を突き出す。寸分違わぬ正確さで玉兎のセーラー服から覗く喉元を狙った突きだ。
「ふむ、悪くはない」
しかし玉兎は檜扇を下から振り上げて、竹刀の軌道を逸らして躱すと、相手に向かって突き出した。
しかし相手も然る者で勢いのまま竹刀の柄の部分を突き出し、玉兎の腕を払い檜扇の攻撃を退ける。
そして後ろに下がり、距離をおこうとする。
「ふん、笑止」
玉兎は檜扇を開いて高校生に向けた。
「むっ」
普段ならそのまま精気で作った光弾を放つ。だが建物の中のため、破壊できない。それに相手は操られているだけであり、怪我させるわけにはいかない。
「ちっ、やっかいな」
玉兎は舌打ちすると、檜扇を水平にして舌に左手を広げて添えると、指先に無数の光弾を作り出し腰を捻ってスカートをはためかせながら光弾を振り投げた。
散弾のように広がった光弾は高校生の前で炸裂し圧倒的な閃光を生み出し、目を眩ませる。
その隙に玉兎は姿勢を低くしポニーテルをひらめかせて接近し、相手の懐に入り、檜扇を顎に向けて打つ。
しかし、相手は竹刀の柄で玉兎の額に向かって打ちつける。
「くっ」
男と女の腕の差、長さの差で玉兎は額に打ちつけられた。
咄嗟に精気を集めて、傷が付かないように修復するが、自分が傷つけられたことに怒りを覚える。
「おのれ、妾を傷つけるとは。塵にしてくれる!」
玉兎は檜扇を広げて光弾を作り相手に向かって投げつけた。
人間など一瞬にして消滅させる威力の光弾だ。
だが、相手は竹刀を振り上げ、タイミングを合わせて振り下ろすと光弾を二つに割って爆発刺せた。
「なっ!」
自分の光弾が止められた事に玉兎は驚く。その隙に相手は駆け出し玉兎に急接近する。
「くっ」
慌てて玉兎は檜扇を閉じて小太刀のように振るって打ち込みを捌く。
「ええい、木偶人形が!」
じれた玉兎が距離を取って再び檜扇を広げ光弾を放とうとした。
「うっ」
しかし、その時玉兎の意識が眩む。僅かな隙だったが、相手が玉兎に打撃を打ち込むのには十分だった。
「あうっ」
竹刀の突きが玉兎の腹部に当たり、玉兎は激痛で身体をくの字に折って地面に倒れた。
相手は警戒しながらも悠然と玉兎に接近して竹刀に精気を注ぎ、打ち下ろそうとする。
「止めろ!」
玉兎に止めを刺そうとした時、一刀が叫んで乱入してきた。
相手に向かって竹刀を伸ばして退かせると正対して対峙する。
一刀も相手も防具を脱いだ状態で正対しており、下手に竹刀を打たれれば怪我をしてしまう。互いに下手な手を打てない状態だった。
「はっ」
向こうが仕掛けてくると一刀は竹刀で受け止める。互いに竹刀をぶつけ合う乱打戦が始まりやがてしないでの押し合いとなる。
「たあっ」
互いに押し合い一度離れて距離を取る。
しかし、相手は再び攻撃を仕掛けるべく竹刀を振り上げる。
その瞬間を一刀は待っていた。
竹刀が振り上がるのに合わせて前に跳躍し、自分の竹刀も振り上げる。
一刀の竹刀が相手の竹刀を押し上げ手から離れて行く。そこへ一刀は相手に当て身を食らわせて気絶させた。
「ふう、間に合った。大丈夫か玉兎」
「心配するな大事ない」
突きを入れられた腹部をさすりながら玉兎は一刀に答えた。
「酷くやられたように見えるぞ、ちょっと見せろ」
そう言って、一刀は突きを受けた部分を布越しに触る。
「うっ」
「少し腫れているな。今精気を送り込む」
一刀は自分の精気を掌に集中させ、玉兎の負傷した部分に送り込んでいく。
養父との剣術練習では真剣を使う事もあり、怪我が多い。竹刀でも当たり所が悪ければ腫れる事が多いため、精気を使った治癒術を一刀は幼い頃から実践していた。そのため治癒は早く進む。
玉兎も協力して精気を循環させた事により腫れは直ぐに治まった。
「もう大丈夫なようじゃ」
治った腹部を宝物のように大事に手でさすりながら、眉の端を下げ、潤んだ瞳を一刀に向けて玉兎は言った。
「其方に感謝を」
「お、おう」
しおらしい玉兎を初めて見た一刀は、軽く驚いた。
「其方、試合ではなかったのか?」
「対戦相手が取り憑かれた相手で、不戦敗。時間が出来たので探したよ」
対戦相手が中々現れない事に一刀は焦ったが、不戦敗を告げられた直後、取り憑かれたのは自分の対戦相手ではないかと思い、会場内を探して玉兎の元に駆けつけた。
「取り憑いて大会優勝を狙っていたのか。それにしては変だな」
玉兎が思いもよらない言葉をかけてきたこともあって、はぐらかそうと一刀は無意識に相手の竹刀を掴んでしまった。
「待つのじゃ!」
玉兎が叫んだが遅かった。
一刀の精気に反応して竹刀の精気が流れこみ、一刀の意識をかき乱す。
「うわっ」
慌てて離そうとしたが遅かった。一刀の意識は乗っ取られ、玉兎を見据える。
「全く、討滅役が妖魔に乗っ取られてどうするのじゃ」
取り憑かれた一刀が玉兎に向かって突進してきた。
「まあ、妾も取り憑いている身ゆえ、人の事は言えぬが」
竹刀を乱れ打つ一刀に合わせて檜扇を振り弾いて行く。
「はっ」
そして突如檜扇を広げて光弾を生成すると目の前で弾けさせ、目くらましにする。
「しかし、迂闊じゃよ、其方」
光が消えて少し離れた位置に下がって現れたのは玉兎、セーター服姿ではなくバニーガール姿の何時もの玉兎。
ショルダーオフの黒いレオタードに同色のロンググローブとヒールの高いロングブーツ。際どいハイレグカットから伸びる脚は黒タイツに包まれている。
肩は左右一体となった金縁の紅い肩当てを装着し背中に表黒裏赤のマントを下げている。
そして艶やかな黒い前髪と後ろ髪の分け目からはウサ耳が飛び出ていた。
「試合もあるのに取り憑かれるとは何事じゃ。妾との約束を果たすために何をしてでも正気を取り戻して貰うぞ」
玉兎は宣言すると檜扇を広げて一刀に向けると光弾を放った。
1
あなたにおすすめの小説
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる