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第1話 焦らす心 *
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ハレーは訓練用の扉をショットガンで破壊した。凄まじい金属音が響き、扉は一瞬で崩壊。引っ掛かった扉を足で思い切り蹴り飛ばすとショットガンを担いだ。得意気な笑みを浮かべると、ハレーはベネラの肩に腕を回した。
「どうだ?」
「ふふっ、さすがはハレー。やるわね」
「じゃあ、約束通り好きにさせてもらうぜ。いいよな?」
すると、ベネラはハレーを見上げ、返事の代わりに大きなたれ目を細めて微笑を浮かべた。長いまつ毛が伏せられたその瞳は酷く妖艶で、ハレーは体の奥が微かに疼くのが分かった。
(堪んねえ……)
彼女の肩に腕を回したまま、ハレーはベネラの唇にキスをした。ついばむようなキスが徐々に熱を帯びる。入り込んできた彼女の熱い舌先をハレーは自身の舌でたっぷりと絡め取った。
「んんっ……はぁっ」
ベネラは甘い吐息を漏らすとハレーの首筋に腕を回した。素直に求めて来る彼女の姿にハレーは体の奥の疼きが大きくなるのを感じた。ショットガンを床に放り、すぐ後ろの大きな柱に彼女の背中を押し付けると緩く波打つ長い赤髪を耳元から乱暴にかき上げた。
露になる白い首筋と豊満な胸元。黒いレザーのノースリーブの下に隠されたそれは、イオのふくよかな胸よりもう一回り程大きい。ハレーは白い首筋に舌を這わしながら深いVネックの隙間に手を突っ込んで乱暴に胸をまさぐった。
「ああんっ……ハレー、ダメよ、もっと優しくしてくれなきゃ」
「……んだよ。好きにさせてくれるって言ったじゃねえか」
すると、ベネラは胸元に突っ込まれているハレーの手を掴み、唇を尖らせて言った。
「それ以上、乱暴にするなら私は帰るわよ」
「分かった、分かった。優しくすりゃあいいんだろ?」
ハレーは観念したようにそう言うとベネラの手を振りほどいた。そして彼女の引き締まった細い腰に腕を回すと、ぎゅっと抱き締めて唇に優しくキスをした。
「……悪かったな。ちょっと興奮しちまった」
「ふふっ、いいのよ。じゃあ、もう一度……」
ベネラは微笑むとハレーの大きな手をトップスの下に忍び込ませた。そして、膨らみに彼の手を導いた。
「……触りたかったんでしょ?」
そう言って自分を見上げるベネラの瞳は濃厚な熱を帯びていた。まるで、男を惑わすようなその瞳にハレーは息を飲んだ。
(イオは純情だった。ただひたすらオレの言いなりになって可愛い顔でオレの下で喘いでた。オレはそんなイオが好きだった。だが、ベネラは……イオとは全く違うタイプの女だ……)
ハレーはぼんやりとそう思いながら、彼女の豊満な膨らみを優しくゆっくりと揉みしだいた。
「あんっ……そうよ、ハレー……いいわ」
彼女の吐息交じりの甘い声が頭に響く。ハレーはまるで熱にうなされているような感覚に陥った。ふと、一年前に彼女と初めて肌を重ねた時のことを思い出し、ハレーは手を止めた。
「……ハレー、どうしたの?」
彼女の胸元に触れたまま、ぼんやりしているハレーを見て、ベネラは不思議そうに尋ねた。
「ああ……悪い。お前が初めて部屋に来た時のことを思い出しちまってな」
ベネラはあっという顔をすると、懐かしそうに微笑んで言った。
「ふふっ、懐かしいわね。確かあの時もあなた、私のされるがままになってたわね」
「ふん……うるせえよ」
