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正気に戻るラナ その時ロイは
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「ラナ、気が付いたのかい?」
自分の名前を呼ばれたロイはラナに話しかけた。
「ろ、ロイ、なんで……」
正気に戻ったラナは、一瞬戸惑うがやがて記憶を少しずつ取り戻した。
ロイと一緒になった最後の夜。
分かれたとの勇者としての修行。
試練として入った聖剣の迷宮。
その時、魔族の罠にはめられ身体を陵辱され改造されてしまったこと。
魔族に操られ騎士団を殲滅したこと。
操られるがまま魔王の城へ行き、魔王の配下を倒し最後には魔王も手に掛けたこと。
その後、快楽に溺れた自分が更なる快楽を求めて殺戮を魔族以上の淫乱な行動を行った事。
それでも飽き足らず人間の世界に自らの快楽のために侵略していること。
そして、ロイを手に掛けようとし、快楽を求めて組み敷いていること。
「い」
全てを思い出したラナは呆然とし、次いで恐怖と怒りと、羞恥、罪悪感が心の中を覆い尽くし絶望に沈んだ。
「いやあああああっっ」
自分の姿に、淫乱な行いに、これまで犯してきた過ちに、正気に戻って気が付いたラナは、悲鳴を上げた。
「い、いや、ち、違う! これは、あうっ」
しかもロイに、最愛の幼馴染みに、守ると誓った相手に見られあまつさえ殺そうとした。幸いに回避できたが、自分の快楽のために嬲るためだ。
「いやああああっっ」
自分の見せたくない部分を思いっきり見られてしまったラナは再び悲鳴を上げた。
「見ないで! 見ないで! お願い! 見ないでええっっっ!」
ロイから離れたラナは、逃げようとした。
だが、激しすぎる快楽で足腰が立たなくなったラナは、その場に倒れてしまった。
「見ないでええっっっ!」
自分の淫ら身体を、妖しくうねる触手の付いた触手鎧に覆われた姿を、絶え間ない刺激により肥大しただらしない卑猥な胸を、淫靡な曲線を描くようにふっくらとした身体を、幾度もの性交により膨れてしまった恥肉を。
見られないように両腕で胸と股間を隠し、背を向けて丸まるが、淫靡に改造された身体は細い腕からこぼれて背中姿さえ欲情させてしまう程、淫らだった。
「ラナ」
そんなラナにロイは近づく。
「い、嫌っ、来ないで!」
これ以上見られたくないラナは叫ぶがロイはなお近づき、自分の上着をラナの肩に掛けた。
「ろ、ロイ」
思わぬ、ロイの行動にラナは驚く。
「や、止めてよ。こんな落ちた勇者なんて、一緒にいるだけであなたまで穢れてしまうわ」
魔族の手に落ち、騎士団を壊滅させてしまった。
魔王は倒し魔族の多くを滅ぼしたが、人間の世界に攻め込んで淫らな行為を行った自分など、一緒にいるだけで罪に問われると、ラナは思った。
「でも、ラナの側にいたい」
「!」
だがロイの一言でラナは救われた。
「そ、そんな、あたし、エッチな事一杯して」
「うん、だけど、それでも良いよ。ラナ。あうっ」
酷い姿を、他人を強姦している姿を見たロイだがラナを求めた。
「で、でも、あなたに剣を向けてしまったし」
「鎧に操られて正気じゃ無かったんだろう、うっ。それに僕が、あうっ、良かったんだろう」
「そ、そりゃあ……」
ロイに性交して貰ってラナは嬉しかった。
あの快感は今まで感じたことのない素晴らしい物だった。
おかげで正気に戻り、こうしてロイと話が出来るのだ。
「い、一緒にいたいけど、一杯酷い事しちゃったし」
「それでも、あうっ、ラナと一緒に、うっ、居たいんだ、よ、はうっ」
「こ、こんな私でも?
「あうっ」
「……って、なんでこんな大事なときに気色の悪い声上げるの!」
時折入るロイの喘ぎ声を耳元で聞かされたラナは怒りだした。
「我慢しているんだけど、おうっ、君の触手が、あうっ、絡み付いてきて刺激するんだ」
「ぎゃああああああっっっっっっ」
振り返ったラナがロイの身体を見ると、鎧から映えた触手がロイの身体を弄っていた。
特に触手の一本はロイの逸物を咥えて扱いていた。
「止めなさい!」
顔を真っ赤に染めたラナは、触手を引き抜こうとした。
しかし、勢いよく引っ張ったため、触手は途中でちぎれてしまった。
残った部分はなおも扱くのを止めない。
「ええい! 離れろ!」
ラナは残った部分を手で剥ぎ取り、残りの触手も切り刻んでロイを解放した。
「うううっっ」
ようやく終えたラナは意識していなかったとはいえ自分が再び痴態を見せてしまったことに顔を真っ赤にして俯いてしまった。
「ラナ」
だが、ロイはラナの顔を両手で抱えると顔を上げ、口づけした。
「!」
突然の事にラナは驚いた。
ロイの舌が入ってきてもされるがままだった。
「ぷはっ」
長い時間キスをされてようやく解放されて、暫く経ってから、ようやくキスだったとラナは気が付いた。
「な、なにを……」
「キスだよ」
「わ、分かっているけど」
「どうして」
「好きだから」
「!」
ロイの言葉にラナは顔が真っ赤になる。
だが、凄く嬉しかった。
「ラナ」
「な、なに?」
「ラナは僕のことどう?」
ロイに尋ねられてラナは一瞬言葉に詰まった後、伝えた。
「……好きっ! 大好きよ、ロイッ!」
