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箱隠しの章
恋心
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学校の食堂で炒飯の大盛りを腹にしまいこんだ良太は、
どこか物足りなそうに皿を見つめていた。
向かいの席では、関が「本日のスペシャルラーメン」を
勿体つけながら食べ始めているところだった。
後に続いて慎也がカレーを持ちながら
「うわっ、もぅ食べ終わってるじゃん」
と良太が食べ終わってるのを悲観しながら席へと着いた。
「ハハッ、来るのが遅いんだよ」
「仕方が無いだろ、カレーは人気メニューだからな!!」
良太がカレーを配膳しているエリアに目をやると
そこには相変わらずの長蛇の列が出来ていた。
「よく、あんな長い列に並ぶ気が起きるよな?!」
見るからに並ぶ気が起きないカレーのエリアから
視線を戻しながら良太は慎也に聞き返した。
「なんて言ったって、カレーは値段が安いからな!!コスパ最高だぜ!!」
慎也はそう言いながら、最初の一口目をほお張った。
「ところでさ?!良太はいつ告白するんだ?」
何気ない慎也の問いかけに良太は一瞬固まてしまったが…
「何で急にそんな話になるんだ?」
急な質問に若干の焦りを感じても
直ぐに冷静になり質問を切り替えした。
しかし、慎也は良太にさらなる追撃をする。
「今朝だって何だかんだでいい雰囲気だったじゃん」
「一層の事、早く告白してしまえばいいじゃないか?」
「見てたのかよ?!」
あの女子達に囲まれて、さらにその女子達に笑われてる状況の中
慎也が自分を見ていた事に良太は驚きを隠せなかった。
「いやぁ、確かに笑われてたのはきつかったけど…」
「良太のあの反応が面白すぎて笑いを堪えるのに必死に顔隠してたんだよ」
今朝の態度はあえて不機嫌な態度を見せていた、慎也であったが…
「えっ、今朝の事怒ってなかったの?」
と関が口にすると
「怒ってたよ!!」
と良太と慎也は間髪入れずに関に言い返した。
「どっちなんだよ?!」
と関は二人に言われた事で困惑した表情を浮かべていたが
すぐさま、何事もなかったのかようにラーメンを啜りはじめる関であった。
良太と慎也は互いに顔合わせると、関の食欲に笑い出しそうになっていた。
昼食が終わり、3人で教室に戻ると、
クラスの女子達と楽しそうに談笑している笹川が目に入ってきた。
笹川 心(ささかわ こころ)
誰ともでも仲良くし、クラスの皆に好かれている。
清楚な容姿に男女の関係なく話す彼女は
良太にとって人生初めての意中の人である。
良太のそんな、密かな恋心を知っているのは
慎也だけである。慎也もそれを応援しているが
当の本人が告白に踏み切れない事にもどかしさを感じている。
良太は机に頬杖を付きながら笹川に見とれていると
「今がちゃぁ~んす」
と耳元で囁く声が聞こえた。
「うぉっ」
驚いて振り向くとそこには
ニヤニヤしながら慎也が立っていた。
「見とれてても何も始まらないぞ!!」
慎也がさらに囁いてくる。
「今この幸せな時間を満喫できるのは俺だけの特権だぞ!!」
と良太は言い返すが・・・
「ほほぅ、見てるだけで満足ですか?」
と慎也が詰め寄る。
「何々?何の話?」
と関が近づいてきた。
「いやぁ、良太にはですね…実は秘密が…」
と慎也が関にそう告げた時、クラスメイトの小森が近づいてきた。
「面白そうじゃん俺にも教えてよ」
小森 京介(こもり きょうすけ)
小森は去年の2月ぐらいに東京から神鳴町に引っ越してきた。
まだ特定のグループに入っていない為、誰にでも話しかける
都会っ子。
まさかの乱入に慎也と関はどうしようとばかりに
視線で良太に訴えかけている。
俺はしょうがないなぁと素振りをして
「いや、大した事じゃないんだけど・・・」
そう言うと良太は遠くを見つめながら
真面目な顔をして、
「関、慎也の関係をしてしまってどうしたらいいかわからないんだ」
「おぃおぃ、何をさらっと嘘をぶっこいてるんだ」
慌てて、慎也が訂正に入る。
「アハハハハハハ」
小森のツボに入ったのか、それとも只の空笑いか
小森の事を良く知らない良太には判断ができなかった。
「ハァハァハァ・・・・今の真面目な顔でそういう事を言うとは思わなかったよ」
どうやら小森は純粋に笑ってくれたらしい。
「じゃぁ今度は僕が面白い話を聞かせるよ・・・」
小森は途端に真面目な顔つきになって、話しを始めた。
「今、皆好きな人いる?」
顔を見合わせる3人組み
「気になってる人はいるけど、好きかどうかと言われると何とも言えないな」
歯切れの悪い返答で良太がはぐらかしたが
小森は良太にかまいもせずに話を続け始めた。
「今から話すことは、どうも神鳴高校の噂程度の話なんだけど」
「絶対好きな人と付き合える方法あるらしいんだ」
良太は瞳孔が開き若干前のめりで小森の話に耳を傾けた。
もしその噂が本当なら、実践してみる価値があるんじゃないかと・・・
