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回復の兆し ※
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「…んっ…やっ、ぁ…ぁ…あぁ…」
「…っ…美緒…美緒…」
久しぶりの交わりに不安を抱えていた美緒だったがそんな不安はあっという間に取り払われ、あっさりと高みに押し上げられ、そして酔いしれた。すっかり蕩け切った蜜壺はしとどに濡れそぼり、それでも小林の雄を受け入れる時には僅かに美緒の身体が強張った。それでも痛みを感じる事はなく、その存在感に美緒の奥が疼いた。
「あ…や…だ、ダメ…っ…そこ…」
「ああ、ここ、好きだもんな…」
「ひゃっ…やぁ…あぁあっ…」
いつもより激しさは和らいでいたとは言え、小林の攻めは長く引きこもって気力も体力もすっかり減っていた美緒には十分すぎる愉悦だった。太くて逞しい小林の雄を受け入れる密口が限界まで広げられ、中を擦られるたびに、お腹の奥が甘く痺れて蕩けていく。声を抑えようにも、とめどなく甘い声が出て止められそうもなかった。
「…んっ…ぅ…んんっ…ぁ…やぁ…」
「…はぁ…美緒…ずっと…こうしたかった…」
「…ば、かぁ…ぁ…」
むせ返るような小林が放つ雄の匂いに包まれて、美緒の身体はすっかり蕩け、不安もとうに意識の外へと追い出されていた。小林と心が通った後の初めての交わりは、思った以上に美緒の身体を燃え上がらせた。
「…も…俺の、だ…誰に、も…」
「ぁ…ああ、ぁ…ん、ん…んんっ……」
この日の小林はただただ甘く、美緒を蕩けさせる事に始終しているようにも思えた。強すぎるほどの快楽がなく、ひたすらに気持ちがいい…まるで美緒の存在を確かめるような、そんな愛撫に絡め取られた美緒に逃げ場はなく、ひたすら与えられる甘い刺激に翻弄されていた。
「ぁ…あ、や、まっ…こば、や…っ…んんっ…」
「美緒…名前…呼んで…?」
「ぁあ、あ、まっ…や、そこ…っ…!」
「…名前…知ってる、だろ…」
そんな事を言われても、美緒はそれどころではなかった。小林の責めに勝手に甘い声が上がってしまい、言おうとしても言葉が出てこないのだ。それでも繰り返し言われれば、拒む理由などどこにもなかった。
「まっ…っぁ…たく、み…っ…」
「っ!…は…」
「た、くみ…っ…まっ…ひっ!ぁ…ぁっ!」
「…っ、マジ…ヤバ…」
必死に名を呼んだ途端、急に激しさを増した小林の動きに、美緒の限界が迫った。奥がきゅうきゅうと疼いて、自分を責め立てる雄を求めて絡まりついた。すっかり知られているいいところを強かに責められてしまえば、切ないほどの甘い疼きに襲われて美緒に逃れる術はなかった。
「やぁっ!まっ、…あ、あ…、ぁあああぁぁっ!」
「…っ!」
快感が一気に爆ぜて、美緒は否応なしに絶頂へと突き上げられた。苦しい程に疼いていたお腹の奥が満たされると同時に脳まで快楽が這い上がり、言いようのない充足感と疲労感に包まれた。小林も精を吐き出したのか、荒い息を吐きながら身体を倒して美緒をきつく抱きしめた。汗越しに触れ合う身体は滑らかで、妙に心地よかった。
「…美緒…愛してる…」
「ん…」
囁くように、でも力強く告げられた言葉に、美緒は小さく答えると、一度だけ深く呼吸してそのまま意識を手放した。もう疲れたし、一度だけと言っていたのだからもういいだろう…それに、今日はあちこち回って疲れたのもある。話したいこともあったが、これからはずっと一緒なのだ…
翌朝目覚めた時、美緒は小林の腕の中にいた。小林のふかふかのベッドは相変わらず気持ちいいし、ぴったりくっついていても空調のお陰か、暑くも寒くもなかった。逃がすまいと絡め取るように抱きしめられている感じに、目の奥がじんわり熱くなるように感じて、自分がこの場所を強く求めていたのだと自覚せざるを得なかった。そう、襲われた恐怖から母親の元に逃げ帰ってしまったが、本当はここに戻ってきたかったのだ…渇望と言えるほどに強く望んでいたのを美緒は改めて感じた。
