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経験値の壁は予想以上でした※
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「経験値積むって、他の野郎とこういう事するってわかってんのか?」
「え?」
低く剣呑さを含んだ小林の声に美緒が驚いて視線を上げると、そこには表情を消して自分を見下ろす小林がいた。どこか昏い光を宿した小林の目に、自分の発言で気を悪くさせてしまったのだと理解した。一体何が…と混乱した頭で思い返した美緒は、自分が発した言葉の意味を理解すると、ピシッと音が出んばかりに固まった。
「あ…」
混乱していたとはいえ、他の男で練習してくると言った事を理解した美緒は、自分の発言がいかにおかしいかを悟って青ざめた。穴があったら入りたいし、むしろ今すぐ穴を掘って埋まりたいし、何ならそのまま消えてしまいたかった。例えとして適切だと思ったけれど、よくよく考えてみればそういう次元の話ではないのだ。
「ったく…何でお前はいつも、俺の予想外の方に向かうんだよ…」
「え?あ、うぎゃ…!」
初めて怒りを見せる小林に美緒が驚き、どうしようと思いかけたところで急に小林に抱き上げられ、美緒は驚きの声を上げた。だが見上げた横顔は苛立ちを露にして声をかけられる雰囲気ではなく、ためらっている間に寝室に運ばれてしまい、そのままベッドにもつれ込むように押し倒された。
「ちょっ、まっ…」
「他の野郎なんかに渡すかよ」
吐き捨てるようにそう言った小林は、噛みつかんばかりに荒々しく唇を塞ぎ、両手首を掴むと頭上で一纏めにされてしまった。足を閉じようとする間もなくその間に小林が間に入り込み、覆いかぶさってきて美緒に逃げ道はなかった。小林の舌がねっとりと口内を無尽蔵に動き回って美緒の舌に絡み、時には甘く噛みつき唾液すらも吸い上げられた。突然の展開に思考が追い付かず抵抗も出来ないまま、小林の身体が僅かに浮いたと思った瞬間、室内着の前ボタンが一気に外された。
「んんー!」
ここにきてやっと思考が追い付いてきたが、すっかり抵抗を封じられていた美緒は小林を止めようがなかった。室内着はワンピースタイプで前ボタンになっていたため、今思えば失敗だったと思うが後の祭りだ。外されたボタンの間から小林の手が入り込んで、美緒の胸へと伸ばされた。下着の下にあっさり滑り込んだ大きくて固さのある手が、美緒の大きくもなく小さすぎもしない胸の感触を確かめるように動いて美緒の羞恥を煽った。
「は…やわらけー」
「んっ…っ…」
慌てて美緒は小林を止めようとしたが、相変わらず手は頭上で拘束されたままだった。最初は胸の形を確かめるように動いていた手だったが、その内胸の先端を捏ね繰り回す繊細な動きに変わった。角度を変えながら繰り返される口づけで熱を高められていた美緒の身体は、その動きにビクビクと反応し、美緒は初めて感じる表現しようのない感覚を逃そうとシーツを蹴った。たっぷりと口内を蹂躙した舌は、今度は首を甘噛みしながら徐々に下へと向かった。
「やっ…こば…まっ…」
「却下」
「きゃっ…て…んっ…」
何とか小林を止めようとするも、体格や力の差は歴然としている上、経験の差もあってか美緒の抵抗は何の効果もなかった。片方の胸の頂を指の腹で捏ね繰り回されたり摘ままれ、もう片方は下りてきた舌で丹念に舐められたり甘噛みされると、その度に美緒の背を甘い刺激が走った。そうしている間にも、小林は身体を美緒に押しつけてきて、下腹が押される度に美緒のお腹の奥に疼きが生まれた。美緒の身体は持ち主の意思に反して勝手に跳ねて抑えが利かなかったが、それ以上に声を抑えられない事が恥ずかし過ぎて、美緒は唇を噛んで必死に声を抑えた。
