740 / 1,110
王国の闇
第727話 姫の居場所
しおりを挟む
――時は少し遡り、白猫亭にてヒナはマホの看病を行い、エリナが宿の外で白面の襲撃を警戒をしていた所、彼女が慌てた様子で宿の中に戻って来た。
「ヒナさん、大変っす!!ひ、姫様が来ました!!」
「えっ!?」
「……邪魔をするぞ」
「ううっ……」
宿に訪れたのは身体が濡れた状態のシノビとリノであり、気絶したリノをシノビが背負った状態で現れた。ここまでの道中に何度か白面に襲われ、傷だらけになりながらもシノビはリノを白猫亭まで運び込む。
どうしてシノビがこの場所を選んだのかというと、ここはテンが管理する宿屋であり、他に行く当てがなかったのでこの場所にリノを避難させるしかなかった。まだ気を失ったままのリノをヒナに任せ、シノビは外へ向かう。
「姫の事を頼む……」
「え、あ、あのっ……」
「必ず後で迎えに行く、それまでは守ってくれ」
「あ、ちょっと!?」
シノビはそれだけを告げると風魔を片手に走り出し、残されたヒナとエリナは困り果てるが、とりあえずはリノの服を脱がせ、濡れた身体を拭いた後にベッドに横にさせる。
最初の内はヒナはリノとマホの看病を行っていたが、姫がここにいる事が勘付かれたのか白面の集団が襲撃を仕掛け、その対応のためにヒナは家中の出入口になる扉や窓を全て封鎖して立て籠もる。エリナは屋根の上にて敵を迎撃し、そして遂にテン達が辿り着いた――
「――うりゃりゃりゃっ!!」
「このっ、しつこいっす!!」
『ぎゃああっ!?』
屋根の上にてエリナは次々と別の建物に立つ白面の急所を矢で貫き、戦闘不能に追い込む。彼女はエルマのような魔弓術の類は扱えないが、敵の動きを先読みして矢を放ち、的確に命中させる。
ルナの方は持ち前の怪力で戦斧を振り回し、次々と敵を吹き飛ばす。その一方で地上の方では鬼のような強さでテンが白面の集団を蹴散らしていた。
「ふんっ!!」
「がはぁっ!?」
「ぐあっ!?」
「うぎゃっ!?」
退魔刀を振り払うだけでテンは一度の攻撃で最低でも三人は吹き飛ばし、次々と集まる白面の暗殺者を吹き飛ばす。彼女は白猫亭を守るために全力を尽くし、更にここでテンを取り囲んでいた白面の元に無数の矢が降り注ぐ。
「テン!!遅くなりました!!」
「エルマ、やっと来たのかい!!行くよ、相棒!!」
「団長を助けろ!!」
「行くぞぉおおっ!!」
遂に白馬に跨ったエルマが駆けつけると、彼女の後方にも聖女騎士団の騎士達が続き、一気に形成は逆転した。白面の暗殺者を相手に歴戦の猛者が襲い掛かり、一気に殲滅する。
「うらぁっ!!」
「がはぁっ!?」
「せいっ!!」
「「「ぎゃうっ!?」」」
テンは退魔刀で敵を吹き飛ばし、エルマは彼女を狙う他の白面を弓で連射して急所を撃ち抜く。他の者達もテンに負けずに白面の暗殺者を叩きのめし、遂に白猫亭の周囲に集まっていた白面を一掃させた。
致命傷を避けた白面はその場を逃げ出し、無事に白猫亭を守れた事にテンは安堵するが、安心している場合ではない。すぐに彼女は宿の中に呼びかけ、中に居るはずのヒナ達の安否を確認する。
「ヒナ!!無事かい!?クロネは!?」
「だ、大丈夫!!クロネさんも平気です!!それにマホ魔導士とお姫様が……」
「良かった……」
マホも無事である事を知ったエルマは安堵するが、ここでゴンザレスとガロの名前が出てこない事に気付く。ランファンが負傷したゴンザレスとガロを連れて白猫亭に一旦戻るように指示していたのだが、三人がこの場所に居ないのかと戸惑う。
「ゴンザレスとガロは!?一緒ではないのですか!?」
「えっ!?いや、知りませんけど……」
「そんなっ……ランファンは何処に!?」
ランファン達が戻っていない事を知ったエルマは焦りを抱くが、このときに足音が鳴り響く。何の音かと全員が振り返ると、そこにはゴンザレスとランファンを両腕で抱え、ガロを縄で腰に括り付けたゴウカが姿を現す。
『ふはははっ!!やっと見つけたぞ、ここに集まっていたか!!』
「あ、あれは……確か黄金級冒険者の?」
「……ゴウカ!?どうしてここに!?」
