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第十九話
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「どうした、シャルバイ。溜息なんかついて」
そう声を掛けたのはシャルバイの兄のルスランだった。
今は民政院の法官をしている。
シャルバイたちの両親は流行り病で若くして亡くなり、まだ幼かったシャルバイを育ててくれたのは兄のルスランとその妻のオリガだった。
二人にはシャルバイも頭が上がらない。
「溜息なんかついていましたか?」
「朝食を食べ始めてから5回は聞いたな」
横から口出ししたのは次兄のルファトだった。
ルファトは王立学問院で導師をしている。
やたらと細かく、シャルバイを揶揄うことを生きがいにしているところがある。
「女にでもフラれたか?」
シャルバイに似た端正な顔立ちを意地悪く歪めてこちらを見る。
「フラれてはいません、手を出せるような女じゃないんで」
思わず答えてしまったことに自分でも驚いた。
「いや、全然好みの女ではないので。胸だって小さいし」
かなりの女性を敵に回しそうな失言をする弟に生ぬるい視線を送る。
「ほう? 美人ではないのか」
「え? いや、まあ天使が現れたのかと思うくらい……美人と言っても14歳の子供ですよ!」
「14歳ねえ、あと2年もすれば結婚適齢期だな」
今気づいたとばかりに絶句する弟に残念な物を見る目でルファトは見る。
「どこの家の娘だ? お前が手が出せないなんてな」
珍しい物を見る目でルスランは弟を眺める。
女好きで19歳という年齢にしては女性経験は多すぎる弟が手を出せないと言う。
弟馬鹿かもしれないが、見目もよく頭の回転が速く将来性もあり実家が裕福な弟が求めれば、大抵の女はものに出来るのに。
「……ガーランド家の娘です」
「ああ、それは無理だな。父親がお前がどうあれ反対するな」
ルスランは頷き、ルファトは興味を失ったようで食事を再開する。
「……なんでこんなに嫌われなくてはいけないのでしょうか」
「知らん。昔のことだからな。ただ言えるのは当時の事を知っている、クルバン曽祖父様がどれほどの扱いをされても仕方ないと思うようなことをラスロ家はガーランドにしたと言うことだ」
ナイジェルのことを話すクルバンは少年のように目を輝かせていた。それはファーティマも一緒だった。
そのナイジェルに殉じたバハディルのことを聞くと酷く苦しげだった。
理由を聞いても決して教えてくれず、この事に触れると大抵クルバンは具合を悪くする。
小さく背中を丸めるクルバンに何も言えず、この事はラスロ家では禁句となっている。
シャルバイはこの気持ちを忘れようと考えた。
ほんの少し触れあっただけの少女だ、忘れることなど簡単だとこの時は思っていた。
シャルバイは馴染みの女の所から、帰る途中つい思い立って市場を通ることにした。
最近兄嫁のオリガが暑さ負けして、体調を崩してからやたらと白甜瓜を食べたがっていたことを思い出し、美味い白甜瓜でも買っていってやろうと思ったからだ。
王都近郊の農夫が市場の隅で白甜瓜を売っていた。
商売下手らしく昼近いというのにほとんど残った商品に半泣きになっていた。
味見するとなかなか美味い。
三十個ほどもある白甜瓜を屋敷まで運ぶなら全部買い取ると言うと狂喜する。
シャルバイの家は召使の数も多いし、近くの親族もよく出入りするので、大量に買っても問題なかろうと農夫を連れて帰路に立つ。
「シャルバイ様?」
もう聞くことはないと思っていた可憐な声が聞こえる。
忘れたと思っていた。
それなのにその一言だけで誰か分かった。
振り返るとアシュリンが驢馬に乗っていて、こちらに手を振っていた。
「こんなところで何をしている?」
「散歩です」
にこりと天使のような笑みを浮かべる。
「侍女はいないのか?」
周りにはそれらしき召使いは誰もいない。皆類稀な美貌のアシュリンをうっとりと見ている。
「はい、一人で出てきました」
途端に眉を顰める。
「黙って出てきたのか?」
「だって、外に出してもらえないのです」
「当たり前だ、良家の子女がそんなふらふら外に出るものじゃない。それに黙って出てきたら、お前についている侍女が咎められると考えないのか?」
「あ……」
しょんぼりと俯いている様は雨に濡れた白い花のようで酷く頼りない。
「仕方ない、送って行こう」
驢馬の幉をとって歩こうとすると
「あ、あの、シャルバイ様。シャルバイ様の御屋敷はこの近くですか?」
「まあ、そうだが」
ここからなら目と鼻の先だ。