宣言したラナはロイに抱き付き再びキスした。
先ほどのような快楽を求めてではなく愛情を、何時までも一緒にいたいという意思からキスをした。
自分の名前を呼ばれたロイはラナに話しかけた。
「ろ、ロイ、なんで……」
正気に戻ったラナは、一瞬戸惑うがやがて記憶を少しずつ取り戻した。
ロイと一緒になった最後の夜。
分かれたとの勇者としての修行。
試練として入った聖剣の迷宮。
その時、魔族の罠にはめられ身体を陵辱され改造されてしまったこと。
魔族に操られ騎士団を殲滅したこと。
操られるがまま魔王の城へ行き、魔王の配下を倒し最後には魔王も手に掛けたこと。
その後、快楽に溺れた自分が更なる快楽を求めて殺戮を魔族以上の淫乱な行動を行った事。
それでも飽き足らず人間の世界に自らの快楽のために侵略していること。
そして、ロイを手に掛けようとし、快楽を求めて組み敷いていること。
「い」
全てを思い出したラナは呆然とし、次いで恐怖と怒りと、羞恥、罪悪感が心の中を覆い尽くし絶望に沈んだ。
「いやあああああっっ」
自分の姿に、淫乱な行いに、これまで犯してきた過ちに、正気に戻って気が付いたラナは、悲鳴を上げた。
「い、いや、ち、違う! これは、あうっ」
しかもロイに、最愛の幼馴染みに、守ると誓った相手に見られあまつさえ殺そうとした。幸いに回避できたが、自分の快楽のために嬲るためだ。
「いやああああっっ」
自分の見せたくない部分を思いっきり見られてしまったラナは再び悲鳴を上げた。
「見ないで! 見ないで! お願い! 見ないでええっっっ!」
ロイから離れたラナは、逃げようとした。
だが、激しすぎる快楽で足腰が立たなくなったラナは、その場に倒れてしまった。
「見ないでええっっっ!」
自分の淫ら身体を、妖しくうねる触手の付いた触手鎧に覆われた姿を、絶え間ない刺激により肥大しただらしない卑猥な胸を、淫靡な曲線を描くようにふっくらとした身体を、幾度もの性交により膨れてしまった恥肉を。
見られないように両腕で胸と股間を隠し、背を向けて丸まるが、淫靡に改造された身体は細い腕からこぼれて背中姿さえ欲情させてしまう程、淫らだった。
「ラナ」
そんなラナにロイは近づく。
「い、嫌っ、来ないで!」
これ以上見られたくないラナは叫ぶがロイはなお近づき、自分の上着をラナの肩に掛けた。
「ろ、ロイ」
思わぬ、ロイの行動にラナは驚く。
「や、止めてよ。こんな落ちた勇者なんて、一緒にいるだけであなたまで穢れてしまうわ」
魔族の手に落ち、騎士団を壊滅させてしまった。
魔王は倒し魔族の多くを滅ぼしたが、人間の世界に攻め込んで淫らな行為を行った自分など、一緒にいるだけで罪に問われると、ラナは思った。
「でも、ラナの側にいたい」
「!」
だがロイの一言でラナは救われた。
「そ、そんな、あたし、エッチな事一杯して」
「うん、だけど、それでも良いよ。ラナ。あうっ」
酷い姿を、他人を強姦している姿を見たロイだがラナを求めた。
「で、でも、あなたに剣を向けてしまったし」
「鎧に操られて正気じゃ無かったんだろう、うっ。それに僕が、あうっ、良かったんだろう」
「そ、そりゃあ……」
ロイに性交して貰ってラナは嬉しかった。
あの快感は今まで感じたことのない素晴らしい物だった。
おかげで正気に戻り、こうしてロイと話が出来るのだ。
「い、一緒にいたいけど、一杯酷い事しちゃったし」
「それでも、あうっ、ラナと一緒に、うっ、居たいんだ、よ、はうっ」
「こ、こんな私でも?
「あうっ」
「……って、なんでこんな大事なときに気色の悪い声上げるの!」
時折入るロイの喘ぎ声を耳元で聞かされたラナは怒りだした。
「我慢しているんだけど、おうっ、君の触手が、あうっ、絡み付いてきて刺激するんだ」
「ぎゃああああああっっっっっっ」
振り返ったラナがロイの身体を見ると、鎧から映えた触手がロイの身体を弄っていた。
特に触手の一本はロイの逸物を咥えて扱いていた。
「止めなさい!」
顔を真っ赤に染めたラナは、触手を引き抜こうとした。
しかし、勢いよく引っ張ったため、触手は途中でちぎれてしまった。
残った部分はなおも扱くのを止めない。
「ええい! 離れろ!」
ラナは残った部分を手で剥ぎ取り、残りの触手も切り刻んでロイを解放した。
「うううっっ」
ようやく終えたラナは意識していなかったとはいえ自分が再び痴態を見せてしまったことに顔を真っ赤にして俯いてしまった。
「ラナ」
だが、ロイはラナの顔を両手で抱えると顔を上げ、口づけした。
「!」
突然の事にラナは驚いた。
ロイの舌が入ってきてもされるがままだった。
「ぷはっ」
長い時間キスをされてようやく解放されて、暫く経ってから、ようやくキスだったとラナは気が付いた。
「な、なにを……」
「キスだよ」
「わ、分かっているけど」
「どうして」
「好きだから」
「!」
ロイの言葉にラナは顔が真っ赤になる。
だが、凄く嬉しかった。
「ラナ」
「な、なに?」
「ラナは僕のことどう?」
ロイに尋ねられてラナは一瞬言葉に詰まった後、伝えた。
「……好きっ! 大好きよ、ロイッ!」
宣言したラナはロイに抱き付き再びキスした。
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