そう思うと、身体は怠かったが心は軽かった。目覚める度にいつも感じていた表現のしようのない不安は何もなかった。こちらに来て不安が増すのではないかと心配していたが、昨日から殆ど感じなかったのも意外だった。まだマンションの出入りはやってみないとわからないが、この調子なら早いうちに出来そうな気がした。
「…ん…」
小林が小さく声を漏らしてもぞり…と動いた。目が覚めたのだろうか。起こしてしまったかとも思ったが、今日は日曜日で休みだ。眠かったら一緒に二度目すればいい。
「…おはよ…」
「…ん…おは、よ…」
まだ小林はハッキリ目覚めていなかった。声がまだ夢の中らしく、美緒の身をぎゅっと抱きしめるとまた目を閉じて、力を抜くように息を吐いた。それでも徐々に覚醒したのだろう、暫くすると本当に目を覚まして、蕩けるような糖度たっぷりの笑顔を浮かべた。
「な…なに、これ…」
小林が目覚めた後、朝食の準備をしている間にシャワーを浴びて来いと言われた美緒は、バスルームの鏡に映った自分の姿に思わず声を上げた。美緒の身体のいたるところに赤い花が散っていたからだ。しかもその数が…尋常じゃない…数えたくはないが、パッと見ただけでも、二十は超えている…と思う…背中側はわからないが、同じような気もして見るのはやめた。それにしてもやり過ぎだろう…執着心の強さは理解しているつもりだったが、さすがにこれにはドン引きした美緒だった。
「小林!なんて事してくれたのよ!」
「…何が?」
「何がって…」
リビングに戻った美緒は、開口一番叫んだが、小林はニヤニヤして美緒がそう言うのを予想しているのは明らかだった。そして、美緒がこの手の事に免疫がなく、上手く言えない事も…
そうだ、この男はこういう奴だった…そう思うがいくら何でも破廉恥が過ぎるだろう…幸い季節は九月も下旬だが、これでは胸元が開いた服や半袖は無理じゃないか。こいつには羞恥心と言うものはないのかと、美緒は頭が痛くなる気がした。
「どうせ外には出ないんだからいいだろう?」
「だからって…!」
「じゃ、これを理由に引きこもっていればいいじゃないか」
「…はぁ?」
「外に出ない言い訳になるだろ?」
「…」
にこやかにそう言われて、美緒は言葉に詰まった。いや、引き籠るも何も外に出るのはまだ無理なんだけど…と思ったが、言われてみれば確かにその通りかもしれない…とも思ったからだ。ここにいれば何も出来ない自分を気に病むだろう。もしかしてこれは小林なりの気遣いなのだろうか…
「それよりも…なんで苗字呼び?」
「え?」
「プロポーズも受けてくれたのに…さすがに苗字呼びはないんじゃないか?」
「は?」
「昨夜は何度も名前で呼んでくれたのに…」
「なっ…!」
いきなり何の話だ?と思った美緒だったが、昨夜そう言えば名前を呼んでと言われて呼んだっけ…と思い出した。そして、芋づる式にその時の痴態も思い出して美緒は顔を赤らめた。一瞬でも気遣いだったのかも…なんて思った自分が腹立たしい。あのおびただしい数のキスマークは、ただ単にこいつの独占欲の現れで自分を閉じ込めたかっただけなのだ。
「な、何破廉恥な事言ってるのよ!」
「…俺は名前で呼んでと言っただけだけど…」
「…っ!」
ああ言えばこう言う小林め…と美緒は恨めしく思ったが、確かに言われてみればその通りで、美緒は言葉に詰まった。確かに小林が言っているのは、名前を呼んで欲しいという事だけだ。それでも美緒は気恥ずかしさから名前で呼ぶのには強い抵抗があった。何だかそれじゃカップルみたいじゃないか…と思い、いや既に婚約者扱いだったな…と思い直したが、改めて呼べと言われると余計に恥ずかしくて言い辛い…何この羞恥プレイ…美緒は気が遠くなる気がした。
それでも、今朝は先週一緒に過ごした時よりもずっと心的な距離が近い気がした。先週の美緒は小林がどう思っているかの確信が持てず、伺う様な言い方に始終していたように思う。それに思うように言葉が出てこなかったし、全てにおいて自信が持てず、不安ばかりが先に立っていたのだ。母親が言っていた通り、一番の薬は確かに小林なのかもしれない…とさすがの美緒も認めざるを得なかった。