「あの、あのですね」
何か言いづらそうにもじもじとする。俯いて頬を赤らめている様は可憐だ。
「か、厠をお貸しください」
「あ、ああ」
これ以上ないくらい真っ赤に染まった顔で涙目になって訴えるアシュリンに無表情のまま心の中で「可愛い」をシャルバイはずっと呟いていた。
時々、心の呟きが声に出ていたらしく、後からついてくる農夫に
「許婚様と仲がよろしいのですね」
と言われ、違う!上官の娘だ!と顔を真っ赤にしながら、全力で否定しているのをアシュリンが悲しそうに見ていたことにシャルバイは気づかなかった。
屋敷に着くと白甜瓜を運び込むように召使いに指示するとアシュリンをまた肩にのせる。
やはりシャルバイの頭にしがみ付いて来る。頭に時々当たる柔らかい感触をあまり考えないようにする。
そうでないと服の下にある白い身体を勝手に想像してしまいそうになるからだ。
「シャルバイ、お帰りなさい。あらそのお嬢さんはどなた?」
にこりとオリガが笑顔で出迎える。
「前に話していたトーマ大隊長の娘のアシュリンだ。足が悪いから世話してやってほしい」
「はじめまして、アシュリン・ガーランドです」
オリガの顔を見ると少し悲しそうな顔をアシュリンはした。
「オリガ・ラスロよ。このシャルバイの長兄の妻ですわ」
「え! あの、シャルバイ様の奥様ではないのですね」
「誰がこんな年増」
「あらあら、おほほほほほ。シャルバイったら、おむつを換えて差し上げた恩を忘れた様ね」
オリガの白い額に青筋が立ったような気がして、シャルバイは流石に分が悪いと視線を逸らす。
「そんなに小さくなかっただろうが」
「失礼、おねしょした布団だったわね。おほほほほ、いやねえと・し・をとると」
「……申し訳ありませんでした」
これ以上怒らせるとどんな暴露が始まるのか分からないので、素直に謝罪する。
「分かれば宜しい」
ビシッと言うと厠を貸してほしいというアシュリンの世話をする。
戻ってきたアシュリンを送って行こうとすると
「せっかくいらしたのだし、白甜瓜でも食べてらっしゃいな」
「だが、あまり遅いと誘拐だと思われそうだしな」
「もう、今更でしょう。少しくらい大丈夫よ、お嬢さんも喉が渇いたでしょう」
「はい、ありがとうございます」
にこりと笑うと光が差したように見える。
「可愛いわねえ、こんな妹が欲しいわあ」
「娘の間違いだろう」
何を図々しい事をと思っているとまたもや青筋を立てたオリガがいる。
「おほほほほ、……まだ分かってないようね」
「……大変申し訳ございません」
「何度も同じ間違いをするのは愚か者のすることでしてよ」
「肝に銘じます」
二人のやり取りを見ていたアシュリンはくすりと笑った。
オリガが持ってきた白甜瓜と果実水を美味しそうにアシュリンは食べていた。
白い指先で白甜瓜をつまみ、淡紅色の口元に持っていくのをぼうとシャルバイは見ていた。
そんな動作の一つ一つが流麗で艶かしく、見ていると妙な気分になる。
「なんで一人で散歩なんかしていたんだ?」
「え?」
食べる手を止めてシャルバイを見つめる。それだけでドキリと心臓が跳ねる。
「危ないだろう、お前のような……その、娘が」
美人がと言いかけて、何となく照れくさくて言い換えた。
「私は体が弱いし、足が悪いので、父様が外に出してくれないのです。この間の兄の結婚式も少し体調を崩したら、寝ているように言われて。大事にされているのは分かるのですが」
少しだけ大人びた表情で寂しそうに言うアシュリンを抱き寄せたくなる。
「護衛はつかないのか?」
ガーランド家ほどの家ならアシュリンに付けることは可能だろうに。
「……前に襲われかけました」
眉を寄せ、苦しそうに言う。
護衛対象の少女を襲うような者を擁護するつもりはないが、無理もないと思った。
この娘と二六時中一緒にいて理性を保てる者は少ないだろう。
あと二年ほどで結婚適齢期の来るアシュリンには降るように縁談が来るだろう。いやもう来ているのかもしれない。
名門ガーランド家の娘で類稀な美貌を持つ少女。
多少の体が弱いとはいえ、寝たきりでもないからあまり問題にはならないだろう。
二年後には誰かに隣に立ち、笑っているのだろう。
そして、自分以外の男に寝所で組み敷かれ……。想像すらしたくない。
また、同じことを繰り返すのか。
何かが囁いたように思えた。
「シャルバイ様?」
アシュリンに声を掛けられ、ハッとする。
「ああ、そろそろ行こう」
アシュリンの体を抱き上げて肩にのせる。慣れた様子で、シャルバイに頭に抱き付く。
オリガはその様子にあらあら仲が良いわねとシャルバイの心を見透かすような笑みを向ける。