ハレーはそう呟くと再び彼女の唇を塞いだ。そして、濃厚なキスを繰り返しながら、両手で膨らみを直に愛撫した。揉みしだきながら時折、先端の突起を弄る。ベネラは唇の隙間から甘い声を漏らしながら、ハレーの大きな両手に全身を委ねた。ハレーは体の疼きが更に大きくなり、欲望がはち切れそうになるのを感じた。
「ああっ、堪んねえ」
そう言うと、ミリタリーパンツの下に隠されているハレー自身を彼女のレザーロングスカートの上から内腿に押し付けた。
「ハレー、もう限界なの?」
「あ……ったり前だろ……そんなエロい声出されたらよ」
「私、そんなにエロい声出してたかしら?」
「ああ、十分出してたぜ?」
すると、ベネラは口元に微笑を浮かべた。意味深な表情にハレーは眉をひそめた。
「……なんだその顔は、もっと聞かせてくれねえのかよ」
「ふふっそれより……ここ、もう限界なんでしょ?私がイカせてあげるわ」
ベネラはそう言うと、自身の内腿に押し付けられているハレー自身をパンツの上から優しく撫でた。
「うっ……お前、まさか」
ベネラは色気たっぷりに微笑むと、ハレーの目を見つめたまま、彼のミリタリーパンツを脱がした。そして、下着に手をかけるとゆっくりと下に降ろした。露になったハレーの欲望は今にもはち切れそうに上を向いている。ベネラはそれをそっと握ると手を上下に動かした。
「うあっ……!」
突然、刺激が体中に広がり、ハレーは思わず声を上げた。ベネラはハレーの逞しい胸や首筋に優しく、時にキスを落としながら握ったその手を上下に動かし続けた。自分を見上げるその瞳、両手の指先で光る赤いネイル、視線の端にチラつく白い胸元が酷く妖艶で、ハレーは一気に体が火照るのを感じた。
「ベネラ……っ」
ハレーは彼女のトップスの裾に両手を掛けた。ベネラはハッとしたが、ハレーは彼女が動く前に両手を一気に持ち上げた。
「きゃっ!」
ベネラは驚いて立ち上がると下着を両手で隠した。ハレーはその手を掴んだ。
「悪いな。手荒な真似してよ」
「優しくしてって言ったでしょう?!」
「いい加減、待ちくたびれてんだ。一年もだぞ?服ぐらい脱がさせろ」
ベネラはこれまでハレーに裸を見せたことはない。もちろん、彼女の中に入れさせたことも一度もない。それは彼を翻弄して自分に夢中にさせ、暴走を止めることが目的だったからだ。しかし、何よりも大きかったのは彼女がハレーに恋愛感情を抱いていないことだった。自分の中に入れさせるのは本気になった男だけ、という彼女の譲れないポリシーがあるからだ。
ベネラはしばらく黙ったまま、ハレーの様子を伺っていた。彼の目はこれまでのような獲物を仕留めようとするギラギラとしたものではなかった。真剣で愛に満ち溢れていた。ベネラは集中力を高め、彼の心の中にそっと入り込んだ。
(好きな女の裸を見たいって思うのは悪いことじゃねえ。オレは愛してるんだ。こいつのことを……)
彼女には特殊な能力が備わっている。それが「相手の心を読むことができる」というものだ。しかし、ファンタジー映画や漫画のように自然に声が聞こえる訳ではない。相手が何を思っているのかを知りたい時にだけ相手の心の中に入ることができ、声が聞こえるようになるのだ。その能力はベネラがハレーの心を理解できるようにするために暁子がつけたものだった。
しかし、ベネラはハレーに対してその能力を使うことは殆どなかった。何故なら、ハレーは思ったことをすぐ態度や口に出すような単純で分かりやすい男だからだ。ベネラはそんな能力など使わずにハレーと肌を重ねること、接することを楽しんでいた。そして、彼の心の変化を確認する時にだけその能力を使った。もちろん、ハレーはベネラがそのような能力を持っていることを知らない。