笹川に告白できない良太にとって眉唾の話かもしれないが
好奇心に負けていつにもなく、良太は真面目な顔していた。
どこか物足りなそうに皿を見つめていた。
向かいの席では、関が「本日のスペシャルラーメン」を
勿体つけながら食べ始めているところだった。
後に続いて慎也がカレーを持ちながら
「うわっ、もぅ食べ終わってるじゃん」
と良太が食べ終わってるのを悲観しながら席へと着いた。
「ハハッ、来るのが遅いんだよ」
「仕方が無いだろ、カレーは人気メニューだからな!!」
良太がカレーを配膳しているエリアに目をやると
そこには相変わらずの長蛇の列が出来ていた。
「よく、あんな長い列に並ぶ気が起きるよな?!」
見るからに並ぶ気が起きないカレーのエリアから
視線を戻しながら良太は慎也に聞き返した。
「なんて言ったって、カレーは値段が安いからな!!コスパ最高だぜ!!」
慎也はそう言いながら、最初の一口目をほお張った。
「ところでさ?!良太はいつ告白するんだ?」
何気ない慎也の問いかけに良太は一瞬固まてしまったが…
「何で急にそんな話になるんだ?」
急な質問に若干の焦りを感じても
直ぐに冷静になり質問を切り替えした。
しかし、慎也は良太にさらなる追撃をする。
「今朝だって何だかんだでいい雰囲気だったじゃん」
「一層の事、早く告白してしまえばいいじゃないか?」
「見てたのかよ?!」
あの女子達に囲まれて、さらにその女子達に笑われてる状況の中
慎也が自分を見ていた事に良太は驚きを隠せなかった。
「いやぁ、確かに笑われてたのはきつかったけど…」
「良太のあの反応が面白すぎて笑いを堪えるのに必死に顔隠してたんだよ」
今朝の態度はあえて不機嫌な態度を見せていた、慎也であったが…
「えっ、今朝の事怒ってなかったの?」
と関が口にすると
「怒ってたよ!!」
と良太と慎也は間髪入れずに関に言い返した。
「どっちなんだよ?!」
と関は二人に言われた事で困惑した表情を浮かべていたが
すぐさま、何事もなかったのかようにラーメンを啜りはじめる関であった。
良太と慎也は互いに顔合わせると、関の食欲に笑い出しそうになっていた。
昼食が終わり、3人で教室に戻ると、
クラスの女子達と楽しそうに談笑している笹川が目に入ってきた。
笹川 心(ささかわ こころ)
誰ともでも仲良くし、クラスの皆に好かれている。
清楚な容姿に男女の関係なく話す彼女は
良太にとって人生初めての意中の人である。
良太のそんな、密かな恋心を知っているのは
慎也だけである。慎也もそれを応援しているが
当の本人が告白に踏み切れない事にもどかしさを感じている。
良太は机に頬杖を付きながら笹川に見とれていると
「今がちゃぁ~んす」
と耳元で囁く声が聞こえた。
「うぉっ」
驚いて振り向くとそこには
ニヤニヤしながら慎也が立っていた。
「見とれてても何も始まらないぞ!!」
慎也がさらに囁いてくる。
「今この幸せな時間を満喫できるのは俺だけの特権だぞ!!」
と良太は言い返すが・・・
「ほほぅ、見てるだけで満足ですか?」
と慎也が詰め寄る。
「何々?何の話?」
と関が近づいてきた。
「いやぁ、良太にはですね…実は秘密が…」
と慎也が関にそう告げた時、クラスメイトの小森が近づいてきた。
「面白そうじゃん俺にも教えてよ」
小森 京介(こもり きょうすけ)
小森は去年の2月ぐらいに東京から神鳴町に引っ越してきた。
まだ特定のグループに入っていない為、誰にでも話しかける
都会っ子。
まさかの乱入に慎也と関はどうしようとばかりに
視線で良太に訴えかけている。
俺はしょうがないなぁと素振りをして
「いや、大した事じゃないんだけど・・・」
そう言うと良太は遠くを見つめながら
真面目な顔をして、
「関、慎也の関係をしてしまってどうしたらいいかわからないんだ」
「おぃおぃ、何をさらっと嘘をぶっこいてるんだ」
慌てて、慎也が訂正に入る。
「アハハハハハハ」
小森のツボに入ったのか、それとも只の空笑いか
小森の事を良く知らない良太には判断ができなかった。
「ハァハァハァ・・・・今の真面目な顔でそういう事を言うとは思わなかったよ」
どうやら小森は純粋に笑ってくれたらしい。
「じゃぁ今度は僕が面白い話を聞かせるよ・・・」
小森は途端に真面目な顔つきになって、話しを始めた。
「今、皆好きな人いる?」
顔を見合わせる3人組み
「気になってる人はいるけど、好きかどうかと言われると何とも言えないな」
歯切れの悪い返答で良太がはぐらかしたが
小森は良太にかまいもせずに話を続け始めた。
「今から話すことは、どうも神鳴高校の噂程度の話なんだけど」
「絶対好きな人と付き合える方法あるらしいんだ」
良太は瞳孔が開き若干前のめりで小森の話に耳を傾けた。
もしその噂が本当なら、実践してみる価値があるんじゃないかと・・・
笹川に告白できない良太にとって眉唾の話かもしれないが
好奇心に負けていつにもなく、良太は真面目な顔していた。
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