「アシュリン、また来てちょうだいな」
「はい、お世話になりました」
アシュリンを驢馬にのせて幉をとる。
そう声を掛けたのはシャルバイの兄のルスランだった。
今は民政院の法官をしている。
シャルバイたちの両親は流行り病で若くして亡くなり、まだ幼かったシャルバイを育ててくれたのは兄のルスランとその妻のオリガだった。
二人にはシャルバイも頭が上がらない。
「溜息なんかついていましたか?」
「朝食を食べ始めてから5回は聞いたな」
横から口出ししたのは次兄のルファトだった。
ルファトは王立学問院で導師をしている。
やたらと細かく、シャルバイを揶揄うことを生きがいにしているところがある。
「女にでもフラれたか?」
シャルバイに似た端正な顔立ちを意地悪く歪めてこちらを見る。
「フラれてはいません、手を出せるような女じゃないんで」
思わず答えてしまったことに自分でも驚いた。
「いや、全然好みの女ではないので。胸だって小さいし」
かなりの女性を敵に回しそうな失言をする弟に生ぬるい視線を送る。
「ほう? 美人ではないのか」
「え? いや、まあ天使が現れたのかと思うくらい……美人と言っても14歳の子供ですよ!」
「14歳ねえ、あと2年もすれば結婚適齢期だな」
今気づいたとばかりに絶句する弟に残念な物を見る目でルファトは見る。
「どこの家の娘だ? お前が手が出せないなんてな」
珍しい物を見る目でルスランは弟を眺める。
女好きで19歳という年齢にしては女性経験は多すぎる弟が手を出せないと言う。
弟馬鹿かもしれないが、見目もよく頭の回転が速く将来性もあり実家が裕福な弟が求めれば、大抵の女はものに出来るのに。
「……ガーランド家の娘です」
「ああ、それは無理だな。父親がお前がどうあれ反対するな」
ルスランは頷き、ルファトは興味を失ったようで食事を再開する。
「……なんでこんなに嫌われなくてはいけないのでしょうか」
「知らん。昔のことだからな。ただ言えるのは当時の事を知っている、クルバン曽祖父様がどれほどの扱いをされても仕方ないと思うようなことをラスロ家はガーランドにしたと言うことだ」
ナイジェルのことを話すクルバンは少年のように目を輝かせていた。それはファーティマも一緒だった。
そのナイジェルに殉じたバハディルのことを聞くと酷く苦しげだった。
理由を聞いても決して教えてくれず、この事に触れると大抵クルバンは具合を悪くする。
小さく背中を丸めるクルバンに何も言えず、この事はラスロ家では禁句となっている。
シャルバイはこの気持ちを忘れようと考えた。
ほんの少し触れあっただけの少女だ、忘れることなど簡単だとこの時は思っていた。
シャルバイは馴染みの女の所から、帰る途中つい思い立って市場を通ることにした。
最近兄嫁のオリガが暑さ負けして、体調を崩してからやたらと白甜瓜を食べたがっていたことを思い出し、美味い白甜瓜でも買っていってやろうと思ったからだ。
王都近郊の農夫が市場の隅で白甜瓜を売っていた。
商売下手らしく昼近いというのにほとんど残った商品に半泣きになっていた。
味見するとなかなか美味い。
三十個ほどもある白甜瓜を屋敷まで運ぶなら全部買い取ると言うと狂喜する。
シャルバイの家は召使の数も多いし、近くの親族もよく出入りするので、大量に買っても問題なかろうと農夫を連れて帰路に立つ。
「シャルバイ様?」
もう聞くことはないと思っていた可憐な声が聞こえる。
忘れたと思っていた。
それなのにその一言だけで誰か分かった。
振り返るとアシュリンが驢馬に乗っていて、こちらに手を振っていた。
「こんなところで何をしている?」
「散歩です」
にこりと天使のような笑みを浮かべる。
「侍女はいないのか?」
周りにはそれらしき召使いは誰もいない。皆類稀な美貌のアシュリンをうっとりと見ている。
「はい、一人で出てきました」
途端に眉を顰める。
「黙って出てきたのか?」
「だって、外に出してもらえないのです」
「当たり前だ、良家の子女がそんなふらふら外に出るものじゃない。それに黙って出てきたら、お前についている侍女が咎められると考えないのか?」
「あ……」
しょんぼりと俯いている様は雨に濡れた白い花のようで酷く頼りない。
「仕方ない、送って行こう」
驢馬の幉をとって歩こうとすると
「あ、あの、シャルバイ様。シャルバイ様の御屋敷はこの近くですか?」
「まあ、そうだが」
ここからなら目と鼻の先だ。
「あの、あのですね」
何か言いづらそうにもじもじとする。俯いて頬を赤らめている様は可憐だ。
「か、厠をお貸しください」