「…っ…美緒…美緒…」
久しぶりの交わりに不安を抱えていた美緒だったがそんな不安はあっという間に取り払われ、あっさりと高みに押し上げられ、そして酔いしれた。すっかり蕩け切った蜜壺はしとどに濡れそぼり、それでも小林の雄を受け入れる時には僅かに美緒の身体が強張った。それでも痛みを感じる事はなく、その存在感に美緒の奥が疼いた。
「あ…や…だ、ダメ…っ…そこ…」
「ああ、ここ、好きだもんな…」
「ひゃっ…やぁ…あぁあっ…」
いつもより激しさは和らいでいたとは言え、小林の攻めは長く引きこもって気力も体力もすっかり減っていた美緒には十分すぎる愉悦だった。太くて逞しい小林の雄を受け入れる密口が限界まで広げられ、中を擦られるたびに、お腹の奥が甘く痺れて蕩けていく。声を抑えようにも、とめどなく甘い声が出て止められそうもなかった。
「…んっ…ぅ…んんっ…ぁ…やぁ…」
「…はぁ…美緒…ずっと…こうしたかった…」
「…ば、かぁ…ぁ…」
むせ返るような小林が放つ雄の匂いに包まれて、美緒の身体はすっかり蕩け、不安もとうに意識の外へと追い出されていた。小林と心が通った後の初めての交わりは、思った以上に美緒の身体を燃え上がらせた。
「…も…俺の、だ…誰に、も…」
「ぁ…ああ、ぁ…ん、ん…んんっ……」
この日の小林はただただ甘く、美緒を蕩けさせる事に始終しているようにも思えた。強すぎるほどの快楽がなく、ひたすらに気持ちがいい…まるで美緒の存在を確かめるような、そんな愛撫に絡め取られた美緒に逃げ場はなく、ひたすら与えられる甘い刺激に翻弄されていた。
「ぁ…あ、や、まっ…こば、や…っ…んんっ…」
「美緒…名前…呼んで…?」
「ぁあ、あ、まっ…や、そこ…っ…!」
「…名前…知ってる、だろ…」
そんな事を言われても、美緒はそれどころではなかった。小林の責めに勝手に甘い声が上がってしまい、言おうとしても言葉が出てこないのだ。それでも繰り返し言われれば、拒む理由などどこにもなかった。
「まっ…っぁ…たく、み…っ…」
「っ!…は…」
「た、くみ…っ…まっ…ひっ!ぁ…ぁっ!」
「…っ、マジ…ヤバ…」
必死に名を呼んだ途端、急に激しさを増した小林の動きに、美緒の限界が迫った。奥がきゅうきゅうと疼いて、自分を責め立てる雄を求めて絡まりついた。すっかり知られているいいところを強かに責められてしまえば、切ないほどの甘い疼きに襲われて美緒に逃れる術はなかった。
「やぁっ!まっ、…あ、あ…、ぁあああぁぁっ!」
「…っ!」
快感が一気に爆ぜて、美緒は否応なしに絶頂へと突き上げられた。苦しい程に疼いていたお腹の奥が満たされると同時に脳まで快楽が這い上がり、言いようのない充足感と疲労感に包まれた。小林も精を吐き出したのか、荒い息を吐きながら身体を倒して美緒をきつく抱きしめた。汗越しに触れ合う身体は滑らかで、妙に心地よかった。
「…美緒…愛してる…」
「ん…」
囁くように、でも力強く告げられた言葉に、美緒は小さく答えると、一度だけ深く呼吸してそのまま意識を手放した。もう疲れたし、一度だけと言っていたのだからもういいだろう…それに、今日はあちこち回って疲れたのもある。話したいこともあったが、これからはずっと一緒なのだ…
翌朝目覚めた時、美緒は小林の腕の中にいた。小林のふかふかのベッドは相変わらず気持ちいいし、ぴったりくっついていても空調のお陰か、暑くも寒くもなかった。逃がすまいと絡め取るように抱きしめられている感じに、目の奥がじんわり熱くなるように感じて、自分がこの場所を強く求めていたのだと自覚せざるを得なかった。そう、襲われた恐怖から母親の元に逃げ帰ってしまったが、本当はここに戻ってきたかったのだ…渇望と言えるほどに強く望んでいたのを美緒は改めて感じた。
そう思うと、身体は怠かったが心は軽かった。目覚める度にいつも感じていた表現のしようのない不安は何もなかった。こちらに来て不安が増すのではないかと心配していたが、昨日から殆ど感じなかったのも意外だった。まだマンションの出入りはやってみないとわからないが、この調子なら早いうちに出来そうな気がした。
