アンドロイドの歪な恋 〜PROJECT I〜

第一部 あとがき

いつもお読み頂き、また沢山のお気に入り登録をありがとうございます。まさかこんなに登録して頂けると思わなかったので、日に日に増えて行くお気に入り数に驚きつつも嬉しい気持ちでいっぱいです。

さて、まずは第一部が完結致しました。いかがでしたでしょうか？

最近はLGBTという性的マイノリティが話題になっています。あくまでも私自身の考えですが、人間は誰でも男性的な部分と女性的な部分を持っていると思っています。特に私自身に関して性的な面では、周りの同性よりも男性的な部分があると思っています。(私は女性で性の対象は男性ですが)

前回の「愛するよりも愛されたい」は女性的な視点で書きましたが、今回は自分の中の男性的な部分を全面に出して書いてみました。

良い意味でひとつ気になるのは、性描写のある回を更新するとお気に入りが増え、順位が少し上がるので、性描写を楽しみにしてくれている人が多いのかな？ということです。

特に雄飛の性的趣味がアブノーマルと判明した回が更新された時には、お気に入り数がいつもの倍に増えたのでちょっと笑ってしまいました・笑　私の書く性描写を気に入ってくれている方がいてくれて、とても嬉しく思います。

第二部はハレーとベネラが主役なので色気のあるシーンや性描写が一段と濃厚になります。また、ベネラの性質上、完全に男性向けになるかと思います。なので性描写に期待してくれている方にはより楽しんで頂けるのではないかと思っています。

通常のシーンもですが、私は基本的に、読んでくださる方が頭の中で想像しやすい文章を書くよう心がけています。特に性描写は読む人の五感？といったら大袈裟ですが、感覚を刺激するリアルな文章を意識しています。読みながらドキドキして頂けたら嬉しいです。

これは未来の話です。が、環境汚染、争い、性と死(死については三部で描く予定です)、妊娠、出産というテーマは過去、未来関係なく現代にも関係する話だと思っています。特にAIやロボットは確実に進化しており、近い将来、必ず私達の日常に当たり前のように存在する日が来ると思っています。

私は結婚していますが、子供はいません。若い頃は望んだこともあります。が、子供ができない体質だと分かったことやその他にも色々あって、今は子供を望む気持ちは全くありません。だから、女性登場人物の子供を産みたいと思う気持ちに理解できないことも多く、心理描写を書くのは大変だったりします。しかし、生きていく上で大事なテーマだと思っているので、次回の二部、ラストの三部できちんと書き切りたいと思っています。

イオが子供を産めない展開にしたのは少し可哀想かなとは思いましたが、子供を産めることが当たり前のことではないということを伝えたいと思い、このような展開になりました。また、雄飛が「子供のアンドロイドを作ればいい」と宣言しましたが、AIやロボットは日に日に進化を続けているので、こういう未来もあるのかなと思ったというのもあります。

次回、第二部のテーマは「ハレーとベネラは結ばれるのか？」「子供はできるのか？」第一部に比べると予想しやすい展開にはなるかなと思います。雄飛とイオのその後も少し描いています(性描写あり)そして、新キャラが二人登場します。一人は雄飛とイオの子供アンドロイド、もう一人は……こちらは読んでからのお楽しみということで。

もう少しで書き終わり、推敲に入るので11月中にはアップできるかと思いますので、引き続きお楽しみ頂ければ幸いです。

また、私は音楽から作品のインスピレーションを受けることが多いのですが、今回も執筆にあたり参考にした曲が沢山あるので、三部の完結後にあとがきで公開できたらと思っています。

まずは第一部、最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました。

松本ダリア