「噛むな。傷つく」
「な…誰の…せい、で…」
美緒がきつく唇を噛んでいるのに気付いた小林が、拘束していた手を離して、つうと美緒の唇を指でなぞった。美緒は恥ずかしさを誤魔化す様に小林を睨みつけたが、小林逆に嬉しそうな表情を浮かべるばかりで、それが一層美緒の癇に障った。だが、ぐずぐずにされた身体は力が入らず、些細な動きすらも拾い上げて熱へと変えられていた。
「ん…っぅ…んんっ」
両手の拘束を解かれた美緒は小林の身体を押し返して逃れようとしたが、覆いかぶさっている厚みのある身体はびくともしなかった。それどころか小林の片手が自由になった事で、美緒はより一層甘く攻められる羽目になり、美緒は解放された手で口を押えて声を抑えるのに精一杯だった。
「…ひっ!」
暫く下腹をゆるゆると撫でていた大きな手が、淡い茂みの間にある秘めた場所を下着の上から撫ではじめて、美緒は大きく身体をしならせた。そこは美緒にもはっきりわかるほどに蜜を滴らせていて、恥ずかしさと相まって美緒を絶望的な気持ちにさせた。どうにかその手から逃れようと身を捩ったが、しっかりと小林の身体が圧し掛かっていて、相変わらず身動きすらもろくに取れなかった。遠慮のない指が下着の下に入り込んで、美緒の入り口をゆるゆると往復し始めると、美緒は恥ずかしさと未知の感覚にぎゅっと目を瞑るしか出来なかった。
「あ…やだ、っ…」
「お前…それ、逆効果…」
小林の呆れるような声が届いたが、美緒はそれどころではなかった。美緒は声を抑えようと口を必死で押さえていたが、そのせいで小林にされるがままになっている事に気が付かなかった。そんな初心な姿に小林は笑みを深めて見下ろすと、片方の胸の頂を指で弄びながらもう片方の胸を唇と舌で味わい、秘所の入り口を残った手でゆっくりと愛で始めた。三カ所から与えられる刺激に耐え切れず、美緒はいやいやをするように頭を振りながら、強引に与えられる快感を逃そうと必死だった。
「んんー!」
暫く蜜壺の入り口をゆるゆると弄ばれていたが、指がその上の小さな突起に伸びると、美緒はこれまでに感じた事にない刺激に背をしならせた。
「やぁ!も、無理…」
「あーもう、お前感度良すぎ」
「やっ…あ、ん、っ…んっ」
逃げる事も許されず、快楽を逃す術も知らない美緒は、小林が与える刺激を一方的に受け止めるしか出来なかった。胸の頂を甘噛みされたり摘ままれたりする度に、足の間の秘めた場所をゆるゆると刺激される度に、脳まで響く甘い痺れに襲われ、その度にお腹の奥に例えようのない疼きを感じた。もう自分がどんな表情でどんな反応をしているのか、その事を考える余裕すらも失われつつあった。
「ひゃあぁ!」
いつの間にか下着も取り払われていたが、美緒はそれに気付く余裕もなかった。それまでゆるゆると秘所やその上の突起を緩やかに撫でていた小林だったが、指の腹で敏感になった突起をくりくりと捏ね繰り回された美緒はその刺激に悲鳴を上げた。これまでとは比べ物にならないほどの刺激に恐怖を感じ、それから逃れようと身を捩ろうとするが、小林の腕と身体にしっかり押さえこまれてそれもままならなかった。
「やっ、あ、ダメ…!…やぁ…っ」
「ダメじゃないだろ。ほら」
「ぃや…あ、あ…やぁあああぁっ!」