「あ、ああ」
これ以上ないくらい真っ赤に染まった顔で涙目になって訴えるアシュリンに無表情のまま心の中で「可愛い」をシャルバイはずっと呟いていた。
時々、心の呟きが声に出ていたらしく、後からついてくる農夫に
「許婚様と仲がよろしいのですね」
と言われ、違う!上官の娘だ!と顔を真っ赤にしながら、全力で否定しているのをアシュリンが悲しそうに見ていたことにシャルバイは気づかなかった。
屋敷に着くと白甜瓜を運び込むように召使いに指示するとアシュリンをまた肩にのせる。
やはりシャルバイの頭にしがみ付いて来る。頭に時々当たる柔らかい感触をあまり考えないようにする。
そうでないと服の下にある白い身体を勝手に想像してしまいそうになるからだ。
「シャルバイ、お帰りなさい。あらそのお嬢さんはどなた?」
にこりとオリガが笑顔で出迎える。
「前に話していたトーマ大隊長の娘のアシュリンだ。足が悪いから世話してやってほしい」
「はじめまして、アシュリン・ガーランドです」
オリガの顔を見ると少し悲しそうな顔をアシュリンはした。
「オリガ・ラスロよ。このシャルバイの長兄の妻ですわ」
「え! あの、シャルバイ様の奥様ではないのですね」
「誰がこんな年増」
「あらあら、おほほほほほ。シャルバイったら、おむつを換えて差し上げた恩を忘れた様ね」
オリガの白い額に青筋が立ったような気がして、シャルバイは流石に分が悪いと視線を逸らす。
「そんなに小さくなかっただろうが」
「失礼、おねしょした布団だったわね。おほほほほ、いやねえと・し・をとると」
「……申し訳ありませんでした」
これ以上怒らせるとどんな暴露が始まるのか分からないので、素直に謝罪する。
「分かれば宜しい」
ビシッと言うと厠を貸してほしいというアシュリンの世話をする。
戻ってきたアシュリンを送って行こうとすると
「せっかくいらしたのだし、白甜瓜でも食べてらっしゃいな」
「だが、あまり遅いと誘拐だと思われそうだしな」
「もう、今更でしょう。少しくらい大丈夫よ、お嬢さんも喉が渇いたでしょう」
「はい、ありがとうございます」
にこりと笑うと光が差したように見える。
「可愛いわねえ、こんな妹が欲しいわあ」
「娘の間違いだろう」
何を図々しい事をと思っているとまたもや青筋を立てたオリガがいる。
「おほほほほ、……まだ分かってないようね」
「……大変申し訳ございません」
「何度も同じ間違いをするのは愚か者のすることでしてよ」
「肝に銘じます」
二人のやり取りを見ていたアシュリンはくすりと笑った。
オリガが持ってきた白甜瓜と果実水を美味しそうにアシュリンは食べていた。
白い指先で白甜瓜をつまみ、淡紅色の口元に持っていくのをぼうとシャルバイは見ていた。
そんな動作の一つ一つが流麗で艶かしく、見ていると妙な気分になる。
「なんで一人で散歩なんかしていたんだ?」
「え?」
食べる手を止めてシャルバイを見つめる。それだけでドキリと心臓が跳ねる。
「危ないだろう、お前のような……その、娘が」
美人がと言いかけて、何となく照れくさくて言い換えた。
「私は体が弱いし、足が悪いので、父様が外に出してくれないのです。この間の兄の結婚式も少し体調を崩したら、寝ているように言われて。大事にされているのは分かるのですが」
少しだけ大人びた表情で寂しそうに言うアシュリンを抱き寄せたくなる。
「護衛はつかないのか?」
ガーランド家ほどの家ならアシュリンに付けることは可能だろうに。
「……前に襲われかけました」
眉を寄せ、苦しそうに言う。
護衛対象の少女を襲うような者を擁護するつもりはないが、無理もないと思った。
この娘と二六時中一緒にいて理性を保てる者は少ないだろう。
あと二年ほどで結婚適齢期の来るアシュリンには降るように縁談が来るだろう。いやもう来ているのかもしれない。
名門ガーランド家の娘で類稀な美貌を持つ少女。
多少の体が弱いとはいえ、寝たきりでもないからあまり問題にはならないだろう。
二年後には誰かに隣に立ち、笑っているのだろう。
そして、自分以外の男に寝所で組み敷かれ……。想像すらしたくない。
また、同じことを繰り返すのか。
何かが囁いたように思えた。
「シャルバイ様?」
アシュリンに声を掛けられ、ハッとする。
「ああ、そろそろ行こう」
アシュリンの体を抱き上げて肩にのせる。慣れた様子で、シャルバイに頭に抱き付く。
オリガはその様子にあらあら仲が良いわねとシャルバイの心を見透かすような笑みを向ける。
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