「…ん…」
小林が小さく声を漏らしてもぞり…と動いた。目が覚めたのだろうか。起こしてしまったかとも思ったが、今日は日曜日で休みだ。眠かったら一緒に二度目すればいい。
「…おはよ…」
「…ん…おは、よ…」
まだ小林はハッキリ目覚めていなかった。声がまだ夢の中らしく、美緒の身をぎゅっと抱きしめるとまた目を閉じて、力を抜くように息を吐いた。それでも徐々に覚醒したのだろう、暫くすると本当に目を覚まして、蕩けるような糖度たっぷりの笑顔を浮かべた。
「な…なに、これ…」
小林が目覚めた後、朝食の準備をしている間にシャワーを浴びて来いと言われた美緒は、バスルームの鏡に映った自分の姿に思わず声を上げた。美緒の身体のいたるところに赤い花が散っていたからだ。しかもその数が…尋常じゃない…数えたくはないが、パッと見ただけでも、二十は超えている…と思う…背中側はわからないが、同じような気もして見るのはやめた。それにしてもやり過ぎだろう…執着心の強さは理解しているつもりだったが、さすがにこれにはドン引きした美緒だった。
「小林!なんて事してくれたのよ!」
「…何が?」
「何がって…」
リビングに戻った美緒は、開口一番叫んだが、小林はニヤニヤして美緒がそう言うのを予想しているのは明らかだった。そして、美緒がこの手の事に免疫がなく、上手く言えない事も…
そうだ、この男はこういう奴だった…そう思うがいくら何でも破廉恥が過ぎるだろう…幸い季節は九月も下旬だが、これでは胸元が開いた服や半袖は無理じゃないか。こいつには羞恥心と言うものはないのかと、美緒は頭が痛くなる気がした。
「どうせ外には出ないんだからいいだろう?」
「だからって…!」
「じゃ、これを理由に引きこもっていればいいじゃないか」
「…はぁ?」
「外に出ない言い訳になるだろ?」
「…」
にこやかにそう言われて、美緒は言葉に詰まった。いや、引き籠るも何も外に出るのはまだ無理なんだけど…と思ったが、言われてみれば確かにその通りかもしれない…とも思ったからだ。ここにいれば何も出来ない自分を気に病むだろう。もしかしてこれは小林なりの気遣いなのだろうか…
「それよりも…なんで苗字呼び?」
「え?」
「プロポーズも受けてくれたのに…さすがに苗字呼びはないんじゃないか?」
「は?」
「昨夜は何度も名前で呼んでくれたのに…」
「なっ…!」
いきなり何の話だ?と思った美緒だったが、昨夜そう言えば名前を呼んでと言われて呼んだっけ…と思い出した。そして、芋づる式にその時の痴態も思い出して美緒は顔を赤らめた。一瞬でも気遣いだったのかも…なんて思った自分が腹立たしい。あのおびただしい数のキスマークは、ただ単にこいつの独占欲の現れで自分を閉じ込めたかっただけなのだ。
「な、何破廉恥な事言ってるのよ!」
「…俺は名前で呼んでと言っただけだけど…」
「…っ!」
ああ言えばこう言う小林め…と美緒は恨めしく思ったが、確かに言われてみればその通りで、美緒は言葉に詰まった。確かに小林が言っているのは、名前を呼んで欲しいという事だけだ。それでも美緒は気恥ずかしさから名前で呼ぶのには強い抵抗があった。何だかそれじゃカップルみたいじゃないか…と思い、いや既に婚約者扱いだったな…と思い直したが、改めて呼べと言われると余計に恥ずかしくて言い辛い…何この羞恥プレイ…美緒は気が遠くなる気がした。
それでも、今朝は先週一緒に過ごした時よりもずっと心的な距離が近い気がした。先週の美緒は小林がどう思っているかの確信が持てず、伺う様な言い方に始終していたように思う。それに思うように言葉が出てこなかったし、全てにおいて自信が持てず、不安ばかりが先に立っていたのだ。母親が言っていた通り、一番の薬は確かに小林なのかもしれない…とさすがの美緒も認めざるを得なかった。
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