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始めての。
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右も左もわからない私。
今日会ったばかりの子供達。
だけれども、
彼等は落ち込んで居た時に声を掛け、来るかと言ってくれた。
ちょっと道具屋見に行っていいかな?
と2人に声を掛け、
布や綿、糸や毛糸等を銀貨5枚分買い漁った。
店から出ると外で待っていた2人は目をパチクリとさせる。
「アイーリ、お金持ってたんだね」
ピアンは目をキラキラとさせ、
対照的にウィンスはぎこち無い顔をしていた。
路地裏の拓けた場所に近づく頃には空が赤く染まりかけ、ウィンスは半歩後ろを歩き何となく口数が少ないように思えた。
急に立ち止まったかと思うと、口を開く。
「アイーリ、お金があるならなにも・・・」
「お前!!どうすんだよ!!!」
ウィンスの言葉を遮るように、路地裏からラークの物であろう怒声が聞こえた。
慌てて拓けた場所に駆け寄ると、そこには籠。
そして籠を編むキャメルとそれに怒るラーク。
「あっ、お前ら!これ見ろよ!こいつ折角持ってきた藁を次々とこんなんにしちまって!!」
夜は冷え込むってわかってんだろ!
とキャメルに再び怒鳴るが、呑気に籠を編む手は緩めない。
ふとキャメルがこちらに視線を落とす。
「売れたの?」
「うん、銅貨9枚」
ピアンがピースサインをしてラークのは下手くそだから9枚にもならなかったと笑いながら話していた。
「ん?それは?」
買ってきた食材を広げる中、私が持っているものに目を止めるラークに中の物を見せてやる。
「なっ、これどうしたんだよ?」
「買った。」
「はぁ!?お前金持ってたのかよ!!」
「うん。そこで皆に提案があります。」
私は買ったものを皆にも見えるように広げる。
「私と、物作りしませんか。」
夕暮れ時、
彼等は面白いように目を見開いていた。
今日会ったばかりの子供達。
だけれども、
彼等は落ち込んで居た時に声を掛け、来るかと言ってくれた。
ちょっと道具屋見に行っていいかな?
と2人に声を掛け、
布や綿、糸や毛糸等を銀貨5枚分買い漁った。
店から出ると外で待っていた2人は目をパチクリとさせる。
「アイーリ、お金持ってたんだね」
ピアンは目をキラキラとさせ、
対照的にウィンスはぎこち無い顔をしていた。
路地裏の拓けた場所に近づく頃には空が赤く染まりかけ、ウィンスは半歩後ろを歩き何となく口数が少ないように思えた。
急に立ち止まったかと思うと、口を開く。
「アイーリ、お金があるならなにも・・・」
「お前!!どうすんだよ!!!」
ウィンスの言葉を遮るように、路地裏からラークの物であろう怒声が聞こえた。
慌てて拓けた場所に駆け寄ると、そこには籠。
そして籠を編むキャメルとそれに怒るラーク。
「あっ、お前ら!これ見ろよ!こいつ折角持ってきた藁を次々とこんなんにしちまって!!」
夜は冷え込むってわかってんだろ!
とキャメルに再び怒鳴るが、呑気に籠を編む手は緩めない。
ふとキャメルがこちらに視線を落とす。
「売れたの?」
「うん、銅貨9枚」
ピアンがピースサインをしてラークのは下手くそだから9枚にもならなかったと笑いながら話していた。
「ん?それは?」
買ってきた食材を広げる中、私が持っているものに目を止めるラークに中の物を見せてやる。
「なっ、これどうしたんだよ?」
「買った。」
「はぁ!?お前金持ってたのかよ!!」
「うん。そこで皆に提案があります。」
私は買ったものを皆にも見えるように広げる。
「私と、物作りしませんか。」
夕暮れ時、
彼等は面白いように目を見開いていた。
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