黄金級冒険者であるゴウカが気絶したゴンザレスとランファンを抱え、ガロを縛り付けている光景を見てテン達は戸惑う。
三人とも死んではおらず、それでも重傷を負っていた。そんな三人を抱えたゴウカは白猫亭の前に迫ると、テン達は身構える。そんな彼女達に対してゴウカは意外にもゴンザレスとランファンを解放し、ガロをテンに向けて放り投げる。
『受け取れっ!!』
「うわっ!?」
「ガロ、無事ですか!?」
「うぐぅっ……!?」
咄嗟にテンがガロを受け止めると、すぐにエルマが声を掛けた。ガロは身体を震わせ、彼女の顔を確認すると口を開く。
「あ、あいつだ……あいつにやられた」
「えっ……」
「あいつは……化物だ、逃げろ……」
『はっはっはっ!!化物とは失礼だな!!』
ガロは怯えた様子でゴウカを指差し、するとゴウカは自分を化物呼ばわりしたガロに対して特に怒る様子もなく、むしろ嬉しそうな笑い声をあげた。しかし、ガロの言葉を聞いてエルマは怒りを抱く。
「ヒナさん、大変っす!!ひ、姫様が来ました!!」
「えっ!?」
「……邪魔をするぞ」
「ううっ……」
宿に訪れたのは身体が濡れた状態のシノビとリノであり、気絶したリノをシノビが背負った状態で現れた。ここまでの道中に何度か白面に襲われ、傷だらけになりながらもシノビはリノを白猫亭まで運び込む。
どうしてシノビがこの場所を選んだのかというと、ここはテンが管理する宿屋であり、他に行く当てがなかったのでこの場所にリノを避難させるしかなかった。まだ気を失ったままのリノをヒナに任せ、シノビは外へ向かう。
「姫の事を頼む……」
「え、あ、あのっ……」
「必ず後で迎えに行く、それまでは守ってくれ」
「あ、ちょっと!?」
シノビはそれだけを告げると風魔を片手に走り出し、残されたヒナとエリナは困り果てるが、とりあえずはリノの服を脱がせ、濡れた身体を拭いた後にベッドに横にさせる。
最初の内はヒナはリノとマホの看病を行っていたが、姫がここにいる事が勘付かれたのか白面の集団が襲撃を仕掛け、その対応のためにヒナは家中の出入口になる扉や窓を全て封鎖して立て籠もる。エリナは屋根の上にて敵を迎撃し、そして遂にテン達が辿り着いた――
「――うりゃりゃりゃっ!!」
「このっ、しつこいっす!!」
『ぎゃああっ!?』
屋根の上にてエリナは次々と別の建物に立つ白面の急所を矢で貫き、戦闘不能に追い込む。彼女はエルマのような魔弓術の類は扱えないが、敵の動きを先読みして矢を放ち、的確に命中させる。
ルナの方は持ち前の怪力で戦斧を振り回し、次々と敵を吹き飛ばす。その一方で地上の方では鬼のような強さでテンが白面の集団を蹴散らしていた。
「ふんっ!!」
「がはぁっ!?」
「ぐあっ!?」
「うぎゃっ!?」
退魔刀を振り払うだけでテンは一度の攻撃で最低でも三人は吹き飛ばし、次々と集まる白面の暗殺者を吹き飛ばす。彼女は白猫亭を守るために全力を尽くし、更にここでテンを取り囲んでいた白面の元に無数の矢が降り注ぐ。
「テン!!遅くなりました!!」
「エルマ、やっと来たのかい!!行くよ、相棒!!」
「団長を助けろ!!」
「行くぞぉおおっ!!」
遂に白馬に跨ったエルマが駆けつけると、彼女の後方にも聖女騎士団の騎士達が続き、一気に形成は逆転した。白面の暗殺者を相手に歴戦の猛者が襲い掛かり、一気に殲滅する。
「うらぁっ!!」
「がはぁっ!?」
「せいっ!!」
「「「ぎゃうっ!?」」」
テンは退魔刀で敵を吹き飛ばし、エルマは彼女を狙う他の白面を弓で連射して急所を撃ち抜く。他の者達もテンに負けずに白面の暗殺者を叩きのめし、遂に白猫亭の周囲に集まっていた白面を一掃させた。
致命傷を避けた白面はその場を逃げ出し、無事に白猫亭を守れた事にテンは安堵するが、安心している場合ではない。すぐに彼女は宿の中に呼びかけ、中に居るはずのヒナ達の安否を確認する。
「ヒナ!!無事かい!?クロネは!?」
「だ、大丈夫!!クロネさんも平気です!!それにマホ魔導士とお姫様が……」
「良かった……」
マホも無事である事を知ったエルマは安堵するが、ここでゴンザレスとガロの名前が出てこない事に気付く。ランファンが負傷したゴンザレスとガロを連れて白猫亭に一旦戻るように指示していたのだが、三人がこの場所に居ないのかと戸惑う。