何かが迫ってくる感じに恐怖を感じた美緒は、逃れようと必死に男の胸に手をついて押し返そうとしたが、小林がそれを許す筈もなく、突然、美緒は強烈な何かに襲われた。目の前が真っ白になって、お腹の奥の疼きが全身に広がり、身体がビクビクと跳ねて止まらない。生まれて初めての感覚に恐怖を感じ、幼子のようにいやいやと頭を振ると、それと共に涙が舞った。
「も、っ…ヤダぁ…」
「あ~もう、お前可愛すぎ」
「ひっ…!」
快楽の余韻に焼かれながら、肩で息をしていた美緒だったが、蜜壺の中に何かが入り込んできたのを感じて我に返った。上にずり上がって逃げようとしたが、逆に太ももを腕でがっちり捉えられてしまった。大きく足を広げて秘めた場所を目の前の男の目に晒す形になった美緒は、恥ずかしさから抵抗しようとしたが、すっかり蕩けた身体は力が入らず、されるがままだった。
「いっ…やぁ…」
「狭っ…」
異物感は小林の指だった。既に蜜で溢れたそこは、狭いながらも蜜のお陰で小林の侵入を拒まず、すんなりと受け入れていた。
「…こんだけ蕩けてるのにこの狭さって、お前反則…」
そう言って小林がはぁ…と熱い息をつくのが聞こえた。美緒は異物感が気持ち悪くて目を瞑ってその感覚をやり過ごそうとしたが、それはかえって小林の指の存在感を際立たせる事になったのだが、経験のない美緒にはわからなかった。最初は浅いところを抜き差ししていた指だったが、少しずつ慎重に奥へと侵入していき、指を奥まで収め切った小林がその狭さにほの昏い笑みを浮かべたが、目をきつく閉じていた美緒はそれに気が付かなかった。
「ひぁ…やめ、っ…」
長く節くれだった指がゆっくりと美緒の蜜壺の中で暴れ始めた。初めての異物感は痛みを伴わなかったが、それよりも気持ち悪さが勝った。だが、奥のある一点を押された美緒は、余裕のない声を上げて悶えた。
「あっ…ダメ…やぁあ!」
「ああ、ここか」
一際反応のいい場所を探り当てられた美緒は、その刺激の強さに身体を震わせて再び高い声を上げた。
「え?」
低く剣呑さを含んだ小林の声に美緒が驚いて視線を上げると、そこには表情を消して自分を見下ろす小林がいた。どこか昏い光を宿した小林の目に、自分の発言で気を悪くさせてしまったのだと理解した。一体何が…と混乱した頭で思い返した美緒は、自分が発した言葉の意味を理解すると、ピシッと音が出んばかりに固まった。
「あ…」
混乱していたとはいえ、他の男で練習してくると言った事を理解した美緒は、自分の発言がいかにおかしいかを悟って青ざめた。穴があったら入りたいし、むしろ今すぐ穴を掘って埋まりたいし、何ならそのまま消えてしまいたかった。例えとして適切だと思ったけれど、よくよく考えてみればそういう次元の話ではないのだ。
「ったく…何でお前はいつも、俺の予想外の方に向かうんだよ…」
「え?あ、うぎゃ…!」
初めて怒りを見せる小林に美緒が驚き、どうしようと思いかけたところで急に小林に抱き上げられ、美緒は驚きの声を上げた。だが見上げた横顔は苛立ちを露にして声をかけられる雰囲気ではなく、ためらっている間に寝室に運ばれてしまい、そのままベッドにもつれ込むように押し倒された。
「ちょっ、まっ…」
「他の野郎なんかに渡すかよ」
吐き捨てるようにそう言った小林は、噛みつかんばかりに荒々しく唇を塞ぎ、両手首を掴むと頭上で一纏めにされてしまった。足を閉じようとする間もなくその間に小林が間に入り込み、覆いかぶさってきて美緒に逃げ道はなかった。小林の舌がねっとりと口内を無尽蔵に動き回って美緒の舌に絡み、時には甘く噛みつき唾液すらも吸い上げられた。突然の展開に思考が追い付かず抵抗も出来ないまま、小林の身体が僅かに浮いたと思った瞬間、室内着の前ボタンが一気に外された。
「んんー!」
ここにきてやっと思考が追い付いてきたが、すっかり抵抗を封じられていた美緒は小林を止めようがなかった。室内着はワンピースタイプで前ボタンになっていたため、今思えば失敗だったと思うが後の祭りだ。外されたボタンの間から小林の手が入り込んで、美緒の胸へと伸ばされた。下着の下にあっさり滑り込んだ大きくて固さのある手が、美緒の大きくもなく小さすぎもしない胸の感触を確かめるように動いて美緒の羞恥を煽った。
「は…やわらけー」
「んっ…っ…」
慌てて美緒は小林を止めようとしたが、相変わらず手は頭上で拘束されたままだった。最初は胸の形を確かめるように動いていた手だったが、その内胸の先端を捏ね繰り回す繊細な動きに変わった。角度を変えながら繰り返される口づけで熱を高められていた美緒の身体は、その動きにビクビクと反応し、美緒は初めて感じる表現しようのない感覚を逃そうとシーツを蹴った。たっぷりと口内を蹂躙した舌は、今度は首を甘噛みしながら徐々に下へと向かった。
「やっ…こば…まっ…」
「却下」
「きゃっ…て…んっ…」
何とか小林を止めようとするも、体格や力の差は歴然としている上、経験の差もあってか美緒の抵抗は何の効果もなかった。片方の胸の頂を指の腹で捏ね繰り回されたり摘ままれ、もう片方は下りてきた舌で丹念に舐められたり甘噛みされると、その度に美緒の背を甘い刺激が走った。そうしている間にも、小林は身体を美緒に押しつけてきて、下腹が押される度に美緒のお腹の奥に疼きが生まれた。美緒の身体は持ち主の意思に反して勝手に跳ねて抑えが利かなかったが、それ以上に声を抑えられない事が恥ずかし過ぎて、美緒は唇を噛んで必死に声を抑えた。
「噛むな。傷つく」
「な…誰の…せい、で…」
美緒がきつく唇を噛んでいるのに気付いた小林が、拘束していた手を離して、つうと美緒の唇を指でなぞった。美緒は恥ずかしさを誤魔化す様に小林を睨みつけたが、小林逆に嬉しそうな表情を浮かべるばかりで、それが一層美緒の癇に障った。だが、ぐずぐずにされた身体は力が入らず、些細な動きすらも拾い上げて熱へと変えられていた。
「ん…っぅ…んんっ」
両手の拘束を解かれた美緒は小林の身体を押し返して逃れようとしたが、覆いかぶさっている厚みのある身体はびくともしなかった。それどころか小林の片手が自由になった事で、美緒はより一層甘く攻められる羽目になり、美緒は解放された手で口を押えて声を抑えるのに精一杯だった。
「…ひっ!」
暫く下腹をゆるゆると撫でていた大きな手が、淡い茂みの間にある秘めた場所を下着の上から撫ではじめて、美緒は大きく身体をしならせた。そこは美緒にもはっきりわかるほどに蜜を滴らせていて、恥ずかしさと相まって美緒を絶望的な気持ちにさせた。どうにかその手から逃れようと身を捩ったが、しっかりと小林の身体が圧し掛かっていて、相変わらず身動きすらもろくに取れなかった。遠慮のない指が下着の下に入り込んで、美緒の入り口をゆるゆると往復し始めると、美緒は恥ずかしさと未知の感覚にぎゅっと目を瞑るしか出来なかった。
「あ…やだ、っ…」
「お前…それ、逆効果…」
小林の呆れるような声が届いたが、美緒はそれどころではなかった。美緒は声を抑えようと口を必死で押さえていたが、そのせいで小林にされるがままになっている事に気が付かなかった。そんな初心な姿に小林は笑みを深めて見下ろすと、片方の胸の頂を指で弄びながらもう片方の胸を唇と舌で味わい、秘所の入り口を残った手でゆっくりと愛で始めた。三カ所から与えられる刺激に耐え切れず、美緒はいやいやをするように頭を振りながら、強引に与えられる快感を逃そうと必死だった。
「んんー!」
暫く蜜壺の入り口をゆるゆると弄ばれていたが、指がその上の小さな突起に伸びると、美緒はこれまでに感じた事にない刺激に背をしならせた。
「やぁ!も、無理…」
「あーもう、お前感度良すぎ」
「やっ…あ、ん、っ…んっ」
逃げる事も許されず、快楽を逃す術も知らない美緒は、小林が与える刺激を一方的に受け止めるしか出来なかった。胸の頂を甘噛みされたり摘ままれたりする度に、足の間の秘めた場所をゆるゆると刺激される度に、脳まで響く甘い痺れに襲われ、その度にお腹の奥に例えようのない疼きを感じた。もう自分がどんな表情でどんな反応をしているのか、その事を考える余裕すらも失われつつあった。
「ひゃあぁ!」
いつの間にか下着も取り払われていたが、美緒はそれに気付く余裕もなかった。それまでゆるゆると秘所やその上の突起を緩やかに撫でていた小林だったが、指の腹で敏感になった突起をくりくりと捏ね繰り回された美緒はその刺激に悲鳴を上げた。これまでとは比べ物にならないほどの刺激に恐怖を感じ、それから逃れようと身を捩ろうとするが、小林の腕と身体にしっかり押さえこまれてそれもままならなかった。
「やっ、あ、ダメ…!…やぁ…っ」
「ダメじゃないだろ。ほら」
「ぃや…あ、あ…やぁあああぁっ!」
何かが迫ってくる感じに恐怖を感じた美緒は、逃れようと必死に男の胸に手をついて押し返そうとしたが、小林がそれを許す筈もなく、突然、美緒は強烈な何かに襲われた。目の前が真っ白になって、お腹の奥の疼きが全身に広がり、身体がビクビクと跳ねて止まらない。生まれて初めての感覚に恐怖を感じ、幼子のようにいやいやと頭を振ると、それと共に涙が舞った。
「も、っ…ヤダぁ…」
「あ~もう、お前可愛すぎ」
「ひっ…!」
快楽の余韻に焼かれながら、肩で息をしていた美緒だったが、蜜壺の中に何かが入り込んできたのを感じて我に返った。上にずり上がって逃げようとしたが、逆に太ももを腕でがっちり捉えられてしまった。大きく足を広げて秘めた場所を目の前の男の目に晒す形になった美緒は、恥ずかしさから抵抗しようとしたが、すっかり蕩けた身体は力が入らず、されるがままだった。
「いっ…やぁ…」
「狭っ…」
異物感は小林の指だった。既に蜜で溢れたそこは、狭いながらも蜜のお陰で小林の侵入を拒まず、すんなりと受け入れていた。
「…こんだけ蕩けてるのにこの狭さって、お前反則…」
そう言って小林がはぁ…と熱い息をつくのが聞こえた。美緒は異物感が気持ち悪くて目を瞑ってその感覚をやり過ごそうとしたが、それはかえって小林の指の存在感を際立たせる事になったのだが、経験のない美緒にはわからなかった。最初は浅いところを抜き差ししていた指だったが、少しずつ慎重に奥へと侵入していき、指を奥まで収め切った小林がその狭さにほの昏い笑みを浮かべたが、目をきつく閉じていた美緒はそれに気が付かなかった。
「ひぁ…やめ、っ…」
長く節くれだった指がゆっくりと美緒の蜜壺の中で暴れ始めた。初めての異物感は痛みを伴わなかったが、それよりも気持ち悪さが勝った。だが、奥のある一点を押された美緒は、余裕のない声を上げて悶えた。
「あっ…ダメ…やぁあ!」
「ああ、ここか」
一際反応のいい場所を探り当てられた美緒は、その刺激の強さに身体を震わせて再び高い声を上げた。
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