(ハレー……随分と変わったわ。それに、こんなにも私に夢中になってくれてるなんて。悪い気はしないわ)
ベネラはハレーの変化を素直に嬉しく思った。と、同時に自分の中でも彼に対する気持ちが確実に変化していることを彼女は自覚していた。しかし、それはあまりに僅かな変化だった。だからそれが恋心なのかどうかは彼女にはまだ分からなかった。仮に恋だったとしても、彼女はもう二度と恋をするつもりはなかった。
「……いいわよ。じゃあ、脱がせて?」
口元を緩めるとハレーの頬を両手で包み込んで言った。
「ベネラ……」
ハレーはまず彼女のロングスカートに手を掛けた。腿の辺りまで深いスリットが入っており、そこからは彼女の逞しく美しい脚が僅かに見える。スリットの隙間に手を入れ、滑らかな肌の感触を確かめると甘い吐息を零しながらベネラが言った。
「んんっ……ハレー、何してるの?私の裸、見たいんでしょう……?」
「ああ、悪い。あまりにエロいからつい手を突っ込んでみたくなっちまった」
ハレーはそう言ってニヤリと笑った。
「も、もう……いいから、早くしなさい」
「分かった、分かった」
ハレーはロングスカートを脱がせた後、胸元と下部、両方の下着をゆっくりと脱がした。露になった豊満な胸、引き締まった腰と尻は形が整っている。それはまるで芸術品のようにとても美しい。上から下までゆっくりと視線を移すと、ハレーは生まれたままの彼女の体を抱き締めた。
「ああ……すげえ、キレイだ……」
そして、大きな手で再び膨らみをゆっくりと愛撫した。唇で触れた肌は滑らかで、ハレーはその心地良い感触を唇や舌先でなぞり、楽しんだ。
「んん……っああん……」
ベネラは自身の体が先程よりも比べものにならないくらい熱くなるのを感じた。
(ああ……奥が疼き出すこの感覚……久しぶりだわ……)
彼女はハレーに出会う前、暁子から紹介された男と初体験を済ませていた。彼はベネラにとって初恋の相手だったが、それは酷く切ないものだった。彼女はそれ以来、その初恋を記憶の彼方に追いやって、なるべく思い出さないようにした。
今、不意に彼女の脳裏に彼方に追いやったはずの記憶や忘れかけていた女としての快感が蘇ろうとしていた。下腹部が疼き出し、湿り気を帯びてくるのを感じた。
(ああ、触れて欲しい……でも、まだここは……。まだハレーを焦らしたい)
その時、ハレーが彼女の下腹部に手を伸ばした。彼女はその手を掴み、首を横に振った。
「ハレー……ここは、まだダメ」
「何言ってんだ。今、触って欲しいって顔、してただろ」
「そんなことないわ。じゃあ、代わりにこうしてあげる」
ベネラはそう言って微笑むと、ハレーの返事を待たずに彼の膝元に跪いた。そして、はち切れそうになっているハレー自身を豊満な膨らみで挟んだ。ハレーは驚いて声を上げた。
「お、お前……っ!」
ベネラはゆっくりと膨らみを動かし、真ん中に埋もれているそれを優しく愛撫した。ハレーは柔らかな彼女の肌に包み込まれている自分自身が徐々に熱くなっていくのを感じた。
「ああっ、べ、ベネラ、出すぞ……っ!」
ベネラはハレーを見上げ、微笑むと言った。
「いいわ。思い切り出して?」
そして、愛撫するスピードを一気に早めた。
「うああっ!」
ハレーは自身のありったけの欲望をベネラの谷間や首元に放出した。ベネラは最後に膨らみを思い切り寄せて搾り取ると、飛び散った白濁の雫を指ですくった。そして、舌先でぺろりと絡め取った。
「気持ち良かったでしょ?」
微笑んでそう言うベネラをハレーは肩で息をしながら抱き締めた。
「オレの部屋、行くぞ。次はお前の中に出させろ」
「ふふっ、焦りは禁物よ。美味しいものは後に残しておいた方が良いでしょう?」
ベネラはそう言ってにこりと笑った。その笑顔は酷く意地悪く、まるで小悪魔のようだった。
「どうだ?」
「ふふっ、さすがはハレー。やるわね」
「じゃあ、約束通り好きにさせてもらうぜ。いいよな?」
すると、ベネラはハレーを見上げ、返事の代わりに大きなたれ目を細めて微笑を浮かべた。長いまつ毛が伏せられたその瞳は酷く妖艶で、ハレーは体の奥が微かに疼くのが分かった。
(堪んねえ……)
彼女の肩に腕を回したまま、ハレーはベネラの唇にキスをした。ついばむようなキスが徐々に熱を帯びる。入り込んできた彼女の熱い舌先をハレーは自身の舌でたっぷりと絡め取った。
「んんっ……はぁっ」
ベネラは甘い吐息を漏らすとハレーの首筋に腕を回した。素直に求めて来る彼女の姿にハレーは体の奥の疼きが大きくなるのを感じた。ショットガンを床に放り、すぐ後ろの大きな柱に彼女の背中を押し付けると緩く波打つ長い赤髪を耳元から乱暴にかき上げた。
露になる白い首筋と豊満な胸元。黒いレザーのノースリーブの下に隠されたそれは、イオのふくよかな胸よりもう一回り程大きい。ハレーは白い首筋に舌を這わしながら深いVネックの隙間に手を突っ込んで乱暴に胸をまさぐった。
「ああんっ……ハレー、ダメよ、もっと優しくしてくれなきゃ」
「……んだよ。好きにさせてくれるって言ったじゃねえか」
すると、ベネラは胸元に突っ込まれているハレーの手を掴み、唇を尖らせて言った。
「それ以上、乱暴にするなら私は帰るわよ」
「分かった、分かった。優しくすりゃあいいんだろ?」
ハレーは観念したようにそう言うとベネラの手を振りほどいた。そして彼女の引き締まった細い腰に腕を回すと、ぎゅっと抱き締めて唇に優しくキスをした。
「……悪かったな。ちょっと興奮しちまった」
「ふふっ、いいのよ。じゃあ、もう一度……」
ベネラは微笑むとハレーの大きな手をトップスの下に忍び込ませた。そして、膨らみに彼の手を導いた。
「……触りたかったんでしょ?」
そう言って自分を見上げるベネラの瞳は濃厚な熱を帯びていた。まるで、男を惑わすようなその瞳にハレーは息を飲んだ。
(イオは純情だった。ただひたすらオレの言いなりになって可愛い顔でオレの下で喘いでた。オレはそんなイオが好きだった。だが、ベネラは……イオとは全く違うタイプの女だ……)
ハレーはぼんやりとそう思いながら、彼女の豊満な膨らみを優しくゆっくりと揉みしだいた。
「あんっ……そうよ、ハレー……いいわ」
彼女の吐息交じりの甘い声が頭に響く。ハレーはまるで熱にうなされているような感覚に陥った。ふと、一年前に彼女と初めて肌を重ねた時のことを思い出し、ハレーは手を止めた。
「……ハレー、どうしたの?」
彼女の胸元に触れたまま、ぼんやりしているハレーを見て、ベネラは不思議そうに尋ねた。
「ああ……悪い。お前が初めて部屋に来た時のことを思い出しちまってな」
ベネラはあっという顔をすると、懐かしそうに微笑んで言った。
「ふふっ、懐かしいわね。確かあの時もあなた、私のされるがままになってたわね」
「ふん……うるせえよ」
ハレーはそう呟くと再び彼女の唇を塞いだ。そして、濃厚なキスを繰り返しながら、両手で膨らみを直に愛撫した。揉みしだきながら時折、先端の突起を弄る。ベネラは唇の隙間から甘い声を漏らしながら、ハレーの大きな両手に全身を委ねた。ハレーは体の疼きが更に大きくなり、欲望がはち切れそうになるのを感じた。
「ああっ、堪んねえ」
そう言うと、ミリタリーパンツの下に隠されているハレー自身を彼女のレザーロングスカートの上から内腿に押し付けた。
「ハレー、もう限界なの?」
「あ……ったり前だろ……そんなエロい声出されたらよ」
「私、そんなにエロい声出してたかしら?」
「ああ、十分出してたぜ?」
すると、ベネラは口元に微笑を浮かべた。意味深な表情にハレーは眉をひそめた。
「……なんだその顔は、もっと聞かせてくれねえのかよ」
「ふふっそれより……ここ、もう限界なんでしょ?私がイカせてあげるわ」
ベネラはそう言うと、自身の内腿に押し付けられているハレー自身をパンツの上から優しく撫でた。
「うっ……お前、まさか」
ベネラは色気たっぷりに微笑むと、ハレーの目を見つめたまま、彼のミリタリーパンツを脱がした。そして、下着に手をかけるとゆっくりと下に降ろした。露になったハレーの欲望は今にもはち切れそうに上を向いている。ベネラはそれをそっと握ると手を上下に動かした。
「うあっ……!」
突然、刺激が体中に広がり、ハレーは思わず声を上げた。ベネラはハレーの逞しい胸や首筋に優しく、時にキスを落としながら握ったその手を上下に動かし続けた。自分を見上げるその瞳、両手の指先で光る赤いネイル、視線の端にチラつく白い胸元が酷く妖艶で、ハレーは一気に体が火照るのを感じた。
「ベネラ……っ」
ハレーは彼女のトップスの裾に両手を掛けた。ベネラはハッとしたが、ハレーは彼女が動く前に両手を一気に持ち上げた。
「きゃっ!」
ベネラは驚いて立ち上がると下着を両手で隠した。ハレーはその手を掴んだ。
「悪いな。手荒な真似してよ」
「優しくしてって言ったでしょう?!」
「いい加減、待ちくたびれてんだ。一年もだぞ?服ぐらい脱がさせろ」
ベネラはこれまでハレーに裸を見せたことはない。もちろん、彼女の中に入れさせたことも一度もない。それは彼を翻弄して自分に夢中にさせ、暴走を止めることが目的だったからだ。しかし、何よりも大きかったのは彼女がハレーに恋愛感情を抱いていないことだった。自分の中に入れさせるのは本気になった男だけ、という彼女の譲れないポリシーがあるからだ。
ベネラはしばらく黙ったまま、ハレーの様子を伺っていた。彼の目はこれまでのような獲物を仕留めようとするギラギラとしたものではなかった。真剣で愛に満ち溢れていた。ベネラは集中力を高め、彼の心の中にそっと入り込んだ。
(好きな女の裸を見たいって思うのは悪いことじゃねえ。オレは愛してるんだ。こいつのことを……)
彼女には特殊な能力が備わっている。それが「相手の心を読むことができる」というものだ。しかし、ファンタジー映画や漫画のように自然に声が聞こえる訳ではない。相手が何を思っているのかを知りたい時にだけ相手の心の中に入ることができ、声が聞こえるようになるのだ。その能力はベネラがハレーの心を理解できるようにするために暁子がつけたものだった。
しかし、ベネラはハレーに対してその能力を使うことは殆どなかった。何故なら、ハレーは思ったことをすぐ態度や口に出すような単純で分かりやすい男だからだ。ベネラはそんな能力など使わずにハレーと肌を重ねること、接することを楽しんでいた。そして、彼の心の変化を確認する時にだけその能力を使った。もちろん、ハレーはベネラがそのような能力を持っていることを知らない。
(ハレー……随分と変わったわ。それに、こんなにも私に夢中になってくれてるなんて。悪い気はしないわ)
ベネラはハレーの変化を素直に嬉しく思った。と、同時に自分の中でも彼に対する気持ちが確実に変化していることを彼女は自覚していた。しかし、それはあまりに僅かな変化だった。だからそれが恋心なのかどうかは彼女にはまだ分からなかった。仮に恋だったとしても、彼女はもう二度と恋をするつもりはなかった。
「……いいわよ。じゃあ、脱がせて?」
口元を緩めるとハレーの頬を両手で包み込んで言った。
「ベネラ……」
ハレーはまず彼女のロングスカートに手を掛けた。腿の辺りまで深いスリットが入っており、そこからは彼女の逞しく美しい脚が僅かに見える。スリットの隙間に手を入れ、滑らかな肌の感触を確かめると甘い吐息を零しながらベネラが言った。
「んんっ……ハレー、何してるの?私の裸、見たいんでしょう……?」
「ああ、悪い。あまりにエロいからつい手を突っ込んでみたくなっちまった」
ハレーはそう言ってニヤリと笑った。
「も、もう……いいから、早くしなさい」
「分かった、分かった」
ハレーはロングスカートを脱がせた後、胸元と下部、両方の下着をゆっくりと脱がした。露になった豊満な胸、引き締まった腰と尻は形が整っている。それはまるで芸術品のようにとても美しい。上から下までゆっくりと視線を移すと、ハレーは生まれたままの彼女の体を抱き締めた。
「ああ……すげえ、キレイだ……」
そして、大きな手で再び膨らみをゆっくりと愛撫した。唇で触れた肌は滑らかで、ハレーはその心地良い感触を唇や舌先でなぞり、楽しんだ。
「んん……っああん……」
ベネラは自身の体が先程よりも比べものにならないくらい熱くなるのを感じた。
(ああ……奥が疼き出すこの感覚……久しぶりだわ……)
彼女はハレーに出会う前、暁子から紹介された男と初体験を済ませていた。彼はベネラにとって初恋の相手だったが、それは酷く切ないものだった。彼女はそれ以来、その初恋を記憶の彼方に追いやって、なるべく思い出さないようにした。
今、不意に彼女の脳裏に彼方に追いやったはずの記憶や忘れかけていた女としての快感が蘇ろうとしていた。下腹部が疼き出し、湿り気を帯びてくるのを感じた。
(ああ、触れて欲しい……でも、まだここは……。まだハレーを焦らしたい)
その時、ハレーが彼女の下腹部に手を伸ばした。彼女はその手を掴み、首を横に振った。
「ハレー……ここは、まだダメ」
「何言ってんだ。今、触って欲しいって顔、してただろ」
「そんなことないわ。じゃあ、代わりにこうしてあげる」
ベネラはそう言って微笑むと、ハレーの返事を待たずに彼の膝元に跪いた。そして、はち切れそうになっているハレー自身を豊満な膨らみで挟んだ。ハレーは驚いて声を上げた。
「お、お前……っ!」
ベネラはゆっくりと膨らみを動かし、真ん中に埋もれているそれを優しく愛撫した。ハレーは柔らかな彼女の肌に包み込まれている自分自身が徐々に熱くなっていくのを感じた。
「ああっ、べ、ベネラ、出すぞ……っ!」
ベネラはハレーを見上げ、微笑むと言った。
「いいわ。思い切り出して?」
そして、愛撫するスピードを一気に早めた。
「うああっ!」
ハレーは自身のありったけの欲望をベネラの谷間や首元に放出した。ベネラは最後に膨らみを思い切り寄せて搾り取ると、飛び散った白濁の雫を指ですくった。そして、舌先でぺろりと絡め取った。
「気持ち良かったでしょ?」
微笑んでそう言うベネラをハレーは肩で息をしながら抱き締めた。
「オレの部屋、行くぞ。次はお前の中に出させろ」
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