「ゴンザレスとガロは!?一緒ではないのですか!?」
「えっ!?いや、知りませんけど……」
「そんなっ……ランファンは何処に!?」
ランファン達が戻っていない事を知ったエルマは焦りを抱くが、このときに足音が鳴り響く。何の音かと全員が振り返ると、そこにはゴンザレスとランファンを両腕で抱え、ガロを縄で腰に括り付けたゴウカが姿を現す。
『ふはははっ!!やっと見つけたぞ、ここに集まっていたか!!』
「あ、あれは……確か黄金級冒険者の?」
「……ゴウカ!?どうしてここに!?」
黄金級冒険者であるゴウカが気絶したゴンザレスとランファンを抱え、ガロを縛り付けている光景を見てテン達は戸惑う。
三人とも死んではおらず、それでも重傷を負っていた。そんな三人を抱えたゴウカは白猫亭の前に迫ると、テン達は身構える。そんな彼女達に対してゴウカは意外にもゴンザレスとランファンを解放し、ガロをテンに向けて放り投げる。
『受け取れっ!!』
「うわっ!?」
「ガロ、無事ですか!?」
「うぐぅっ……!?」
咄嗟にテンがガロを受け止めると、すぐにエルマが声を掛けた。ガロは身体を震わせ、彼女の顔を確認すると口を開く。
「あ、あいつだ……あいつにやられた」
「えっ……」
「あいつは……化物だ、逃げろ……」
『はっはっはっ!!化物とは失礼だな!!』
ガロは怯えた様子でゴウカを指差し、するとゴウカは自分を化物呼ばわりしたガロに対して特に怒る様子もなく、むしろ嬉しそうな笑い声をあげた。しかし、ガロの言葉を聞いてエルマは怒りを抱く。
0
あなたにおすすめの小説
白の魔女の世界救済譚
月乃彰
ファンタジー
※当作品は「小説家になろう」と「カクヨム」にも投稿されています。
白の魔女、エスト。彼女はその六百年間、『欲望』を叶えるべく過ごしていた。
しかしある日、700年前、大陸の中央部の国々を滅ぼしたとされる黒の魔女が復活した報せを聞き、エストは自らの『欲望』のため、黒の魔女を打倒することを決意した。
そしてそんな時、ウェレール王国は異世界人の召喚を行おうとしていた。黒の魔女であれば、他者の支配など簡単ということを知らずに──。
最強の職業は付与魔術師かもしれない
カタナヅキ
ファンタジー
現実世界から異世界に召喚された5人の勇者。彼等は同じ高校のクラスメイト同士であり、彼等を召喚したのはバルトロス帝国の3代目の国王だった。彼の話によると現在こちらの世界では魔王軍と呼ばれる組織が世界各地に出現し、数多くの人々に被害を与えている事を伝える。そんな魔王軍に対抗するために帝国に代々伝わる召喚魔法によって異世界から勇者になれる素質を持つ人間を呼びだしたらしいが、たった一人だけ巻き込まれて召喚された人間がいた。
召喚された勇者の中でも小柄であり、他の4人には存在するはずの「女神の加護」と呼ばれる恩恵が存在しなかった。他の勇者に巻き込まれて召喚された「一般人」と判断された彼は魔王軍に対抗できないと見下され、召喚を実行したはずの帝国の人間から追い出される。彼は普通の魔術師ではなく、攻撃魔法は覚えられない「付与魔術師」の職業だったため、この職業の人間は他者を支援するような魔法しか覚えられず、強力な魔法を扱えないため、最初から戦力外と判断されてしまった。
しかし、彼は付与魔術師の本当の力を見抜き、付与魔法を極めて独自の戦闘方法を見出す。後に「聖天魔導士」と名付けられる「霧崎レナ」の物語が始まる――
※今月は毎日10時に投稿します。
神様、ちょっとチートがすぎませんか?
ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】
未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。
本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!
おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!
僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。
しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。
自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。
へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/
---------------
※カクヨムとなろうにも投稿しています
無能な勇者はいらないと辺境へ追放されたのでチートアイテム【ミストルティン】を使って辺境をゆるりと開拓しようと思います
長尾 隆生
ファンタジー
仕事帰りに怪しげな占い師に『この先不幸に見舞われるが、これを持っていれば幸せになれる』と、小枝を500円で押し売りされた直後、異世界へ召喚されてしまうリュウジ。
しかし勇者として召喚されたのに、彼にはチート能力も何もないことが鑑定によって判明する。
途端に手のひらを返され『無能勇者』というレッテルを貼られずさんな扱いを受けた上に、一方的にリュウジは凶悪な魔物が住む地へ追放されてしまう。
しかしリュウジは知る。あの胡散臭い占い師に押し売りされた小枝が【ミストルティン】という様々なアイテムを吸収し、その力を自由自在に振るうことが可能で、更に経験を積めばレベルアップしてさらなる強力な能力を手に入れることが出来るチートアイテムだったことに。
「ミストルティン。アブソープション!」
『了解しましたマスター。レベルアップして新しいスキルを覚えました』
「やった! これでまた便利になるな」
これはワンコインで押し売りされた小枝を手に異世界へ突然召喚され無能とレッテルを貼られた男が幸せを掴む物語。
~ワンコインで買った万能アイテムで幸せな人生を目指します~
どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
蒼天のグリモワール 〜最強のプリンセス・エリン〜
雪月風花
ファンタジー
この世界には、悪魔の書と呼ばれる魔導書が存在する。書は選ばれし者の前に現れ所有者に人智を超えた強大な力を与えるが、同時に破滅をもたらすとも言われている。 遥か五百年の昔。天空の王国・イーシュファルトにおいて、王兄の息子レオンハルトが王国秘蔵の魔導書『蒼天のグリモワール』を盗み出した。強大な力を手にしたレオンハルトは王国に石化の呪いをかけて国を丸ごと石化させると、忽然と姿を消した。こうしてイーシュファルトは地上の人々から忘れ去られ、その歴史から姿を消すこととなった。
そして五百年の後。突如、王国の姫・エリン=イーシュファルトの石化が解ける。レオンハルトへの復讐と王国の再起を誓ったエリンは王国最奥部の秘密の宝物庫に赴き、そこに隠された悪魔の書を手にする。それこそがレオンハルトの持って行った儀式用の写本ではない、悪魔の王が封じられた本物の『蒼天のグリモワール』だったのだ。
王国イチの超絶美少女にして武芸も魔法も超一流、悪魔と契約し、絶大な力を入手したエリンの復讐の旅が今始まる。
チートスキル【レベル投げ】でレアアイテム大量獲得&スローライフ!?
桜井正宗
ファンタジー
「アウルム・キルクルスお前は勇者ではない、追放だ!!」
その後、第二勇者・セクンドスが召喚され、彼が魔王を倒した。俺はその日に聖女フルクと出会い、レベル0ながらも【レベル投げ】を習得した。レベル0だから投げても魔力(MP)が減らないし、無限なのだ。
影響するステータスは『運』。
聖女フルクさえいれば運が向上され、俺は幸運に恵まれ、スキルの威力も倍増した。
第二勇者が魔王を倒すとエンディングと共に『EXダンジョン』が出現する。その隙を狙い、フルクと共にダンジョンの所有権をゲット、独占する。ダンジョンのレアアイテムを入手しまくり売却、やがて莫大な富を手に入れ、最強にもなる。
すると、第二勇者がEXダンジョンを返せとやって来る。しかし、先に侵入した者が所有権を持つため譲渡は不可能。第二勇者を拒絶する。
より強くなった俺は元ギルドメンバーや世界の国中から戻ってこいとせがまれるが、もう遅い!!
真の仲間と共にダンジョン攻略スローライフを送る。
【簡単な流れ】
勇者がボコボコにされます→元勇者として活動→聖女と出会います→レベル投げを習得→EXダンジョンゲット→レア装備ゲットしまくり→元パーティざまぁ
【原題】
『お前は勇者ではないとギルドを追放され、第二勇者が魔王を倒しエンディングの最中レベル0の俺は出現したEXダンジョンを独占~【レベル投げ】でレアアイテム大量獲得~戻って来いと言われても、もう遅いんだが』
【完結】イモリから始める異世界転生
里見知美
ファンタジー
井守聖子50歳。子猫を救おうとして用水路に転落して溺死。
気がついたら、白い部屋で神様と面接してました。
本当なら98歳で天寿を全うするところを、半分くらいでうっかり尽きてしまった私の命を拾った神様が言うことに。
「ちょっと人助けのバイトしない?」
人助けのバイトをして『徳』が貯まったら、次の人生は美味しいチート付きのを用意します、との事。
ええー、もう30年以上看護婦として仕事してきたんですよ、死んでもまだ仕事ですか。
……でもチート付きの人生、ちょっと気になる。
まあバイトだと思えば、気も楽か。
というわけで私、転生しました。
============================
完結しました!ちょっと前に書いて、途中やりになっていた作品を書き直しています。
未完なので、ぼちぼち完成させようと思います。気長にお付き合いいただけると嬉しいです。
カクヨムとなろうでも同作同時掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる